転生したら山内でした。 作:鴨の加茂
「あー、俺たちはどうする?他のグループは移動し始めたっぽいけど·····」
俺が綾小路と佐倉に聞いてみるが、佐倉とは接点がないし綾小路も何か考え事をしてるのか返答がない。
「綾小路?おーい」
「·····悪い山内、どうかしたのか?」
「いや、他のグループは移動し始めたみたいだけど俺たちはどうする?」
「そうだな···取り敢えずテキトーに歩いて何が見つかる事でも期待するか?」
綾小路からも、佐倉からも反対されなかったのでその後は時々、佐倉の為に休憩したりしながら島を探索した。
結局、俺たちはほとんど成果を得られなかった。
「川だよ川!物凄く綺麗な感じの!そこに装置みたいなんがあったんだよ!あれが占有とか何とかの機械だ!ここから10分もかからないから早速全員で行こうぜ!」
それは、俺たちが時間になって平田達の元へ戻った時には既に、池は戻っていたらしく、池が興奮気味に平田たちに話していた内容だ。
「それは大手柄だね。水源が確保出来たら僕たちの状況は大きく好転するかもしれない」
これでDクラスのベースキャンプ地はほぼ決まったと言ってもいいだろう。
「だけどまだ2チームが戻ってないから、誰かがここに残ってないと困るだろうね」
時間は3時を少し回っているが、予定の時間に戻れていないと言う事は、この森で迷っている可能性もあるだろう。
何人かがその場に残り、平田や俺たちは池たちの見つけた川へと向かった。
「ここだ!俺たちが見つけたスポット!凄いだろ!」
「うん。きれいな水に、日光を遮る日陰。地ならしした地面。ここならベースキャンプにするのに理想的かもしれないね。すごいよ池くん」
「へへへ、だろ!」
その川は幅10メートルほどで、周りは自然のものではなく人の手が入っていると分かる感じだった。
「ここをベースキャンプにするのは確定として、問題は占有するかどうかだね」
「そんなのするに決まってんだろ!しないなんて選択肢があるのかよ」
「あるよ。ここを占有するメリットは当然、川を独占できることにある。それと占有権で入ってくるポイントの収入だね。でも、それには8時間に一度更新する必要がある。操作を許されているのはリーダーと定められた人だけだから、その姿を見られたら大変なことになる。どこで誰が目を光らせているかは把握しきれないよ」
「んなの、こう、隠して守ればいいじゃん。囲むようにしてさ」
池の意見にクラスの皆も納得したのか賛成した。
「うん。じゃあ後は、誰がリーダーをするかだ。肝心なのはそこだからね」
平田がそう言った後に、櫛田が皆に集まるように言い、円を作らせると小声で話し出した。
「私も色々考えてみたんだけど、平田くんや軽井沢さんは嫌でも目立っちゃう。でも、リーダーを任せるなら責任感のある人じゃなきゃダメでしょ?その両方を満たしているのは堀北さんだと思ったんだけど、どうかな·····?」
「櫛田さんの意見に賛成だよ。というより、ボクもリーダーは堀北さんがいいと思っていたから。あとは堀北さんさえ良ければ引き受けてもらいたい。どうだろうか」
視線が集まるも、本人は特に拒否する様子は無かった。
「嫌がってるんじゃねえか?無理強いさせるなよ。代わりに俺がやってもいいぜ」
「わかったわ。私が引き受ける」
須藤の発言で、下手な人物がリーダーになるくらいなら堀北自身がなった方がいいと思ったのか、堀北も櫛田の意見に賛成した。
すぐに平田が茶柱先生へ報告してキーカードを貰ってきた。キーカードを平田から受け取った堀北は、数名の女子と川のスポットをみんなで囲みながら占有していた。
この無人島編で、トイレが20ポイントなのとリタイアのポイントが30で、最後のリーダー当てる時の当てられたら50+占有で手に入れたポイントってすごい二次創作向けの設定だと思うんですよ。