ゴブリンスレイヤー モンスター種族PC実況プレイ 作:夜鳥空
やっぱり7月中には終わらなかったので初投稿です。
皆様にお読みいただき、UAも170000まで伸びました。
あとちょっとだけダブル吸血鬼ちゃんのお話しは続きますので、お付き合い頂ければ幸いです(まだまだ続くフラグ)。
うんうん、互いに愛し合う2人が初めて出逢った
……にしてもこの時の『吸血鬼侍』ちゃん、なんで真っ先に女司教ちゃんに向かっていったんでしょう?
当時から素晴らしいたわわをお持ちだった従姉ちゃんや女戦士さんと違い、まだつるぺったんだった女神官ちゃん。
この後、≪死≫さんの
――ほほう、女心に精通した地母神さん曰く、ゴブリンによって深く心身を傷付けられていた女司教ちゃんに運命的な何かを感じ、寄り添ってあげたいと考えたからだとか。この頃からスケコマシの兆候が見え隠れしてたんですねぇ。
あ、ちなみに≪
……っと、そろそろ
前回、運命の出逢いを果たしたところから再開です。
無防備に女司教ちゃんへと近付き邪気の無い笑みを浮かべる『吸血鬼侍』ちゃんに≪
「なんと言いますか、とても『子どもらしい』反応をしていますわね」
「外見は母親譲りですが、中身はよちよち歩きの幼児とどっこいなのです。
感想を交わす令嬢剣士さんと賢者ちゃんの視線の先では、瞳がしいたけになっている『吸血鬼侍』ちゃんが蟲人僧侶さんによじ登って硬い外殻をペタペタ触ったり、半森人の斥候さんの耳をツンツンしたりと好奇心の赴くままにはしゃぎまわる姿が。それぞれ趣の異なる女性3人の胸部を見比べ、興味深そうに頬擦りしているのを見た
……お、どうやら一頻り好き勝手して満足した『吸血鬼侍』ちゃんが、自分のことや
「――ちゅうことはアレか。この国のお偉いサンたちは、手前ェの有り金ぜぇんぶ纏めて叶うかも判らん永遠の命につぎ込みおったんか!?」
「自分の資産だけ溶かすなら自業自得だが、他人の懐に手を突っ込んで心臓まで引っこ抜くのは公正な取引とは言えんな」
金で苦労してきた半森人の斥候さんのキレ芸に交易神の信徒らしい言い回しで応じる蟲人僧侶さん。国民、領民は国や貴族の管理下にあるとはいえ、その生命まで勝手に賭けられては当人たちは堪ったものではありません。税を代償に彼らの庇護下にある人々ですから、生命の保証が無くなれば土地を捨てて逃亡待ったなしです。……と言っても、当時の王国に安住の地など無かったわけですが。
「……それで、あなたはどうしたいのですか? 魔人の支配から逃れているとはいえ、あなたは生者を餌とする
胸元に抱えている天秤剣を握り直し、静かに尋ねる女司教ちゃん。彼女の立場からすれば、生者を憎むアンデッドは在るべき場所に還すのが当然ですからね。ですが問答無用で襲われたのならばともかく、こうやって会話が出来る相手を無理矢理浄化するのには抵抗があるみたいです。そんな彼女の葛藤を感じ取ってか、『吸血鬼侍』ちゃんがゆっくりと口を開きました。
>「――あのね、いまぼくのなかにはたくさんの
>「でも、いまここでかいほうするとまためいきゅうにとりこまれちゃう。そして、
うーん、どうやら支配こそされていないものの、支配者の許可なくして≪死の迷宮≫からは出られないよう縛られていたみたいですね。そして今は幸運にも多くのソウルを貯め込んでますが、死に続けてロストしたら再び迷宮へと還元されてしまう可能性があると。難しいところですねぇ。
「つまり……王都とこの迷宮、両方を攻略する必要があるのね」
「その通り!!」
「……誰ッ!?」
突如部屋中に響いた胡散臭い大声。玄室の入り口に眼を向けた一行の前に姿を見せたのは……。
「――さぁ、ワタシがこの
顔に白粉を塗りたくり、上から紅をさした道化の化粧。小柄な体躯にカラフルな衣装を纏った迷宮にはまったくそぐわない異質過ぎる存在。自分以外の全てを嘲笑うような表情に
「喧しいぞ道化。感動の再会を邪魔するでないわ」
「アフン!? ひどぉい……」
「よく言うよ、
ロープでグルグル巻きにされた
「うわ……うわぁ……」
「なにこの……なに……???」
「あれ? あの道化師、何処かで見たような……」
〇クソシストも真っ青な仰向け姿勢で玄室中を這いまわる
「……道すがらそこな道化に話は聞いていたが、やはり
