虹ヶ咲マスターズプロジェクト!   作:ヨザミン

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しずくが本音を言います


次回から3章入ります。デッキ紹介してからですが


第24話

【グラウンド】

 

 

夜になるとこの学園は毎回宴の様なことをする。

 

 

別に嫌いなわけではないが酒を飲んでる連中がうるさい

 

 

そうオウガとヴィルフリートさんにレインだ

 

 

だからうるさい場所には居たくないため別の木の

 

 

下で休んでいるんだ俺はな。

 

 

 

 

 

 

耀姫 「……はぁ…大人しく酒飲めよなあいつら」

 

 

 

耀姫は1人でいると誰かが近づいてきた。

 

 

 

 

「前と変わらないじゃん!」

 

 

 

 

そうセツナだった。

 

 

 

セツナ 「もう!少しは仲間と飲まなくていいの?」

 

 

 

 

耀姫 「お前が言うな!お前が!」

 

 

 

 

セツナ 「…だって…ヨウキがいないと…寂しいし…」 ボソッ

 

 

 

 

耀姫 「……っ!///そんな顔するな!」

 

 

 

セツナ 「あっ!照れてる!」

 

 

 

セツナは思った。少しは意識してくれてるって

 

 

 

 

耀姫 「…で?なんかあったか?」

 

 

 

セツナ 「うーん…そんな事はないけど…」

 

 

 

耀姫 「たまには他の連中とつるんでもいいんだぞ?」

 

 

 

セツナ 「つるんでるよ?それに…『トワ』いないし…」

 

 

 

※トワとはセツナの幼馴染である。

 

 

 

耀姫 「……トワには連絡したのか?」

 

 

 

セツナ 「うん!大会見に来るって!」

 

 

 

セツナ 「それに…ヨウキにもよろしくって!トワが私以外に懐くなんて

 

    珍しいよね!」

 

 

 

耀姫 「…最初なんて…セツナにまとわりつく糞虫とか言われてたしな…」

 

 

 

セツナ 「あれは…仕方ないよ…」

 

 

 

 

 

 

 

prrrrrr…

 

 

 

 

 

突如携帯がなったのであった。

 

 

 

 

耀姫 「…俺のか?誰からだ………!もしもし」

 

 

 

 

 

トワ 【お久しぶりです!トワです!】

 

 

 

 

 

耀姫 【トワ?久しぶりだな!どうした?】

 

 

 

 

トワ 【いえ!得にはないんですけど…何か変わったと聞いたので…】

 

 

 

耀姫 【ああ…負けてから変わったよ】

 

 

 

 

トワ 【ヨウキ様が負けたのですか!?それは…】

 

 

 

耀姫 【負けちまった…でも楽しかったさ!】

 

 

 

 

トワ 【そうですか…一度デュエマしたいですね…】

 

 

 

 

耀姫 【茶熊学園に来ればいいだろ?学長には話しとくから】

 

 

 

トワ 【いえ!今私は日本にいるので…】

 

 

 

耀姫 【日本!?なんでまた…】

 

 

 

 

トワ 【実は…温泉に入りたかったので…】

 

 

 

耀姫 【………それだけ?】

 

 

 

トワ 【い、いえ!それ以外にも理由はあります!いずれ会えるかと】

 

 

 

 

耀姫 【そうか…セツナになんか言うことないか?】

 

 

 

 

トワ 【そうですね…女の子らしい格好と振る舞いをしてくださいと言ってください】

 

 

 

 

耀姫 【(十分いいんだけどな…)わかった。伝えとくよ。】

 

 

 

 

 

トワ 【はい!では大会で!】

 

 

 

 

────────────────────────────────

 

 

 

 

 

セツナ 「トワなんだって?」

 

 

 

耀姫 「ん?…今日本で温泉入りに行ってるんだって」

 

 

 

セツナ 「…トワらしいね…他には?」

 

 

 

耀姫 「………女の子らしい格好と振る舞いをしてくださいだって」

 

 

 

セツナ 「……トワの馬鹿!!そこまで言わなくてもいいじゃんね!」

 

 

 

耀姫 「……まあ…巫女パンチや蹴り辞めたらまだマシになるんじゃないかな…」

 

 

 

 

 

 

 

セツナ 「……ヨウキはさ…やっぱ女の子見たいな格好や振る舞いがいいの…?」

 

 

 

 

耀姫 「……はぁ…別に?俺はいつものセツナの方がいいと思うぞ…」

 

 

 

