虹ヶ咲マスターズプロジェクト!   作:ヨザミン

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クリスマス 茶熊学園編です。


時期は耀姫が茶熊学園にいる時期です

オリジナルなので、茶熊2017年のストーリーとは基本関係ありません

基本は耀姫とセツナです。


クリスマス特別編 茶熊学園のクリスマス

※茶熊学園2017のオリジナルストーリーになっています。

 

※茶熊学園2017の冥翼のファンタズマが関与しないifストーリーになっています。

 

※オリジナルなので完全に内容とキャラの一部やストーリーも違います。

 

※冥翼のファンタズマを知りたい方は検索をオススメします

 

 

【茶熊学園】

 

 

カムイ 「今日はクリスマスですね!いやー楽しみですね!」

 

 

 

ヨウキ 「……あのよ?学長」

 

 

 

カムイ 「何ですか?」

 

 

 

 

ヨウキ 「夜だよな?クリスマス」

 

 

 

カムイ 「そうですよ?」

 

 

 

ヨウキ 「なんで…俺は生徒会室に呼ばれてるんだ?」

 

 

 

 

カムイ 「それはあなたがサボったからですよ!」

 

 

 

 

そう…俺は今日の授業をサボった。

 

 

何故だって?色々あるんだよ…察しろ

 

 

 

 

カムイ 「あなたはクラスメイトに馴染んだのに…何をしてたんですか…」

 

 

 

 

ヨウキ 「買い物だ……それ以外はないぞ」

 

 

 

 

 

カムイ 「そうですか…では反省文ですね」

 

 

 

ソウマ 「ほら!反省文5枚だ!」

 

 

 

ヨウキ 「……多くないですか?」

 

 

 

ソウマ 「気のせいだ、書かないと夜のクリスマス会に間に合わないぞ」

 

 

 

ヨウキ 「…それは困るな……書くか」

 

 

 

 

俺は渋々反省文を書く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

【教室】

 

 

 

セイヤ 「今日何時からだっけ?」

 

 

 

ティナ 「7時じゃなかった?今は4時だから…3時間後だよ!」

 

 

 

ノア 「楽しみなのです」

 

 

 

レイン 「……興味ねぇな!」

 

 

 

ネモ 「……それは同感だ」

 

 

 

セイヤ 「お前らも楽しもうぜ!」

 

 

 

ユキムラ 「君はむしろ……はしゃぎすぎだ…」

 

 

 

セツナ 「…男子って…ホント馬鹿だよね…」

 

 

 

ルビィ 「でも!いいことですよ!」

 

 

 

オスクロル 「そうですね♪」

 

 

 

 

ここでセイヤがおかしな事を口にした。

 

 

 

 

セイヤ 「そういえばよ…ヨウキはどうした?」

 

 

 

 

セツナ 「!」 ビクッ

 

 

 

 

ノア 「ヨウキは生徒会室なのです」

 

 

 

 

レイン 「……アイツ何やらかしたんだよ」

 

 

 

 

ユキムラ 「なんでも…サボって買い物に行ったらしい」

 

 

 

 

ネモ 「アイツは……そんなくだらない事でサボっかのか?」

 

 

 

 

ティナ 「はぁ…セイヤならわかるけど…ヨウキさんがサボるって…」

 

 

 

ルビィ 「ど、どうしてサボったんでしょう…?」

 

 

 

ユキムラ 「僕にもわからないな…」

 

 

 

セツナ 「私、見てくる!」

 

 

 

 

セツナは急いで生徒会室に向かった。

 

 

 

 

レイン 「……オイ!あの巫女の…ヨウキへの感情ヤバくねぇか?いい意味で」

 

 

 

ティナ 「ホント凄いと思いますよ…いないだけで見てくるって」

 

 

 

ノア 「それほど大好きなのですね」

 

 

 

オスクロル 「そうですね!」

 

 

 

 

セイヤ 「アイツら…くっつけるか?」

 

 

 

ティナ 「セイヤ……面白そう!!」

 

 

 

 

ネモ 「くだらない…が!貴様ら気づいてないのか?」

 

