転生したら山内でした。 作:鴨の加茂
どうやら、生徒会を交えた話し合いで無事に判決を延期させれたらしい。これから、綾小路と堀北は一之瀬達と協力して監視カメラ詐欺を行うのだろう。
そんな綾小路達の行く末を考えながらも今は目の前に集中しよう。黒髪で癖のあるやや長めのヘアースタイル、身長は綾小路よりも少し上。そんな男が王様みたいに俺の前に座っている。左には伊吹、右には制服よりもスーツの方が似合いそうな黒人が立っている。怖ぇ
「なんだ?誰かと思えば須藤の取り巻きじゃねえか」
「取り巻きって·····まぁいいけど。」
今俺は今回の事件の黒幕である、龍園の目の前にいる。
「石崎たちは訴えを取り下げる気は無いって言ってたか?」
「ああ、アイツらは一方的に暴力を振るわれた被害者だぜ?取り下げる必要がないだろ?」
「そうか、てっきり裏で誰か指示をしてて須藤を嵌めたんだと思ったけどな」
「そうだな·····。お前の想像に付き合うなら他クラスに対して精神的な優位性を得る為に、石崎たちに須藤を呼び出させて、一方的に暴力を受けさせた。それで石崎たちには学校側に訴えを出させたってところか?」
「·····」
『─────そうだな·····オラァ!これでもっと被害者らしくなったな。』
そんな音声に続き、石崎たちのありがとうございますと言う音声が聞こえてくる。
「何のマネだ?」
「パソコンにデータは移してある。ある程度の予想はついてたから音声だけじゃなくて映像もあるぞ?」
良かったな龍園、お前の想像を裏付ける証拠のご登場だ。
「何が望みだ」
「·····100万プライベートポイントを渡せ」
「100万だと?意外と欲が無いじゃねぇか」
「100万で欲がないか。あぁ、勿論今すぐじゃない。そうだな·····10月までにでもしておくか?」
「·····」
「もし、このデータが学校側に提出されたらどうなる?Bクラスにも手を出してるらしいけど、一連の騒動が終わった後にCクラスのクラスポイントがどれくらいになるのか楽しみだな」
「クク、ははは。まさか俺に対して脅しをするヤツが現れるとはな。ああいいぜ」
「それじゃあ·····」
「待てよ。まだ話は終わりじゃねえよ」
いや、こっちは終わらせたいんだよ!お前怖すぎるだろ。
「まだ何かあるのか?」
「ああ、今ここでの録音も消せ。それから『学校側に証拠を提出しない』だけじゃ足りねぇデータも消せ。後は今回の事にお前が今後一切関わらない事。例え生徒会がどんな判断を下したとしてもな。それが100万出す条件だ」
「録音を消したらここでの取引が口約束になるだろ?」
「冗談はよせよ。そうならないように準備してるんだろ?なぁ、坂上センセー」
龍園がそう言うと、部屋にCクラス担任の坂上先生が入ってくる。その後ろに続いてDクラス担任の茶柱先生も入ってくる。
「山内、言われた通り坂上先生を呼んだが何をするつもりだ?」
「話は聞いていたんですよね?俺はさっき聞かせた音声を先生たちの目の前で消します。その上で同じ音声が表に出た場合には退学します。そっちは10月までに100万を先生の前で俺に渡す。それと、ここでの録音はお互い消す。それでいいか?」
「もし、お前が10月までに100万用意出来なければ同じく退学。それでいいのか?」
「ああ、それでいいぜ。」
茶柱先生の確認に龍園が肯定の意志を示す。その後は俺も龍園も仲良く、この場での録音を消した。俺の部屋まで先生と行く事になったのだが龍園は着いてこなかった。なので先生2人と部屋まで行ってデータを削除する。
先生たちも帰り、部屋のベットでくつろいでいると須藤からCクラスの生徒が訴えを取り下げたと連絡があった。これは、また今度祝勝会をしないとな。
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