ゴブリンスレイヤー モンスター種族PC実況プレイ 作:夜鳥空
資格試験が連続していたので初投稿です。
さてさて、そろそろ到着する頃合いですかねー?
他の
まぁ、例の杖の代わりと推しへのプレゼントを届けるついでに
にしても、≪豊穣≫さんと
前回、解放騎士が予想通りやらかしてくれたところから再開です。
さて、王都観光組に映像を切り替えようと思ったのですが……路地裏で合体を解除したところで、吸血鬼君主ちゃんだけみんなと別れて先に受付の列に並ぼうとしています。
どうやら子どもたちから「パパといっしょがいい!」とおねだりされていたようで、解放騎士の一件がなければもっと早く受付を済ませ、観光組と合流するつもりだったみたいです。大会受付のほうが観光組の集合よりもだいぶ早く、合流時間には余裕を見ていたようですが……突発的なイベントはしょうがないですね。
>「それじゃ、いってきまーす!」
>「みんなのみまもり、よろしくね!」
さて、王都観光組ですが……おや、ホテル一階に設けられたカフェにいましたね! テーブルの上で広げられた大皿山盛りの果物に目を輝かせている子どもたちを、大会に参加しないパパママたちが優しく見守っています。
「あまーい!」
「こっちはすっぱーい!」
「「でもおいしー!」」
「あらあら、汁がほっぺについちゃってますよ?」
そっとハンカチで口元を拭いてあげているのはスヤスヤ眠る若草六女ちゃんを抱えた若草祖母さんですね。先のゴブリン殲滅戦で凄腕の精霊術師であることが判明した彼女ですが、大会には参加せず子どもたちの面倒を見る側に回ってくれました。
同じように子どもたちといっしょに観光を楽しむ予定なのは牧場住まいの夫婦たち。ゴブスレさんもオマエも参加しろよと槍ニキと重戦士さんに圧を掛けられていたのですが……。
「――いや、
……とのことで、残念ながら不参加ということに。ゴブスレさん的にもゴブリン相手以外に剣を振るうつもりは無いみたいですし、槍ニキたちもあっさりと引いてくれましたね。
若草の祖母孫コンビの他には、まだ闇人五女ちゃんが小さな闇人女医さん、大勢の観客の前で戦うなんでむーりぃという妖術師さん、それから相方である圃人剣士ちゃんと話し合い、豊穣の霊薬をグビって吸血鬼君主ちゃんとれあぴょいし、幸せそうにおなかを撫でる圃人巫術師さんもいっしょにお茶を楽しんでいます……と、どうやら待ち人が来たみたいですね!
「みなさん、おはようございます」
「今日は全力で楽しみましょうね!」
隣で笑う神官銃士ちゃんも鍛錬を重ねたことと魔力供給によるバストアップの相乗効果により、彼女のボディは重厚さを増した様子。身体を動かすたびにワンテンポ遅れて「ゆさっ」と揺れる暴力的なたわわの破壊力は星風長女ちゃんを狂わせて余りある代物へと変貌を遂げました。
そうそう! 余談ですが、
「ふわふわ……いただき……っ!」
おっと、予想通り星風長女ちゃんが我を忘れ、たわわ目掛けて一直線。ですが王妹殿下1号2号は背後の人物に道を譲るように左右に分かれてしまい、空中で軌道修正のできない星風長女ちゃんはそのまま衝突コースに。しかし痛みと衝撃を覚悟しギュッと目を瞑る彼女が感じたのは、予想とは違う、そして予想を遥かに上回る柔らかさでした。
たわわの海に顔を埋めた星風長女ちゃんの鼻をくすぐる初めての香りは、海辺に暮らす民特有の潮風を感じさせるもの。そのまま擦り付けたい衝動を我慢しながら顔をたわわより引き剥がし、見上げた先に見えたのは……。
『あら、可愛い♪ それにとっても元気ですね♪』
「
「ふわぁ……きれいなおねえさん……!」
普段の分厚い鎖帷子から王都で流行中のドレスに着替え、眼帯の代わりに精緻な刺繍の施された布で嗜虐神さんの徴を覆っている
「もう、淑女たるものそんなはしたないことしちゃダメじゃない。この
続いて現れたのは
「さてさて、それじゃあ出発だよー! みんなおまもりは着けたかなー?」
「「「「「はーい!」」」」」
監督官さんの呼びかけに利き手を掲げる子どもたち、その手首には小さな金属球が縫いつけられたリストバンドが。まわりのママさんたちも同様のものを身に着けています。金属球の輝きには視聴神のみなさまも見覚えがあることでしょう。そう、ダブル吸血鬼ちゃんの身体を構成する一部であるヒヒイロカネですね!
