虹ヶ咲マスターズプロジェクト!   作:ヨザミン

40 / 106
トワの過去編になります

セツナが茶熊に入った数ヶ月後

耀姫とセツナが仲良くなった後です。

先に言っときます。一部アニメパクってます


過去編 刹那が繋いだ景色

これは私、トワが見てきた景色

 

セツナが茶熊学園に行った後の物語

 

そう私も忌み子の1人

 

しかもアラヤ家とは犬猿

 

だけど家柄気にせず仲良しでいた。

 

それでも私はセツナとカスミ様以外の

 

人との交流は家族以外いなかった

 

そんな時セツナとカスミ様が休みで戻ってくると聞いた

 

そしてあの殿方に出会って何かが変わり始めた。

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

 

【清めの宮】

 

 

 

ここは神に仕える巫女を育てるための学校である

 

 

 

 

 

 

セツナ 「久しぶりの休み!!!」

 

 

 

カスミ 「はしゃがないのセツナ」

 

 

 

ヨウキ 「俺からしたら…場違いなんだよな」

 

 

 

セツナ 「ほら!そんなこと言わないの!」

 

 

 

ヨウキ 「はぁ……俺は巫女じゃないんだぞ」

 

 

 

 

そう、ここは巫女を育てる学校なので彼には意味がない

 

 

 

 

トワ 「セツナ!」

 

 

一人の少女がセツナに話しかけにきた

 

 

 

セツナ 「トワ!久しぶりー!」

 

 

 

トワ 「もう!セツナはすぐはしゃぐんですから」

 

 

 

カスミ 「無理もないわ…ここしばらく帰ってきてないわけだし」

 

 

 

トワ 「カスミ様もお帰りなさい。」

 

 

 

カスミ 「ええ…ありがとう」

 

 

 

セツナ 「そうだ!トワに紹介する子がいるんだ!」

 

 

 

 

トワ 「どんな方ですか?」

 

 

 

セツナ 「こっちこっち!ヨウキ早く!」

 

 

 

ん?ヨウキ?何やら不安がきますとトワは思った

 

 

 

 

 

 

 

ヨウキ 「引っ張るなよ…セツナ」

 

 

 

セツナ 「トワ!紹介するね!私の友達のヨウキ!」

 

 

 

ヨウキ 「…ヨウキ・アサミヤです」

 

 

 

トワ 「アサミヤって…カスミ様の?」

 

 

 

カスミ 「ええ…彼を引き取ったの」

 

 

 

トワ 「そうですか…」

 

 

この時は私は1つだけ思った

 

 

 

 

 

ヨウキ 「えっと…君は…トワ?だ──────「セツナに近づく糞虫!」 え!?」

 

 

 

トワ 「…セツナが殿方を連れてくるなんてありえません!どんな卑怯なことを…!」

 

 

 

 

トワは怒りに満ちていた

 

 

 

 

 

ヨウキ 「ま、待ってくれよ!そんなことはしてない!」

 

 

 

トワ 「嘘です!あのセツナが!男を連れてくることなんてないです!

 

   どんな手でセツナを!…まさか!?何か弱みを!?最低です!」

 

 

 

 

ヨウキ 「……俺ってそんなに信用ない?」

 

 

 

カスミ 「そもそもあなたが人と関わるのを避けてるからかしら?」

 

 

 

ヨウキ 「はぁ…どうすんだよ」

 

 

 

 

 

「何事かしら?」

 

 

そこへ1人の女性が現れた。カスミさんの母で俺の義母にあたる

 

 

 

カスミ母 「あら?カスミ帰ってきたの?おかえり」

 

 

 

カスミ 「ただいま帰りました。お母様」

 

 

 

カスミ母 「ヨウキもおかえりなさい!」

 

 

 

トワ 「え?」

 

 

 

ヨウキ 「…ただいま帰りましたお母様」

 

 

 

 

カスミ母 「そんなかしこまらくてもいいのよ?好きに呼んで頂戴?」

 

 

 

ヨウキ 「……ただいま母さん」

 

 

 

 

 

トワ (………この方を調べなくては…!)

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

カスミ母 「カスミにヨウキ…学園は楽しい?」

 

 

 

カスミ 「はい、不便なく学べます」

 

 

 

カスミ母 「ヨウキはどう?」

 

 

 

ヨウキ 「…まだ難しいです。人との接し方は」

 

 

 

ヨウキ 「数人しか信用できてません…」

 

 

 

カスミ母 「そう…まだダメなのね?カスミとは仲良くしてるかしら?」

 

 

 

カスミ母はここで誰かが見てるのに気がついていた。

 

 

 

トワ (何の話をしてるんでしょう?)