 

セツナ 「……っ///またそうやって……ありがと」

 

 

 

耀姫 「……とりあえず…行くか?あいつらの所に…」

 

 

 

 

セツナ 「…うん!!」

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

耀姫 「ん?あそこに誰かいるぞ」

 

 

 

セツナ 「アレは……しずくちゃん?」

 

 

 

耀姫 「……とりあえず行ってみるか」

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

【しずくside】

 

 

 

 

 

しずくは1人黄昏ていた。

 

 

 

しずく (今日のデュエマ……璃奈さんの実力…凄かった)

 

 

 

しずく (ルカさんだって、あそこまでの強さ…)

 

 

 

しずく (それに…相手のデッキの内容も理解して対策していました)

 

 

 

しずく (私には…あれほどの強さも…実力も…ありません)

 

 

 

しずく (ここに来てから…勝つことはできました…ですが未だに…)

 

 

 

しずく (やはり…かすみさんには…勝てない…)

 

 

 

 

しずく 「私は…弱い私!」 ポロポロ

 

 

 

 

 

 

 

耀姫 「何が弱いって?」

 

 

 

 

しずく 「!?」

 

 

 

 

耀姫 「せっかくいいデッキ渡したのに自分を弱いって…」

 

 

 

耀姫 「あの時の自身はどこへ言った?」

 

 

 

 

しずく 「……耀姫さん……」

 

 

 

耀姫 「アレか?かすみに勝てない…自分は大会に出れないって?」

 

 

 

しずく 「……そこまでわかるんですね…」

 

 

 

 

耀姫 「……そんなに出たいのか?」

 

 

 

しずく 「はい…大会に出て…同好会で何を学んでるのか…部のやり方

 

    では強くなれないって事は見せたいんです!」

 

 

 

しずく 「それに……もう一度!かすみさんの見てる景色が見たいんです!」

 

 

 

 

しずく 「でも…出ることは…」

 

 

 

 

耀姫 「………」

 

 

 

 

 

prrrrrr…

 

 

 

耀姫は電話をかけ始めた。

 

 

 

 

セツナ 「ヨウキ?」

 

 

 

 

しずく 「??」

 

 

 

耀姫 「まあ…見てな?─────────聞こえるか?」

 

 

 

 

? 【どうしたんですか…?夜ですよ?】

 

 

 

 

耀姫 【悪いな突然…】

 

 

 

? 【要件はなんですか?明日は休みですけどフェスティバルの練習が…】

 

 

 

 

耀姫 【お前のところって誰が出るんだ?】

 

 

 

 

 

? 【私と………と………と………が決まってますよ。後2人です。】

 

 

 

 

? 【あ、でも先程青い髪の子が編入してきてその子も入るので1人だけです】

 

 

 

 

耀姫 【それはトワって人か?】

 

 

 

 

? 【はい…!よくご存知で!知り合いですか?】

 

 

 

 

耀姫 【友達だ!それで…頼みがあるんだが───────って話なんだが…】

 

 

 

 

? 【なるほど……いいですよ?ちょうど1人空いてるので…私は大丈夫です!】

 

 

 

 

耀姫 【助かるぜ!歳はそっちのメンバーと同い年だ!仲良くしてやってくれ】

 

 

 

 

? 【それなら仲良くなれそうです!でもこの学校の人では…】

 

 

 

 

耀姫 【編入手続きさせるから!フェスティバル終わるまでの期間!】

 

 

 

? 【分かりました…皆に伝えときますね】

 

 

 

 

耀姫 【わざわざ悪いな!】

 

 

 

? 【いえ!むしろ楽しくなりそうで助かります!では後ほど…】

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

しずく 「誰と電話してたんですか?」

 

 

 

耀姫 「?…日本にいる仲間!」

 

 

 

セツナ 「今トワって聞こえたんだけど…」

 

 

 

耀姫 「そいつらがトワと接触したらしく一緒にいるらしい」

 

 

 

 

しずく 「…それで…何を話したんですか?」

 

 

 

耀姫 「……ああ…俺達は先に日本に行くって話!」

 

 

 

しずく 「えぇ!?」

 

 

 

セツナ 「どうして!?」

 

 

 

耀姫 「大会まで後1ヶ月以内だろ?先に現地いって…宿とか確保しないとだし

 

   そもそも練習はそこでできるわけで…何より茶熊の生活は飽きた。」

 

 

 

セツナ 「まあ飽きるよね…それで?どうするの?」

 

 

 

