ゴブリンスレイヤー モンスター種族PC実況プレイ 作:夜鳥空
連日投稿が間に合わなかったので初投稿です。
何も考えずに投稿していたら120万字を超えておりました。ちょっぴり日間二次創作ランキングにも顔を出していたみたいで嬉しいですね。これからも皆様に読んでいただければ幸いです。
※8/17 みんなの等級が古いデータを参照していたため修正致しました。
前回、うっかり迷宮探検競技が明日に控えていることを忘れていたところから再開です。
リビングの隅で体育座りを始めてしまった妖術師さんをなんとか立ち直らせ迎えた
しかし今年の
「……というわけで、女性の訓練生は短パンとブルマのどちらか好きなほうを選んで着用いたしますの」
お、噂をすればなんとやら。ちょうど案内役の腕章を付けた令嬢剣士さんが冒険者志望の少女たちを引率していました! 小雪のチラつくグラウンドを走る訓練生を指し示しながら支給される運動服について説明しているみたいですね。判り易く丁寧な説明を受け、連れ添って歩いていた2人の少女は何度も大きく頷いています。熱心に聞き入る
「まぁ、
「そんなことありませんわ! どのように税が使われているのか知るのも、私にとって大切な勉強ですもの!!」
たゆんと揺れる胸を張りながらにこやかに笑う金髪の少女。その黄金にも負けぬ輝きを放つ太陽のメダルをたわわの上に乗っけている美少女は貧乏貴族の三男坊の妹一号ちゃん!……まぁ王妹殿下ですね。キョロキョロと物珍しそうに施設の内部を眺めては、ギルドの職員さんたちにアレコレ質問を投げ掛けています。査察官さんから予め話が通っているみたいですが、相手がこの国の王族ともなれば流石の監督官さんも普段のゆるーい態度ではなくデキる女ムーブで応対していますね。
「パンとスープはおかわり自由……ジャムも付け放題……!」
王妹殿下の横で給食の内容を聞いて口の端から涎を垂らしそうになっているのは英雄雛娘ちゃん、今までずっと牧場での食餌療法と基礎トレだったため今日初めて訓練場にやって来ました。栄養豊富なごはんと適切な運動、それに吸血鬼君主ちゃん
……なお、いっぱい食べて取り込んだ栄養が良い感じに胸部へ向かったようで、低身長でありながらも2人と同じように施設見学に来ている青少年たちの目が釘付けになる立派なトランジスタグラマーに成長しちゃってます。具体的に言うと、女神官ちゃんと妖術師さんが崩れ落ちるくらいですかねぇ……。「
「ワン!」
そんな2人の足元には視聴神さんたちも見慣れた白い毛むくじゃらの姿が。吸血鬼君主ちゃんにお願いされて護衛役としてついてきた狼さんですね。ナイスなたわわをお持ちの女性たちに尻尾をブンブン振りながら愛想を振りまく姿はとても
さて、施設見学の後はいよいよ迷宮探検競技。訓練場内に用意された特別会場には参加者が集い、係員の案内に従って即席の
「さ、初めての冒険よ! みんなで力を合わせて頑張りなさい!!」
「万一の時には先程配布した
「残念、私たちこう見えて子持ちの人妻なの。他をあたってちょうだい?」
「同じく。それに……悪いけど、キミたちでは私たちを満足させるのは無理だろうね」
左の薬指に嵌めた
「あら、やっと来たのね。先発組は迷宮に入り始めてるわよ」
お、ヒラヒラと手を振りながら女魔法使いちゃんが来ましたね。ぴっちりスーツで強調されたたわわの間に挟まっている紅玉の認識票に、とんがり帽子と右手に装備したパイルハンマーのギャップも合わさって参加者たちの注目を集めていますね。
ちなみに他のみんなの等級ですが、銀等級であるダブル吸血鬼ちゃんと妖精弓手ちゃんはそのままで、若草知恵者ちゃん、令嬢剣士さん、妖術師さんは女魔法使いちゃん、叢雲狩人さんと同じ紅玉に昇格。育児であんまり冒険に参加していなかった白兎猟兵ちゃんと
「あら、施設見学に時間を掛け過ぎてしまったみたいですね……」
「まだ出発の順番待ちしてるから問題無いわ。まぁでも丁度良かった。……2人とも、こっち来なさい」
「――はい、いま行きます! ……ほら、兄さん早く!!」
