虹ヶ咲マスターズプロジェクト!   作:ヨザミン

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お待たせしました!正真正銘ガチデッキ同士の対決ですがトワが少し違います


セツナとトワの真剣勝負です。デュエマ中の会話はほとんどないと思います


第34話 セツナVSトワ

ルカ 「では!4試合目開始です!」

 

 

 

ルカ 「まずは!茶熊学園同好会!セツナ・アラヤ選手!」

 

 

ルカ 「ランキングは1位!と圧倒的な実力!他者を寄せ付けない暴走少女!」

 

 

 

 

セツナ 「間違ってないのも…なんかアレだね…」

 

 

 

 

 

ルカ 「そして!月ノ森女子学園!トワ・クオン選手!」

 

 

 

ルカ 「穏やかな少女だが…その裏は!おっかない少女!果たして実力は!?」

 

 

 

 

トワ 「あの運営の方はどなたから情報をもらってるんでしょうか…」

 

 

 

 

セツナ 「バイパーさんか…耀姫だと思うよ」

 

 

 

 

ルカ 「それでは!両者、超次元ゾーンの確認をお願いします!ちなみに先行はセツナ選手です!」

 

 

 

 

 

 

 

トワ 超次元ゾーン 8枚 GRゾーン12枚  零龍展開

 

 

 

滅亡の起源 零無 MSZ 闇 (マナコストなし)

零龍の儀

ゲーム開始時、このカードと異なる4種類の零龍星雲をリンクせずにバトルゾーンに置く。

ゲーム開始時、相手はもう1枚カードを引く。

零龍カードはバトルゾーンを離れない。

零龍卍誕:自分の4枚目の零龍星雲をこのカードとリンクした時、5枚全部を裏返して1体のリンクしたクリーチャーにする。

 

 

 

 

超次元ゾーン8枚

 

 

《シルバー・ヴォルグ》

 

《勝利のガイアール・カイザー》

 

《勝利のリュウセイ・カイザー》

 

《勝利のプリンプリン》

 

《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》

 

《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》

 

《時空の探検家ジョン》

 

《時空の英雄アンタッチャブル》

 

 

 

セツナ (やっぱデッドダムドだよねー)

 

 

 

 

セツナ 超次元ゾーン8枚 GRゾーン12枚

 

 

 

《激浪のリュウセイ・スプラッシュ》

 

《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》

 

《勝利のガイアール・カイザー》

 

《勝利のリュウセイ・カイザー》

 

《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》

 

《激沸騰!オンセン・ガロウズ》

 

《時空の司令 コンボイ・トレーラー》

 

《激天下!シャチホコ・カイザー》

 

 

 

 

 

トワ (おや?いつものセツナとは違うような…)

 

 

 

 

 

 

 

セツナ・トワ   「「デュエマ・スタート!!!!!」」

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

セツナ 「先行!零龍で1枚ドロー!私のターン!」 手札6枚

 

 

 

セツナ 「超次元リュウセイ・ホールをマナに置いて終了!」 マナ1

 

 

 

 

トワ (?セツナにしては珍しいですね?ギラゾーンでしょうか?)

 

 

 

 

 

トワ 「私のターンですね…1枚ドローします…《SSS級天災 デッドダムド》をマナに」 マナ1

 

 

 

トワ 「終了します」

 

 

 

 

セツナ (デッドダムドかぁ…トワってば……)

 

 

 

 

 

セツナ 「私のターン!ドロー…サイゾウミストをマナチャージして終了!」 マナ2

 

 

 

 

トワ 「私のターンですね…ドローします、フェアリーライフをマナに置いて…2マナ!」 マナ2

 

 

 

トワ 「《悪魔妖精ベラドンナ》を召喚します!効果で1枚マナを増やして終了です」 マナ3

 

 

 

《悪魔妖精ベラドンナ》

 

 

このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうしたら、次のうちいずれか1つを選ぶ。

 相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。

 自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

 

 

 

 

セツナ 「私のターン!《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》をマナに置いて…3マナ!」 マナ3

 

 

 

セツナ 「《天災 デドダム》を召喚!1枚手札へ…ドギラゴン閃をマナに…ガロウズホールを墓地へ」 マナ4

 

