虹ヶ咲マスターズプロジェクト!   作:ヨザミン

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今回はシリアス展開?と友情回です

耀姫、セツナ、しずく、かすみの話になります


今後はこの4人+侑が多いです。他のキャラも出ますので


刹那の一滴

[保健室]

 

 

 

 

 

耀姫 (……ここ…は?確か俺は…刺されて…)

 

 

耀姫の体には包帯が巻かれていた

 

 

耀姫 (…生きてるのか?それに…傷が治ってる…ルカとミレイユ…か?)

 

 

耀姫が起き上がろうとすると隣には誰かいたのであった

 

 

 

 

耀姫 「…しずく?…ずっといたのか?」

 

 

 

耀姫 「起きろ…しずく!」

 

 

 

しずく 「んぅ・・・あれ?私は…」

 

 

 

耀姫 「…こっちが聞きたいんだが…」

 

 

 

 

しずく 「…は!ご、ごめんなさい!他の方々はいなかったので見てたんです…

 

もう大丈夫なんですか?」

 

 

 

耀姫 「ああ…心配するな!あいつらおかげでな!」

 

 

 

しずく 「……ごめんなさいっ!私のせいで…!」

 

 

 

耀姫 「なんで謝るんだ?誰が悪いってわけじゃないんだし…」

 

 

 

 

しずく 「…どうして私を助けたんですか?今回も…前も…

 

ずっと思ってました。私は部に行けば何か得るものがあるかもしれないって

 

それだけの為に、仲間を…友達を見捨てて…強くなるために…!」ポロポロ

 

 

耀姫 「……」

 

 

 

しずく 「……ミアさんから話をもらった時は戻りたいと思いました…でも!

 

半端な気持ちで帰ってきても誰も喜ばない…!事実は変えれないんだって…!

 

私が同好会から一度いなくなったのは…事実です!かすみさんを裏切って…!

 

結局私は…!何も得られてない…!残ったのは…罪悪感だけ…!本当はここにも

 

いる資格がないんだって…!だから私の居場所はもう─────!?」ポロポロ

 

 

しずくの言葉をかき消すように耀姫はしずくを抱きしめた

 

 

 

耀姫 「…君のやったことは間違いではない…それは皆から何か言われるかも

 

しれない…それでも君が決めたことだ!それは君しかできない!それに…君が裏切った

 

何も得られないって言ったが…かすみも君を信じて待ち続けたから涙を流したんだ!

 

いつか…もう一度同じ場所に立ちたいからって!それに君は得るものがあったじゃないか!」ギュ

 

 

 

しずく 「……得るもの?」ポロポロ

 

 

 

耀姫 「────仲間の大切さを」

 

 

 

しずく 「……仲間!」ポロポロ

 

 

 

耀姫 「君は一度裏切ったって言った…でも君をずっと待ってる人は

いたんじゃないのか?君の仲間である、、、同好会は!」

 

 

 

しずく 「ひぐっ…私は…!」ポロポロ

 

 

 

耀姫 「大丈夫さ!君はもう…1人じゃないから───」ギュ

 

 

 

しずく 「ひぐっ…はい…!」ポロポロ

 

 

 

 

────────────────

 

 

 

 

 

耀姫 「…落ち着いたか?」

 

 

しずく 「…はい!ありがとうございます!」

 

 

耀姫 「…可愛いんだから泣き顔は似合わないぞ?」

 

 

 

しずく 「……っ!//////」

 

 

 

耀姫 「…どうした?」

 

 

 

しずく 「い、いえ!なんでもありません…//////」

 

 

 

しずく (…かすみさんの気持ちがわかった気がします…私も

 

この方に…//////)

 

 

 

この時、彼女もまた彼に救われたのだ

 

 

 

 

[保健室の外]

 

 

 

 

セツナ (…あの子も彼に救われたのかな?私も彼には救われた…まあ私と彼は

 

恋愛にはいかないけどね♪応援はしなくちゃね♪)

 

 

 

ここにも彼に救われ、慕う少女がいた

 

 

 

 

 

────────────────

 

 

 

 

 

 

セツナ 「ヤッホー!ヨウキ!大丈夫?」

 

 

 

 

耀姫 「セツナか…お陰様でな!」

 

 

 

セツナ 「本当に無茶するよね?ずっと」

 

 

 

耀姫 「仲間の為にやってることだから…無茶するんだろうな…」

 

 

 

セツナ 「そっか!やっぱ君は君だね♪」

 

 

 

 

耀姫 「…それは褒めてるのか?」

 

 

 

セツナ 「褒めてるんだよ♪」

 

 

 

 

しずく 「……彼はいつもこんな感じなんですか?」

 

 

 

セツナ 「…うーん?いつもではないかな?彼は信頼してる人たちにはこんな

 

感じかな?私と…ミレイユちゃん、ゲオルグさん、ティナちゃん、セイヤ、

 

ルカさん、レイン、ノアちゃん、バイパーさんあたりじゃないかな?茶熊学園は

 

全員で20人以上はいるけど…」

 

 

 

しずく 「…少ないですね…」

 

 

 

セツナ 「彼なりの考えだと思うよ?実際信用してもらえるのに時間はかかったよ!

