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壱与は敗れたのだろう。
ほうほうの体で逃げかえってきたらしい壱与は、帰ってくるなり敷かれた布団に潜り込んだが。眠る直前に術者たちには短く――そして肝心なところは秘密にして報告すると。可愛いらしい顔からは想像もできない大きないびきをかいて眠ってしまった。
一戦あたったが、敵を滅すること叶わず。
傷がないとはいえ深い眠りは疲労の証。
細かな出来事は不明ではあるが、この鬼女をして倒せない相手とは。
「だが収穫はあった」
「うむ」
4人の冥人らの姿はしっかりと報告され、彼らは妖の放つ妖気に反応して近づいてくることも分かった。しかし妖気に心乱されることはないし、なぜか霊気も操るだと?それは本当だろうか。
その動きは明らかに侍のそれであるらしいが。身のこなしも戦い方も疲れ知らぬ激しさがあったとか。
「我らの退路が断たれつつあるが……ようやく確実な情報は手に入った」
「4人の侍の妖とはな。だが、なぜこれほど強力な力を持っている?」
「さぁ、なぜだろうな」
口ではわからぬ風を装いつつも、術者たちはすでに心の中で答えを出していた。
蒙古襲来――この一大事が原因だ、と!
ツシマは日本の中では大陸とそれなりにつながりのある小さな島だ。
おそらくは数年前からこの状況を恐れ、噂は広がっていたはず。事実、日本の将軍とやらは僧に命じて日本護国の祈りを命じたという逸話は、逆に大陸の人間も聞いている。
そうした中でこの国の人々は心の中に強い思いを抱きだす。
それは異形の鬼を生み出すために絶対的に必要な因子。人の持つ光と闇から、鬼たちは常にこの世へと姿を現してくるのだから。
それは彼らと彼らの土地を守り。
襲っては奪おうとする賊を斬る、まさに万夫不当の侍が欲しかった。
つまりは皮肉にもツシマで始まった最初の戦。
小茂田の浜での将軍クトゥン・ハーンの大勝利こそがこの妖たちをこの世に招いてしまった最大の原因だったのだ。
もちろんだがこんなことを将軍本人には伝えられない。
この島を奪うために兵を率いてきたのに「あなたは勝ちすぎたのです」などと配下に言われれば侮辱以外のなにものでもない。考え付くおぞましい拷問付きの死刑が褒美に与えられてしまうだろう。
「壱与は休めばまた戦えるが、我らに残されたのはただひとつの秘策のみ」
「九死か。あれならば、とは思うが……しくじれば将軍は許さぬだろうな」
クトゥン・ハーンは寛大な男を装うが、この瞬間も部下に命じてこの2人から目を離してはいない。
すでに3つの失敗は彼の耳に届いているだろうし。となれば近々、最後の結果はどうなったと聞きに自分たちの前に姿を現すはず。
囲炉裏を挟んで2人の術師は黙考する。
生死の境は目の前に近づきつつあった。
――――――――――
黄金寺の門をくぐると、石川は目に飛び込んできた人々の姿に「にぎやかなことよ」と嫌味を――小さな声で呟くように口にした。
日吉にて元愛弟子である巴との対決の後。安達 政子、境井 仁と接触できぬものかと追うように彼もここまで南下してきたのだ。
結局、探し人は黄金寺にはもういないとわかったが。
そのかわりではあるまいが面白い人物と石川は”再会”を果たした。あの紫電一閃。いや、新たな紫電一閃の継承者が誕生するきっかけになった琵琶法師その人である。
「おう、どこかで聞いた”語り”と思ったが。お主であったか」
「これはこれは。日吉の石川先生ではありませんか」
「このご時世にもかかわらず。お主は変わらぬようだな」
「風は西に東に、でございます。毎日が思ったままに流れていくのが私の定め。ならば風と心を共にする私もまた、同じく歩き続けるのです」
「フン、よく言うわい」
笑いながら、石川は琵琶法師が数日のうちにこの黄金寺を離れるつもりなのだと理解した。
この2人の関係は長くもあるがとても奇妙なものでもあった。