 

 

ユキムラ 「ネモ?何か気づいてるのかい?」

 

 

 

ネモ 「よく…考えてみろ!アイツ等は基本一緒にいる…

 

   一緒に寝てるとも聞いてる…それなのにアレはなんだ?」

 

 

 

 

ルビィ 「確かに……校則を破ってまで一緒に寝てるのに…付き合ってないのは…」

 

 

 

レイン 「それはアイツ等がそれ以上を望んでないんじゃないか?」

 

 

 

ティナ 「望んでない?」

 

 

 

ノア 「ノアもわかる気がするのです」

 

 

 

セイヤ 「でもそれっていいのか?アイツ等は…」

 

 

 

ネモ 「…少なくとも…俺達を仲間と思ってるのは変わらない」

 

 

 

ネモ 「だが…あの女以上はないんだろうなとは思うぞ」

 

 

 

ルビィ 「それほど…セツナさんに感謝してるんですかね?」

 

 

 

レイン 「少なくとも…それは一理あると思うぜ」

 

 

 

ネモ 「……おそらく…買い物はプレゼントだろうな」

 

 

 

ティナ 「サボってまで買い物しますかね?」

 

 

 

レイン 「サボってでも巫女にプレゼントしたいんだろうな」

 

 

 

セイヤ 「…!なら…俺らでセッティングしてやるか!」

 

 

 

皆 「「「はい(おう)!!!」」」

 

 

 

 

 

タラコ組による作戦が始まった。

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

【生徒会室前】

 

 

 

セツナ 「勢いできたけど…私ってヨウキの事ばっか考えてる…」

 

 

 

ヨウキの事が嫌いじゃないし、何より救われたから

 

 

好きってわけではない…と思うけど…一緒にいたいとは思ってる

 

 

もしかしたら……この感情って…好きってことなのかな?

 

 

まあいいや…とりあえずヨウキを呼ぼう!

 

 

 

セツナ 「ヨウ……「それで?お前がサボった理由はなんだ?」 ソウマさん?」

 

 

 

 

中で何かを話してる?見たいだけど…サボった理由?なんだろう……

 

 

私はその場で会話を聞いていた。

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

ヨウキ 「はぁ…反省文なんて初めて書いたぜ…」 カキカキ

 

 

 

ソウマ 「だろうな…いつもはセイヤだしな」

 

 

 

ヨウキ 「悔しいが…アイツの苦労がわかったぜ」 カキカキ

 

 

 

ソウマ 「それで?お前がサボった理由はなんだ?」

 

 

 

ヨウキ 「はい?いきなりどうしたんですか?」

 

 

 

 

ソウマ 「お前は成績も優秀…サボっても大丈夫だが…」

 

 

 

ソウマ 「一度もサボらず授業も出てるのに…何故だ?」

 

 

 

 

ヨウキ 「……それだけですか?」 カキカキ

 

 

 

ヨウキ 「別に対した事はありませんよ?」 カキカキ

 

 

 

ヨウキ 「もう書き終わりますが……てか終わりました」 カキ

 

 

 

 

ソウマ 「………セツナか?」

 

 

 

 

ヨウキ 「っ!///」 ビクッ

 

 

 

 

ソウマ 「……やはりか……付き合ってるのか?」

 

 

 

 

ヨウキ 「…違います」

 

 

 

ソウマ 「2人で行動して…違反してまで一緒に寝て…馬鹿か?」

 

 

 

 

ヨウキ 「馬鹿はひど…って!何で一緒に寝てるって知ってるんだよ!///」

 

 

 

 

ソウマ 「バイパーさんから聞いたぞ…それで?正直に話せば…違反はスルーしてやる」

 

 

 

 

ヨウキ 「……それは……」

 

 

 

 

ソウマ 「…今なら…話せば、お前とセツナだけに特別に許可を取ってやるが…どうする?」

 

 

 

ヨウキ 「………」

 

 

 

ソウマ 「そうか……ならこの話はな……「話すので許可を出してください」 おい」

 

 

 

ヨウキ 「俺はセツナと一緒じゃないと寝れないんです!さみしいんです!」

 

