なんで他の転生者は家があるの?   作:クレナイハルハ

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鮮血の妖精

 

 

朱乃side

 

 

私は思わず駆け出していた、他のみんなも彼女『クロエちゃん』へと走っている

 

ゼノヴィアちゃんとイリナちゃんが攻撃を仕掛けたとき、私は怒りでどうにかなりそうだった

 

私が彼女の近くに来ると、クロエちゃんは驚いたかのように此方を見て膝を着いた

 

「え?」

 

手に持っていた鎖の着いた鎌のような武器も落としガラスのように砕けて消えた

 

「朱乃、ちゃん?」

 

彼女の口から私の名前が呟かれる

 

「クロエちゃん、ですよね?」

 

そう言うと、クロエちゃんは瞳かは涙が伝い落ちた

 

でもそれは、再会できたことを喜ぶ様なものではなく、まるで()()()()()()()()()()()()()()()()そんな虚ろな瞳で涙を流していた

 

突如としてクロエちゃんは頭を両手で頭を押さえた

 

まるで、頭痛を耐えているなんてそんな軽いものではない

 

頭で知った全てを受け入れるのを拒む様な、涙を流しながらそんな必死な顔をクロエちゃんはしていた

 

「い、や…………うるさい。うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!うるさい!黙れ!黙れ! 私は、朱乃ちゃんを!恩人を殺したくないのに!!なんでよ!アラヤ!!」

 

「クロエちゃん?どうしたの!?落ち着いて!!」

 

突如として錯乱し始めたクロエちゃんにその場にいた全員は呆然と見ていた

 

先程まで、感情の無い人形のような彼女がまるで、何かに怒るように声を荒げて叫んだのだ

 

その何処か虚ろな琥珀色の瞳から涙を流して

 

私はそれを見て思ってしまった

 

彼女は、まるで()()から洗脳され人を殺している、または何かから指示を出され強制的に戦場へと出されている

 

そんなクロエちゃんの様子に先程まで攻撃を仕掛けていたゼノヴィア、イリナの二人も顔を驚愕に染めていた

 

私は想わずクロエちゃんに駆け寄る

 

「クロエちゃん!クロエちゃんしっかりして!!」

 

そう声をかけて、クロエちゃんを瞳を見る

 

あの時より更に曇った瞳、傷痕だらけの体

 

そして先程口にしたアラヤと言うなにか

 

頭の中が謎で埋め尽くされていく

 

「……にげ、て……………」

 

クロエちゃんはそう言ってガクッと顔をおろした

 

「逃げて?それってどういう────」

 

そう言ってクロエちゃんに聞こうとした

 

その時だった

 

「朱乃さんッ!」

 

突如として、私はイッセー君に突き飛ばされた

 

そして突き飛ばされた私にも覆い被さる様にイッセー君が倒れ込んで来る

 

「イッセー君ッ!?一体な、に……を……………」

 

突如として突き飛ばされた事に困惑しながらそう言って、その先の言葉が口から出なかった

 

見ると倒れ込んだイッセー君の背中には、大きな切り傷が出来ていた

 

「イッセー君!?」

 

「あけ、の……さん。無事、ですか?」

 

そう背中の痛みに苦しそうな声色で話すイッセー君

 

見ると服に血が滲んでおりたった今付けられた傷だと分かる

 

「一体誰が!?」

 

もしかしたら先程と同じように何処かに堕天使が隠れていた、そう思い辺りを見回し

 

「……………え?」

 

私は、目を疑った

 

そこには、膝を着けた状態から立ち上がり双剣の片割れである白い方の剣を上に振り上げたまま俯いたクロエちゃんの姿があった

 

その白い剣を赤い鮮血を濡らした状態で

 

彼女は、何をした?