気心の知れた、笑いあって酒を酌み交わすような間ではあったが。しかし互いの人生の背景については正確なものはお互い口にしたことがない。知人というには深い間柄だが、友人というのとも少し違う。
あえていうなら変人同士通じるモノあり、これなら間違いない。
だから酒の肴はいつもは巷の噂――琵琶法師が、石川が耳にするツシマに流れるそれが話題の中心だった。
そもそも石川がかつて気まぐれから宝探し――仕えていた長尾家の伝説の当主。長尾 忠頼の装具を探すきっかけとなったのがこの琵琶法師の”語り”がきっかけだった。
琵琶法師の言葉が謎かけの始まりで、苦労の果てに手にした伝説の装具は彼の苦しみを浄化する一方。孤独というつらい現実を叩きつけ、激しい失望へと突き落としてみせた。
だがそれがなければ新たな弟子であり、娘とも思おうとした巴を求めもしなかったわけで。
そんな男たちがこの難しい情勢の中で再会したのは――なにやら運命めいたものをお互い感じてもいた。
夜、寺の階段に座り込み。
先日逃げてきた酒蔵の職人たちが持ち込んだ酒を手に改めて互いの再会を祝した。
「しきし酒蔵の連中、よくも逃げるにあんな大きな樽の酒をいくつもここへ持ち込めたものよな」
「……おや、石川先生はご存じではないようですな」
「ん?」
「その酒蔵の職人たち。確かに蒙古に追われここまで逃げてきましたが、なぜあれほど大量に持ち込んだのかは理由がありまして」
「ほう?」
「石川先生ならば名前くらいは聞いたことはあるかもしれませんな。志村様の甥子、境井 仁」
「なにっ!?」
思わぬ名前が飛び出し、石川は口に持っていきかけた杯を止める。
「このツシマの南部にも元軍は進出してきておりましてな。酒蔵はしばらく前から兵士たちに見つかり、脅されて酒をつくらされていたそうです」
確かに戦が始まった今。兵士たちの楽しみといえば飯と酒くらいのものだろう。
おそらく上役に黙って目こぼしする代わりに、といったところか。どこも兵士の考えることは変わらない。
「そこに境井様が近くを通りがかりまして。彼らの事情をきいて憤慨されたとか」
「――なにをやっておるんだ、あのアホウめ」
「そこからが傑作なのです。なんと境井様は蒙古の兵達に渡す酒樽を家の前に並べさせると、職人たちに隠れるように言いましてな。相手がのこのこやってきたところで……」
「当てて見せよう。横合いから襲ったのだろう」
答える石川のその声は半ばあきらめたものがあった。
境井は頑固のくせに理解できぬ柔軟さをも持ち合わせているようで、侍であれば決して好まれない。好んでは”いけない”とされる考え方を平然と実行してしまう。石川も注意をうながそうとしたが素直に聞くような奴ではなかった。
それは恐らく彼が救おうとする叔父の志村のためなのだろうが……。
「どうもその話し方。石川先生は境井様をご存じなのですな」
「そういうお主も仁の奴を知っているようだ。どこで会った?」
「嵐の前、黒天生み出る往来の下でございました。その見事な若武者ぶりは、私めの目には輝いて見え。このツシマの希望の光はまだ残っていると安堵させられました」
「それはおそらく買い被りであろう。
ん、確かお主。南からやってきたといってたな。ということは奴は管笠衆に会いに向かったか」
「驚きましたな。ということは石川先生は境井様にお会いするためこの黄金寺へ?」
「ま、奴だけではないがな」
良き師として、強情な政子に手を焼く小僧に。共に説得してやるかと下心を持っていた石川であったが。その両者ともしばらく前にこの黄金寺から姿を消してあてがはずれた、とまでは説明しなかった。政子も自分と同じように、あの若侍を気に入ったと見える。
新しい弟子に恩を着せるいい機会と思っていたのだが、惜しいことをした。
「ということは、あの噂も本当であったということですかな?」
「おぬしがどの噂を耳にしているのかさっぱりよ。だが、あまり愉快なものではあるまい」