おや? 女魔法使いちゃんの呼び声に応じて参加者と思われる2人組がやって来ましたね。年上っぽい男の子を引っ張ってきたのは八重歯が可愛い小柄な女の子、裾の短い法衣とミニのプリーツスカート姿で、ぺったんこな胸元には至高神さんの聖印が光っています。
「あだだだだ、もげるもげる!? 馬鹿力で引っ張るな!!」
そんな彼女に引き摺られているのは吸血鬼君主ちゃんと同じ三白眼の長身、胸には女の子と同じ至高神さんの聖印が下がっており、彼女に捕まれているのと反対の手には魔術学院の生徒の証である
「コイツは私の学院時代の同期で愚弟の先輩筋に当たる魔術師。んで、隣がソイツの幼馴染の神官戦士見習いの子ね。どっちも迷宮探検競技に参加するために王都から来たんだけど、この性悪馬鹿のせいでまだ
「誰が性悪馬鹿だこの
「いい加減≪
ポンポン飛び交う罵倒と頭のおかしいパワーワードの数々、どうやら気の置けない仲なのは間違いなさそうですね。そんな遺失魔法使いさんをハラハラしながら見守っていた少女ですが、令嬢剣士さんたちの視線に気付き礼儀正しい挨拶を披露してくれました。
「はじめまして、至高神さまの導きに従い正義を為すことを目指しています! 本日はよろしくお願いします!!」
「「「おおー……!!」」」
ビシッと敬礼を決めながらの挨拶に思わず拍手の3人。王妹殿下は彼女の性格に好印象を持ったみたいですが……令嬢剣士さんと英雄雛娘ちゃんは彼女のカラダから目を離せなくなっています。
「(なんて鍛え上げられた肉体……いえ、まだ成長の余地があるのですか……!?)」
「(うわ……すっごい力持ちっぽい……!)」
ゴクリ、と唾を飲み込む2人を不思議そうに眺める少女……至高神の猛女ちゃんに慌てて挨拶を返す2人。彼女たちが何を考えていたのか察した女魔法使いちゃんがやれやれと首を振りながら言葉を紡ぎます。
「競技は最大6人までの
狼さんをわしわしと撫でつつ思案する女魔法使いちゃん。横で遺失魔法使いさんが「俺たちは犬並みかよ!?」と抗議してますが……ワンチャン狼さんのほうが上ですかねぇ、犬じゃありませんが。
「まぁ、
ん? 残っている参加者たちを眺めていた令嬢剣士さんが誰かに目を留めてますね。相手も彼女に気付き、ゆっくりとみんなに向かって近付いてきました。堂々と歩く姿は独特な圧を醸し出し、彼の進む先から自然に人が避けていくほどです。やがて彼女の前に到着した大柄な人物が、その
「カカカッ! 投資先の視察ついでに話題の訓練場に来てみれば、まさか
「ええ、お久しぶりですわ。御爺様もお元気そうで何より。……相変わらず殺しても死にそうにありませんわね」
「言うてくれる! 先に死んだのはお嬢のほうではないか!!」
鋭い眼光に白い羽毛を後ろに流した総髪、
「――コホン。この方は数十年前に私の母と同じ
「馬鹿な貴族から金を毟り取り、民に贅沢の味を覚えさせる悪徳商人! ワシのことは尊敬と畏怖を込めて『
ワシズ……アカギ……あっ(察し)
「えっと、勢いで案内しちゃったけど……ほんとうに参加していくの?」
「当たり前よ! 投資する先の動向を自らの目で確かめずして何が
競技の参加者記入用紙を差し出す女魔法使いちゃんにテンション高めに応じる
「――はい、5人と1匹の参加を確認。これであなたたちは
「いよいよですね! 楽しみです!!」
胸の前でギュッと拳を握り可愛らしく喜びを表現する至高神の猛女ちゃん。よく見れば上腕二頭筋がはち切れんばかりに隆起しています。腰に佩いた
「ふふ、『はじめてのぼうけん』、頑張りましょうね!」
「えっと、はい……頑張ります」
王妹殿下に促がされ、彼女と拳を突き合わせる英雄雛娘ちゃん。ちょっぴり人見知りなので心配していましたけど、みんなダブル吸血鬼ちゃん
さて、みんなの職業ですが……ふむ、用紙に書き込まれた各自の
王妹殿下は先に『神官銃士』を名乗っていた通り、太陽神さんの奇跡と謎の単筒が使えるみたいですね。……何故か武道家まで持ってますけど、これは蟲人英雄さんに手ほどきを受けたからなんだとか。軽装にもかかわらず異常に装甲値が高いですし、やはり〇ボ形態なのでは???