 

 

 

ソウマ 「……お前ら2人は…依存しすぎじゃないか?」

 

 

 

ソウマ 「過去の話は知ってるが……この話はしないでおこう」

 

 

 

 

ソウマ 「それで?サボった理由は?」

 

 

 

 

ヨウキ 「……プレゼントを買う為です」

 

 

 

 

ソウマ 「プレゼントだと?それはわかるが…サボるほどか?」

 

 

 

ヨウキ 「実はですね…」

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

【クリスマスの前の日】

 

 

 

セツナ 「もうすぐクリスマスだね!」

 

 

 

ティナ 「そうですね!」

 

 

 

オスクロル 「皆さんは何か欲しいのはあるんですか?」

 

 

 

ノア 「ノアはネモがくれるものならなんでも良いのです」

 

 

 

ルビィ 「わ、わたしは裁縫用具ですかね」

 

 

 

ティナ 「私は……お菓子とか?」

 

 

 

オスクロル 「皆さん素敵な内容ですね!セツナさんは?」

 

 

 

 

セツナ 「ふぇ?私?」

 

 

 

私の欲しいモノってなんだろう?

 

 

思い浮かぶモノ……これかな?

 

 

 

 

セツナ 「ヨウキ…ヨウキが欲しいな」 ボソッ

 

 

 

 

ティナ 「えっ」

 

 

 

ノア 「ゆら~」

 

 

 

ルビィ 「えっ!?」

 

 

 

オスクロル 「セツナさん!?」

 

 

 

 

 

アレ?私今…なんて…皆驚いて…?

 

 

私の欲しいモノは……ヨウキ

 

 

って!ヨウキ!?これじゃあ私…!

 

 

 

 

セツナ 「え、えっと違うの!///違うの!///」

 

 

 

 

 

セツナ 「た、確かに…もっと一緒にいたいけど…!///」

 

 

 

 

オスクロル 「セツナさん…本音が」

 

 

 

セツナ 「えっ!?///うぅ…///」

 

 

 

 

ノア 「ゆら?」

 

 

 

ノアは扉の向こうに誰かの姿をみたのです

 

 

 

ノア (アレはヨウキなのです…ちゃっかり聞いて顔が赤いのです)

 

 

 

ノア (ここは…ノアが2人の仲をもっとよくするのです)

 

 

 

 

ノア 「セツナさんの欲しいモノはなんですか?」

 

 

 

 

セツナ 「私は…ね…リボンが欲しいの」

 

 

 

 

ルビィ 「リボン…ですか?」

 

 

 

 

セツナ 「このリボン…ね?結構ボロくなってるから変えようかと」

 

 

 

 

セツナ 「ほら…茶熊に入って…いじめにあってた時に…リボンもやられてさ」

 

 

 

セツナ 「リボンならなんでもいいんだけど…この赤とピンクがいいんだよね?」

 

 

 

セツナ 「私ってこんな色が好きだから…この色がいいんだけど…中々無くて…」

 

 

 

セツナ 「買いに行くにしても…私って後先考えずお金使って…結局買えないんだよね」

 

 

 

オスクロル 「そうなんですね」

 

 

 

セツナ 「うん…それで…もし可能なら…ヨウキからプレゼントされて…

 

    つけてもらいたいなって…//////」

 

 

 

 

ティナ 「素敵ですね!でも…付き合わないんですか?」

 

 

 

ルビィ 「そうですよ!あんなに仲いいなら…どうして」

 

 

 

 

セツナ 「それはね…ヨウキと私は友達でパートナーなの」

 

 

 

 

ティナ 「パートナーですか?」

 

 

 

 

セツナ 「うん…一緒にいて…お互いに理解して…信頼する

 

    私もヨウキもそれで満足なの…」

 

 

 

セツナ 「もちろん…この感情は…好きかもしれないけど…」

 

 

 

セツナ 「私はヨウキの隣にいるだけで…一番の幸せなんだって」

 

 

 

ティナ 「………」

 

 

 

 

ノア 「わかるのです。ノアとネモと同じなのです」

 

