この回が終わった後はデッキ紹介編になりますので、決勝戦はまだ先になります。
今回もほのぼの系なので何卒よろしくお願いします。
それは……バイパーの一言で始まった。
耀姫 「……もう一度言ってくれ」
バイパー 「俺達で考えたんだが…大会は明日だろ?今日は休め」
いつになく真剣なバイパーだなと耀姫が思うが……
耀姫 「お前……何か企んでないか?」
そう、彼にとってはバイパーがこんな真面目な話をするとは思ってないからだ。
バイパー 「安心しろ、これは皆で考えた事だ!」
耀姫 「……そうなのか?」
セツナ 「うん、昨日帰ってきた時、すぐ寝たよね?疲れてると思って…」
耀姫の問いに、セツナが答えた。
耀姫 「別に疲れてるわけでは……」
バイパー 「よく考えろ、明日は大事な決勝、今日が休息の最終日だぞ」
バイパー 「お前は茶熊を代表するデュエリストだ、万全な状態でないとな!」
耀姫 「……でもなぁ……」
耀姫は否定気味に言っている。
すると……バイパーからとんでもない言葉が………
バイパー 「もし、今日1日休むなら──────オマケでセツナがついてくるって言ったらどうする?」
セツナ・耀姫 「……っ!?//////」
2人はバイパーの言葉に激しく動揺した。
セツナ 「バイパーさん!?どう言う事ですか!?//////」
耀姫 「お前…ふざけてるのか!?//////」
トワ 「お二人共……喜んでる様に見えますけど……」
バイパー 「今更いいだろ?学園でも一緒なんだから…」
耀姫・セツナ 「「………//////」」
バイパー 「決まりだな!俺達は用事あるから2人で仲良くな!」
バイパー達と同好会メンバーが隠れ家からいなくなった。
取り残された2人は………
耀姫 「全く……アイツらは…!」
セツナ 「アハハ……仕方ないよ…バイパーさんだし」
耀姫 「とりあえず……俺達も何処か行くか……」
セツナ 「うん!」
──────────────────
2人は着替えて、隠れ家を後にして、何処に行くか迷っていた。
耀姫 「どうする?って言ってもデートはもうしたけどさ…」 ※
※第36話 セツナとデートを見てください。
セツナ 「でも途中で、色々あったから……でも今日は耀姫の好きな場所でいいよ!」
耀姫 「そうだな……じゃあ……」
セツナ 「?」
……
…
セツナ 「それで?耀姫の行きたい所って言ってるけど、なんで……公園?」
耀姫 「たまにはゆっくりしたいじゃん?だからさ」
セツナ 「いいけど……耀姫の行きたい所は…私の行きたい所でもあるよ♪」
耀姫 「お前って…ホント素直だよな……」
セツナ 「ん?耀姫の前だけだよ♪」
耀姫 「そうか……」
セツナ 「ほら、マット引こ?」
耀姫 「ああ」
そう言って2人はマット引いた。
……
…
耀姫 「こっちに来てからは初めてかな……のんびりする日が…」
セツナ 「そうだね…ずっとデュエマ関連ばっかだったからね」
耀姫 「………」
耀姫は何かを考え始めた。
セツナ 「………!」
何を思ったのか、セツナは自分の手を横に置いた。
すると……耀姫はセツナの手を握り始めた。
「「………//////」」
2人は恥ずかしい表情をしていた。
セツナ 「なんか……茶熊学園の時と同じだね//////」
耀姫 「そうだな…//////」
そして、耀姫は自分のデッキケースを取り出した。
セツナ 「ねえ……今日は休みなんだよ?デッキ出してさ…」
耀姫 「悪い……どうしても考える事があってさ…」
セツナ 「考える事?」
耀姫 「次の決勝は……俺と……セツナのデッキで行こうと思うんだ。」
セツナ 「……いいの?決勝は……」
耀姫 「いいんだ……それに…俺達2人は……《学園最強》だろ?」
耀姫の…最強の言葉にセツナは………
セツナ 「うん!私の力と…耀姫の王国の力で…勝とうね!」
耀姫 「じゃあ…早速……作るか!」
2人はデッキ作りを始めた。
……
…
【デッキ製作中】
セツナ 「やっぱり……さ、──────は必要だと思うんだよね♪」
耀姫 「なら──────は入れないで初動減らすのもありなのか…」
セツナ 「それなら──────軸でいいのかな?」
