もう一度、ご覧頂くことを推奨致します
クロエside
目の前の人達の数人が突如としてまるで時の止まったかのように固まった
そして、それと同時に外から何かが爆発するかのような音が響き渡る
始まったのだ、
「…………………一体何が起こったんですか!?」
「テロだよ」
何が起きたのか分からない様子の兵藤一誠にお父さんがそう答える
私は窓側に行って外の様子を見る
悪魔と魔法使いらしき人物達が校舎へと攻撃してきていた
「まて、さっきの感覚が起きたって事はギャスパーが!?」
「恐らくだがあのハーフヴァンパイアの神器を強制的に禁手の状態にしたんだろうな」
「そんな、テロにギャスパーを利用されるなんて!」
お父さんがギャスパーの神器に感心するなか、リアス・グレモリーさんはテロにギャスパーが利用されたことに怒りを表している
「クロエ、敵は?」
「かなりいるわ。悪魔に魔法使いが沢山、多分だけど簡単には逃がしてくれなさそうね」
「俺らを仕留めるためにはどれだけの犠牲を払っても構わねぇって事か」
話しているリアス・グレモリーさんがサーゼクスさんへと歩み寄る
「お兄様、私のギャスパーの奪還に向かわせてください」
「リアスならそう言うと思っていたよ。でも道中の魔術師はどうするんだい?」
「部室には未使用のルークの駒が一つ保管されています。それを使えば」
「なるほど、キャスリングか」
キャスリング、確かチェスのルールで自身の王の駒と戦車の駒を交換することが出来る技
やっぱり原作の通りに進んでる
「確かに、それなら相手の虚をつくことが出来る。でも一人で向かわせる訳には危険だ、グレイフィア、僕の魔力で何人か転移させることは出来るかな?」
「恐らく一人は可能かと」
「一人か、それなら誰を」
そう言って考える仕草をするサーゼクスさんに向かって兵藤一誠が口を開いた
「なら、俺が行きます!」
「なるほど、赤龍帝の君ならリアスの事を任せられる。リアスの事を頼んだよ、一誠くん」
「はい!」
「おい赤龍帝、こいつを持ってけ!」
そう言ってお父さんが腕輪を渡す
「こいつを使えば神器をある程度制御出来る、あのハーフヴァンパイアに着けろ」
そう言ってリアスグレモリーさんと兵藤一誠が魔方陣に立つ
「ヴァーリ、外にいるアイツラを相手して来い。白龍皇のお前が行けばある程度は注意を引くことが出来るだろ」
そしてお父さんがお兄ちゃんの方を向いてそう言う
「いっそのこと吸血鬼ごと旧校舎を吹き飛ばした方が早いと思うが…………」
そう言うとリアスグレモリーさんと兵藤一誠さんがお兄ちゃんを睨み付ける
「おいヴァーリ、和平結ぶって時にそんな事を言うのは辞めろ」
「…………了解した」
「お父さん、私も…………」
「いや、俺だけで十分だ。
『Vanishing Dragon Balance Breaker!!』
するとお兄ちゃんが禁手化し、外に向かってしまった
お兄ちゃんはこの後にアザゼルを攻撃するはずだから、私が
少なくともまだお兄ちゃんは味方、この窓からなら少しぐらい援護出来る
「
私は左手に黒い洋弓を投影し、窓から外の魔術師や堕天使へと狙いを定める
「クロエすまねぇが、ヴァーリの援護を頼めるか?あいつの事なら楽勝だと思うが念のためな」
「うん、分かってる」
そう言って右手に無銘の剣を投影し、弓に番える
「サーゼクス様から聞いていましたが、本当に剣を弓で射るなんて…………」
グレイフィアさんがそう呟き、珍しそうに此方を見ている
「…………そこ」
私が剣を放つと、高速で剣が射出されヴァーリお兄ちゃんの背後にいた魔術師を貫いた
お兄ちゃんは一瞬驚いたものの、すぐに私を見つけたのか少し此方を見るとすぐに戦闘に戻り近くの敵を殲滅し始める
私は離れた場所から魔法でお兄ちゃんの方を狙う奴らへと弓を構え、右手に螺旋状となった剣を持ち弓に番える
「──
放たれたカラドボルグIIは真っ直ぐに狙っていた者達の手前へと突き刺さる
「
そして刺さったカラドボルグIIの内包された魔力が爆発し魔術師達を怯ませる、そのあとを高速で接近したヴァーリお兄ちゃんが殴り飛ばす
「──
また、別の悪魔へと弓を構え赤い剣を三つ投影し一気に番える
「射貫け、
相手を追尾する三つのフルンディングはそれぞれの方向へと向かい悪魔と魔法使いを射貫く
でもチマチマと射ってても減らせる数は少ない、それにお父さんや姫島さん達を傷つけさせるわけには行かない
「
全身に強化魔術を使い、窓から飛び降りる
そして着地した瞬間に干将莫邪を投影し走り出す
