虹ヶ咲マスターズプロジェクト!   作:ヨザミン

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過去編ですが過去から現在に繋いでるだけです

セツナの思い。そして彼女の犯した罪も判明します


セツナが使ったカードの名前も判明します


過去編 彼を救えるのは…

【同好会かすみside】

 

 

 

 

それは突然起きました。今目の前にいるのは1人の少女と青年でした

 

 

するとその方々はこう言いました。

 

 

 

 

バイパー・セツナ 「「ヨウキを助けてください(欲しい) !!」」

 

 

 

かすみんは驚きました。

 

 

 

 

────────────────────────────

 

 

 

 

 

かすみ 「あ…あの!助けるって…どう言うことですか?」

 

 

 

侑 「…まだ治ってなかったんだ…彼は」

 

 

 

しずく 「あ…あの!状況がまだわからないんですが…」

 

 

 

 

セツナ 「あなたたちに…ううん…正確には…」

 

 

 

セツナ 「中須かすみちゃん!桜坂しずくちゃん!に彼を助けて欲しいの!」

 

 

 

かすみ・しずく 「……!!」

 

 

 

歩夢 「…どう言うことなの?私わからないんだけど…助けるって?」

 

 

 

 

バイパー 「…何人かは感じてるだろう…あいつの強さを!」

 

 

 

ミア・せつ菜・かすみ・しずく 「!!」

 

 

 

 

反応したのは4人だった。

 

 

 

 

バイパー 「……やはりな…そして…お前たちが感じたことを話して欲しい…!」

 

 

 

 

 

バイパーは思った。何が原因であそこまで人格が変わるのかを。

 

 

 

 

 

ミア 「僕が感じたのは…何かを求めているような気がした…」

 

 

 

セツナ 「………やっぱね」

 

 

 

彼はまだ何かを求めていたんだ

 

 

 

せつ菜 「何かは…わかりませんが…何か雰囲気が邪悪でした。」

 

 

 

せつ菜ちゃんの言葉も理解できた。やっぱ彼女と名前が同じで友達だから理解はできる

 

 

 

そして残りの2人に聞くと。次の瞬間────────理由が判明した

 

 

 

 

かすみ 「……耀姫先輩のデュエマは凄いです!でもかすみんには1つだけわからないことがあるんです!」

 

 

 

セツナ 「…わからない…こと?かすみちゃん!話して見て!」

 

 

 

次の瞬間衝撃な事実が判明した。

 

 

 

かすみ 「…どうして先輩は…!デュエマしてるタイミングで…『槍』があるんですか?」

 

 

 

バイパー 「……『槍』だと…?」

 

 

 

しずく 「…私も同じことを思ってました…あの『槍』が意思を持ってるようにも見えました…しかも4つ」

 

 

 

 

その話を聞いた瞬間、セツナは原因を判明して涙を流した

 

 

 

 

セツナ 「……そんな…?私のせいで…私が…彼を…」 ポロポロ

 

 

 

 

皆 「!?」

 

 

 

 

皆理由がわからなかった。何故彼女のせいなのかが

 

 

 

 

バイパー 「………『槍』……!!まさか!!」

 

 

 

 

セツナ 「……うん……《一王二命三眼槍バラド・ヴィ・ナ・シューラ》」

 

 

 

 

同好会メンバー 「《一王二命三眼槍バラド・ヴィ・ナ・シューラ》?」

 

 

 

 

バイパー 「…待て!あれは確かにあいつの茶熊学園での武器だ!セツナも使ってる。

 

     それが何故!彼を変えたんだ!……まさか!?1つだけ意思が!?」

 

 

 

 

セツナ 「……そうだと思います…現にヨウキはビビッドローを手元に置いてません…

 

    おそらく…一王二命三眼槍の影響だと…」

 

 

 

セツナ 「ヨウキの…心の闇に一王二命三眼槍が反応してあんな姿に…」

 

 

 

 

エマ 「ちょっと待ってよ…カードが意識が持ってるって…」

 

 

 

バイパー 「お前たちも見たことあるだろう…マクガフィンを」

 

 

 

 

同好会メンバー 「!!」

 

 

 

そう彼女たちはマクガフィンを見てるため、カードに意識があるのが

 

わかってしまう。しかし今回と違うのはマクガフィンは善で槍が悪だ

 

 

 

 

せつ菜 「待ってください!その槍はセツナさんとの試合で出されました!なのになんで」

 

