ゴブリンスレイヤー モンスター種族PC実況プレイ 作:夜鳥空
仕事先の試験が近付いてきたので初投稿です。
あいたたた……
まぁ、うまぴょい寸前まで好感度が上がっちゃってたので仕方ないんですけどね!
……とまれ、そろそろキャンペーンを畳む時期が迫ってきたわけで。最終回に向けてちょっと単発を挟んだほうが良いかもですねぇ。
まずは辺境の街での身辺整理と、ギルドへのアイサツまわり、それから後任への引継ぎなんかも必要でしょうねぇ。
うーん……一話で済ませるにはちょっと勿体無いですし、まずは前回のやらかし清算と頑張った子へのご褒美からにしましょうか!
というわけで、地母神さん、知識神さん、記録はお願いしますねー!
産めよ、増やせよ、地に満ちよ。な実況プレイ、はーじまーるよー。
季節はまたちょっぴり移り変わり、夏の空気が漂い始めた西方辺境。連日降り続いていた雨が夜明け前に止み、牧場はしっとりとした空気に包まれています。
普段であれば太陽神さんが顔を出す頃になるとみんな農作業や家畜の世話を始めるのですが、本日は狼さんと牧場付きの英霊さん二柱が先の戦の後に白霊へとジョブチェンジした新人さんたちに巡回指導をしている姿しか見えません。
住居からは慌しく動き回る人の気配がしており、中からは炊事の煙と子どもたちの明るい声が漏れてますね。やがて太陽神さんの全身が地平線から出てきた頃になって……。
「はれたー!」
「いいおてんきだー!」
「けっこんしきびよりだー!」
我慢の限界と言わんばかりに勢いよくそれぞれの家から飛び出てくる小さな姿。子どもたちが牧場の中心にある広場に集まり、めいっぱいおめかしした姿を互いに見せあってますね!
「ほれチビども、テーブルを並べるから端っこに寄りな!」
「こいつぁ朝メシ代わりだ、式の最中に腹ン中の妖精を鳴かすんじゃねぇぞ?」
丸いテーブルを抱えた槍ニキを先頭に椅子や食器を持って現れたパパママたち。重戦士さんの持つ籠の中にはふかした
>「まるつくえはこのへんでいいかな?」
>「あとはポールをあっちとこっちにたてて……」
ダブル吸血鬼ちゃんがインベントリーから次々に会場設営に必要なものを取り出り、それを手際よく並べる一同。みんなの額に汗が浮かぶ前に、手作り感たっぷりの結婚式会場が完成しました!
「――それでは、新郎新婦の入場です。皆様、暖かい拍手でお迎えください!」
ちょっぴり緊張した様子な司会進行役の新進農婦さんの声に続き、会場に響く拍手の音。広場の中心には木製の壇が設けられ、法衣姿の女神官ちゃんが本日の主役たちを待っています。拍手と歓声の海を泳ぐように歩いてきたのはガチガチに緊張している牧場夫婦のお義父さん。そして……。
「あはは、とっても素敵だよ!お義母さん!!」
「そ、そうかな……?」
「――義父さん。もう少しこう、笑顔など」
「まさか君にそんなことを言われる日が来るとはなぁ……!」
……あのクソ真面目なゴブスレさんが親しい人を揶揄うという奇跡の瞬間を横目に照れ臭そうに笑う只人寮母さん。ふたりの前後には白兎猟兵ちゃんの下の弟妹たちが並び、リングボーイとフラワーガール役を立派にこなしていますね!
「こちら、おねがいします!」
「ハイ、確かに受け取りました。ありがとうございます」
三男くんが大事に運んできた小箱を受け取り、主役のふたりに向き合う女神官ちゃん。朗々と誓いの言葉を紡ぐ姿は可憐さとともに確かな『威』を内包したものであり、誰もが背筋を正したくなるような風格を発揮しつつありますね。
「では、夫婦となるふたりは指輪の交換を……」
女神官ちゃんが差し出す小箱の中には、朽ちぬ輝きを放つ黄金の指輪が入っています。牧場夫婦の指に嵌められているものと酷似したデザインのソレは、ゴブスレさんが牛飼若奥さんにプレゼントした金のインゴットから新たに鉱人道士さんと隻眼鍛冶師さんが作った逸品。互いの指に指輪を通し、女神官ちゃんの祝福の言葉を受けて口付けを交わすふたりに盛大な拍手が送られました!