2人はいつになく真剣にデッキを作っていた。
耀姫 「おいセツナ!─────をいれると事故るぞ!」
セツナ 「いいじゃん!きっと耀姫を助けてくれるよ♪」
耀姫 「全く………わかったよ、入れる。後は?」
セツナ 「うーん……これで大丈夫だと思うよ♪」
耀姫 「なら……完成だな!」
セツナ 「うん!明日は絶対勝ってね!」
耀姫 「もちろんさ!」
2人は新しいデッキを作り、明日は絶対勝つと言う誓いをたてた。
……
…
2人は数時間だけその場でデッキを作っていた。
今は隠れ家に帰る途中である。
セツナ 「どう?今日は休めたの?」
セツナは今日の目的について聞いてきた。
耀姫 「ああ。休めたよ……セツナがいたからかもな…」
セツナ 「……またそうやって……//////」
セツナは耀姫の言葉に照れ始めた。
耀姫 「別にいいだろ……茶熊ではずっと一緒だったんだし…」
セツナ 「そうだね……!」
耀姫 「……ほら、早く隠れ家に戻るぞ!」
耀姫はセツナに自分の手を差し出しながら言った。
セツナ 「うん!!!」
セツナは喜びながら耀姫の手を握った。
2人はとても楽しそうな顔をしながら隠れ家に戻った。
……
…
【隠れ家】
耀姫 「帰ったぞ。」
セツナ 「ただいまー!」
バイパー 「……随分早かったな……もうちょっと休めばいいのに……」
セイヤ 「明日は決勝なんだぜ!ゆっくり休めよ!」
侑 「もしかして……デッキ作った…とか?」
かすみ 「休んだ意味ないじゃないですか!!」
耀姫 「お前ら……揃いも揃って……!!」
ティナ 「でもいいんじゃないですか?耀姫さんにとって、デュエマが休み見たいなモノですし…」
セイヤ 「そうだな!」
耀姫 「悪いけど…明日に備えて今日は部屋に戻るわ。」
耀姫は自分の部屋に戻った。
バイパー 「……まだ疲れてるのか?」
ティナ 「どうなんでしょうね……そんな感じではないですけど…」
バイパー 「何にせよ、セツナの出番だな…!」
セツナ 「……皆にとって…私って何ですか……」
侑 「耀姫の相棒」
かすみ 「先輩の相棒」
ティナ 「耀姫さんの癒し係」
セイヤ 「耀姫の女」
バイパー 「耀姫しか見えない耀姫の彼女」
セツナ 「……耀姫は絶対なんですね……彼女じゃないですし…」
トワ 「セットの様な感じですし……」
セツナ 「はぁ…わかりました…行ってきますよ」
そう言って、セツナは耀姫の部屋に向かった。
バイパー 「まあ…大丈夫だろう」
かすみ 「そうなんですか?」
トワ 「ですね……あの2人ですし…」
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【耀姫の部屋】
耀姫 「はぁ……明日が決勝…休めたのかなぁ…」
耀姫は1人、自分の部屋で考えていた。
1週間の休息なのに、5日間は出掛けていた。
本来ならデッキを作ったり、休むのが基本。
耀姫 「……さて…寝る準備を……?」
耀姫は扉が開く音に気づいた。
そこに来たのは……
セツナ 「……ごめん…皆に頼まれて……」
セツナであった。
耀姫 「頼まれたって……もしかして休めたかどうかの話か?」
セツナ 「ううん、すぐ寝るから疲れてるのか?って…私に確認を…って」
耀姫 「そうか……何ともないから気にするな」
セツナ 「ううん、休んでくれないと困るから私も一緒に寝るね!」
耀姫 「……早く準備しろ」
……
…
セツナ 「エへへ♪やっぱりいつもの感じがいいね♪」
耀姫 「……そうか?」
現在、セツナは耀姫と一緒のベッドに入っている。
茶熊でも同じだったのでお互いに抵抗はない。
茶熊の誰もがこの状況を見ても何も思わないであろう。
セツナ 「……明日だね…いよいよ」
耀姫 「…そうだな」
セツナ 「絶対勝とうね!」
耀姫 「ああ…!」
セツナ 「じゃあ…寝よっか」
2人 「「おやすみ」」
2人は仲良く眠りについた。
明日の決勝に向かって。
とりあえずデート編?は終了しました!
次はデッキ紹介コーナーです。何人かは未定ですが対決はお待ちください
今回もキャラに紹介してもらう感じになっておりますので