 

ルカさんとレインは結構信用してたからね♪」

 

 

 

しずく 「…どうしてそのようになったんですか?」

 

 

 

 

耀姫 「…元々…俺は、人を信用してなかった───────────捨てられたから」

 

 

 

しずく 「…え…」

 

 

 

セツナ 「………」

 

 

 

耀姫 「…小さい頃だったかな?幼い俺を両親は木の下に置いてったんだ…当時、俺は

 

小さいから何が起きたかも知らなかった…それからか…心の中で黒い靄が出てたんだろうな

 

人を信用してはいけない…そんなものは必要ないって──────そんな時、奇跡が起きたんだ」

 

 

 

しずく 「…奇跡…ですか?」

 

 

 

耀姫 「……ああ、そこにあった木は…デュエルマスターズの文明にレインボーを与える木だったんだ

 

その木は一部始終を見ていた…それで我慢がならないその木は俺に1枚のカードを与えた…それが

 

美孔麗王国のカードだった。」

 

 

 

しずく 「…美孔麗王国ですか?」

 

 

 

耀姫 「……ああ、それの力を借りて喋れるようになった俺は…色々聞いたんだ…家族はどこ?や

 

僕は死んだの?とかって…それでも捨てられた現実を受け入れれなかった…その時から感情や信頼を

 

捨てたんだと思う────そんな時に天使と悪魔に出会った。」

 

 

 

しずく 「……天使と悪魔…ですか?」

 

 

 

耀姫 「…そうだ、まあ今じゃ、ルカとレインって呼んでるけど…最初はこいつらなんだって思ったさ…

 

人は理解をしてくれない…ずっと1人でいたい…ってさ…でもあの2人はこう言ったんだ…

 

「私は!あなたを信じます!信じてください!」ってさ、しかもレインも言っててさ「お前がどんな奴かはわから

 

ねぇ、けどそんな退屈な生活より俺たちと来ようぜ!」ってさ、おかしいだろ?誰か知らないやつにさ」

 

 

 

しずく 「……」

 

 

 

耀姫 「だから少しは信じてもいいと思ったんだ…だからここに…茶熊学園に呼ばれた…

 

最初は怖かったさ…知らない人が多すぎてさ?でもみんな…歓迎してくれた…最初に

 

話しかけられたのが────セツナだったんだ。」

 

 

 

 

しずく 「セツナさん…ですか?」

 

 

 

耀姫 「……いきなり初対面の人に対して馴れ馴れしくてさ?最初は戸惑った…でも

 

こいつは俺を受け入れてくれた…心から歓迎してくれたんだ」

 

 

 

 

セツナ 「私も最初は驚いたよ?ここまで人を信用できない人っているんだって…

 

まあ私も最初は悩んでてさ?この子と仲良くなりたいけど…私は忌み子だった…

 

周りから嫌われて…茶熊学園に来てもいいのかな?ってそしたらヨウキに出会ったの」

 

 

 

セツナ 「私とは何か同じ過去があるんじゃないかって…だから話しかけたの…

 

そしたらこの話を聞かされて…だから私は決めたの!「私も背負うから!一緒に乗り越えよ?」

 

って、そしたら彼はさ…泣いてた…たくさん…」

 

 

 

 

しずく 「そんなことが…」

 

 

 

セツナ 「…ヨウキはきっと…欲しかったんだろうね?温かい何かを…だから私は、支えるって

 

そしたら彼もこう言ったんだ。「君が支えてくれるなら…俺も君を支えたいって!」って…それから

 

かな?お互いに友達で仲間で…理解者だって!」

 

 

 

耀姫 「…もしルカとレインが来てくれなかったら…もしセツナが手を差し伸べてくれなかったら…

 

俺はここにいないし…皆とも分かり合えなかった…それでも何人かはしか信用できなかった…

 

そしたら今度は…侑が現れた!」

 

 

 

 

耀姫 「…あいつも他の人とは違う何かを感じた…それは出会ってすぐにわかった…そしたら

 

いつの間にか、、俺の周りにはたくさんの人がいた…本当に感謝してる…だから力になりたいと

 

思ったんだ!」

 

 

 

しずく 「……だからそこまでの信頼を……」

 

 

 

 

耀姫 「……まあそんなところかな…?───それよりコソコソ見てる奴らの方が問題」

 

 

 

しずく 「…え?」

 

 

 

そうドアの方には同好会含む茶熊のメンバーがいたのだ

 

 

 

ティナ 「バレちゃった?」

 

 

 

かすみ 「流石にバレますよね…?」

 

 

 

耀姫 「それはバレるだろう?大勢でいるんだからよ…」

 

 

 

しずく 「…かすみさん」

 

 

 

かすみ 「まず!しず子!これからもかすみんと一緒にデュエマで強くなろう!

