クロエside
次の日の朝、私はお父さんに連れられ前の個人病院に向かった
そして下された診断結果は“原因不明”だった
個人病院の先生が言うには、私の体は健康そのものらしく、病気らしき影すらない
なら何故、吐血するのだろうか?
そう思ってしまう
私のからだが健康体なら何故?
でも今はそれより夜に話す覚悟を決めないといけない
アラヤについてこの世界でどのような認識があるのかは分からない
それにいつ天使の陣営から攻撃されるかも
だから、出来るだけ警戒は怠らずに行かないと
朱乃ちゃんやあの私の助けた子ににてる木場くん、そして私が刃を向けてしまった皆からどう思われるのかも
そう思いながら、私は車から外を眺めていた
病院から私達は授業参観日である駒王学園へと向かっていた
そして私の前の助手席には、銀髪のイケメンであり今夜裏切るのであろうヴァーリ・ルシファーが座っている
「クロエ、ヴァーリそろそろ付くぞー」
「うん、分かったよお父さん」
「あぁ、分かった」
車から降りて学園に入る、私は以前に買ったの猫耳パーカーにチェックのミニスカートにハイソックスに黒のブーツの格好でお父さんとヴァーリの後ろを付いていく
一応、私は顔を見られないようにフードを深く被っている
結構、保護者さんが来ているらしく賑わっており
もし小さな子がいたら迷子になりそうなイメージがある
おい
ならないぞ、迷子なんか
なんだ、何故手を差し出してくる?
「迷子になられると困るからな」
ここまでされて断るのも少し変だと思うので私は差し出された手を握る
そう言えば、ヴァーリはお父さんに育てられてたっけ?なら私のお兄ちゃんって事になるからこれも普通なのかな?
そう思って移動していると、様々な場所を見ていると授業開始のチャイムがなった
「俺は少し別の所を見てくる。お前はアザゼルの所にいろ」
「ん」
そう答えて私は先程アザゼルお父さんの入っていった教室に入る
そこでは英語の授業が行われていた、見れば兵藤一誠の近くでビデオカメラを構えた男女とお父さんがいた
なので、出来るだけ他の人の迷惑にならないようにお父さんの隣に移動しズボンの裾を少し引っ張る
「ん?クロエか、ヴァーリはどうした?」
「別のとこ行くって」
「そうか」
そう言ってお父さんは兵藤一誠を見るなか、私はずっとその授業風景を見て少し懐かしかった
英語の授業なのに何故粘土をやってるのかは分からないけど
その後、ボーとしてたらいつの間にか誰かが作った女の人のフィギアの叩き売りになってて驚いた
お父さんは楽しそうに笑ってたし、まぁいいかな
そんな感じで授業が終わり、私とお父さんで廊下に出る
でもヴァーリの姿はない
「ヴァーリの奴、何処見に行ったんだ?」
お父さんがそう呟くきながら、周りを見回していると近くにいた子供と親の会話が聞こえてきた
「お母さん、お姉ちゃん頑張ってたよ!」
「そうね。帰ったらお姉ちゃんの誕生日会の準備、始めないとね」
「うん!」
そんなことを話しながら帰っていく親子を眺める
微笑ましいなぁ
すると、お父さんも見ていたらしく帰っていく親子を眺めていた
「誕生会か…………そういやクロエ、お前の誕生日って何時だ?」
「わかんない、かな?」
そう言われて、わたしはそう返した
前世の私の誕生日は何故か霧がかかっていて思い出せない
それに、クロエの誕生日も知らない
「っ!す、すまん…………」
「大丈夫よ。別に気にしてないしね」
そう言うとお父さんは少し気まずそうに考えて、何かを思い付いたのか此方に目を合わせた
「でも誕生日が無いと色々と不便だよな……………よし、ならお前は明日が誕生日だ!」
「へ?」
「明日はお前の誕生日に決定だ。盛大に祝うぞ、楽しみにしてろよ?」
「、、、本当にいいの?」
「家族として、誕生日を祝うのは当然だろ。プレゼントは何が欲しいか考えとけ?」
「うん!」
そう言って私はお父さんに笑った
明日、お父さんに祝って貰うためにも
今日の夜の三種族の会談は必ずお父さんを守ってみせる
何もない廃墟に二人の少女が座っている
少女達は目の前に投映された少女を見て、片方の少女は口を三日月のようにして笑顔を浮かべ、もう片方の少女は無表情のまま目の前に投映された少女を見つめていた
「やっと見つけた」
「……………うん、そうだね」
「じゃあ、行こっか」
「分かった」
そう言って少女達は立ち上がる
その手に黄金色のカードを持って
夜、三種族による会談が始まる
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