「うぅ……我が妹があんな立派に務めを果たすとは……!」
「お兄様! ご覧になられる相手が違いますわよ!!」
何事もなく式が終わり、食事会へと姿を変えた会場。ダバダバと涙を流しながら拍手をしているのは、仕事を抜け出して出席した金髪の陛下……ではなく、牧場夫婦に貴族のイロハを教えてくれた貧乏貴族の三男坊さん。隣で大皿に料理を山盛りにしている王妹殿下1号……もとい、彼の妹さんが呆れたように溜息を吐いています。
「とってもあたたかかな式でした。……この子も、あんなふうに笑いあえる友人と出会って欲しいですね」
ふたりの漫才じみた遣り取りを見てクスクスと笑い、胸元に抱く赤ちゃんの頭を撫でる妹さんと反対側に座る女性。砂漠の国の窮状を訴え、ダブル吸血鬼ちゃんたちの活躍で窮地を救われた砂漠の姫君……おっと、陛下と結婚されたので王妃様ですね!
昨年の秋に懐妊が認められていた彼女ですが、先頃無事に出産を終えたそうです。お父さん譲りの金髪にお母さん似の薄い褐色の肌を持った赤ちゃんの性別は男の子。王国に世継ぎが産まれたことで、王妹殿下1号2号がダブル吸血鬼ちゃんと結ばれる後押しにもなりました。
「心配ご無用ですわお義母様! 辺境三勇士のお子様も、お姉様の子どもたちも、みんな良い子ばかりですもの!……ちょっとばかし肉食系女子が多いですけど、がんばって欲しいですわね!」
「うむ! 是非ともこの子の嫁になってもらいたいものだな!」
「いやはや、随分と気の早い……とは、言えないのが世知辛いものだね」
呵々と笑うロイヤル兄妹の後ろでやれやれと首を振る銀髪侍女さん。ダブル吸血鬼ちゃんの存在によって
出自の貴賤にとらわれず、優秀な人材を登用することで旧勢力に対抗しようというのが陛下を中心とする王国中枢の考えみたいですね。
「そういうことだ。であるならば、早速妃候補の顔を見に行こうではないか」
「もう、陛下ったら……」
「あ、へーか!」
「おうひさまだー!」
「あかちゃんもいっしょだー!」
「はっはっは。良い子の諸君、此処に居るのは王国で一番ハンサムでかっこいい陛下ではなく、パパたちの先輩にあたる貧乏貴族の三男坊だ。いいね?」
「「「「「はーい! わかりました、へーか!!」」」」」
……ダメみたいですね! ダブル吸血鬼ちゃんよろしく抱き着いてくる子どもたちを上手くあしらいながら辿り着いた先では、安楽椅子に腰を下ろした若草祖母さんと闇人女医さんが、胸元に愛の結晶を、膝上にダブル吸血鬼ちゃんの頭を乗せた姿でふたりを迎えました。
「……あの先王を交渉で打ち負かすほどの女傑が、これほどまでに柔らかな笑みを浮かべるとはな。やはり余の
「あら、暗愚では如何にもならぬとその後の交渉を担った陛下がそのようにおっしゃるとは……ふふ、
「母子ともにお元気そうでなによりです。皆様の研究のおかげで、私も無事にこの子を腕に抱くことが出来ました、重ねて感謝申し上げます」
「ああ、そちらも健康状態に問題は無さそうだな。念のため後で診察しておこう」
王妃が抱いている赤ちゃんを前に出すのに合わせて自らの赤ちゃんをそっと掲げるふたり。互いを不思議そうに見つめる赤ちゃんたちをダブル吸血鬼ちゃんが瞳を輝かせながら見てますね。
>「へーかのあかちゃん、とってもかわいいね!」
>「でも、ぼくたちのあかちゃんもまけてないよ!」
「うむ、そうだな。それから此処での陛下呼びは止めてもらいたいのだが?」
>「「はーい、おにーちゃん!」」
「か、かわいい……っ!」
ダブル吸血鬼ちゃんのお兄ちゃん呼びで尊死した陛下のとなりでは、カワイイの直撃によって王妃がノックアウト寸前。慌てて王妹殿下1号2号が後ろから支えてあげています……と、画面に登場しましたし、そろそろ新たな
予定日よりも早く産気付いてしまった若草祖母さんと闇人女医さんでしたが、常駐していた神官による迅速かつ的確な対応が功を奏し、ダブル吸血鬼ちゃんたちが帰還するまで容体を安定させることに成功! 帝王切開の必要は無く自然分娩にて出産は行われ、その日のうちにふたつの産声が牧場に響くのでした……。
>「ママとおんなじひとみをしてるね!」
「はい、どうやら
ほんのちょっぴり長耳の先が丸い
「産みの苦しみとは、こうも甘美なものだとは! ……なぁ我が主よ、早々に次の家族計画をだな?」
>「えっと、ほかのみんなとおはなししてからね?」
たわわに顔を埋め生命の雫を堪能する赤ちゃんを撫でつつ、恍惚の表情を浮かべる闇人女医さん。「泣いて叫んで唸って喚いて、精魂尽き果ててからが本番」なんて言うママさんもいる出産の苦痛ですが、闇人女医さんにとっては最高の捧げものだったみたいですね。
一心不乱にちゅーちゅーしている艶やかな褐色肌の赤ちゃん、産まれた当初は吸血鬼侍ちゃんっぽい外見が見当たらなかったのですが、結婚式が近付くにつれ伸びてきた髪の毛が白金と陽光色の斑になっていました。太陽神さんの光が当たると眩い輝きを放つそれは、吸血鬼侍ちゃんが陽光を克服したことに対しての太陽神さんからの贈り物だそうです。彼女につきましても呼び名は募集中です。是非素敵な呼び方を考えてあげてください!
