24歳、男性。Vtuberを始めるも、女性ファンより男性ファンが多い件について。   作:Rabbit Queen

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 あらすじ。

 Vtuberを始めました。
 初配信したら登録者が15人になりました。
 ココア美味しかったけどお腹壊しました。


何かひとつでも好きと思われたら、それが幸せ。

 配信してから一週間が経った。

 

 ほんの少し、本当に少しずつだけど、登録者数が増えてきている。すごく嬉しい。

 嬉しすぎておっさんに電話して伝えたんだけど、「登録者15人から20人になっただけじゃねぇか!!」と突っ込まれた。いや凄いことよ?5人だよ?何の特徴もなく誇れることと言えばニート歴10年という事だけの私にそれだけの人が興味持ってくれているというわけですよ?そりゃ嬉しくなるでしょう。しかも声も褒められた!ここ10年でまともに褒められた!めっちゃ嬉しかった。

 

 そんな事をおっさんに話してたら途中から「うん、ごめん。今度一緒にオンラインゲームしよう。有料の。変な人少ないしキミ結構コミュ力高いからすぐ友達できるよ。だからもう、うん、ごめん」と何故か謝りっぱなしになっていた。どうしたおっさん、辛いことがあったのか?

 

 まぁおっさんとのゲームは今度付き合うとして、この調子で今後も頑張っていこう!と思いながら今日もFPSゲームを始める。最近ようやくランクがマスターになった。やったぜ。

 

 

 

 二週間が経ちました。順調です。

 

 登録者数はあれから増えてはいません。まぁ仕方ないよね。無名だし。雑談配信だけだし。それでも見てくれる人が20人も居るからありがたい。登録者全員が見てくれている。正直人数なんて気にしてない。1人だけでも楽しんでくれたらいいな、という精神でやっている。あと自分中心。自分が楽しくないなら何やっても無駄だし、無理してまで人気を得たいとは思わない。そんな考えなので今もニートなのである。もう少し頭を柔らかくしないといけないんだろうけど、もう10年だし、無理じゃ。諦めることも大事だと僕は思います。

 

 ……ところで、二週間配信してわかったことがあるんですけども。

 いやね?別に嫌ってわけじゃないんですよ。登録してくれてるし、声褒めてくれるし、毎回来てくれるし。要は私のファンって感じですよ。ありがたいです。うん。いやぁでも……登録者20人、全員が男性だとは思わなかったなぁ。別に女性に飢えているわけではない。右手が恋人だし。ただまぁ、1人くらいは居るのかなぁ?という気持ちはあったから、んー……というなんとも言えない感情が正直ある。

 

 

 「あー、そういえば思ったんですけど、見てくれている皆さんの性別ってなんですかね?言えない人は言わなくてもいいですよ」

 

 

 

 :俺は男性です。

 :自分も男です。

 :男性だなぁ。

 :女と言えればよかったんだけど男性です。

 :ひみちゅ。

 :ひみちゅが知りたいです。ちなみに男性です。

 :しょうがないにゃぁ~……男性です。

 :やっぱ知りたくなかったわ。

 

 「なるほど……全員男性って事でいいのかな?」

 

 

 :みたいですね。

 :たまげたなぁ……

 :男性同士は惹かれ合うというあれですね。

 :それ多分スタンドや

 :実はスタンドが低音ボイス出してる説ある?見た目ショタだし。

 :マ?

 

 

 「一応地声ですよ」

 

 

 :俺もこんな声が欲しかった。

 :俺も。絶対モテそう。

 :声だけでも勝ち組。

 :いやでも、こんな良い声なのにニートなんだから、やっぱり現実は甘くないのでは?

 :確かに。声が良いのに駄目とは……あっ(察し)

 :おいやめろ。言って良いことと悪いことがあるぞ。

 

 

 「いや、いいですよ。思ってる通り自分不細工なんで。仕方ない」

 

 

 :空気が重いんですが……。

 :おい、謝っとけって……。

 :早くごめんなさいしとけ。

 :すみません、そんなつもりで言ったわけじゃないんです。ごめんなさい。

 :駄目だ、絶対許さん。

 :話題を変えよう()

 

 

 「気にしないでください。見た目はアレだけど、声だけでも好きになってくれれば僕は嬉しいので」

 

 

 :泣いた。

 :僕は好きです(半ギレ)

 :僕も好きです(半ギレ)

 :すみませんでした。自分も声めっちゃ好きです。今後も応援してます!

 :よかった、重い空気の世界線なんてなかったんや……。

 :ところで、たまーに雹夜さんの低音ボイスでゾクッと来る事あるんだけど分かる人居る?

 :ここに居るぞ。

 :あるよね。なんかこう、見下されてる感があってゾクッとくる。

 :いやそれは……(困惑)

 :あれ?違う?

 :なんかやべーやつ居て草。

 

 

 

 喧嘩になりそうな空気もあったけど、なんとかなってよかったなぁと振り返る。皆いい人で良かった。なんかやべーやつは居たけど。多分気にしたら負けでしょ。うん。問題なし!ヨシ!ちなみに容姿については視聴者さんがコメントで「それタブーですよ!」と教えてくれた。後日調べたら確かにそういうものに触れるのは駄目らしい。勉強になるなぁ。

 

 しかし、流石に二週間も雑談配信だけっていうのもアレかなぁ。そろそろ新しい試みを試してみるか?でも何が良いんだろうか。うーむ……。

 

 ネットサーフィンをしつつあれこれ考えていたら、とあるサイトに辿り着いた。童話を制作して投稿してるサイトらしい。童話かぁ。これ、使えるのでは?あんまり激しい配信は好きじゃないし、作業しながら見てるって人も居ると聞いたからほのぼのと童話を音読して作業しながら癒やされてもらおう。うん、次回の配信は童話の音読で決まりだな!

 

 おっさんにLINEで「次から童話の音読配信してみるわ」とメッセージを送ってからお風呂に入った。今日のアヒル隊長は上機嫌な気がしたぜ。

 

 




 FPSゲーム
 
 ジャンルはバトルロワイヤル。三人一組で一位を取りに行くアレ。友達と遊んだりコミュニティーで気の合うフレンドと遊んだり出来るゲーム。ソロでも出来るけどランク(自分の実力を示すモード)ではほぼPT必須。ランクにもいろんなレベル帯があるが一定以上行くとソロプレイは不可と言えるレベル。それでもソロで最上位のランクに行ってる人もいる。化け物クラスのやばい人多め。

 ソロプレイ歴10年の雹夜はもちろんこのゲームもソロでランク回し中。ボロボロの雑巾になりつつも無事マスター到達。(上から二番目)ちなみにメッセージで「PTに来ませんか?」「フレンドになりませんか?」と来ることもあるが全部丁寧に断っている。

「とても嬉しいですが、やめておきます。ごめんなさい」

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