 

 

セツナ 「私の槍は意思はなかったから…あったとしても巫女の私は大丈夫なの」

 

 

 

せつ菜 「それは分かりました!でも…あのカードは鬼札ですよね!?私達は知りませんよ!?」

 

 

 

バイパー 「あのカードは…セツナとヨウキが作ったカードなんだ…」

 

 

 

 

 

同好会メンバー 「え!?」

 

 

 

 

 

セツナ 「私とヨウキが…初めて手を取り合って…親友になった時に…

 

    それぞれ…哀れな人と忌み子の2つを合わせてこれからも

 

    頑張ろうってことでレインボーの木に頼んで作ってもらったの…」

 

 

 

セツナ 「最初は2人で合計8枚作って貰った…邪悪な意思はあったけど…巫女

 

    の私が祓って…使えるようになったの。取り憑かれないように…」

 

 

 

 

セツナ 「…今思えば私は…全部を祓えなかった…彼の心に邪悪な心があった

 

    だからあの槍は今回の大会で使おうとした彼に取り憑いた。

 

    それが他の3つにも伝染してしまったんだ…」

 

 

 

かすみ 「なら…!操られてるんですか!?」

 

 

 

 

セツナ 「それは…ありえないよ…彼の意思でデュエマしてたってユキムラさん言ってたし…」

 

 

 

しずく 「…方法はあるんですか?」

 

 

 

バイパー 「…あるにはあるんだが…これが一番の問題なんだ…」

 

 

 

侑 「…方法ってもしかして…!」

 

 

 

バイパー 「…方法はただ1つ…!ヨウキを倒すことだ!」

 

 

 

皆 「!!」

 

 

 

 

そう驚くのも無理ないね。これは私でも不可能な事

 

未だに彼を倒した人は存在しない。それほどに強い

 

だから皆は避けていた。レベルの違いに

 

私は諦めてた。彼は救えないって……でも

 

 

 

 

 

かすみ・しずく 「「私達が!デュエマで倒します!!」」

 

 

 

 

ここにも彼を助けてくれる人達がいた。ちゃんと見てる

 

だから私はここに来たんだ。彼に救ってもらったしずくちゃん

 

彼がここまで興味を引いて、マクガフィンも認めたかすみちゃん

 

だから私は彼女たちに全てを託すことにしたんだ。

 

 

 

 

バイパー 「…お前たちの気持ちはわかる…ランキングも上位だ…

 

     だが!勝てるのか?ヨウキに!それも!槍を持つやつに!

 

     あの槍は危険なんだぞ!一歩間違えれば死ぬことだってある!」

 

 

バイパー 「ここは茶熊学園!日本とは違う!ただの怪我では済まないぞ!

 

     それでもお前達は戦うのか?自分の命を捨ててまで…!

 

     そんなその場の雰囲気で言うな!!」

 

 

 

 

バイパーさんの気持ちも本当はわかる。あの槍は危険

 

一歩使い方を間違えれば命を落とす。だから祓ったんだ

 

それでも彼の心の闇につけこんで復活した。だから危険

 

茶熊学園の生徒なら死ぬことはないけど普通の人は死ぬこともある

 

本当なら私が代わりに戦いたかった…助けたかった…私には無理だ…

 

そう思った時2人から予想しない言葉が飛んできた。

 

 

 

 

 

かすみ・しずく 「「構いません!!死んでも!!彼を救えるなら!!」」

 

 

 

 

バイパー 「!?」

 

 

 

セツナ 「…嘘…」 ポロポロ

 

 

 

 

 

私は涙を流した。この2人は何を言ったのか

 

そう、『死んでもいいと』、『彼を救えるなら』って

 

ねえヨウキ…貴方がしてきたことは間違いじゃないんだよ?

 

ここにも私と同じで助けてくれる人がいるんだよ?