 

 

 

ノア 「ノアも今の関係が満足なのです」

 

 

 

セツナ 「ノアさん…」

 

 

 

 

 

ノア 「でも…クリスマスの日ぐらいは…遠慮しないほうがいいのです」

 

 

 

 

ノア 「このさき、ヨウキが彼女を作った時に困るのです」

 

 

 

 

セツナ 「彼女……そうだよね…」

 

 

 

 

ノア (ゆら?ヨウキがいなくなったのです、おそらく…なのですね)

 

 

 

 

 

ノア 「セツナさん…ヨウキと熱い夜を過ごすのです」

 

 

 

セツナ 「ふぇ!?//////」

 

 

 

ノア 「セッティングはバッチリするのです」

 

 

 

セツナ 「え、えっと//////…お願いします」

 

 

 

 

ノア 「では皆で頑張るのです」

 

 

 

 

皆 「「「はい!!!」」」

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

ヨウキ 「ってことなんですよ…」

 

 

 

ソウマ 「……なるほどな…それでか」

 

 

 

ヨウキ 「そんな感じですよ…もういいですか?」

 

 

 

ソウマ 「…ああ!戻っていいぞ」

 

 

 

 

ヨウキ 「では…失礼しました。」

 

 

 

 

俺は生徒会室を後にした。

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

ヨウキ 「……さてと…まだ時間あるし…適当に…」

 

 

 

俺はクリスマス会の時間まで何をするか考えていた。

 

 

するとそこに……セツナがいた。

 

 

 

 

ヨウキ 「……待ってたのか?」

 

 

 

 

セツナ 「…うん…迷惑だった?」

 

 

 

 

ヨウキ 「……別に」

 

 

 

セツナ 「…そっか……あのね?」

 

 

 

 

ヨウキ 「クリスマス…」

 

 

 

 

セツナ 「…?」

 

 

 

 

ヨウキ 「……後で…2人で過ごさないか?」

 

 

 

 

ヨウキ 「クラスのが終わってからだけど…」

 

 

 

 

セツナ 「…!うん!」

 

 

 

 

ヨウキ 「…そろそろ教室に戻るぞ」

 

 

 

俺は教室に戻ろうとする。

 

 

 

セツナ 「ま、待ってよー!」

 

 

 

私はヨウキについて行った。

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

カムイ 「それでは!メリークリスマス!」

 

 

 

 

タラコ組一同 「「「メリークリスマス!!!」」」

 

 

 

 

ソウマ 「今日は楽しんでくれ!」

 

 

 

 

ヨウキ 「教室かよ…」

 

 

 

 

 

俺達は教室でクリスマス会を始めた。

 

 

上級生の人達が料理などを出してくれていた。

 

 

…何故か…ノアもたこ焼きを作って出していた。

 

 

ちなみに俺は何故か女子といた……オイ…

 

 

 

 

 

 

【男子side(ヨウキ除く)】

 

 

 

 

セイヤ 「しかしよ…上級生皆料理できるのはいいな」

 

 

 

レイン 「それぐらいできるだろ!」

 

 

 

ユキムラ 「流石に料理が出来ないと…」

 

 

 

セイヤ 「俺だけ出来ない奴か!?」

 

 

 

ネモ 「貴様以外誰がいるんだ」

 

 

 

セイヤ 「…まだだ!男子は俺以外にいるはずだ!」

 

 

 

セイヤ 「ヨウキだ!あいつも絶対料理は出来ないはずだ!」

 

 

 

レイン 「…それはないだろ」

 

 

 

レインは知っているらしい。

 

 

 

 

セイヤ 「アイツの昼は基本パンだ!しかもクリームパンしか食っていない!」

 

 

 

セイヤ 「早速聞いてくるか!」

 

 

 

セイヤはヨウキに話しかけに行った。

 

 

 

 

 

ユキムラ 「…なあレイン…ヨウキって…」

 

 

 

レイン 「料理できるに決まってるだろ…」

 

 

 

ネモ 「だが…クリームパンしか食べないのは何故だ?」

 

 

 

レイン 「んなモン決まってるだろ?」

 