 

頭の中ではとっくに出ているであろう答え

 

イッセー君を、斬り着けた

 

それを頭の中で否定するが現実は違った

 

違う、クロエちゃんはイッセー君ではなく

 

私を斬ろうとした(殺そうとした)のだ

 

その事実が頭の中で理解することを拒んでいる

 

そんなはず無いと、心でそう思うが目の前でそれが起きた

 

見てしまった

 

「オーダー…………実行します」

 

そう言ってクロエちゃんは、また無機質な声と表情でそう呟いた

 

クロエちゃんが双剣を構えて、此方へと歩み寄る

 

「朱乃さんは速く部長とアーシアの所にイッセー君を運んで!僕が彼女を止める!」

 

そう言って祐斗君がクロエちゃんへと斬りかかる

 

私は何がなんだか分からなる中、イッセー君をリアス達の元へと運ぶ

 

「イッセーさん!大丈夫ですか!」

 

「イッセーッ!大丈夫なの!?」

 

そう言ってアーシアさんが神器(セイクリッド・ギア)聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)でイッセー君の背中を治療する

 

クロエちゃんは祐斗君と剣で斬り結んでいる

 

私はその光景を見ていることしか出来なかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗side

 

 

先程まで手に持っていた魔剣が吹き飛ばされる

 

「グッ………まだまだッ!」

 

手に痺れるような痛みが走るが、無視して新たに魔剣を構え少女へと斬りかかる

 

「…………………………」

 

少女の双剣が木場君の剣を受け流し、首を狩ろうと双剣の片割れを僕へと振り下ろす

 

だが、僕は体を捻ってそれを回避し少女に剣を振り下ろし、つばぜり合いになる

 

「…………なんで、何で君がこんなことを!」

 

手に持った剣に力を入れる

 

「……………………」

 

過去に木場祐斗と言う人間が悪魔となる前、それこそ彼がまだ■■■■と名乗っていたころ

 

彼は少女に救われた

 

いやとある実験場からクロエが救う事が出来た唯一の一人

 

僕は彼女に生きることを感謝された

 

その時の彼女の声は凄く優しい声色だった

 

「あの時、誰かを救おうとしていた君が、なんで朱乃さんを!」

 

木場祐斗は知っていた、少女。クロエが本来ならば誰かを救う為に動いていたと。

 

だからこそ、先程からあの時のような優しい声色で話す事のない少女を変だと感じていた

 

「何で、何で君は朱乃さんを!皆を殺そうとするんだ!」

 

頭の中で引っ掛かるのは先程まで錯乱していたはずの少女

 

空へと叫ぶ声は彼女がいかに怒りを覚えていることを指していた

 

押しきると同時に彼女は後ろへとバックステップで下がり此方へと持っていた剣を向ける

 

停止解凍(フリーズアウト)全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)

 

大量の剣を宙に展開して此方へと掃射する

 

「くッ!」

 

僕はそれをどうにか斬り落とす、身体中の様々な場所に向かう剣

 

それを切り落とし続けるが、だんだんと僕の集中力が落ち、身体に剣が掠り鮮血が舞う

 

想わず痛みに顔をしかめ、動きを止めてしまう

 

「しまっ!?」

 

目の前に彼女の掃射した剣が迫る

 

そして、それが横から振るわれた剣で振り落とされた

 

更に此方へと放たれる剣をまた何者かの剣で防がれる

 

「なんで…………」

 

その剣を切り落としたのはゼノヴィアとイリナだった

 

「協力するって事だよ、でも勘違いしないでよね。」

 

「私達は奴を仕留めるためにお前と協力するだけだ」

 

「あの子を仕留めることには反対だけど、協力は助かるよ!」

 

そう言って再び手に持つ剣に力を入れる

 

すると、少女は手に持った剣を落とし片手を此方へと構える

 

停止解凍(フリーズアウト)全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)

 

再び、宙に大量の剣が現れ僕らへと放たれる

 

僕らはそれを協力して剣を切り落とす

 

少女の方を見ると、右手を上に構え何かを握るようにしていた

 

その姿には見覚えがある

 

先程、彼女がコカビエルを葬った際に持っていた石の斧のような大剣

 