>「うん。おかあさんのきおくはやきつけられてるから、でんかのこともおねえさんのこともわかるけど、ぼくはおかあさんじゃないの。……ごめんなさい」
「君が謝ることじゃあないよ。彼女を救えなかったのは私たちの落ち度だからね」
映像のほうでは新たに2人と1匹?が合流した迷宮の一室。『吸血鬼侍』ちゃんを見た陛下と銀髪侍女さんは驚きと悔悟の入り混じった複雑な顔をしています。
狂いし王の凶行によって人としての尊厳を踏み躙られ、最期は1人迷宮の片隅で死んでいった圃人の侍女。道中で
「つまり、貴方はこの子を創造した
「ンンン~! だいたいそんなところです。まぁ『
>「ほんとだよ。よくおとうさんのけんきゅうしつにやってきて、おやつをぬすみぐいしたり
「フフーフ、そんなに褒めても粘液ぐらいしか出ませんよぉ?」
「いちいち言動が気持ち悪いわぁ……」
床上をのたうち回りながら自慢のペラも回し続ける
「皆様に判り易いように説明しますとぉ……迷宮を乗っ取っている魔人はこの階層の
「今は彼の愛し子が横取りし続けたおかげで迷宮の
「彼らの陰謀♂を止めたくば、二穴を同時に塞いでしまわねばなりません! どちらかが空いていれば彼らの逃亡を許すことになるでしょう!! さぁ、ここは皆様の力を合わせ彼らを苛烈に攻め立て……アフン!?」
「言い方が卑猥過ぎるのよぉ……!」
顔を真っ赤にした女戦士さんに槍の柄を捻じ込まれ恍惚の表情を浮かべる
「王都の魔穴は我らに任せるが良い……と言いたいところだが、此方の
済まぬ、と冒険者たちに頭を下げる
「ちゅうても、ワイらも6人で
半森人の斥候さんが渋面で呟いていますが、連携の取れた
「となると、そっちに同行出来そうなのはおちびちゃんだけど……」
>「うん、ぼくもそれがいちばんいいとおもうんだけどね……」
女戦士さんが視線を向けるのはやはり『吸血鬼侍』ちゃん、ですが先程『吸血鬼侍』ちゃんが言っていたように、彼女は迷宮に縛られているために地上へと出ることが出来ません。
――そう、
>「うん、だから……僕が代わりについていくね!!」
>「ふぇ? ……ふわぁ!?」
――玄室に響いたのは、場違いなほどに明るい可憐な少女の声。
己の内側から発せられた声に驚く『吸血鬼侍』ちゃんの身体が眩い光に包まれ、
やがて光が収まり、眼前を手で覆っていた冒険者たちが目にしたのは……。
>「えへへ……吃驚させちゃったかな?」
呆然とした表情で目の前に現れた自分と瓜二つ……いいえ、自分の身体の基となった姿の人物を見つめる『吸血鬼侍』ちゃんと、そんな彼女を優しく抱き寄せゆっくりと頭を撫でる1人の少女。鏡写しのようにそっくりな姿ですが、新たに現れた『吸血鬼侍』ちゃんの顔には溢れんばかりの母性と慈愛が満ちています。驚きのあまり声が出せないのを察し、そっとハグを解いて一歩二歩ステップ。
「よもや、このような形で再び相見えるとは思わなんだな……」
その立ち居振る舞いで彼女が何者であるか悟ったのでしょう。様々な感情の入り混じった声で呟く
>「こんにちは、僕の可愛い赤ちゃん。僕があなたのおかあさんだよ。 ……生まれてきてくれてありがとう!」
――生前、伝えることの叶わなかった、愛しい我が子に対しての生誕の祝福でした。
「――では、あまり長くは保たんということか」
>「うん。あの子が蓄えていた迷宮の
再開の挨拶もそこそこに
>「それに、僕が分離したせいであの子にも負担が掛かっちゃうの。今は体内の魔力で無理矢理稼働してるけど、それが無くなったら一時的に行動不能……冬眠状態になっちゃうかも」
ははぁ、本来吸血鬼ボディを動かすには『
では急がねばなるまいという
「それじゃあ此方は先に地上へ向かわせてもらうよ」
「判ったわぁ。……気を付けてね」
「それはこっちの台詞だよ。君たちのほうが危険だろうからね」
互いの無事を祈るように言葉を交わす女戦士さんと銀髪侍女さん。その向こうでは『吸血鬼侍』ちゃんと
>「まだ君の中で眠っているもう1人の子にもよろしくね?」
>「うん……」
頷きながらも手を放そうとしない『吸血鬼侍』ちゃん。心のどこかで
>「ごめんね、母親らしいことを何一つしてあげられなくて。僕にはどうしても果たさなくちゃいけない約束があるの」
>「……おひめさま?」
>「うん。あの子はきっと魔穴にいる。あのクソッタレがあの子を傍らから離すわけないもん」