 

耀姫 「宿どうするかってなんだが…そもそも隠れ家あるしそこで決まり

 

   後は監視たちに見つからずに…しずくを合流させないとだな」

 

 

 

 

しずく 「合流って?」

 

 

 

耀姫 「しずくは明日から…別の学校の生徒になってもらうんだ」

 

 

 

しずく 「……それって…同好会を抜けろって…」 ポロポロ

 

 

 

しずくは泣いた

 

 

 

 

耀姫 「焦るな…同好会を抜けろってわけじゃない!そのままだと

 

   大会出れないだろ?」

 

 

 

しずく 「出れるって…?私出れるんですか!?」

 

 

 

耀姫 「ああ!電話で頼んだ!しずくをメンバーに入れてくれって!」

 

 

 

しずく 「……本当…ですか?」 ポロポロ

 

 

 

耀姫 「ああ…だから日本に向かうんだ!」

 

 

 

しずく 「…ありがとうございます!!」 ポロポロ

 

 

 

セツナ 「よかったね!」

 

 

 

 

──────────────────────────大会1週間前の朝

 

 

 

 

 

 

 

耀姫 「そういうわけで…日本に帰ることになったぞ」

 

 

 

侑 「また突然だね!」

 

 

 

歩夢 「早いね…どうして?」

 

 

 

耀姫 「ある程度は練習したし…何よりあっちの環境もあるだろう」

 

 

 

 

耀姫 「とりあえず茶熊側は、セツナ、バイパー、ティナ、セイヤ、ノア

 

   を連れて行く!」

 

 

 

耀姫 (しずくが別の学校にいるのは教えてはいないけど…)

 

 

 

 

 

かすみ 「あれ?しず子がいませんよ?」

 

 

 

耀姫 「しずくは先に日本に向かわせた。俺の知り合いと合流するからだ」

 

 

 

耀姫 「だからしずくは別行動だ」

 

 

 

かすみ 「そうですか…(じゃあ先輩を独占できますね♪)」

 

 

 

セツナ 「(かすみん…私いるのわかってるのかな…)」

 

 

 

侑 「でも監視がいたりしたらしずくちゃんが危ないんじゃないの?」

 

 

 

耀姫 「安心しろ!俺らの知り合いにヤバい奴がいるから大丈夫だ!」

 

 

 

せつ菜 「なら安心ですね!!」

 

 

 

耀姫 「なら向かうか!!扉のルーン!!」

 

 

 

 

扉のルーンを使い、隠れ家に移動する耀姫たちであった。

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

【同時刻のとある学校の部】

 

 

 

 

しずく 「初めまして!虹ヶ咲学園から一時的に転校してきました!

 

    桜坂しずくと申します!よろしくお願いします!!」

 

 

 

 

 

? 「よろしくお願いします…私は『ましろ』!よろしくねしずくちゃん!」

 

 

 

 

しずく 「はい!よろしくおねが───「話は聞いてるから敬語は使わなくていいよ?」 うん!」

 

 

 

 

ましろ 「ようこそ…月ノ森女子学園高等部へ」

 

 

 

 

? 「『七深』です。よろしく~♪」

 

 

 

? 「アタシは『桐谷 透子』しずく!よろしく!」

 

 

 

? 「三葉 つくしです!しずくさんよろしく!」

 

 

 

トワ 「トワ・クオンです。よろしくお願いします!しずくさん」

 

 

 

しずく 「皆さん…はい!よろしくお願いします!」

 

 

 

 

つくし 「では6人でスクールデュエマフェスティバルに参加します!」

 

 

 

 

5人 「「「はい!!!!」」」

 

 

 

 

しずく 「……あの!」

 

 

 

つくし 「どうしたんです?」

 

 

 

 

しずく 「……私!」

 

 

 

ましろ 「大丈夫…話は聞いてるから」

 

 

 

しずく 「…え?」

 

 

 

つくし 「戦いたい人がいるんですよね?その為にここに来たと!」

 

 

 

 

しずく 「……!!」

 

 

 

 

つくし 「ご安心を!私達は常に頂点!だからすぐ戦えますよ?」

 

 

 

 

透子 「私達は仲間!仲間の願いは叶えるモノ!」

 

 

 

 

七深 「まあ楽しく行こうよ~♪」

 

 

 

しずく 「…はい!」

 

 

 

しずくはやる気に溢れていた。

 

 

 




次はデッキ紹介です





そろそろデッキ新しいデッキも考えたいですね

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