 

前みたいに!」

 

 

 

しずく 「……うん!」

 

 

 

かすみ 「…それから!耀姫先輩!かすみんにも話してくれてもよかったじゃないですか!

 

さっきの話!」

 

 

 

耀姫 「…そんな重要な話ではないだろ?」

 

 

 

かすみ 「かすみんにとっては重要なんですよ!だって……」

 

 

 

 

耀姫 「……悪かったな…今度からは話すよ」

 

 

 

 

かすみ 「…約束ですよ?」ニッコリ

 

 

 

 

 

────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

耀姫 「…さて!傷も回復したし…グラウンドに行くかな?」

 

 

 

セツナ 「だね♪行こ行こ?」

 

 

 

 

耀姫とセツナ、ティナは先にグラウンドに向かうのであった

 

 

 

そして保健室にはかすみとしずくだけになった

 

 

 

しずく 「………」

 

 

 

かすみ 「………」

 

 

 

二人は無言だった、だが次の瞬間

 

 

 

しずく 「……かすみさんが遅いと耀姫さん奪っちゃうよ?」ニッコリ

 

 

 

かすみ 「!!///しず子!///」

 

 

 

しずく 「…私も…ね?///」

 

 

 

かすみ 「なら…お互いに頑張ろ?仲間で親友でライバル!」

 

 

 

しずく 「…うん!負けないから!!」

 

 

 

 

 

ここに2人新たな目標?が出来たのであった

 

 

 

 

 

 

────────────────

 

 

 

 

 

セツナ 「しっかし!君といい、侑ちゃんといい同好会といい面白いね!」

 

 

 

耀姫 「そうか?結構悲しい話したんだけど…な」

 

 

 

セツナ 「うーん…でも茶熊学園って色々な人がいるからね?私もその1人だし…」

 

 

 

耀姫 「この学園は絆や友情を何処よりも大切にしてる…だからあんなに優しいんだ」

 

 

 

セツナ 「うん!この学園は私達や君にとって…いい場所だからね!」

 

 

 

耀姫 「それがこの学園の…俺達の希望…なのかもな?」

 

 

 

セツナ 「…そういえばさ…そろそろ始まるんじゃないかな?茶熊学園…決定戦」

 

 

 

耀姫 「…ああ1ヶ月に1回あったな…俺からしたらつまらないけど…」

 

 

 

セツナ 「そうだね…君が1位…私が2位…3位がエシリアちゃん…4位に誰だっけ?」

 

 

 

耀姫 「ゲオルグじゃなかったか?侑は結局6位ぐらいで落ち込んでたけど…」

 

 

 

セツナ 「でもさ…?最初は侑ちゃん…勝てなくて落ち込んでたけど…1ヶ月後には6位って

 

凄いよね?セイヤとノアちゃんに勝ったんだっけ…?驚いたよ!」

 

 

 

耀姫 「…今回はどうなんだろうな?学長から聞いたけど…16位までは載るらしいけど…」

 

 

 

セツナ 「…16位までか~!ますます楽しみだね!でさ…本題入るんだけど…」

 

 

 

耀姫 「…なんだ?」

 

 

 

セツナ 「…例のカード────────使っていい?」

 

 

 

耀姫 「?…アレか…俺にも使えってことか?」

 

 

 

セツナ 「…うん!前の君は実力出してなかったでしょ?ビビッドロー

 

ってあんま見せたくなかった次期でしょ?侑ちゃん知らなかったらしいし

 

ビビッドローってまだ入れてないんでしょ?────主役を」

 

 

 

耀姫 「馬鹿にするなよ笑もう入れてあるさ!デッキも新しい構築に変えた

 

でもさ!久々に他のデッキを使いたいなってさ!」

 

 

セツナ 「じゃあ!使おう?次元、GR、メイン合計60枚同じカードで!」

 

 

 

耀姫 「…よし!久しぶりにやるか!」

 

 

 

耀姫・セツナ 「「俺(私)達の最強デッキで!」」

 

 

 

2人は本気であった────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




しずくとかすみは色んな意味でライバルに!?

セツナの絶対的信頼!


さていよいよデュエマが?そして何やら大きな大会が?


今更ですがカッコ前にキャラの名前が書いています。茶熊キャラと分ける為に書いています

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