「まさか、アレをやるつもりなのか!?」

 

そんなの無茶だ、さっきあの子が使ったときは、腕が潰れそうになるのをどうにか無視して使っていた様に見えた

 

見るに、少女の右肩からは今だに血が流れ続けている

 

そんな少女の腕に線のような光が走る

 

「あんなのやられたら、私達は終わりだぞ!」

 

「どうにか止めないと、でもッ!」

 

「グッ!剣が邪魔で進めない!」

 

止めなければと動こうとするが、少女の放った剣がその道を阻む

 

その時だ

 

少女のその手に大きな石斧の大剣が現れる

 

「─────投影、装填(トリガー・オフ)

 

「ッ!?」

 

少女がそう呟いた

 

その言葉は僕らにとってはまるで死刑判決を言い渡されたように思えた

 

だが、後ろから赤いなにかが通り少女へと向かう

 

「止まれぇええええええ!!」

 

そう言って少女へと駆けていくのは神器、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の倍化した身体能力で走る兵藤一誠だった

 

「イッセー君!?無茶だ!」

 

僕は想わずそう叫ぶが、少女はその行動が予想外だったのか、直ぐに回避しようとするが、既に手には大きな剣を握っていた為に行動出来ずにイッセー君の赤龍帝の籠手で殴り吹き飛ばさる

 

「木場!イリナにゼノヴィア!下がるぞ!今です、部長!朱乃さん!」

 

イッセー君に言われた通りに下がっていると

 

「よくやったわイッセー!後は任せなさい!」

 

「クロエちゃん、止まって!」

 

そう言って部長は滅びの魔力、朱乃さんは雷を少女へと放つ

 

熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)

 

だが、少女は目の前に手を翳し七つ桜の花びらのような盾が展開しそれらの攻撃を打ち消した

 

「なっ、これも駄目なんて!?」

 

すると少女はその手に螺旋状の剣を三つ取り出して、左手に洋弓を取り出して此方へと番える

 

「あれはッ!みんな避けて!!」

 

すると朱乃さんが焦ったような様子でそう言ったタイミングで螺旋状の剣が放たれた

 

偽・螺旋剣(カラドボルグII)

 

僕らはそれを避けようとするが次第に僕らの足元へと下がり地面に刺さる

 

「外した?」

 

小猫ちゃんがそう呟く

 

三本の螺旋状の剣は僕らを覆うように三ヶ所に刺さった

 

これはどう言う事だ?

 

少女に限って腕の怪我でちゃんと放てなかったと言うのはないはず

 

そこで頭に過るのは先程に少女が戦っていた時に少女が剣を爆発させ、コカビエルを攻撃した

 

まさか、彼女はこれを狙って!?

 

そう思った、次の瞬間

 

壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)

 

螺旋状の剣が爆発し、僕らを爆炎が襲った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朱乃side

 

 

「ぐぅ………」

 

私は痛む体をどうにか起こして立ち上がる

 

みれば所々を破片が掠ったのか体の所々に傷が着いている

 

先程に私達を襲った剣の爆発

 

みんなは無事かと、辺りを見回す

 

「イッセーさん!イッセーさん!」

 

アーシアは無傷だったが、瞳から涙を流しイッセーの前に座り込んで治療していた

 

どうやら、アーシアはイッセー君が守ってくれたお掛けで無傷らしい

 

リアスは傷ついた片手を押さえながら立ち上がっていた

 

「リアス、大丈夫!?」

 

「えぇ、なんとかね……ッ……」

 

祐斗君やゼノヴィア、イリナは魔剣を杖にどうにか立ち上がっている

 

小猫ちゃんは所々に切り傷を着けながらも大事には至っておらずクロエちゃんの方を警戒していた

 

私達のほとんどは満身創痍の状態だった

 

見ると、クロエちゃんが白と黒の双剣を持ち此方へと歩いて来ていた

 

俯いているため、表情は読めない

 

「させません…………やぁ!」

 