悪魔や魔術師の群がっているお兄ちゃんの所へと走りながら詠唱を始める
「
両手の干将莫邪で悪魔や魔法使いを通りすぎる度に身を捻り攻撃を避けて方や横腹を斬り着ける
鮮血が宙を舞い私の服、肌に付着するが気にせずに駆ける
「
そして目の前にいる沢山の敵へと剣を向け私は最後の詠唱を紡ぐ
「
私の周囲に大量に無名の剣が投影され、私の持つ剣の向けた方向へと射出される
射出された剣は敵へと突き刺さり、複数を殺すことが出来たが更に魔術師や悪魔が現れる
「チッ!きりがないわね!」
そう言って干将莫邪を投擲し、新たに投影するのは赤い朱槍
かつてアイルランドの貴公子、クー・フーリンの使っていたとされる槍
「
弓を引く手を更に強化し、狙いを着ける
敵が数人重なって見える魔法使いに狙いを定める
「
赤い朱槍の形状が剣ぐらいの大きさへと変わる
「
強化された腕でゲイ・ボルグを構える
「真名解放、連続で貫け
放たれたゲイ・ボルクは赤い閃光となり連続で魔術師、悪魔の心臓を貫いていく
そう呟き、再び両手に干将莫邪を投影して近くの悪魔を斬り着ける
そうしていると、サーゼクスさん達との話し合いが終わったのか
アザゼルお父さんも光の槍を持って女の人と戦っていた
更に言えば救出に成功したのかギャスパーを連れた兵藤一誠達が見える
私はお父さん真下に転移して干将莫邪を敵の悪魔へと投擲する
「クッ!邪魔をして!」
そう言って更に干将莫邪を投影し、投擲する
私は此方へと槍を構える褐色の悪魔に干将莫邪を構える
お兄ちゃん、いやヴァーリがアザゼルの方へと体勢を変えて高速で飛びはじめ、蹴りを繰り出すような体勢を作る
「間に合って!」
3、私はお父さんの空中のお父さんの隣に瞬間移動する
2、お父さんにタックルする形でその場から離れさせ地面へと、逆手を持った干将莫邪の側面をクロスするように重ねる
「クロエ!?いきなり何すん───」
1、干将莫邪を強化し目の前に染まったヴァーリの足へと干将莫邪を構える
0、ヴァーリの蹴りに干将莫邪が耐えきれずに壊れ私の胸が蹴りけられる
声にならない声が吐き出され、地面に叩き付けられる
右肩から血が流れているが、どうにか動かせる
大丈夫。私はまだ、戦える
そう思い、立ち上がったが喉を何かが遡ってくる感覚
「ゴフッ!?」
血を吐き出した、まただ
内臓はやられてないのになんで
「クロエッ!ここで反旗かよヴァーリ…………」
「悪いなアザゼル、
膝を着いて吐血を続ける
「クロエッ!」
昨日や一昨日よりも一層に吐き出される血が多い
体温が下がる、怠いし体が重い
なんで、今までこんな事無かったのに
「だ、大丈夫か!?」
「ひぃ!?この人凄く血をはいてますぅ!だ、大丈夫なんですかぁ!?!?」
その時だ
「敵を前に、娘の事を気にしてる暇があるのかしら!」
「うぐっ!」
「おっさん!?」
お父さんの右腕が切り落とされた
鮮血と共に地面にお父さんの腕だった物が落ちてくる
「あ、アァ──アァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
守れなかった
傷つけられた
誰を?
私の家族に、居場所になってくれた人
それを見て笑う褐色にメガネを書けた女性
───さない
────許さない
頭のなかに有るのは怒りの感情のみ
お父さんが近くに落ちてきてどうにか着地する
「アハハ!無様ねぇ堕天使総督様?」
「ハッ!右手なんぞ無くなたって………ッ!?」
この世界に生まれ落ち、初めて向ける明確な殺意
私は怒る心のまま今もなお血の流続けている左手を掴み構える
「───
それは、世界を作り替える魔術
9を救い、1を切り捨て続けた者の生涯を綴った
私にとっての英雄の詩
「
体の魔術回路が叫びを上げる
「
微かに残った理性が止めろと訴えるが止まらない
止めること等、出来るはずもない
「
その時だ体に異常が起こる
怪我した左肩の傷口から剣が突きだし、自身の鮮血が宙に舞う
「おいクロエ!お前、その肩…………このままじゃお前が!」
「
だが詠唱を止めず
「
怒りにとりつかれた私はただその言葉を紡ぐ
「
瞬間、炎が世界を焼き尽くした
ご愛読ありがとうございます
感想、お気に入り登録、高評価
お待ちしております
【番外編】アラヤ社クロエ出張サービスin異世界
-
魔法少女リリカル☆なのは
-
魔法少女まどか☆マギカ
-
ポケットモンスター
-
戦姫絶唱シンフォギア
-
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか?