家事が出来ない居候と農家の俺 作:マッカーサ軍曹∠( ̄^ ̄)
大地は翼がお風呂に入っている間、家の裏庭にある鶏小屋に向かっていた。鶏小屋のドアを開けて中に入ると、そこには鶏が4羽ほど鶏小屋で過ごしていた。
「……さて、今日は卵を産んでるかな〜」
鶏小屋の中で大地はこの後使う卵が欲しくて鶏の寝床の場所を掻き分けながら卵を探していた。すると、その鶏の寝床の1つに茶色い卵が2つあることに気がついた。
「お?あった。よし、これで卵焼きにするか」
大地はそう言いながら卵を拾い、家の中に戻った。左手に卵を持ちながら大地はリビングに向かうとそのまま事前に取っておいた野菜と卵を優しく水洗いを始めた。
「この時期はかじかまないからいいな。お陰でてが冷えないからな」
そうして、全ての野菜と卵を洗い終えると、大地は冷蔵庫を開き、色々と物を取り出して料理を始めようとした時、リビングのドアが開く音がした。そこに立っていたのはお風呂からあがった翼だった。
「あ、あの……大地さんお風呂ありがとうございました」
「ん?あぁ、翼、もうあがったのか?」
「はい、お陰で綺麗になりました。……ただ、その……」
翼は喋っている途中で口を噤んだ。大地は翼のその表情を見てみると、顔を少し赤くして恥ずかしそうにしていた。その姿を見て、大地は翼に対してを少しだけ興奮してしまったが、すぐに気持ちを切り替えて言った。
「えっと……何かあった?もしかしてお風呂が汚かったとか?」
「い、いえッ!お風呂は広くて綺麗でしたし、シャンプーも花の匂いの物を使っていてリラックス出来ました」
「ならよかったよ。でも、なら何があったんだ?もしかして何か足りないとか……」
「確かに足りないと言えばそうなのですが、その……下着が無くて」
「し、下着ッ!?……あー、そうだった……ごめん忘れてたよ。今から買いに……」
この時、大地は今から翼の下着を買いに行こうとして軽トラックの鍵を取ろうとするが、良く考えたらこんな田舎でまだ開いているお店がもう無いことに気づいて悔やんだ。
「もう店がほとんど閉まってるんだった……」
「あの、大丈夫ですか?」
「あぁ、大丈夫だよ翼。でも下着……どうしようか?今から下着を乾燥機で乾かして1時間半掛かるけど……」
「……だ、大丈夫ですッ!わ、私はそれでも我慢しますからッ!気にしないでくださいッ!」
「俺が気にするんだよな。とりあえずしばらくはそこの客人部屋で過ごして欲しい。晩御飯が出来たら呼ぶから」
「そ、そうですねッ!し、失礼します……」
翼はそう言いながら大地が言った部屋へと向かった。そして、大地はすぐに乾燥機を取り出してスイッチをONにして、その後に料理を始めようとするが、翼が下着を着けていない状態を考えると少し興奮してしまった。
(お、俺は何を考えているんだッ!考えるなッ!今は料理に集中するんだッ!)
♬
しばらくが経過し、料理を作り終えると大地は翼を呼びに客人部屋へと向かった。そして、その襖を開いて中を覗くと、翼がその部屋の中で正座しながら待っていた。
「ご飯出来たけど……もしかしてずっと正座して待ってた?」
「えぇ、この部屋にいるとなんだか落ち着いかなくて正座していました。すぐに行きますので」
「それじゃ、行こう」
「はい」
そして、大地は翼を連れてリビングに戻る。その時、翼が見たのは机の上に並べられている様々な料理の品の数々だった。その中の食材は魚、野菜、卵などの健康に優しい物ばかりが使われていた。
「美味しそうですね」
「とりあえず向かい側に座ってくれ」
「分かりました」
翼は大地に言われた方に座ると、その向かい側の方に大地は座る。そして、大地は翼の前にあるコップに麦茶をいれ、自分の方にも入れた後にてを合わせた
「それじゃ、食べようか」
「そうですね」
「「いただきます」」
2人はいただきますを言った後にそれぞれでおかずを食べ始める。翼はその料理の品を食べる時、美味しそうに食べており、それを食べながら見ていた大地も嬉しそうに食べていた。
「このかぼちゃ……ほくほくで火がしっかり通っていて美味しいです」
「喜んでくれたなら嬉しいよ。ほら、まだまだ沢山あるからいっぱい食べていいよ」
「ありがとうございます。大地さん」
翼は笑顔でそう答えて、再び大地が作った料理を食べ続ける。大地も同じように翼と一緒に食べてはいたのだが、それとは裏腹に大地は予想外の事態に迫られていた。
(翼……確かに美味しそうに食べてくれるのは嬉しい。作った甲斐が有るってもんだよ。でもな?……その胸が見えそうだから早く直してくれッ!さっきから食べにくいんだッ!)
「この魚も美味しいですね。……ってどうかしましたか?」
「なんでもないよ。うん……」
次回【一日の終わり】