 

 

セツナ 「ターン終了!」

 

 

 

 

トワ (妙ですね…)

 

 

 

トワ 「私のターン…ヴェルデをマナに置いて…3マナでこちらもデドダムを召喚します」 4マナ

 

 

 

 

トワ 「効果で…3枚見て…《生命と大地と轟破の決断》をマナ…1枚手札…デッドダムドを墓地へ」 マナ5

 

 

 

トワ 「ターン終了します」

 

 

 

セツナ 「私のターン!ドロー!《生命と大地と轟破の決断》をマナに置いて…2マナ!」 マナ5

 

 

 

セツナ 「オボロカゲロウ!効果で5枚ドローして…5枚戻す!そして1マナで…」

 

 

 

セツナ 「《絶海の虎将 ティガウォック》!3枚ドロー!更にもう1体召喚!」

 

 

 

セツナ 「3枚ドローして…《天災超邪 クロスファイア 2nd》を追加で召喚!」

 

 

 

バトルゾーン

 

ティガウォック×2 デドダム クロスファイア2nd

 

 

 

 

 

セツナ 「ターン終了!」

 

 

 

 

トワ 「セツナは…何故そのデッキを?」

 

 

 

 

セツナ 「これ?耀姫とかすみんと同じ景色を見たいから!」

 

 

 

セツナ 「それに…私も成長した!って見せたいの!」

 

 

 

セツナ 「だから全力できて…トワ!」

 

 

 

 

 

トワ 「…分かりました!では…参ります!ドロー!」

 

 

 

 

トワ 「ヴェルデをマナに置いて…6マナ!《禁断機関 VV-8》召喚します!」 マナ6

 

 

 

《禁断機関 VV-8》P12345

 

 

このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚を自分の手札に加える。

 

このクリーチャーに封印を3つ付ける。

 

禁断機動:このクリーチャーの封印がすべてなくなった時、このターンの後に自分のターンを追加する。

 

 

 

トワ 「効果で…5枚見ます…2枚手札へ!3枚を封印に!」 封印3

 

 

 

 

トワ 「デドダムでアタック時…侵略宣言します!墓地と手札から《SSS級天災 デッドダムド》×2枚!」

 

 

 

《SSS級天災 デッドダムド》

 

 

 

進化:自分の水、闇、または自然いずれかのクリーチャー1体の上に置く。

SSS級侵略[天災]:水、闇、または自然のコマンド

 

(自分の水、闇、または自然のコマンドが攻撃する時、

バトルゾーン、自分の手札、墓地、マナゾーンにあるこのカードをその上に重ねてもよい)

 

W・ブレイカー

 

このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地かマナゾーンに置く、または手札に戻す。

 

 

 

 

 

トワ 「デッドダムドの効果で…ティガウォック2体を破壊します!更に!VV-8の封印を2枚を墓地へ」 

 

 

 

封印 3→1

 

 

 

トワ 「更に!《復活の儀》達成します!効果で山札の上から2枚墓地へ!」

 

 

 

 

 

 

復活の儀 MSZ 闇 (マナコストなし)

零龍星雲

カードを自分の墓地からバトルゾーンに出した時、

 

この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。

 

 

 

 

トワ 「デッドダムドでシールドをW・ブレイクです!!」

 

 

 

 

セツナ シールド 5→3

 

 

 

 

 

セツナ 「……!S・トリガー!呪文!《オリオティス・ジャッジ》!ダムドを山札の下へ!」

 

 

 

 

 

《オリオティス・ジャッジ》

 

 

 

各プレイヤーは、自身のマナゾーンにあるカードの枚数以上の

 

コストを持つクリーチャーをすべて、好きな順序で自身の山札の一番下に置く。

 

 

 

 

トワ 「…ターン終了です」

 

 

 

セツナ (封印は後1枚…零龍卍誕まで後3つ…封印が怖いけど…!)