英雄雛娘ちゃんはお父さん譲りの大小二刀アタッカー。鍛冶神さんの信仰にも目覚めていますがまだ奇跡は授かっていない様子。これからの成長が楽しみです!
遺失魔法使いさんは言わずもがなの
さて、気になる鷲頭様は……お、
最後に狼さんですが……うん、これは可愛いマスコット! というのは冗談として、流石は吸血鬼君主ちゃんの
「あ、来た来た!」
「ふふ、次は此方の方々をお願い致しますわ」
迷宮の入り口で挑戦者を送り出していた麗しの
「この地下階段を降りたところから競技はスタートよ。途中いくつかの
「もちろん、試練以外にも罠や仕掛けがあるかもしれない。引っ掛かったら死ぬようなものは無いけれど、怪我くらいは覚悟しておきたまえ」
「見た感じ暗視持ちは居ないでしょ。はいこれ、迷宮は暗いから持って行きなさい! ……ふふ、壊したら弁償よー?」
ニマニマ笑う妖精弓手ちゃんの差し出した
「見たところオマエ剣士だろ? こういうのは手の空いている中衛が持つもんだ。オマエとウチの妹分が前衛で、俺とそっちのネーチャンが中衛。鷲のオッサンが基本後衛で、罠を探したりするときにオマエと交代……そんなとこだろ。ワンコは……まぁ勝手になんとかするんじゃね?」
「鷲頭様と呼べ若造。だが悪くは無いな。……別にワシが前に出突っ張りでも構わんぞ?」
「アンタに任せっきりじゃ競技になんねぇよ。あくまでこれは『遊び』。遊びは手を抜かず、真剣に楽しむもんだろ?」
男性陣の遣り取りに目を丸くしていた英雄雛娘ちゃんでしたが、別に彼が怒っているのではないと判りペコリと頭を下げてますね。お、キョロキョロと周りを見回していた視線がある一点で止まりました。幾つも並べてある貸し出し用の
「あ、あの……! これも貸してもらえるんですか?」
「ん? ……フフ、良く気が付いたね! 好きに持っていって構わないよ」
英雄雛娘ちゃんが抱える
「それじゃ準備は良い? ……君たちの冒険はここから始まる! いざゆけ冒険者ー!!」
「「「「おー!!!」」」」
元気良く声を上げ、地下への階段を下りる少年少女たち。鷲頭様と狼さんがその後ろに続くのを見送り、妖精弓手ちゃんが呟きます。
「やる気は十分、才能の有無は関係無し。でも、貴方たちはまだまだ足りないものばかり。それに気付くのが、この競技の一番の目的よ? ……ま、頑張りなさい!」
「――最初から良く判らんモンが出てきたな……」
石造りの階段を下り切った一行。目の前には土を掘って出来た洞窟のような通路が伸びており、10mほど進んだ先には道を寸断する空堀が。堀の中にはぬらぬらとぬめりを纏い卑猥に蠢く触手がみっちりと詰まっており、その上に木製の橋が架かっています。橋のたもとには高札が掲げられており、何やら文章が書かれていますね。競技の序盤ということもあり、罠や仕掛けが無いかと恐る恐る近付いた英雄雛娘ちゃんがその文を読み上げます。
「えっと……『このはしわたるべからず』……かな?」
「どうしましょう兄さん!? これじゃ先に進めません!!」
「そんな……『わたしたちのぼうけんはこれでおわってしまった』なんて……!」
「クソッ、脳筋枠は1人じゃなかったのかよ!?」
この世の終わりを迎えてしまったような叫び声をあげる2人を見て別の意味で頭を抱えてしまった遺失魔法使いさん。膝から崩れ落ち「せめて記念に……」と地面の土を持参した頭陀袋に詰め始めた2人を英雄雛娘ちゃんがオロオロしながら止めようと頑張っています。冗談のような光景を前に元冒険者である鷲頭様というと……。
「ほう、最初からなかなか良い
……ニカッと笑ってご満悦ですね。遺失魔法使いさんへと歩み寄り、その太い爪で彼を引っ掛け起こしながらノーキンズへ説明するよう促しています。
「ほれ若造、素直過ぎるお嬢さんたちに世の汚さを教えてやれ!」
「へいへい……。いいかオマエら、ありゃ『この橋を渡るな』じゃなくて『端っこ』……橋の手摺に近い場所を歩くなって意味だ」
「「なん……だと……?」」