 

 

 

 

 

 

かすみ 「かすみんだって…先輩に救われたんです!今度はかすみんの番です!」

 

 

 

しずく 「耀姫さんから仲間の大切さを教えてもらいました…だから今の私がいるんです!」

 

 

 

かすみ 「死ぬのが怖かったら…誰も助けれません!かすみんは嫌です!!」

 

 

 

しずく 「私はあの人に仲間や信頼を再度教えてもらいました!!今度は私が教えたいんです!」

 

 

 

 

バイパーは思った。何故ここまで死ぬ覚悟で助けようとするのか

 

彼が助けたって話は間違いではない。しかし聞いていた。実際には

 

彼は助けてはいない。かすみに関してはマクガフィンだ。だがそれは

 

マクガフィンが感じ、ヨウキは信じたからだ。

 

しずくに関してはヨウキは助けたのは事実だが…ここまでの信頼…

 

 

 

 

ねえヨウキ…貴方はまだ信用できない?こんなにも貴方を信頼してる人

 

今までは私を信頼して少しずつ仲間が増えたよね?レインさんやルカさん

 

ノアちゃんにティナちゃんにセイヤ。それでも信頼してる人はいるんだよ?

 

カスミさんから聞いたけど…この2人は君の事を……だから私はね?言うんだ

 

 

 

 

セツナ 「かすみちゃん…しずくちゃん…お願いします…彼を…ヨウキを助けてください…」 ポロポロ

 

 

 

私は言うんだ、今度こそ!元通りになるんだって気持ちを2人に託して。

 

 

 

バイパー 「…そこまで言うんだな…わかった…お前達に託す…!あいつを救ってくれ!」

 

 

 

 

 

 

かすみ・しずく 「「はい!!絶対に助けて見せます!!」」

 

 

 

 

 

 

────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

璃奈 「…1ついい?デッキはどうするの?」

 

 

 

かすみ・しずく 「…あ」

 

 

 

璃奈 「かすみちゃんのデッキもしずくちゃんのデッキも…お互いに違うデッキ…

 

   デュエマするのはかすみちゃんだろうけど…このままだと…」

 

 

 

そう2人にデッキは全く違うデッキ。無理もない。しずくちゃんに関しては

 

デュエマ部から逃げてきたからドラグナーしかない…かすみちゃんのデッキは

 

ビビッドロー…相性が悪い。このままでは…うん。私も2人の為にできることは

 

 

 

 

璃奈 「2人共…このカードたちとかすみちゃんのデッキと…しずくちゃんの好きなカードで

 

   組んでみよう?」

 

 

しずく 「璃奈さん…」

 

 

 

かすみ 「りな子…」

 

 

 

 

璃奈 「私も…何かをしないといけないんだって…これから…部と対立の為に」

 

 

 

同好会メンバー 「……」

 

 

 

バイパー 「よし!皆で考えるぞ!明日に備えて!」

 

 

 

同好会メンバー・セツナ 「はい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────────────朝

 

 

 

 

 

 

 

茶熊学園デュエマ最強決定戦最終日

 

 

 

 

カムイ 「これより茶熊学園デュエマ最強決定戦最終日を始めます!」

 

 

 

 

 

 

 

「「「おぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

カムイ 「皆さん頑張ってください!それでは開始です!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────

 

 

 

 

 

かすみ 「よし!デッキが完成しました!しず子!りな子!ありがとう!!」

 

 

 

璃奈 「頑張って…!かすみちゃん!」

 

 

 

しずく 「…私の想いを託したからね?」

 

 

 

侑 「かすみちゃん…頑張って!」

 

 

 

歩夢 「しっかりね!」

 

 

 

せつ菜 「想いよ届けましょう!!」

 

 

 

彼方 「かすみちゃん~ファイト~!」

 

 

 

ミア 「…君の想い。見せてくれ」

 

 

 

エマ 「ファイトー!」

 

 

 

かすみ 「皆さん…ありがとうございます!絶対に勝ちます!!」

 

 

 

「待って!!」

 

 

 

セツナは走ってきた。

 

 

 

かすみ 「どうしたんですか?セツナ先輩」

 

 

 

セツナ 「…かすみちゃん!このカードを!」

 

 

 

セツナはかすみにカードを渡した。

 

 

 

かすみ 「あれ…?このカードって…」

 

 

 

 

セツナ 「驚いた?このカードは彼の新しいカードなの♪」

 

 

 

 

セツナ 「彼が本当は使いたいカードだった…だから!貴方に使って欲しいの!

 

    そして!彼に本当に必要なモノに気づいて欲しいの!」

 

 

 

 

かすみ 「……はい!セツナ先輩の想い…受け取りました!!」

 

 

 

 

 

 

かすみは耀姫の元へ行くのであった──────────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




何度もシリアス場面すいません…


果たして皆の想いは届くのか?


次回はかすみと耀姫の友情回です。

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