>「それでは、こんかいの『がんばったでしょう』のせんしゅつをはじめまーす!」
>「みんながんばってたけど、『このこがいちばん』ってひとをおしえてね! もちろんじぶんでもおっけー!!」
無事に赤ちゃんが産まれ、ほっと胸を撫でおろした一行。戦いの疲れを取るために数日ゆっくりと休み、療養所からふたりが帰ってきたところで今回の論功行賞が始まりました! ……とは言っても自分の功績を認めさせるためのものではなく、頑張った後輩への先輩からのご褒美みたいなものみたいです。
ですので剣の乙女ちゃんや妖精弓手ちゃんなどが選ばれることはなく、フレッシュな面々がMVPに選ばれるのが毎回の流れとなっています。なお毎回叢雲狩人さんが自薦する光景もお決まりで、その後女魔法使いちゃんにアイアンクローでお仕置きされるまでが様式美です。
普段はダブル吸血鬼ちゃん
「えへへ……やっぱり褒められるってのは嬉しいもんですねぇ!」
「私たちが戻るまで≪
「わぁ……! ほんとうにいいんですか!?」
女神官ちゃんから手作りの勲章を首にかけてもらい、長耳をフルフルと震わせながら周囲に視線を泳がせる小さな姿。お姉ちゃんである白兎猟兵ちゃんより頭一つ小柄でありながら、その胸部装甲は令嬢剣士さん並というトランジスタグラマーな
兎耳三兄弟と砂漠の冒険者三人娘によるうさぴょい事件の際、吸血鬼君主ちゃんを背負って家に飛び込んできた次女ちゃんが、お姉ちゃんとともにMVPに選ばれました!
日々の農作業や家畜の世話に積極的に取り組み、白兎猟兵ちゃんが冒険で不在の際には他のきょうだいたちの取りまとめ役として頑張っていた彼女。うさぴょいゴールインのあとはぐっとお姉さんっぽくなり、只人寮母さん――牧場のお義父さんと結婚したので牧場寮母さんですね!――に療養所の運営について質問したり、妊娠して暇を持て余していた闇人女医さんに医術の手ほどきを受けておりました。
何事にも全力で取り組む彼女を
「それじゃあふたりとも、なにか欲しいものとか、してもらいたいことはあるかしら?」
「シルマリルとヘルルインにできることならなんでもオッケー! それ以外でも、みんなが全力で叶えてあげるわ!!」
トロフィー代わりのダブル吸血鬼ちゃんを手渡し、優しく微笑む女魔法使いちゃんと妖精弓手ちゃん。過去の例としては女魔法使いちゃんが吸血鬼君主ちゃんに学園の制服(胸も袖もダダ余り)を着させて半鬼人先生に見せに行ったり、蜥蜴僧侶さんから
「んー……立派な鎧をいただいたばかりですし、とくに欲しいものとかは……あ!」
>「なにかおもいついた?」
「はい! 山のみんなに持っていく量を増やしたいので、夏まきの人参の作付け面積を増やしたりとかは……」
チラチラと視線を向ける先には、牧場のオーナーであるゴブスレさんと牛飼若奥さん。作付けの計画もあるため急な変更は難しいと思うのですが……。
「問題無い。もとより拡大するつもりだったからな」
「うさぎちゃんたちの家族も増えたもんね!」
なんと最初から計画の内だったみたいです! うさぴょい三夫婦の出産もあり、これからも増加が予想される
「あら、それならお願いは使わなくても良さそうね。他に欲しいものはある?」
どうやらお願い消費はノーカウントと見做されたようで、女魔法使いちゃんがふたたび白兎猟兵ちゃんに欲しいものがないか聞いてますね。吸血鬼侍ちゃんを抱えながら考えること暫し、ぱぁっと顔を輝かせた彼女が欲しがったものは……。
「えへへ……それなら、ぼかぁ
>「が、がんばります……!」
……まぁ、たしかに授かりものですね。豊穣の霊薬で当選確実ですけど。
「んふふ……おねえちゃんはああ言ってるけど、あなたはどうする?」
吸血鬼侍ちゃんを抱えたままクルクルと嬉しそうに踊る白兎猟兵ちゃんを示しながら、ニンマリと笑う妖精弓手ちゃん。どうやら次女ちゃんの『お願い』に見当がついている様子。
真っ赤な顔の次女ちゃんがリビングの床に吸血鬼君主ちゃんを降ろし、ゆっくりと大きく深呼吸。胸元の
「――おねえちゃんのだんな様のいもうと様! わたしを、いもうと様のお嫁さんにしてください!!」
……大胆な告白は女の子の特権ですよねぇ!