日吉で石川の屋敷を巴が焼いたことですべては露見してしまった。
その巴が蒙古の軍に寝返り、民を虐殺していることは事実。
石川にとっては不愉快で隠したいことだが。自分や境井が吹聴しなくとも、世間はいつの間にかそれを知り、うわさはたちまちのうちに広がっていってしまうものだ。もう、あとには引けない。
「長尾の弓術指南、石川先生は新たな弟子をとられたと。その名が境井 仁」
「おお、それについては本当よ。いや、お主。それを知っているということはワシをからかっておったのか?」
「からかうなどとは。噂は噂、真実とは限りませんので」
「それもそうだな」
おそらく琵琶法師は巴の裏切りと仁を弟子とした石川の噂のすべてを知ってはいたのだろう。が、あえて石川の楽しくない部分にだけふせてくれたのだろう。
ならば仁については大いに宣伝してもらおう。石川は徳利を手に、法師の盃に酒を注ぎながらにやにやと笑いながら何度もうなずいて見せた。
「ですが石川先生。私が考えますに境井様は恐らく管笠衆とは接触されてないかと思われます」
「なぜだ?」
「これも噂でありますが――」
「なにかあったか?」
「最近、蒙古の陣がいくつか襲われ。壊滅させられたと聞いたことはございませんか?」
「ある」
短く答えながら、石川の脳裏には日吉に現れたあの怪人。
境井 仁のような。その彼よりもさらに鋭い動きを自分の目の前で見せつけたのちに無言のまま消えた冥人のことがちらと思い浮かぶ。あれからたびたび「だれだろう?」と考えるが、答えはまだ出ていないままだ。
「蒙古の将軍、クトゥン・ハーンは境井 仁様の身柄を抑えろと命じられ。追っ手を放ったと」
「本人もそのようなことを申していたな――厳しいのか?」
琵琶法師はうなずき、無事でおられればよいのですがと呟く。
確かに、ツシマにはまだ城に立てこもっているという槍川の連中のこともある。敵将であれば再び軍をまとめ上げようとする名もない侍たちの動きが気になるだろう。
酒蔵のような事件をおこしてはどこで捕らわれるかわかったものではない。境井の奴、次に会った時はもっとかしこくなれと諭してやらねばなるまい。
ここでいきなり琵琶法師は話題を変える。
「そういえば石川先生、例の”もの”はまだお持ちなので?」
「ん?当然だろう。なぜワシがここに来たと思う」
「――ああ、なるほど。そういうわけですか」
忠頼の装具に再び命を吹き込まんと、腕の良い鎧職人を頼ってこの黄金寺へ来たということなのだろうと琵琶法師はすぐに理解した。
「石川先生。私、実はずっと前から先生に聞かせたい新しい”謎かけ”があったのですが。なかなか話し出すきっかけを失っていたことを急に今、思い出しましてな」
「ほう」
どうだか。
琵琶法師も何やら考えていたことがあるようだ。これは間違いなく、石川を唆してきている。
「新たな謎かけ――私の”語り”を聞いてみませんか?」
「酒の肴になるものだろうな?そうでなければ断る」
「では参ります」
法師は盃を地面に置くと背中の琵琶を手に取った。
弦が音をゆっくりと響かせ始めると、何事かと周囲の人々が法師の周りへと近づいてくる。石川は隣でただ杯をあおり耳をすます。
――はるか昔、翼をもつ悪鬼を弓取の内経。帝の命により退治せんとす
――矢は見事に宙を舞う悪鬼を貫くも。内経、悪鬼の呪いをその身に受けてしまう
――以降、悪鬼の噂にとりつかれ。蛮行を繰り返す
――ツシマに流されてのちに事切れる
琵琶法師の”語り”は要約すればそのようなものだった。
石川は黙ってそれを聞きながら、内心では苦笑を浮かべていた。法師の考えは明らかだ。この石川の思惑を読み、そこにさらに花を添えてやろうとあえてこの”語り”で挑発しているのだろう。内経の弓、それを探してみてはどうかというわけか。
ツシマのこの苦難は再び侍が立ち上がって打ち払わねばならぬ。
しかしその音頭を取るのにふさわしい領主、志村が囚われている以上。旗頭には誰がふさわしいのか?