見てろよ?と言いながら橋に近付く遺失魔法使いさん。杖の先端で床板を突きパカッと開くさまを見せられ王妹殿下と猛女ちゃんが驚きのあまり硬直しています。橋の枠組みを挟んで愚か者が落ちてくるのを待つ触手の群れを英雄雛娘ちゃんが狼さんと一緒に恐々と覗き込んでますね。
「うわぁ……あれ? でも答えが書いてあるなら誰も引っ掛からないんじゃ……」
「わふ?」
うーん、と首を傾げる英雄雛娘ちゃん。ですがそれは意外に難しいことなんですよねぇ。彼女の疑問に答えてくれたのは、手に小ぶりな石を持った鷲頭様です。
「そうでも無いぞ? もし
そう言いながら手に持った石を前方に放る鷲頭様。触手の海を超える軌道を描く石は、堀の半ばあたりで素早く伸びてきた触手に絡めとられ、触手の海に飲み込まれていきました。
「もし飛び越えようと試みたり、堀に降りていたら……なかなか楽しい光景が見れたかもしれんのう!」
「せ、セクハラはダメです!」
「まぁそっちのネーチャンはともかくオマエが触手に纏わりつかれてても……グハっ!? おい押すな! 落ちる落ちる!?」
ギリギリと手四つで押し切られ遺失魔法使いさんが堀に落とされかける一幕もありましたが、最後はみんな橋の真ん中を通って無事渡ることに成功! 最初の
おや? 荒く息を吐く遺失魔法使いさんに苦笑を向けつつ先へと進む一行に合わせて何か光る物が。……ふむ、どうやら迷宮のそこかしこに監視用の仕掛けが隠されているみたいです。せっかくなので妖術師さんたち
迷宮の最奥に設けられた
迷宮各地に配置された仕掛けを通じ挑戦者たちの動向を逐一把握できる
ふかふかの
「ふむ、なかなかどうして見応えのあるものだな」
「ええ。私も初見ですが、陛下と同じ意見です」
満足げに頷く陛下の横で
「馬鹿言ってないで競技に集中するのです。いつまで義妹の濡れ場を見ているつもりなのですか」
>「ん……ちゅ……ちゅっ……」
「んむ……ふぅ。主さま、ありがとうございます」
「ん……ぷぁっ! も、もう十分だから……んむぅ!?」
>「ん~? ダ~メ、ちゃんと満タンまで補給するの……んちゅっ」
背もたれを後ろへ倒し、仰向けに近い状態の妖術師さんと若草知恵者ちゃん。2人に覆い被さる姿勢でダブル吸血鬼ちゃんが魔力供給を行っています。食事で
「その、想像以上に生々しいというか、情熱的というか……」
なんとか目を逸らそうと試みるものの、幼い容姿に不釣り合いな情熱的行為から目が離せない査察官さん。一方で誰に憚る事無くガン見している陛下は……。
「――義母と呼べる女性と瓜二つな異母妹たちの艶姿、か。余、ちょっと好きかも……」
「妃に言いつけるのですよ???」
「ごめんなさい」
日頃の激務に加え、昨日の告白で肩の荷が下りたのかフリーダムさに磨きがかかってますね陛下。火打石団を潰してからこっち、暴れん坊陛下が出陣する機会も無かったようなのでストレスが溜まっているのかもしれませんねぇ……。賢者ちゃんの脅しにキリっとした顔に戻った陛下が、英雄雛娘ちゃんたちを捕捉している映像に目をやりながら背後に向かって声を掛けました。
「しかし、御老体が参加するとは……当初はそなたが同行する予定だったのだがなぁ」
「まぁ良いじゃないか。彼の実力は疑いようも無いし、快く金を出してくれるなら万々歳さ。それに狼くんから枠を奪うのも悪いと思ってね」
何時の間にか部屋の中に現れた銀髪侍女さんが、サンドイッチを摘まみながら肩を竦めています。どうやら鷲頭様も王妹殿下の正体に気付きつつも知らんふりをしてくれているみたいですね。
……お、どうやら次の
今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
もう1話、せめてもう1話……なので失踪します。
評価、お気に入り登録ありがとうございます。ランキングに顔を出すと嬉しくて筆が捗りますね。
感想も併せてお待ちしておりますので、お時間がありましたら是非に。可能な限り返信させて頂いております。
お読みいただきありがとうございました。