さて、マ〇クスコーヒーより甘く、天〇のこってりよりもドロッとしたダブル吸血鬼ちゃん
代表的なものとしては『お嫁さんは公平に愛すること』『満月が近付いたら我慢しないこと』『ダブル吸血鬼ちゃんや眷属の子が消耗している時は、無理をしたりそれを隠したりせずに必ず伝えること』などがあります。まぁ時折叢雲狩人さんが暴走したり賢者ちゃんが乱入して大変なことになったりもしますが、概ねみんな守ろうとしているものですね。
そんなわりとふんわりゆるゆるなお約束が多い中で例外的なものがひとつ。そのお約束とは『眷属になることを選ばず、自然に生きる道を選んだ
以前浮気云々と妖精弓手ちゃんが話していましたが、
吸血鬼君主ちゃんと同じ太陽神さんの信徒となった
まだ本番に至っていない英雄雛娘ちゃんや、漸く陛下の許しを得た王妹殿下1号2号も日向兎娘ちゃんのある意味割り込みともとれる『お願い』に反対することもなく、むしろ黄色い歓声を上げる始末。奥様戦隊は無敵ですねぇ……。
「えっと、ほかのみなさんみたいに一緒に冒険に行ったりは出来ないですし、石弓や銃もあんまり巧く扱えません。でも……!」
言い募ろうとする彼女の口を塞いだのは吸血鬼君主ちゃんの口付け。優しく後頭部を撫でながらのソレは、お嫁さんたちと交わすような情熱的なものではなく相手を安心させる落ち着いた触れ合いです。力が抜けてくたっと崩れ落ちる日向兎娘ちゃんの身体を支えた吸血鬼君主ちゃんが、頬擦りをしながら彼女の不安を拭い去っていきます。
>「あのね、ぼうけんからかえってきたときに『おかえり』っていってもらえるのって、すっごくしあわせ! みんながかえるばしょになってくれるのも、とってもうれしい! これからも、どうぞよろしくね!!」
「――はい、わたしのだんな様!」
喜びの涙を零しつつ、むぎゅっと愛する人を抱きしめる日向兎娘ちゃん。ご立派なたわわに包まれ昇天しかけている吸血鬼君主ちゃんですが、その背後に近付く人影が……。
「――うさぴょい、するんですね?」
「お嫁さんとしてお迎えするのに賛成なのと、おふたりを羨ましいと思うことは矛盾しませんわ、お姉様……」
「おっきくなっても怖くないか、確かめてみたいかなーって!」
「うふふふふふふ……」
「
ダブル吸血鬼ちゃんを抱えたまま逃げ回る
「ひぁっ!? あ、えっと、わたしまだ子どもだから、お母さんなんて想像できないですし。それに……」
「眷属にしてもらうなら、もっと(背が)大きくなってからがいいかなって……」
「もっと(おっぱいが)大きくなってからって、これ以上成長しそうにない私に対するイヤミかきさまー!」
「え、(もう十分背が高いのに)まだ大きくなるんですか!?」
「うがーっ!!」
うーんこのアンジャッシュ感。ダブル吸血鬼ちゃんの与り知らぬところで勃発した悲しき争いは、カッコ内を的確に察知した魔女パイセンと女騎士さんによる
今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
試験内容を見直すので失踪します。
UAが23万を超え、総文字数も150万が見えてきました。そろそろラストスパートなので、もう少しお付き合いいただければ幸いです。
評価や感想、お気に入り登録ありがとうございます。モチベーション維持とやる気アップに繋がりますので、よければ感想や評価をお願いいたします。また、誤字報告もありがとうございます。
お読みいただきありがとうございました。