それは隠居した自分のような老侍の役目ではない。
小茂田の浜より唯一生き延びた――仁しかいないだろう。それは石川も考えていたこと。
翌日、琵琶法師は黄金寺より姿を消していた。
石川には結局、別れも告げずに去って行ってしまったが。石川はそれを気にすることはなかった。
それよりも彼にはもうひとつやることができてしまった。
巴のことも重要だが。新しい弟子のためにもやらねばならぬことがある。石川は黄金寺に残り、さっそく”新しい仕事”のために動き始める。
伝説に聞く内経の弓、はたしてどこにあるのだろう?
――――――――――
黄金寺で琵琶法師と石川が語っていた通り。
果たして、境井 仁は浪人たちとの接触をあきらめ。さらに南へ向かっていた。
彼には叔父を蒙古の手から救出し、ツシマを再び取り戻すという悲願があったが。同時に守らねばならない約束がひとつだけ別人と交わしてもいたのだ。
村のどこからか女の悲鳴と鳴き声が聞こえたとわかると、桶をもって水くみをしていた”ゆな”はそれらを放り出して走りだした。
村はずれに人だかりが見え、不安に心を乱される――。
「ねぇ、なにがあったんだい?」
「――”けい”のところの兄貴が蒙古の連中から逃げ出してきた」
同じく捕らわれた弟の情報が聞けないかと思い。すぐに人だかりをかき分けていったのだが――。
期待は無残にも砕かれた。
若い女が縋り付く男は血まみれでもはや声もあげられぬ、半死状態であったのだ。
泥だらけの片足は、おかしな方向を向いていて。おそらく近くに落ちている木の棒を杖代わりにしてなんとかここまで歩いてきたのだろうが、歩くたびに衝撃でおかしくなるような痛みに苦しんだのは明らかだ。
さらに自分で折ったのだろうが。矢が3本ほど半身に突き立ち、皮膚はすでに生気を失いかけて真っ青になっている。
「ひどい有様じゃないか……」
「それだけ必死に逃げてきたってことだろう。嫁に行った”けい”に知らせたかったんだろうよ」
「一緒につかまったっていう、あいつのオヤジとお袋はどうなった?」
「バカ!んなもんなぁ――」
ゆなは周囲から聞こえてくる言葉に世界が揺らぐのを感じた。
蒙古の奴らは容赦がない。老若男女、構わず気に入らなければ簡単に殺す鬼どもだ。なら、もしかして弟のたかだってこんなめにあわされているのかも……。
集まって気の毒がる村人たちも、泣いて悲しむ若い女と新しい家族から背を向けて距離をとると。先ほどとは打って変わった態度を見せてくる。
「チッ、なんで村まで来ちまうんだ。あのバカ野郎」
「おい」
「だってそうだろう?蒙古の奴ら、逃げたあいつを見失ってくれてりゃいいが。そうじゃなきゃ、明日にもこの村に来ないと誰が言えるんだよ」
「まったくだぜ。どうせなら途中でおっ死んでくれてりゃ面倒がなかったのに」
あの姿は明日の我が身。
恐怖が向こうから近寄ってくるのではと思えば、哀れにも死のうとしている男に対しても鞭打つように呪いの言葉は自然と口から次々と飛び出してくる。
「ほら、”けい”の嫁入りはいろいろともめただろ。兄貴のあいつとしたらずっと気になっていたわけさ」
「そんなもの!あいつの爺婆が嫌がったのが原因だったろ。あいつが嫁に逃げられて以来。自分たちの面倒を見ろってずっと――」
「なぁ、もういいだろ。やめておけよ」