 

 

 

レイン 「アイツが好物で…巫女の好物だからな!」

 

 

 

 

レイン 「それにだ!アイツのクリームパンは手作りだ!」

 

 

 

 

ユキムラ 「……彼はパンを作れるのかい?」

 

 

 

 

レイン 「アイツ、料理はできるぜ?だがクリームパンしか基本は食べない」

 

 

 

 

ネモ 「……ノアのたこ焼きと同じだな…」

 

 

 

レイン 「料理はほとんど作れるからな…パンだけしかって事はわかるか?」

 

 

 

 

 

ネモ・ユキムラ 「「セツナか…」」

 

 

 

 

 

レイン 「アイツが学校でパン以外食ってるのを見てないのはそういうことだ」

 

 

 

 

 

ユキムラ 「セイヤ…終わったな」

 

 

 

ネモ 「…そんなことより…食うぞ!」

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

【女子side(ヨウキ含む)】

 

 

 

 

ティナ 「美味しい~♪」 モグモグ

 

 

 

 

ルビィ 「ホントです!」 モグモグ

 

 

 

 

セツナ 「うんうん!美味しい!」 モグモグ

 

 

 

 

オスクロル 「3人共…焦らなくてもたくさんありますよ」

 

 

 

 

この3人は料理を食べていた。

 

ドーナツ、たこ焼き、肉、サンドウィッチ

 

ケーキ等をな。

 

……いや…俺も食ってるんだけどな…

 

 

 

ヨウキ 「……ハムスターかよ…(しかもセツナがハムスターみたいで可愛い…)」 モグモグ

 

 

 

 

セツナ 「ん?何か言った?」

 

 

 

 

ヨウキ 「……別になn──「セツナがハムスターみたいで可愛いって言ったのです」 ノア!!///」

 

 

 

 

 

セツナ 「えっと…えっ!?//////」

 

 

 

 

ヨウキ 「っ!///そんな事言ってないし、思ってもいない!ハムスターは言ったけど…」

 

 

 

 

ティナ 「ふーん?ホントは?」

 

 

 

オスクロル 「白状した方がいいと思いますけど…」

 

 

 

ルビィ 「せ、青春してますね!」

 

 

 

 

ヨウキ 「お前ら…な!」

 

 

 

 

ソウマ 「ちなみにだが…ここにちょうど…考えてる事がわかるルーンがあるんだが…」

 

 

 

ソウマ 「どうする?使って…皆に知られるか…自分で話すか…どっちがいい?」

 

 

 

ヨウキ 「(逃げ道が…ない…)」

 

 

 

ヨウキの選択肢は3つある

 

 

 

ヨウキ (1つは…白状すること…それだと皆にバレる)

 

 

 

ヨウキ (2つ目は……黙ってルーンを使われる事…)

 

 

 

ヨウキ (そして3つ目……この場から逃げること…)

 

 

 

ヨウキ (あのルーンは…対象がいないと使えない筈…!)

 

 

 

ヨウキ (よし!逃げ………)

 

 

 

俺は考えるのをやめた、何故なら…

 

 

 

 

セツナ 「……ヨウキ…」 ギュ

 

 

 

 

セツナが服の裾を掴んで離そうとしないからだ。

 

 

 

 

 

ヨウキ (………考えるのも馬鹿馬鹿しいな)

 

 

 

 

ヨウキ 「……セツナの食べてる姿がハムスター見たいで可愛いって言ったんだよ」

 

 

 

 

ノア 「セツナさん、そう言う事なのです。」

 

 

 

ティナ 「隠さなくてもいいのに!」

 

 

 

セツナ 「//////」

 

 

 

ヨウキ 「…反応に困るんだが…///」

 

 

 

セツナ 「…あ、いや…うん…ありがと//////」

 

 

 

 

ヨウキ・セツナ 「//////」

 

 

 

 

ノア 「完全に2人の世界なのです」

 

 

 

ティナ 「そうですね」

 

 

 

 

するとそこへ・・・セイヤが現れた。

 

 

 

 

セイヤ 「お前達!ちょうどよかった!聞きたいことがあるんだ!」

 

 

 

 

ティナ 「セイヤ?いきなり何?」

 

 

 

セイヤ 「料理って出来るか?」

 

 

 

 

女子全員 「はい?」

 

 

 

コイツは女子に何て発言をしてるんだ?