 

 

 

 

 

セツナ 「このターンで……攻める!」

 

 

 

 

セツナ 「私の………ターン!!」

 

 

 

 

セツナ 「オボロカゲロウをマナに置いて……5マナ!」 マナ6

 

 

 

 

セツナ 「現れて!全てを祓う槍!」

 

 

 

セツナ 「一王二命三眼槍!!!」

 

 

 

 

トワ 「きましたか……セツナの切り札!」

 

 

 

 

セツナ 「効果で…山札の下を墓地へ……一王二命三眼槍!更に効果で…」

 

 

 

セツナ 「一王二命三眼槍!!そして……《ウマキン☆プロジェクト》!」

 

 

 

《ウマキン☆プロジェクト》

 

 

 

 

<バズレンダ>[無色(2)](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で[無色(2)]を好きな回数支払ってもよい。

このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのBR能力を1回と、追加で[無色(2)]支払った回数、使う)

BR-自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、もう1枚をタップしてマナゾーンに置く。

パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)

自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。

 

 

 

セツナ 「効果で1枚を手札へ…テック団をマナへ!」 マナ7

 

 

 

 

バトルゾーン

 

 

《ウマキン☆プロジェクト》 一王二命三眼槍×3

 

 

 

 

セツナ 「一王二命三眼槍でシールドをW・ブレイク!!」

 

 

 

トワ シールド 5→3

 

 

 

 

セツナ 「トワのデッキはわかってるんだよ、トリガーがないってことは!」

 

 

 

セツナ 「一王二命三眼槍で更にW・ブレイク!!」

 

 

 

トワ シールド 3→1

 

 

 

トワ 「・・・」

 

 

 

セツナ 「ターン終了!」

 

 

 

 

トワ 「・・・私のターン…ドロー!《奇天烈 シャッフ》をマナに置きます…」 マナ7

 

 

 

 

セツナ (大丈夫のはず……シールド3枚に手札はある!槍もサイゾウもあるし…)

 

 

 

 

トワ 「……セツナの考えてる事はわかってますよ……防御札はあると…」

 

 

 

トワ 「ですが……それは全て無意味です!」

 

 

 

セツナ 「まだわからないじゃん!」

 

 

 

トワ 「これを見ても言えますか?7マナで《龍素記号Sr スペルサイクリカ》召喚!」

 

 

 

《龍素記号Sr スペルサイクリカ》

 

このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト7以下の呪文を1枚、

 

自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の手札に加える。

 

このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。

 

 

 

 

セツナ 「トワも頭悪いねー?呪文が墓地にないのにサイクリカってさ…馬鹿?」

 

 

 

トワ 「(イラ) 」

 

 

 

トワ 「……耀姫様に嫌われますよ?」

 

 

 

セツナ 「うっ……それは嫌だけど…でも馬鹿じゃん!」

 

 

 

 

トワ 「でしたら……これを見ても言えますか?最後の封印を墓地に送ります」 封印0

 

 

 

セツナ 「…封印でも…意味な─────!?」

 

 

 

私は今この瞬間…致命的な見逃しをしていた。

 

墓地に呪文はないのにトワはサイクリカを迷わず出した…

 

普通ならミスとも言われるかもしれない…だけど!

 

忘れていた存在があった。

 

 

 

 

セツナ 「VV-8……」

 

 

 

トワ 「まだまだですね?調子に乗るからですよ」

 

 

 

トワ 「サイクリカの効果で…今墓地に送った呪文!《ロスト・ソウル》を使います!」

 

 

《ロスト・ソウル》

 

 

相手は自身の手札をすべて捨てる。

 

 

セツナ 手札  0

 

 

 

 

トワ 「そして・・・VV-8の封印が全てなくなったので…追加ターンを得ます!」

 

 

 

トワ 「そして…ターン終了時!《手札の義》達成します!」

 

 

《手札の義》

 

 

自分のターンの終わりに、手札が1枚もないプレイヤーがいれば、

 

この零龍星雲を自分の《滅亡の起源 零無》にリンクしてもよい。そうしたら、GR召喚する。

 

 

 

 

トワ 「GR召喚します……《ザーク卍ウィンガー》ですか…まあどっちにしろ必要ないですね」

 

 

 

トワ 「私の追加ターンです。ドロー!ギラゾーンを置きます」 マナ8

 

 

 