火竜の革をベースにヒヒイロカネを組み込んだ隻眼鍛冶師さん謹製のおまもり、子どもたちやママさんが良からぬ輩に狙われる可能性を考慮し、ダブル吸血鬼ちゃんが装備者の位置を把握できる逸品に仕上げてくれました。
ホテルから出発し、監督官さんの先導で通りを練り歩く一行。自分のママと手を繋いでいる子もいれば、子ども同士で腕を組んでいる子、お気に入りのママに甘え、おんぶしてもらいながらたわわを堪能している剛の者もおりますねぇ。
「ほーら、ぐるぐるー!」
「わわ、すっごーい!」
「どうやったらおねえちゃんみたいなちからもちになれるのー?」
「よく食べ、よく眠り、よく遊ぶこと。もうすこし大きくなったらひたすらカラテあるのみですわ!」
神官銃士ちゃんの腕にぶら下がり、歓声を上げているのは新進長女ちゃんと太眉長女ちゃんのお姉ちゃんコンビですね。一段と増したそのパワーの秘訣を聞き出そうと話をせがむ姿は幼くとも肉食系の片鱗を感じさせます。
「ふわふわ……ふわふわ……♪」
『フフ……私たちもそろそろお子を授かりたいですね、
「う、うむ……」
そうそう、ふたりが何故王都に来ているのかといえば、金髪の陛下から大会の来賓として招かれたのがひとつ。もうひとつは鮮魚便の動向についての視察というのが目的だそうです。その関係で輸送に携わる
「ちょ、ちょっと!? あんまり離れたらダメだってばー!?」
「えへへ……ごめんなさーい!」
「くっ、くやしいけど可愛いから許しちゃう!」
好奇心のままに四方八方へ散らばろうとする子どもたちを影の触手で捕獲しているのは妖術師さん。体重差で負けないよう
「もう!
「まぁまぁ、それだけ子どもたちから愛されていらっしゃるんですよ。……おねえちゃんたちからも、ね?」
「そ、そうかしら?」
乱れた髪を手櫛で整えつつ、女神官ちゃんの言葉に頬を染める
「…………」
査察官さんや妖術師さんが目を光らせているとはいえ、流石にこの大人数。ふと目を離した隙にみんなから離れてしまう子も出てきてしまいます。
1カメ担当の
「いいか、絶対に傷を付けるんじゃねぇぞ?」
「わかってるっつーの! まぁ見てろって」
「Yesロリータ、Goタッチ!」
顔を隠す金属兜に麻袋と準備は万全、薄暗い路地に若草三女ちゃんが近付いたところでいっせいに動き出しました。「うしろうしろー!?」と必死にジェスチャーをする
「な、なんだ!?」
「身体が動かねぇ!?」
「ヒィ!? なんで空中に浮かんで……!?」
突如地面を離れ浮かび上がる
やがて彼らの耐久力は限界を迎え、全身から血しぶきを上げたところで握りつぶすように≪転移≫にも似た異能が行使され、良い感じに発狂状態な
なお
「まずはここ、奇術師や吟遊詩人が集まって互いの業を競い合ってるんだよー!」
おっと、どうやら最初の目的地に到着したみたいですね! 監督官さんが指し示す先は広場に設営された