 

 

 

 

ヨウキ 「カスミさんとは仲良くしてるつもりです。本人は図書館から出ませんが」

 

 

 

カスミ母 「あの子は……友達はいるのかしら?」

 

 

 

ヨウキ 「いると思いますよ?話してる子もいたので」

 

 

 

 

カスミ母 「ふふ♪なら安心だわ……それでここから本題よ?」

 

 

 

ヨウキ 「本題…ですか?」

 

 

 

カスミ母 「…セツナちゃんと仲良くなったって事は…捨てられたトラウマは治ったかしら?」

 

 

 

 

トワ (……え……)

 

 

 

ヨウキ 「……治ったかどうかはわからないけど…あいつが信じてくれたんだ…

 

    あいつは忌み子で俺は捨てられた哀れな子で、お互いに話した」

 

 

 

ヨウキ 「お互いに泣いた…でもあいつは受け入れるって言ったんだ…こんな俺を

 

    だから信じたんだ…セツナを!」

 

 

 

トワ (…捨てられた…)

 

 

 

カスミ母 「ふふ…いい子に出会えたのね?良かったわ」

 

 

 

カスミ母 「たまには外に出て遊んできなさい?」

 

 

 

ヨウキ 「…はい!」

 

 

 

 

ヨウキは外に出た

 

 

 

 

カスミ母 「……さて…トワ?出てきなさい」

 

 

 

トワ 「カスミのお母様にはバレてましたか」

 

 

 

 

トワ 「それで…さっきの話なのですが……」

 

 

 

 

カスミ母 「……実はね?」

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

トワ (そんなことが……だからセツナは……)

 

 

 

 

トワ (忌み子…これはセツナだけじゃないですよね…私も)

 

 

 

 

トワ (彼の…あの精神…捨てられたのに…どうして?)

 

 

 

 

 

トワ 「……セツナは…知ってるんですね」

 

 

 

トワ 「……セツナは変われました…でも私は…」

 

 

 

トワ 「………」

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

私は清めの宮を出たことがない。

 

私は人と話すのが苦手だし人が怖いです

 

私も忌み子であるからだ。

 

セツナとだって本当は仲良くしてはいけないから

 

両親がお互いの家のことを言うからだ

 

あそこの娘と仲良くするなって毎回言われる

 

それでもセツナといると楽しくなってしまう

 

何を言われてもセツナといるのが楽しいから

 

セツナは変われたけど私は変われない

 

どなたでも構いません。私を───助けて

 

 

 

 

 

 

俺はここに来て正解だったかは知らない

 

セツナに誘われたからだ。

 

そこでセツナの友達のトワに出会った

 

いきなり糞虫扱いは驚いた。それもそうだ

 

セツナが男を連れてくるんだからな

 

セツナと友達…か…もしかしてあいつも?

 

なら理解できる。巫女で忌み子…か

 

 

 

 

 

トワの様子がおかしい何処か上の空

 

トワと違って茶熊学園に入って友達も増えた

 

でもトワは…ここから出たことがない。

 

私が先にいなくなって…トワは…

 

私には友達がいて…トワには…?

 

私にはヨウキがいた…トワには誰が…?

 

忌み子って…本当に嫌だね…

 

もし…私と同じで彼が…また…

 

なんて…そんな現実はないよね?

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

 

トワ 「……私は…もう…」

 

 

 

トワは1人でいた。自分はどうしたらいいのか

 

自分にはわからないと。

 

だから私はこう叫ぶんだ。誰も聞いていないから

 

聞いてても…聞かなくてもいい…だから

 

 

 

トワ 「…助けてください…」 ポロポロ

 

 

 

 

 

「ふーん…?やっぱそうなんだ」

 

 

 

トワ 「え…?」

 

 

 

私の言葉を聞いたのか…私が文句を言ったのに

 

私は彼を悪く言ったのに…どうして…どうして

 

 

 

 

トワ 「…どうして…話しかけてくるんですか…」 ポロポロ

 

 

 

 

 

 

ヨウキ 「……通りかかっただけだ」

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

 

トワ 「…どうしてあなたが…さっきはひどいこと言ったのに…」

 

 

 

ヨウキ 「セツナを思ってのことだろ?別に気にしないさ」

 

 

 

トワ 「……私は…どうしたらいいでしょうか?」

 

 

 

ヨウキ 「………」

 

 

 

トワ 「私もセツナと同じで…忌み子…それもセツナと違って

 

   こんな性格です。友達もほとんどいません。外の景色すら

 

   知りません。」

 

 

 

トワ 「私は…どうしてうまれたんでしょう?」

 

 

 

 

ヨウキ 「……」

 

 

 

トワ 「あなたの話を聞きました…捨てられたって話…どうして…

 

   どうして何も感じないんですか?忌み子と同じ境遇!