トワ 「3マナでデドダムを召喚します!効果で…1枚手札へ!デッドダムドを墓地へ!」

 

 

トワ 「そして…《虹速 ザ・ヴェルデ》をマナへ!そして4マナで《虹速 ザ・ヴェルデ》をマナから召喚します!」

 

 

 

 

 

《虹速 ザ・ヴェルデ》 P4000

 

 

 

このクリーチャーをマナゾーンから召喚してもよい。

マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)

このクリーチャーは、バトルゾーンまたは自分の墓地にある間、すべての文明を持つ。

 

 

 

 

トワ 「ヴェルデで…ウマキンを攻撃します…革命チェンジ!《轟く革命 レッドギラゾーン》!」

 

 

 

トワ 「ウマキンのパワーは7000!ギラゾーンは11000!バトルに勝ちます!」

 

 

 

トワ 「ギラゾーンの効果で!マッハファイターを得たデドダムで一王二命三眼槍を攻撃!」

 

 

 

マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)

 

 

 

トワ 「そして…デッドダムドに侵略!もう1体の一王二命三眼槍破壊します!」

 

 

 

トワ 「そして!ダムドで一王二命三眼槍を攻撃!」

 

 

 

一王二命三眼槍6000VSデッドダムド11000  デッドダムドが一王二命三眼槍を破壊

 

 

 

トワ 「更に!《破壊の儀》を達成します!墓地のベラドンナを手札に戻します!」

 

 

 

セツナ (残りは…墓地の義…だけ…)

 

 

 

トワ 「そして…VV-8でシールドをT・ブレイク!!!」

 

 

 

セツナ シールド 3→0

 

 

 

セツナ (後…サイクリカと……ザーク卍ウィンガー…)

 

 

 

セツナ 「………!S・トリガー!呪文!《「刹那の美学は爆発だ!!」》

 

 

《「刹那の美学は爆発だ!!」》

 

 

S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)

相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。

相手のパワー5000以下のクリーチャーを1体破壊する。

 

 

 

 

セツナ 「効果で…ザーク卍ウィンガーを破壊!サイクリカを次のターンまで攻撃不可に!」

 

 

 

トワ (刹那の美学…?アレって…ビビッドローですよね…どうしてセツナが…?)

 

 

 

セツナ 「更に!S・トリガー!呪文!《インフェルノ・サイン》!」

 

 

 

セツナ 「効果で・・・クロスファイア2ndをバトルゾーンへ!」

 

 

 

《インフェルノ・サイン》

 

 

コスト7以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。

 

 

 

 

トワ 「ターン終了します」

 

 

 

セツナ (危ない…でも手札2枚しかないんだよね…どうするかな…)

 

 

 

セツナ (とりあえず引く…か)

 

 

 

セツナ 「私の…ターン!ドロー!シャッフをマナに置いて…2マナ!」 マナ8

 

 

 

セツナ 「オボロカゲロウ!5枚ドローして5枚デッキに戻す!そして…1マナ!」

 

 

 

セツナ 「ティガウォック召喚!3枚ドロー!………トワ!」

 

 

 

トワ 「…どうしました?セツナ」

 

 

 

セツナ 「これで…最後にするよ!」

 

 

 

セツナ 「耀姫の為に…仲間の為に…ここで勝負を決める!」

 

 

 

トワ 「いいですよ…かかってきてください!」

 

 

 

セツナ 「<ビビッドロー>[水/火(5)]!発動!」

 

 

 

トワ 「!?ビビッドローですか!?どうしてセツナが…」

 

 

 

セツナ 「驚いた?耀姫からもらったの…私も…所有者になったよ」

 

 

 

トワ 「3人目ですか…やはりセツナはすごいですね…」

 

 

 

セツナ 「ううん…私はすごくないよ…耀姫がいたから…」

 

 

 

トワ 「それは私も同じですよ」

 

 

 

トワ 「……楽しかったですよ」

 

 

 

セツナ 「《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》を召喚!3枚ドロー!そして…!」

 

 

 

セツナ 「クロスファイアで最後のシールドをブレイク!」

 

 

 

トワ シールド 0

 

 

 

トワ 「………」

 

 

 

 