その他に目を惹くのは演劇でしょうか。古くから伝わる様々な英雄譚……破壊神を破壊した男やゼ〇ダじゃないほうなどは老若男女問わず大人気ですし、マニアックなところだと「竜退治はもう飽きた」と嘯きながらわんこ一匹を相棒に狂った絡繰り仕掛けの神を討伐した少年なんかの話も熱心なファンがいるとかいないとか。なお今一番人気なのは……。
「あ、見て見てあそこ凄い人だかりだよ! なんのお話しをやってるんだろう?」
しばらく通りを流した後、牧場長男くんの手を握る牛飼若奥さんが指差す先には若い女性を中心にたくさんの人が集まっていますね。木材で組み上げられた舞台にはHFOが三人と巨大な竜の頭部模型がひとつ。砂嵐を表現する黄土色の布地が背景にはためくなかで、膝を着くHFOたちを嘲笑う声が響き渡ります。
「ハッハッハ、その程度かニンゲン共! 所詮は鱗無き脆弱な存在に過ぎんということだな!!」
口をカパカパ稼働させながら放たれるのはどこかで聞いたことのある
「――何をやっている貴様等、それで我が
書き割りを飛び越えて現れたのは艶やかな黒い
「……へっ、まだまだこれからよ!」
真紅の槍を杖代わりに気障な笑みを浮かべて立ち上がる槍使いと……。
「■■■■■■■■■■――ッ!!」
狂戦士もかくやといった形相で巨大なだんびらを構え直す重戦士、そして……。
「ああ、そうだな。俺が、俺達が……」
「「「――辺境三勇士だ!!!」」」
全身を金属鎧に固めた剣士の獅子吼に合わせ、決めポーズをとるHFOたち! 「それでこそこの【辺境最悪】の
「さぁみんな! こわいドラゴンに立ち向かう
「「「がんばえー!」」」
「「「まけるなー!!」」」
「「「いっけー!!!」」」
観客の間をすり抜け、最前列に齧り付きになりながら元気よく声援を送る子どもたち。ここまでの反応が返ってくるとは思っていなかったらしいおねえさんが一瞬硬直しましたが、そこは矢張りプロ。瞬時に立て直しその勢いを利用することにしたみたいです。
「もっともっと、ドラゴンのパワーを跳ね返すくらい大きな声で!」
「「「「「みんな、がんばってー!!!」」」」」
>「まけないでー!」
「そこじゃ、鼻っ面をねらうんじゃ!!」
おねえさんの良い煽りにますます声を張り上げる子どもたち。その必死さが伝播したのか、次第に大人たちも本気の応援を始めちゃいましたね。いつのまにか合流していた吸血鬼君主ちゃんも子どもたちに交じってエールを送っていますし、その隣でキレの良い右フックを繰り出している
「グオォォォォ!? こ、この私が破れるとは……美事なりッ!!」
舞台上では床面に仕込んであったトランポリンを用いたヒーロージャンプからの四連続必殺技によって、ドラゴンが称賛の言葉を送りながら頭を垂れていきました。辺境三勇士とそのライバルたる
「おお、まさか皆様に観ていただけるとは! 子どもでも楽しめるような構成にするのは初めてでしたが、これがなかなか楽しいもので。実に良く筆が走ってくれましたよ!!」
とっても満足げな子どもたち&吸血鬼君主ちゃんと対照的に何ともいえない表情の大人たちが数人。色々ツッコミどころ満載でしたが、当事者としてはどうなんですかね?