 

   あなたは!どうしてそこまで明るいんですか!?」

 

 

 

 

ヨウキ 「……別に明るくはないぞ…」

 

 

 

トワ 「え…?」

 

 

 

ヨウキ 「今でも思うぞ。捨てられたことや…仲間外れや…哀れな目もされるよ」

 

 

 

トワ 「でしたら…何故!」

 

 

 

ヨウキ 「セツナとカスミさんがいたからだ…」

 

 

 

トワ 「……それだけですか?」

 

 

 

 

ヨウキ 「…まあそれだけだ!」

 

 

 

トワ 「それで…どうして?」

 

 

 

 

 

ヨウキ 「カスミさんに拾われてなかったら…今の俺はいなかった…

 

    セツナに出会ってなければ…ここにも来なかったし…

 

    人を信じて無かった…まあまだ信じれない人もいるけど」

 

 

ヨウキ 「セツナはさ…手を差し伸べてくれた数少ない人なんだ…

 

    あいつも忌み子で悩んでた時期だった。あいつがいじめにも

 

    あってた。目の前にいじめは許さないって思って助けたんだ」

 

 

 

ヨウキ 「俺も捨てられた身だ。誰も信じなかった…でもセツナは俺に話しかけてきた

 

    そしたらあいつさ?一緒に背負うって言うんだぜ?もう涙が止まらくてさ」

 

 

 

トワ 「セツナが…」

 

 

 

 

ヨウキ 「…だからさ…君も信じて見ればいいんじゃない?それに…

 

    思ってるのは俺だけじゃないんだよね」

 

 

セツナ 「トワ!!」

 

 

 

トワ 「セツナ!?」

 

 

 

 

セツナ 「話は全部聞いたよ!やっぱトワも悩んでたんだね?」

 

 

 

トワ 「セツナ…」

 

 

 

セツナ 「隠そうとしないでよ…私とトワの仲じゃん!」

 

 

 

トワ 「でも!私は怖いです!外に出るのが!笑われたくない!」

 

 

 

セツナ 「…ふ…」

 

 

 

トワ 「セツナ??」

 

 

 

セツナ 「ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

トワ 「!?」

 

 

 

セツナ 「怖いからだって何さ!私だって最初は怖かったよ!オバケだってまだ怖いし…」

 

 

 

セツナ 「トワだって…本当は外に出たいんでしょ?どうなの?出たい?出たくない?」

 

 

 

トワ 「…それは出たいですよ…当たり前じゃないですか」

 

 

 

セツナ 「ほら!言えたじゃん!トワがさ…皆に嫌われてるって思ってもさ…!」

 

 

 

セツナ 「私は!トワ・クオンの事が大好きだから!!」

 

 

 

トワ 「!?セツナ…」 ポロポロ

 

 

 

セツナ 「だから…さ?もう…前を向いて生きよ?大丈夫!

 

    私やカスミさんやもちろんヨウキだっているんだよ!」

 

 

 

 

トワ 「私は…変われるんですか?」

 

 

 

セツナ・ヨウキ 「「変わるんじゃない!!もう変わってるんだよ!!」」

 

 

 

 

トワ 「…ッ!」 ポロポロ

 

 

 

 

私は何を悩んでたんでしょう。今この時でも

 

私を信じてくれる人たちがいることに

 

例え忌み子であってもこの2人は私を…トワを

 

1人の友達…仲間と思ってくれるんだって。

 

そうでした…これが私が欲しいことだったと

 

私はだから言います。心から

 

 

 

トワ 「セツナ・『ヨウキ』様 これからもよろしくお願いできますか?」 ポロポロ

 

 

 

セツナ 「何言ってんの?ずっと友達じゃん!!」

 

 

 

ヨウキ 「…こちらこそ宜しくな!『トワ』!」

 

 

 

 

 

トワ 「はい!!」

 

 

 

これは私、トワが変われた日

 

セツナがヨウキ様を連れて来てなければ

 

変われなかった日だったかもしれません

 

例え忌み子であっても、私を認めてくれる人はいた

 

セツナがいて、ヨウキ様がいる景色

 

私はこの景色が見たかったのかもしれません。

 

私の数少ない友達…仲間…これからもっと増やしたいです

 

 

これは私の大切な友達が繋いでくれた奇跡

 

そして、その出会いで新たな景色が生まれた。

 

それはまるで─────────刹那が繋いだ景色でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────時は現在

 

 

 

 

 

 

トワ 「と、言う感じですね」

 

 

 

 

 

しずく 「なんか…凄いね…」

 

 

 

ノア 「やっぱ耀姫さんは凄いのです♪」

 

 

 

璃奈 「絆って大事なんだね…」

 

 

 

バイパー 「絆は茶熊学園の一番大切にするモノだ!何があってもな」

 

 

セイヤ 「まあ昔のあいつからしたら凄い変わったけどな!」

 

 

エマ 「絆…ランジュさんたちにはないものだよね?」

 

 

 

トワ 「安心してください。私達は負けません!」

 

 

 

ましろ 「本当の仲間や絆を見せてあげましょう!」

 

 

 

ノア (日本ですか…)

 

 

セイヤ (俺達にはない世界)

 

 

 

ティナ (…茶熊と同じぐらいの景色…)

 

 

 

 

3人は何かを考え始めていた。

 

 

 

 

 




過去編終了です。

トワの信頼はここから来ています。

パクった内容は虹ヶ咲の8話のしずくモノクロームです。

なんか似ていたので

そして3人の変化はいかに?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。