セツナ 「ヲヲロラシアタァで…ダイレクトアタック!」

 

 

 

 

セツナ 「私の…勝─────「何か勘違いをしてませんか?」 え?」

 

 

 

 

トワ 「楽しかった…とは言いましたけど…敗北はしてませんけど?」

 

 

 

 

セツナ 「で、でも!トワにはもう防ぐ盾もカードもないじゃん!」

 

 

 

セツナ 「トワも知ってるでしょ?ヲヲロラシアタァの効果!」

 

 

 

トワ 「もちろん知ってますよ?手札の枚数以下のクリーチャーは出せない」

 

 

 

セツナ 「そうだよ!私の手札は5枚!そもそもトワはサイゾウは入ってないはずだよ!」

 

 

 

トワ 「ええ…入ってませんよ?」

 

 

 

セツナ 「なら…!負けだよね!耀姫の為に勝たせてもらうよ!」

 

 

 

トワ 「セツナは…周りがよく見えてないんですね…」

 

 

 

セツナ 「……え?」

 

 

 

トワ 「覚えてといた方がいいですよ?周りを見なければ…耀姫様に捨てられますから…」

 

 

 

セツナ 「…え?……ふざけないで!耀姫は絶対そんなことしない!!」 ギロッ

 

 

 

トワ 「あなたは暴走癖がありますから…耀姫様関連は…」

 

 

 

セツナ 「…いい加減にして……!いくらトワでも許さないよ!」 ギロッ

 

 

 

 

トワ 「…でしたら終わらせましょう……鬼エンド…発動します」

 

 

 

 

セツナ 「……えっ……」

 

 

 

私は怒りのあまりに今の発言が理解できなかった。

 

トワはなんていった?鬼エンド?やっぱ馬鹿じゃん…

 

デッドダムドのデッキに6以下の火と闇なんて入ってない

 

例え入っていても…5以下は出せない…やっぱ勝ちじゃん

 

 

 

 

トワ 「私が…馬鹿なセツナを倒しますね…呪文…百鬼の邪王門×2」

 

 

 

 

セツナ 「……やっぱ馬鹿じゃん……」

 

 

 

 

 

トワ 「……4枚墓地へ送ります」

 

 

 

《ウマキン☆プロジェクト》

 

《奇天烈 シャッフ》

 

《轟く革命 レッドギラゾーン》

 

《フェアリー・ライフ》

 

 

 

《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 土を割る逆瀧》

 

《無修羅デジルムカデ》

 

《襲来、鬼札王国!》

 

《MEGATOON・ドッカンデイヤー》

 

 

 

 

 

セツナ 「ドッカンしかいないじゃん…しかも出せないし…」

 

 

 

トワ 「ふふ……良かったです」

 

 

 

セツナ 「…えっ」

 

 

 

トワ 「《墓地の義》が達成したんですから!」

 

 

 

 

セツナ 「………ぁ……」

 

 

 

私は完全に忘れていた…零龍の存在…

 

トワが言ってたのはこれだったんだ…

 

そっか……暴走…ね…それはそうだよ

 

怒りで存在すら忘れているんだもん

 

もしかしたら……トワの言った言葉は…

 

 

 

トワ 「4枚の零龍星雲がリンクしたので……零龍卍誕!!」

 

 

 

5枚のカードはでかいクリーチャーになって現れた。

 

 

 

トワ 「降臨してください!《零龍ゼーロン》!」

 

 

《零龍》

 

零龍クリーチャー マスター・ドラゴンZ パワー0

 

 

ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)

 

このクリーチャーが零龍卍誕した時、そのターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを0にする。

 

このクリーチャーは、パワーが0以下の間バトルゾーンを離れず、すべてのバトルに勝つ。

 

このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。

 

 

 

 

トワ 「零龍卍誕したので…相手クリーチャーは全部パワーが0になります!」

 

 

 

トワ 「パワーが0のクリーチャーは破壊されます!」

 

 

 

 

セツナのクリーチャー全滅

 

 

 

セツナ 「………終了」

 

 

 

 

トワ 「私のターン……呪文…ロストソウルで手札を全て墓地へ」

 

 

 

 

セツナ 手札0

 