そう牙を剥く笑みを見せる
>「あのまじんはぼくたちがやっつけるから、おかあさんたちもがんばって!」
>「もちろん! ……大丈夫、あなたは1人じゃない。あなたの中にいるもう1人のあなたが、いつも一緒だから」
そう言って頬に口づけをして、他の2人とともに地上行きの
「あの、なんだかもう逢えないような口ぶりでしたけど……」
>「うん。ちじょうのたたかいがおわったら、おかあさんのたましいはほかのみんなのものといっしょにあるべきばしょへかえるの。ぼくのなかにしまってあるたましいもぜんぶたびだつから、ぼくもしばらくおやすみしちゃうかな」
「!? それでは……」
何気ない口調に秘められた残酷な話に言葉を失う女司教ちゃん。他の
「ンンン~? 何をそんなに沈んでいるんですかぁ? 先のことで悩むのは目の前の障害を排除してからのほうが建設的ですよぉ……アフン!」
「正論だけど貴方に言われるとなんだか腹立たしいわねぇ……!」
蹴り倒され、股間の当たりを踏み躙られてもなお蠢くのを止めない
「んではぁ、此方もそろそろ出発しましょうかぁ! 今入り口を作りますので少々お待ちくださいねぇ」
そう言って彼が股間のポケットから取り出したのは1本の
「そぉい!!」
気の抜ける掛け声とともに、膨大な魔力を秘める実体化した扉を引き起こしました!!
「デタラメや」
かいてもいない汗を拭う仕草を見せる
「
追加10面……微妙な造り……ワンダーゲート……あっ(察し)。彼が
「では皆様、出立の準備は……っと、アレ? 小さなレディは何方に? もしかしてお花摘みですかぁ!?」
……え? あ、言われてみればいつの間にか『吸血鬼侍』ちゃんの姿が見えません。現在のダブル吸血鬼ちゃんと違い、フラフラと1人で遊びに行っちゃうような精神的な成長……成長?はまだしてないでしょうし、何か気になることでもあったんでしょうか……お! 玄室の入り口から入って来ました! まったく、何処に行ってたんでしょう? 顔を見合わせる冒険者たちを代表して女司教ちゃんが話しかけていますね。
「あの、今何方へ行ってたのでしょう? みんな心配していたのですよ?」
>「えう……ごめんなさい。モンスターにやられそうなひとたちがいたからたすけにいってたの」
……ん?
「なんやチビ、オマエ
>「めいきゅうになじむとわかんなくなっちゃうけど、さいはいちされたばかりのやつはなんとなく。まほうつかいっぽいおとこのひとがグレーターデーモンにやられそうになってた」
あっ(全知)。
>「はなしかけてもボーっとしててへんじがかえってこないから、みんなをまたせちゃいけないとおもってかえってきちゃった。……なんだかハァハァあらいいきをしながらぼくのことをジッとみてたけど、やっぱりちゃんとちじょうまでおくってあげたほうがよかったかなぁ?」
やっぱりそのままにしてきたことが不安なのか、背後をチラチラと振り返る『吸血鬼侍』ちゃん。自分に迫ってきた危機にまったく気付いていない彼女に対する女性陣の反応は……。
「いいえ、何の問題も無いわ!」
「さ、早く魔人のところに向かいましょうねぇ?」
「よく……無事に帰ってきてくれました……っ」
うん、まぁ、そうですよね。今までは何処か『吸血鬼侍』ちゃんへの警戒心を払拭出来ていなかった従姉ちゃんと女戦士さんでしたが、
「……なぁ、えぇと……そろそろえぇか? 出発しても?」
女性たちの目に毒な光景にチラチラと視線を向けていた半森人の斥候さんの咳払いで落ち着きを取り戻す冒険者たち。なお
すっかり意気投合?した冒険者と化物な2人。次回はいよいよ魔人、そして狂王との決着ですかね? 同時に進む王都の戦いも気になるところですが……どうやって進行させるかは次回までに決めることにしましょうか!
今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
どんどんお話しが伸びるので失踪します。
誤字のご報告ありがとうございます。ご指摘を受けて気付く恥ずかしさと、読んでいただけた嬉しさの両方でテンションが激しく変動する今日この頃でございます。
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お読みいただきありがとうございました。