小猫ちゃんが殴りかかるが、クロエちゃんは体をそらしてそれを避け

 

小猫ちゃんの腹を回し蹴りの要領で蹴り着ける

 

「がはッ!?」

 

そしてそのまま体を捻り逆の足で小猫を蹴り飛ばした

 

そして今度は祐斗君達が動こうとするが、クロエちゃんが両手に手に挟み込むように持った六つの十字架のような剣を皆の足元に投擲して止めてしまう

 

クロエちゃんがゆっくりと此方へと歩み寄る

 

「そんな、クロエちゃん………」

 

そして、私は身体から力が抜けて跪いてしまう

 

ふとクロエちゃんを見る

 

「ッ!?」

 

思わず、私は目を見開いた

 

濁った琥珀色の瞳から涙を流して泣いていた

 

それは、何時から流れていたのか分からない

 

でも、クロエちゃんはこれを望んでいないことを察することが出来た

 

「いったい誰が…………」

 

クロエちゃんにこんなことを、させているんだろう

 

頭の中で、クロエちゃんを操っているであろう相手に怒りを覚える一方で身体は跪ずいた状態で動かない

 

そして、クロエちゃんがとうとう私の目の前にたどり着く

 

そしてクロエちゃんが手に逆手に持った双剣の片方を振り上げる

 

恐らくはあれを私に振り下ろすのだろう

 

私は、思わず目を閉じる

 

お父さん、お母さん………リアスにみんな

 

さようなら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?

 

いつまでも断っても、痛みが来ない

 

体を斬られるような感覚もない

 

私は不思議に思い、閉じていた目を開く

 

すると、目の前には剣を振り上げたクロエちゃん

 

そしてクロエちゃんの振り上げた手を掴んで止める白髪の男がいた

 

だが、その男は明らかに私達とは違った

 

「そこの少女よ、向こうへ行け。邪魔になる」

 

そう言われ、私は少し離れると白髪の男の人がクロエちゃんの手を離した

 

その瞬間、クロエちゃんはバックステップで後ろへと下がる

 

「抑止力よ、元とは言え俺のマスターを返して貰おう」

 

そう言うとクロエちゃんは手に持った双剣を構える

 

すると白髪の男は大きな槍を片手で構える

 

「致し方無し、少々強引だが彼女を返して貰おう」

 

するとクロエちゃんは手に持った双剣を増やし、合計六本となる双剣を投擲するが

 

「その程度か」

 

白髪の男は手に持った槍に炎を纏わせて振るうことでそれらの双剣を振り払った

 

「武器など前座、真の英雄は目で殺す」

 

そう言って男が片目を押さえると、クロエちゃんは目の前に七つ桜の花びらのような盾が展開される

 

梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)!!」

 

すると白髪の男の目から光線のような物が放たれ、クロエちゃんの目の前に展開された七つ桜の花びらのような盾を全てを貫いた

 

「なっ!?」

 

「先輩達の魔法でも壊れなかった盾が」

 

「たったの一撃で壊された!?」

 

その事に私の離れた場所にいた皆が声に出して驚いていた

 

それにクロエちゃんは、宙に大量の剣を出現させ剣を掃射するが、白髪の男が再び炎を纏わせた槍で振り払い近付いていく

 

クロエちゃんがだんだんと押されていく

 

そしてとうとう白髪の男がクロエちゃんの目の前に辿り着く

 

「抑止力よ、既にこの件の原因は死した。もう良いだろう、少女を解放しろ」

 

 

そう言ってクロエへとその大きな槍を向ける白髪の男

 

すると、クロエちゃんはまるで力が抜けたかのように手から双剣が手放し姿が恐らくは私服であるであろう服に代わる

 

そして後ろへとふらりと倒れそうになり、白髪の男に抱き止められる

 

「少女よ、今は眠れ。」

 

そう言って抱き止めたクロエちゃんに呟い白髪の男はクロエちゃんを両手で抱えて私達から離れ始める

 