 

 

トワ 「零龍で…ダイレクトアタック!」

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

 

ルカ 「勝者……トワ選手!!これでイーブンです!!」

 

 

 

 

トワ 「これで2勝2敗です!ましろさんに全てを任せます」

 

 

 

 

セツナ 「………」

 

 

 

 

セツナはその場を後にした…それを見たモノはいなかった。

 

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

 

【月ノ森控え室】

 

 

 

トワ 「ただいま戻りました」

 

 

 

つくし 「お疲れ様です!」

 

 

 

七深 「お疲れ~」

 

 

 

しずく 「すごかったです!」

 

 

 

ましろ 「どうでした?」

 

 

 

トワ 「……ええ!いつもどおりでしたよ。負けることはないですし」

 

 

 

ましろ 「そうだね……次は私か……」

 

 

 

トワ 「頑張ってください!相手は最強ですから」

 

 

 

ましろ 「最強に…最弱が挑む……」

 

 

 

つくし 「それはダメ!」

 

 

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

【茶熊学園控え室】

 

 

侑 「耀姫君は?」

 

 

 

かすみ 「なんか…飲み物買ってくるって言ってました」

 

 

 

璃奈 「……次は最終戦なのに…」

 

 

 

侑 「まあ休憩時間はまだまだあるから!」

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

ガチャ バタン!

 

 

 

 

 

セツナ 「…戻ったよー」

 

 

 

侑 「お疲れー」

 

 

璃奈 「お疲れ」

 

 

 

かすみ 「お疲れ!」

 

 

 

セツナ 「うん…ありがと…」

 

 

 

 

セツナ 「そうだ…ちょっと…飲み物買ってくるね…」

 

 

 

 

セツナはその場を後する、その時に少し声が聞こえた

 

 

 

セツナ 「かすみんに……耀姫を任せて…私は消えるから」 ボソッ

 

 

 

セツナはその場からいなくなった。

 

 

 

かすみ (え?今の言葉って…)

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 

耀姫 「……ふぅ…戻ったぞ」

 

 

 

侑 「おかえりー!」

 

 

 

璃奈 「飲み物あったのに…」

 

 

 

耀姫 「まあ…買うの無駄ではないからな…」

 

 

 

耀姫はここであることに気がついた

 

 

 

耀姫 「………セツナは?」

 

 

 

 

かすみ 「あの!…それが…」

 

 

 

 

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

セツナ 「はぁ……どうしたんだろう…私」

 

 

 

トワに言われた事…周りが見えていない

 

薄々わかっていた…最近の行動で

 

耀姫以外の人を基本見ていなかった

 

予選だって…耀姫といたくて次々倒した

 

少しでも一緒にいる時間が欲しかった

 

結果1位だった。今思えば…暴走なんだね

 

耀姫のことになると周りに怒りをぶつけたり

 

嫉妬もしてた…はぁ…どうしよう

 

 

 

セツナ 「茶熊に戻ろうかな?」

 

 

 

セツナ 「私がいたら……それに…捨てられるだろうし…」

 

 

 

 

 

 

「……誰が捨てられるって?」

 

 

 

 

 

 

セツナ 「!?」

 

 

 

また…来てくれるんだ…君は…

 

 

 

 

耀姫 「……お前…ほんと好きだな…」

 

 

 

 

セツナ 「……ねえ…私って邪魔?」

 

 

 

耀姫 「……はぁ?」

 

 

 

セツナ 「トワに言われたんだよね…周りが見えてない…暴走癖があるって…」

 

 

 

耀姫 「まあ…暴走はよくあるのは知っている…」

 

 

 

セツナ 「そっか…それでね?「周りを見なければ…耀姫様に捨てられますから」って…トワが言ってね…」

 

 

 

セツナ 「こうも言ってた…「あなたは暴走癖がありますから…耀姫様関連は」って…間違ってないよね」

 

 

 

耀姫 「………」

 

 

 

セツナ 「もしかしてって思って…私って…本当は邪魔なんじゃないかって…」

 

 

 

セツナ 「私は…無意識に負けたくないって感情があるんだろうね…周りの人に…」

 

 

 