 

 

 

 

セイヤ 「さっき男子で話しててよ!まずヨウキが料理できるか話があってよ」

 

 

 

 

セイヤ 「ついでに女子にも聞いときたいなってよ!」

 

 

 

 

ノア 「ノアは余裕なのです。」

 

 

 

ルビィ 「わ、わたしも!弟いますし…」

 

 

 

オスクロル 「シェアハウスしてましたし…」

 

 

 

3人はできると回答した……が…2人が参加してなかった

 

 

 

 

ティナ 「」

 

 

 

セツナ 「」

 

 

 

 

そうティナとセツナだった。

 

 

 

 

セイヤ 「え?出来ないのか?」

 

 

 

ティナ 「……知ってるでしょ…細かいの苦手なんだし…」

 

 

 

セツナ 「……私……は……がさつだし…」

 

 

 

セイヤ 「マジかよ……まあ見た目でなんとなくわかってたわ。」

 

 

 

セイヤ 「できるようにしないと…逃げるもんも逃げるぜ!」

 

 

 

 

は?コイツ殴っていいか?

 

 

 

 

セイヤ 「そんなことより!ヨウキはどうなんだ?」

 

 

 

 

ヨウキ 「……料理ならできるんだが…お前と違って」

 

 

 

セイヤ 「嘘だろ!だってお前…クリームパンしか食ってないじゃん!」

 

 

 

セイヤ 「それ以外食ってないってことは料理が出来な──「お前殴っていいか?」 はぁ?」

 

 

 

 

ヨウキ 「割と殴りたいと思ってたんだ。」

 

 

 

セイヤ 「料理できないんだろ?何も殴ろうとすることないだろ」

 

 

 

ヨウキ 「何か勘違いしてないか?」

 

 

 

セイヤ 「?」

 

 

 

 

女子一同 (((セイヤ…終わった)))

 

 

 

 

ヨウキ 「レインとオスクロルは知ってるけど…俺は料理できるぞ?」

 

 

 

オスクロル 「そうですね…言っちゃえば…私とレインさんより腕はありますね」

 

 

 

セイヤ 「マジ?」

 

 

 

セツナ 「てか…私も食べてるし…ヨウキの料理…」

 

 

 

セイヤ 「なら…何でクリームパンしか食わない!何故他の料理を食べないんだ?」

 

 

 

ヨウキ 「だってセツナと俺の好物だし、それしか食わないで何が問題なんだ?」

 

 

 

 

オスクロル (アレ?ヨウキさん少し…キレてませんか?)

 

 

ノア (少しイライラしてるのです)

 

 

ルビィ (割とヤバい感じですか?)

 

 

 

 

ヨウキ 「セツナと俺の好物だけを食べて何が問題なんだ?セイヤには関係ないはずだ」

 

 

 

 

セイヤ 「でもよ?パンなんて買えるだろ?なら──「ちなみに俺が作ってるパンだが?」 はぁ?」

 

 

 

 

ヨウキ 「何を驚いてるんだ?そもそも買った袋じゃないやつに入ってるんだが…」

 

 

 

ヨウキ 「俺はちゃんと作って、食べている…それなりに時間もかけてる」

 

 

 

ヨウキ 「クリームパン以外もちゃんと作ってる…それでも好物だしな」

 

 

 

ヨウキ 「それに…セツナ以外にパンを食べさせていない」

 

 

 

ノア 「確かにそうなのです」

 

 

 

オスクロル 「どうしてですか?」

 

 

 

ヨウキ 「俺とセツナの大切な時間で…大切な食べ物を食べる…だからな…」

 

 

 

 

セツナ 「ヨウキ……」

 

 

 

 

ヨウキ 「料理ができるできなくも大切だが…出来ない奴が…出来ない奴に言ってもな」

 

 

 

 

