C.C.side
クー・フーリンに誤解された後日
朝、私は部屋にあったベットから起きた
「やっぱり
そう呟きながら投影した掛け布団とお父さんにかってもらった枕変わりにしている肉球のクッション、パジャマ変わりのペンギン(リヴァイアサン)服を見る。
考えてみれば、用事がなければ私はここから出なくても良い訳よね?
なら、話しは簡単
私は再び熱が少し残ったベットに潜り肉球のクッションに頭を預けて布団に籠る
二度寝である
ついてだが、私は自室では流石に何時もの猫耳パーカーか戦闘時の服か何時ものワンピースを着ている
流石に自室でも姿隠してたら疲れるし
それじゃ、お休みなさい♪
そん感じで布団に潜り目を閉じた
エミヤside
「そう言えばさ、C.C.ってまだ起きてないのかな?」
厨房で料理していた俺はそんな会話を聞き、手にした作業を止めた
「そう言えばそうですね、食堂にもいらっしゃらないようですし。寝坊でしょうか?」
クロエ……C.C.が起きてきていない?
「うーん、もしかしたら寝坊かな?」
「たくさん寝る方なんでしょうか?」
それを聞いて、頭の中で昨日の会話が頭に甦る
もしかしたら、例の過去の夢を見て魘されているのではと考えながら時計を見る
時刻は朝の9時を過ぎたと言ったところ
他のサーヴァントは一部を除き、ほとんどが起きてくる。その中には勿論だが
C.C.、彼女のオリジナルであるあの三人もきちんとした時間に起きてきている
流石に起こした方が良いか
だが、今厨房を離れるわけには……いやアルトリア達がまだ来ていない今の方が良いか
「ブーディカ、少しここを任せて良いか?」
隣で同じく調理をしていたサーヴァント、古代ブリタニアの女王ブーディカ。
「エミヤがそんな事を言うなんて、なんか珍しいね」
「少しな。寝坊している奴を起こしに行くだけだ」
「寝坊?まだ大丈夫だけど、早めに戻ってきておくれよ?私だけじゃ騎士王様の相手は無理だからさ」
「了解した」
そう言って厨房をブーディカに任せ、C.C.の元に向かう
俺がC.C.と始めてみた時に幻視したあのボロボロの服を見に纏い酷く痩せ細った、生気のない濁った瞳をした少女の姿
あれは恐らくはC.C.が言っていた家もなくご飯も食べられなかったときの彼女なのだろう
なぜ幻視したのかは分からないが、俺は出来るなら彼女にたくさんの料理を食べて貰いたいと思った
それに、いくらクローンとはいえ彼女は子供だ
朝にちゃんと起きて、食事を取った方が良いだろう
そう思い部屋の前に着く
「C.C.、入るぞ」
そう言って部屋に入る、ベット以外に何も置かれていない部屋
何故かベットの上に掛け布団がかけられ、枕らしき場所には猫の肉球と思われるデザインのクッションが置かれている
布団の一部が盛り上がっているので恐らくはそこに寝ているのだろう
ベットに近付き、掛け布団を捲る
すると何処かで見たことがあるようなペンギンらしき服を来たクロエが猫のように丸まって寝ていた
起きているときとは違い、見た目らしい姿に少し笑ってしまう
「クロエ、そろそろ起きろ」
肩を揺すりながら声をかける
するとクロエは目を擦りながら薄く目を開け、私の方を向きふにゃりと笑った
「に~に?」
「ブッ!?」
あまりの予想外な発言に思わずにやけてしまう口を片手で押さえる
一方クロエは寝ぼけているのかボーっとして伸びをした
「んー、と。あれ?兄さん、なんでここに?」
そう言いながら目を擦りクロエがベットから降りる
「寝過ぎも良くないと思ったのでね、起こしに来たと言う訳だ」
「ありがとう兄さん。それじゃ着替えてから食堂行くね」
「あぁ」
そう言って俺はクロエの部屋を出て厨房に戻った
C.C.side
兄さんに起こして貰い目を覚ました私はいつものワンピースに外套の姿に戻り、私以外誰もいないテーブルで兄さんの作ったご飯を食べていた
朝御飯は、海老天うどん
うどんの汁がたっぷりと染みて更に美味しくなった海老天を齧り、モチモチとしたコシのあるうどんを啜る
「あー!クロー!?」
「ッ!?」
体がビクリと動く、バレないようにそっと声の聞こえてきた方を目で追う
そこではオリジナル組の恐らくはイリヤの皿からクロエが主食の何かを取って食べたのか喧嘩が怒っていた
一緒にテーブルに座っているカルデアロリ組がアワアワしている
「もー、ちょっとぐらいいいじゃない!お・ね・え・ち・ゃ・ん♪」
「こういう時だけ姉の座を譲るの!?」
「落ち着いてイリヤ、私のあげるから」
「ありがとー美遊大好きー!!」
即落ち2コマかしら?