セツナ 「…だから…私…!もう耀姫の前からいなくなるから…!」 ポロポロ

 

 

 

耀姫 「!」

 

 

 

セツナ 「私が…いなくなれば…かすみんだって…!ライバルが減って喜ぶ!」 ポロポロ

 

 

 

セツナ 「もう…暴走しないで済むんだよ…?」 ポロポロ

 

 

 

セツナ 「だから……今までありがとう…」 ポロポロ

 

 

 

 

耀姫 「……はぁ…お前ってホント見えてないんだな…」

 

 

 

セツナ 「……耀姫が言うって事は…そうだよね?」

 

 

 

セツナ 「いなくなったほうが…わた─────「馬鹿じゃないの?」 え…」

 

 

 

 

耀姫 「あのさ…暴走が何?見えてないから何?今更気にしてるの?」

 

 

 

耀姫 「ならさ…なんで俺がお前と一緒にいると思う?」

 

 

 

セツナ 「それは…!友達や親友で…救われた…救ったからなんじゃ…」

 

 

 

耀姫 「あの時はな…でも今は違うんだよ…」

 

 

 

セツナ 「?」

 

 

 

耀姫 「別にお前が暴走しようと…見えてないだろうと…」

 

 

 

 

耀姫 「俺は見えてるから…お前が」

 

 

 

 

 

セツナ 「……嘘…」 ポロポロ

 

 

 

 

耀姫 「それによ…暴走するって…別に気にしないさ」

 

 

 

 

耀姫 「お前が一緒に居てくれれば…それでいいんだから」

 

 

 

 

セツナ 「っ…耀…姫…!」 ポロポロ

 

 

 

 

耀姫 「何か言われても…少しずつ直せばいい…だから…」

 

 

 

 

 

耀姫 「だから…二度と!いなくなるとか言うんじゃねぇ!!」

 

 

 

 

 

セツナ 「…っ!耀姫…!」

 

 

 

耀姫 「次いなくなるとか言ったら…絶交だからな!!」

 

 

 

 

セツナ 「………グスッ…ヒック…うん…二度と言わない…」 ポロポロ

 

 

 

 

セツナ 「私は…!耀姫と一緒に…いたい!!」 ポロポロ

 

 

 

 

耀姫 「……最初からそう言えっての…」

 

 

 

俺は、セツナが泣き止むまで一緒にいた。

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

耀姫 「……それじゃあ…そろそろ最終戦だな」

 

 

 

セツナ 「……負けないでね…耀姫」

 

 

 

 

耀姫 「当たり前だろ?」

 

 

 

 

セツナ 「(クスッ)頑張って!」

 

 

 

 

耀姫 「……そうだ!セツナ!」

 

 

 

 

セツナ 「どうしたの?」

 

 

 

 

耀姫 「後で……一緒に…出かけるぞ」

 

 

 

 

セツナ 「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボンッ!

 

 

 

 

 

セツナ 「……えっ!?///そ、それって…デート!?///」

 

 

 

 

耀姫 「……行きたくないなら…来なくていいぞ!」

 

 

 

 

セツナ 「絶対行く!一緒に行きたい!」

 

 

 

 

耀姫 「……後でな…」

 

 

 

 

セツナ 「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

ルカ 「お待たせいたしました!最終戦の開始です!!」

 

 

 

ルカ 「まずは!茶熊学園同好会!麻宮耀姫選手!」

 

 

 

ルカ 「予選では1位に続く2位!圧倒的実力はまさに最強と言う男!」

 

 

 

ルカ 「そして!迎え討つは…今大会最強と言われる学園!」

 

 

 

ルカ 「月ノ森女子学園!倉田ましろ選手!」

 

 

 

ルカ 「その姿はまさに白き少女!最強と言われる選手に最弱が挑む!見たいな!」

 

 

 

 

耀姫 「そのネタ流行ってるの?」

 

 

 

 

ましろ 「絶対流行ってないと思いますよ…」

 

 

 

 

 

 

 

ルカ 「それでは!最終戦開始です!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




後半はシリアスになってしまいました。

トワの実力は出てきた中でも上の実力です

デッキが強いですからね

さていよいよ最終戦です

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