ヨウキ 「せめて…出来てからモノを言って欲しい」

 

 

 

 

セツナ 「………ヨウ…キ」

 

 

 

セイヤ 「……悪かった。セツナにティナ…」

 

 

 

 

セツナ 「ううん…気にしてないから!」

 

 

 

ティナ 「一発殴らせてくれるなら許すよ」

 

 

 

ヨウキ 「それ!俺も参加していい?コイツ殴りたいから!」

 

 

 

セイヤ 「なんでだ!」

 

 

 

ヨウキ 「俺の前で…セツナを馬鹿にすることは…死を意味する」

 

 

 

セイヤ 「……マジ?」

 

 

 

ヨウキ 「…まあ可哀想だから…ティナの拳3発で許してやる」

 

 

 

セイヤ 「それはそれでやめてくれぇぇぇ!!」

 

 

 

ティナ 「まあ…今日は殴らないよ…次はないから」

 

 

 

セイヤ 「はい、すんませんでした」

 

 

 

ヨウキ 「……さて…ちょっと外に行ってくるわ…(チラ)」

 

 

 

オスクロル 「(セツナさんを見てる?)…そうですか…寒さには気をつけてください」

 

 

 

ヨウキ 「ああ…皆、後でな」

 

 

 

俺は教室を後にした。

 

 

 

 

 

レイン 「オイ…!何処行くんだ?」

 

 

 

 

ヨウキ 「ああ…ちょっとな!」

 

 

 

俺はレインそう言って、廊下の端に向かい…隠れた

 

 

 

 

レイン 「……マジでアイツヘタレだな」

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

ノア 「セツナさん、今なのです」

 

 

 

オスクロル 「早く向かいましょう!」

 

 

 

ティナ 「チャンスですよ!」

 

 

 

セツナ 「う、うん…!皆ありがとう!先に抜けるね?」

 

 

 

 

セツナも教室を後にした。

 

 

 

 

 

 

オスクロル 「間に合いますかね?」

 

 

 

ティナ 「うーん…どうでしょう」

 

 

 

 

レイン 「安心しろ!」

 

 

 

 

オスクロル・ティナ 「「レインさん!!」」

 

 

 

レイン 「さっきヨウキが出て行ったけどな……そこの…廊下の端にいたぜ」

 

 

 

 

ティナ 「はい?」

 

 

 

オスクロル 「まあ!」

 

 

 

ノア 「それはつまり……」

 

 

 

レイン 「俺達もアイツ等を2人にするのが目的だったが…どうやら必要ないらしいな!」

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

セツナ 「ヨウキ……もう行っちゃったかな?」

 

 

 

一緒に行けば良かったかな?でもそれだと…

 

 

なんて言ってると……廊下の端に誰かがいた。

 

 

 

 

 

ヨウキ 「……抜け出せたか?」

 

 

 

 

セツナ 「ヨウキ!」 ダキッ

 

 

 

待っててくれたんだ…嬉しい!

 

 

 

 

 

ヨウキ 「抱きつくな……全く…」 ギュ

 

 

 

 

セツナ 「……温かいね…」

 

 

 

ヨウキ 「ほら…行くぞ…部屋に」

 

 

 

 

セツナ 「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

【茶熊学園の男子寮】

 

 

 

俺はセツナを自分の部屋に招き入れた。

 

 

実際は何回か入れてはいるけどな

 

 

 

 

ヨウキ 「そういえばさ…学校の許可もらったから…自由に入れるぞ」

 

 

 

セツナ 「ホント!?じゃあ毎週来るね!」

 

 

 

 

ヨウキ 「毎日でもいいのに…」

 

 

 

 

セツナ 「えっ!?//////」

 

 

 

ヨウキ 「あ…声に出てた?」

 

 

 

セツナ 「うん…出てた//////」

 

 

 

 

ヨウキ 「……と、とりあえず…どうする?///」

 

 

 

 

セツナ 「うーん…さっき…食べたし…」

 

 

 

ヨウキ 「(今渡すか…)あのさ…これ!セツナにプレゼント!」

 

 

 