”ゆな”は無神経にいら立つ村の男たちのそばから離れていく。
動揺していた。自分は嫌われている女だってことはよくわかっている。弟を助けたくとも頼れる友人も少ない。同じ村人でもこのように陰口が叩かれ、ひそかに恨まれたりするのだ。自分が弟を助けたいなどと口にしたって――。
――まだ仁がいる
心の中で小さな声がする。
確かに死にかけた若侍と約束は交わした。だけど今、ここにいるのは自分ひとりだけ。
体を震わせ、己の肩を抱く”ゆな”に。
冬も近いのに不思議と温かみを感じる風が吹き抜けた。
「ゆな!」
「――仁っ!?」
「約束を果たしに来たぞ。弟の無事はわかったのか」
別れた時と違い。壊れていない。兜こそかぶっていないが、真っ白な鎧を身に着けただけでその男は別人のように見違えて見えた。
そんなお侍が、自分のような狡猾で卑しい女とかわした約束を本気で守ろうとしてここにきてくれた。
柄にもなく鼻がツンとして、顔が崩れそうになった。
でも泣いて喜んだりはしてやるものかよ。
「ゆな、どうした?」
「――ごめん。さっき蒙古に捕らわれた村人が逃げてきたんだけどさ」
「無事か?」
「いや、死んだよ。妹の手の中で死ねて満足だろうってみんな言ってたけど……ひどい姿だった」
白目をむき、真っ青だった男の顔が思い出されて背筋が再び震えた。
「弟のことはあきらめたか、ゆな」
「あきらめてなんかいないよっ!」
「なら、いい。俺がここに来た理由もなくなっては困る」
蒙古上陸。
弟を今からでは助けられない。そうわかった時、ゆなは偶然にも死にかけた若い侍を文字通り”拾った”。
侍の名前は境井 仁。ゆなは知らなかったが、なんとあの志村の甥だと名乗られたときは少しばかり恐れた。命を助けたことを恩に着せて弟の救出に力を貸せと要求するつもりだったが。その相手がよりにもよって――。
もちろん最悪の場合、ゆなは自分の体を使うことも考えたが。
驚くことにこの境井という男はとんでもなく侍らしい、おかしな侍であった。
村人に対する蒙古の所業を見て憤慨し。
許せぬからと相手の数もきにせず刀を抜いて正面から突撃していく。最初はとんだ狂人を助けてしまったもんだと後悔したが――。
「随分と時間がかかったんだね。道草食ってたのかい?」
「俺は叔父上救出という悲願のために動いていただけだ。それに約束は守ったのだから別にいいだろう」
「そうだね――仁」
「なんだ?」
「あんたならきっと、このツシマを救えるのかもしれない」
人に嫌われ、狡猾な女でなければ生き残れないひどい人生だった。
そんな女の心に初めて、人を尊敬するという意味を教える男が現れた。
だが”ゆな”はそのことにまだ気が付いていない。
「ここ最近は蒙古の連中のいる村について調べてたんだ。あそこは新しく柵が張り巡らされてて、簡単には忍び込めなくなっている」
「それはまずいな」
「大丈夫。ちゃんと考えた。
この近くにひとり知り合いがいるんだよ。そいつの手を借りる」
「信用できるのか?」
「なんだい。仁、お侍なのにびびってるのかい?」
”ゆな”が挑発するように皮肉な口をたたくと、仁はそんなわけがあるかと鼻で笑った。
(設定・人物紹介)
・石川先生
原作では別に主人公をストーキングしてません。
この先生だけです。ついでに琵琶法師と知り合いというのも、ここだけの話。