「ま、まって!」

 

私は思わず男の人へと叫ぶ

 

すると男の人は振り返り、私を見つめる

 

「何だ?」

 

「クロエちゃんを、どうするの?」

 

それだけは、知りたかった

 

さっきみたいに洗脳されているようなら、絶対に帰してはいけない

 

そう思ったのだ、それにクロエちゃんは私の家族だから心配だった

 

「………マスター、お前は恵まれたな。このように自身を心配してくれる者がいるのだから」

 

男の人が何かを呟くと、此方へと向き言った

 

「問題ない。親の元に帰す。それだけだ」

 

そう言って男の人は、クロエちゃんを抱えたまま歩いていくのを

 

私達は、呆然と見ていることしか出来なかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼルside

 

 

深夜、クロエが突如として出ていって長い時間が過ぎた

 

「生きて帰ってくるよな………」

 

そんなことを呟き、頭を振る

 

「いや、あいつは帰ってくる。そうだよな、クロエ」

 

そう呟き、今日見たクロエの幸せそうな顔を思い出す

 

様々な食べ物を見て、目を輝かせる少女らしいと思った

 

だが、それ以上にあの時

 

クロエが出掛けると告げたときの声はそれ以上に悲しさを感じた

 

俺と過ごしていたアイツが人間から、まるでロボットのように変わったような錯覚を覚えた

 

何より、クロエが言っていた言葉『()()()』、恐らくはそれが関わっている

 

少し、調べた方が良いか

 

そう考えた、その時だった

 

家のチャイムが家に鳴り響く。

 

俺は恐らくはクロエが帰ってきたのだろうと思い急いで玄関へ向かい、扉を開ける

 

すると白髪の若い男が右肩から血を流したクロエを抱えて立っていた

 

「お前が、俺の元マスターの保護者……か?」

 

一瞬、クロエをこうした奴がこいつかも知れないと考えたが直ぐにその考えを捨てる

 

もしそうなら、こうしてクロエを大事そうに抱えて俺の元に連れて帰ってこない

 

それに、こいつはなんと言った?

 

()()()()()

 

それは、どういう意味だ

 

その通りなら、クロエはこいつの主人?

 

頭の中で様々な考えが浮かんでは消えていく

 

「お前は、何者だ?何故こいつの家がここだと知っている?」

 

警戒しつつそう答える、先程からそうだが

 

この男には、隙がないのだ

 

まるで、数々の戦闘を切り抜けた俺やサーゼクス以上の何かを感じる

 

「俺の名はカルナ。この少女のサーヴァント………だった男だ」

 

カルナ、だと!?『マハーバーラタ』に記された不死身の英雄じゃねぇか

 

そもそも、ならなんで生きてる?

 

こいつが本当にカルナなら、もうとっくの昔に死んでいるはずだ

 

「さっきからクロエの事を元マスターと言っていたが、それはどういう意味だ?」

 

「その言葉の通り、俺はかつてこの少女に従っていた。それだけだ」

 

「……………」

 

「それはともかくで今は、この少女を寝所に下ろしたいのだが」

 

「そんな事よりまず傷の手当て、を………ッ!?」

 

改めてクロエの肩の血を見ると渇いており、血のでていた場所と思われる後のある箇所は元からなかったかのように傷が無くなっており血が固まっているだけだった

 

クロエを差し出され俺はクロエを受け取る

 

すると、クロエから規則正しい寝息が聞こえてくる

 

「元マスターを、よろしく頼む」

 

そう言って、家から去っていくカルナと言う男を俺は少し見届け、クロエの肩の血をタオルで拭ってから、部屋に寝かせた

 

まぁ、コイツが話すつってたし俺は待つさ

 

今はクロエが無事に帰ってきてくれたこと喜ぶとするか。それにクロエの言っていたアラヤについて軽く調べてみるとしよう

 

 

 

 

 

 

 






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【番外編】アラヤ社クロエ出張サービスin異世界

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