俺はセツナにあるものを渡した。

 

 

 

 

セツナ 「これって……開けていい?」

 

 

 

 

ヨウキ 「ああ」

 

 

 

 

 

セツナは開けた…そこに入ってたものは…

 

 

 

セツナ 「リボン……しかも私が使ってる奴の新品…」

 

 

 

 

ヨウキ 「貸してみろ…!」

 

 

 

 

俺はリボンを手に取り、セツナのリボンと取り替えて…

 

 

そのリボンをセツナに付けてあげた。

 

 

 

 

セツナ 「……ヨウキ…これって…」

 

 

 

ヨウキ 「セツナへのプレゼントだよ。クリスマスと今までを込めて…」

 

 

 

セツナ 「今まで?」

 

 

 

ヨウキ 「セツナに救われた…あの時…それも含んでるんだ」

 

 

 

ヨウキ 「いつも……ありがと…ずっと一緒にいような//////」

 

 

 

セツナ 「っ!///ヨウキ……大好き!//////」 ダキッ

 

 

 

ヨウキ 「おい……抱きつくな!//////もう…」 ギュ

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

セツナ 「それでね?私達…付き合う事はなしにしよ?」

 

 

 

ヨウキ 「どうしたんだ?」

 

 

 

セツナ 「私は…今の関係で満足してるし…これ以上は望まないって」

 

 

 

セツナ 「ヨウキとこうやって…一緒にいるだけで幸せだから!」

 

 

 

セツナ 「もし…この先…ヨウキが選ぶ女性がいなければ…その時は!」

 

 

 

セツナ 「私と付き合って欲しい!」

 

 

 

 

セツナ 「もちろん…今まで通りにスキンシップはするけど…」

 

 

 

ヨウキ 「……ああ、その時が来たらな!」

 

 

 

セツナ 「うん!じゃあ…まずは!」

 

 

 

 

 

 

チュッ

 

 

 

 

 

 

セツナはヨウキの頬にキスをした。

 

 

 

 

 

ヨウキ 「………え?」

 

 

 

 

 

セツナ 「……スキンシップ…そして…大好きの証」

 

 

 

 

 

セツナ 「私からのクリスマスプレゼント!//////」

 

 

 

 

 

ヨウキ 「………セツナ」 グイ

 

 

 

 

 

 

セツナ 「どうし────んん!?」

 

 

 

 

俺はセツナにキスをした。口にだ

 

 

 

 

 

ヨウキ 「ぷはっ…俺も…プレゼント貰ったからな//////」

 

 

 

 

セツナ 「……ズルい//////」

 

 

 

 

ヨウキ 「もう寝ようぜ?」

 

 

 

 

セツナ 「うん//////」

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

俺達はベッドの中に入った。

 

 

 

 

ヨウキ 「言い忘れてた」

 

 

 

セツナ 「私も!」

 

 

 

 

ヨウキ・セツナ 「「メリークリスマス!!」」

 

 

 

 

 

セツナ 「遅すぎたけどね…」

 

 

 

 

ヨウキ 「そうだな…」

 

 

 

 

セツナ 「ねぇ……最近思うんだけど…」

 

 

 

ヨウキ 「どうした?」

 

 

 

セツナ 「この時間が……ずっと続いたらって…」

 

 

 

ヨウキ 「俺も……ずっと続いたらいいと思ってる」

 

 

 

セツナ 「ふふ♪やっぱりヨウキと私って同じなんだね!」

 

 

 

 

ヨウキ 「当たり前だろ?」

 

 

 

セツナ 「……ありがと」

 

 

 

ヨウキ 「俺も…ありがとな」

 

 

 

 

ヨウキ 「……寝るか」

 

 

 

セツナ 「うん!」

 

 

 

ヨウキ・セツナ 「「おやすみ!!」」

 

 

 

 

これが俺達…2人だけのクリスマス

 

 

 

次の日…タラコ組に夜の出来事が知られて、質問責めされたとかなんとか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




茶熊学園のクリスマスでした。


セツナとヨウキの2人のクリスマスはいかがでした?


正月編も書きたいところですね。


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