「えっと、わたしは面白かったかな! キミの冒険ってあんな派手なのもあったんだなって!!」
「――そうか」
苦いものをなんとか飲み下し、どうにか一言絞り出したゴブスレさん。新進農夫さんは「超カッケー!」と語彙力の低下した感想を垂れ流してますし、向こうでは初めて観た演劇の熱気に当てられ上気した顔の
「たゆんって……たゆんって……やっぱりみんなおっきなのが良いんですよね……」
「そんなことありませんわ! お姉様はどんな大きさでも無問題ですのよ……あ! ほらあちらで軽食がいただけるみたいですし、ちょっと覗いてみましょう!」
司会役のおねえさんにジトっとした視線を送る女神官ちゃんを必死に宥める神官銃士ちゃん。
「あまりがっついてはいかんぞ、あとで腹が痛くなるからな」
「「「「「いただきまーす!」」」」」
闇人女医さんの注意も半ばに元気よくいただきますを唱え、卓上に手を伸ばす子どもたち。各地から集まった名物や定番のもの、特定の種族でしか食べられることのない食材を使った料理など様々な品が所狭しと並べられています。
基本的に好き嫌いのない子ばかりですが、やはりそれぞれお気に入りのものがあるようで。角切り牛肉の串焼きを美味しそうに頬張る叢雲次女ちゃんと太眉長女ちゃん。星風長女ちゃんや牧場長男くんはほうれん草の冷製スープを美味しそうに飲んでいますね。……
>「はい、ゆっくりー……ゆっくりー……」
「あむ……ちゅる……」
おっと、両脚の間に白兎四女ちゃんを座らせ、吸血鬼君主ちゃんが何かを食べさせてあげています。挽いた豆が浮かんでいるのは白いドロッとした粥のようなもの。王国では小麦が主な穀物で最近は
薄い塩味が付いており、好みで甘辛く煮た肉や魚をトッピングして食べるものですが、白兎四女ちゃん向けにシンプルな味付けのまま口に運ぶ吸血鬼君主ちゃん。お気に召したのでしょう、白兎四女ちゃんも長耳と尻尾を満足そうに震わせていますね!
「そうじゃろうそうじゃろう! コメは元気の源、どんな調理法にも合う万能食材じゃからのう!!」
その様子を見ながら満面の笑みを浮かべているのは先ほど見かけた少女です。彼女の前には山盛りの白米と川魚の焼き物、そして卵焼きが並んでいます。美味しそうに白米を頬張る姿は見る者をほっこりとさせますが……そろそろ誰かツッコミを入れてくれませんかね???
「パパー、そのこはパパのおともだちー?」
おお! 聞いてくれたのはまさかの星風長女ちゃん!! お山がないので吶喊することはありませんでしたが、ちゃんと知らない子だと認識していたみたいです。とんとんと白兎四女ちゃんの背中をたたき、げっぷを促している吸血鬼君主ちゃんですが……。
>「??? みんなのおともだちじゃないの?」
「……おほん、あまり見ない服装をされてますけれど、どちらからいらしたのでしょう?」
……駄目みたいですね(嘆息)。互いのおともだちと思っていたために双方頭上に?マークが浮かんでます。薄々そんな気がしていましたわという顔で切り出したのは神官銃士ちゃんですね。あっという間にごはんとおかずを平らげ、口元を布で拭った少女は一行の視線を受け止め、自信満々な顔つきで言い放ちます。
「うむ、我が愛し子とその想い人、そしてその
ひょいと椅子から飛び降り、向かう先には女神官ちゃん。えぇと……と首を傾げる彼女の膝上によじ登ると、伸ばした手でその頭を優しく撫ではじめました。困惑を隠せない女神官ちゃんでしたが、自分に向けられる
「辛い時も苦しい時も、いつもお主を見ておったぞ。――よく頑張りましたね」
「……地母神様?」
今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
路上教習が待ち構えているので失踪します。
評価や感想、お気に入り登録ありがとうございます。モチベーション維持とやる気アップに繋がりますので、是非とも感想や評価をお願いいたします。
誤字報告につきましても非常に助かっております。読みやすい文章を目指しているのですがこれがなかなか……難しいねんな。
お読みいただきありがとうございました。