それにしても元気ね、子供って凄い
そんな事を思いながら安堵し視線を戻す
すると私の前で白い服に金色の装飾がされたドレスを来た銀髪の女性
「切嗣の所はもう埋まってるし、エミヤオルタ君の所も駄目、イリヤちゃん達はお友達と食べてるし………」
アイリスフィール〔天の衣〕が料理の乗ったお盆を持ってうろうろしていた
そう、私のオリジナル達の母親で私が一番正体バレを恐れ、会わないように避けていた人だ
「あら?貴方一人?良かったらご一緒にしてもいいかしら?」
流石にこれ以上料理を持ってうろうろするのは可哀想
それにせっかくの料理と冷めてしまうので頷いて同意を示す
「ありがとう、助かったわ!」
そう言って私の向かいに座るアイリスフィールさん
「あ!C.C.ー!おっはよー!!」
そう言って私たちの席にアストルフォが走ってきた
凄い、料理が全く崩れてないままだ
「あれ?もう一人いた!?ねぇねぇ!貴方はだれ?」
「私はアイリスフィールよ、アストルフォ君……でいいのかしら?」
「うん!ねぇねぇ、僕達も一緒にご飯食べてもいい?」
「私はいいけど、貴方は?」
そう言ってアイリスフィールさんがこちらへと向くので頷いて同意する
「ジーク!こっちこっち!」
すると、ジークも向こうから料理を持ってこちらへと歩いてきていた
「待たせてすまないライダー。すまない、オレもここにいれて貰っても良いだろうか?」
「あらあら、勿論良いわよ」
アイリスフィールさんがそう言うとアストルフォがアイリスフィールさんの隣、私のとなりにジークが座る
カルデアの食堂のテーブルは普通より少し長いので1つのテーブルに6人ぐらいは座れるので幅も余裕だった
「それにしても一気に賑やかになったわね」
そう言って嬉しそうにする微笑むアイリスフィールさんを余所に私は黙ってうどんを啜る
取り敢えず話さずにいれば私が声でクロエだとバレることはない
それにしても流石兄さんね
天ぷらもうどんも汁も全てが完璧で美味しいわ
それにしても、転生したてのときじゃエミヤ兄さんのご飯が食べられるなんて考えたこと無かったな
そう思い食べている中、ふと視線を感じアイリスフィールさんの方を向く
アイリスフィールさんは自分の料理を食べながら私が食べるのを見てニコニコしていた
私は何がなんだか、分からず頭を傾げる
「あ、いいのよ。気にしないで続けて続けて」
そう言われ、私は取り敢えずうどんを食べるのを再開する
「はぁ♡癒されるわぁ~♡」
「だよねだよね!C.C.がご飯食べてる時ってさ、凄く幸せそうで可愛いんだよね!ジークもそう思うでしょ?」
「あぁ、普段とはまるで違い、小さな女の子みたいだ」
そんな話を聞き、顔が熱くなるのを感じて急いで残りのうどんを平らげ汁まで飲み干し、一息つく
私はうどんの入っていた椀の乗ったお盆を持って席を立ち、軽く会釈して返却口に向かうとちょうど兄さんが対応していた
「兄さん、ごちそうさまでした」
そう言って返却口にお盆を置くと、私の隣にも食べ終わったらしき食器が乗せられたお盆が置かれた
ふとそちらを見る、青いタイツのような服を来た男、クー・フーリンだった
「お、昨日の嬢ちゃんじゃねぇか」
私は取り敢えず軽く会釈をしてみる
「昨日は悪かったな、ちょいと早とちりしちまってよ」
「別に、気にしてないわ」
そう言って食堂から出て自室に向かおうと足を進め
「待て、そこの駄作」
「っ!?」
そんな声が聞こえ、私は足を止めて振り向くとそこには黄金の鎧に身を包み、赤い目をした男
英雄王、ギルガメッシュが立っていた
クロエが何故ギルガメッシュに呼び止められたのか?
クロエの持つ
その二つの謎が明らかになる
次回
『決戦、人類の裁定者VS■■』
お楽しみに
ご愛読ありがとうございます
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