ゴブリンスレイヤー モンスター種族PC実況プレイ 作:夜鳥空
上期〆の書類作成作業に追われていたので初投稿です。
前回、
「おーい、こっちこっち!」
両腕にダブル吸血鬼ちゃんをぶら下げた令嬢剣士さんの向かった先は
「あらあら、とっても悪い子がいるみたいね」
>「えへへ、ふわふわー……」
花冠の女王に受け止められ、ぽふりとたわわに顔を埋めているのは吸血鬼侍ちゃんのほうですね。夫の目の前で人妻のたわわを満喫するとは流石【辺境最悪】、令嬢剣士さんに回収されながらのてへぺろ顔には
>「むふー……エネルギーじゅうてんかんりょう!」
>「それじゃ、いってきまーす!」
過激なスキンシップを食い入るように見つめる他の参加者たちを置いてけぼりにして、妖精弓手ちゃんたちと別れて通路を進むダブル吸血鬼ちゃん。徐々に聞こえてくるのは興奮冷めやらぬ観客たちの声です。
「なぁ、あれって……」
「
ダブル吸血鬼ちゃんの背丈よりも大きな一本の鶴嘴。禍々しい魔力を秘めたそれは、かつて【死の迷宮】を構築する際に万知神さんに貸したことをすっかり忘れ、そのままコントロールルームに放置されていた悲しい品物。迷宮解放の際に
>「あしもとこていヨシ!」
>「おおきくふりかぶってー……!」
影の触手を舞台に打ち込み、頭上高く鶴嘴を振り上げるふたり。たっぷりと魔力の込められた切っ先が固い床面へと突き立った瞬間、ドクン……と空間に響く鼓動が周囲に広がり、平面だった舞台がその姿を変えていきます。
不規則に隆起した複雑な足場が乱立する石造りの
「なんじゃこりゃあ!?」
「うお……でっか……っ」
アナウンスに従い己が得物片手に入場してきた選手たちも、僅かな時間で姿を変えた会場に目を丸くしています。ですが、競技内容を聞くにつれその瞳には力が宿り、磨き上げてきた業を競い合うべく攻略の糸口を掴もうと真剣な眼差しで舞台を見回していますね。控室でおこなっていたくじ引きで決まった順番に従い、左手の
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「何この……何?」
「あ、あれは……!」
「知っているのですかお
「ええ、あれは≪
まさか
「あの、お兄様?」
開幕早々のビーンボールに戸惑う女神官ちゃん。
「フハハハハハハ! 面白い、己が肉体を矢に見立て、的確に
「ええ、素晴らしいカラテですわ!!」
あ、ダメみたいですね(白目)。
膝上に若草三女ちゃんを乗せた姿で爆笑する陛下とその隣で辛抱たまらんとシャドーを繰り出す神官従士ちゃんを見た女神官ちゃんのハイライトさんが無限の彼方に旅立つ間にも、会場では拳を繰り出す風圧で複数の
さて、そんな面白珍生物ユニークな選手が続く中、さっそうと舞台に現れたのは見る者すべてを魅了する麗しき
「ママのかっこいいところ、しっかりと見てなさーい!」
「がんばってー!!」
貴賓席の手すりから身を乗り出し、慌てて女神官ちゃんに抱きかかえられた星風長女ちゃんとのやりとりに衝撃を受け、膝から崩れ落ちていきました。
「さーて……それじゃはじめますか!」
観客の約半数が崩れ落ちた惨状を気にもせず、木芽鏃の矢をつがえニヤリと笑う妖精弓手ちゃん。開始の合図とともに石柱の森の中へと走り、表面の僅かな凹凸を足場にして軽やかに樹上へと駆けていきます。柱の先端に達したところで天高く跳躍、眼下で舞う
「――いち、に、さん! に、に、さん、さん、さん! ……っと。あら、もうおしまい?」
ふわりと羽毛のように石柱へと着地する妖精弓手ちゃん。
「さて、技巧のみが
お、妖精弓手ちゃんと交代で舞台に登場したのは
「星風の伴星よ、観客席の護りを強めておけ。……義妹ならまだしも、私と妻の弓相手には少々物足りぬからな」
>「「はーい!」」
元気の良い返事とともに鶴嘴へと魔力を送るふたり。競技参加者の矢玉から観客を保護していた
石柱をまるで
その後何人かの挑戦を挟み、舞台に姿を見せたのは妹である妖精弓手ちゃん以上の弓の使い手と噂される
>「たいおんきょうぼうぎょしせいー!」
>「うー!!」
……あれ、司会席の近くに待機しているダブル吸血鬼ちゃんが両耳を抑えながらしゃがみこんでますね。突然のカリスマガードに可愛いと何故の入り混じった視線が向けられるなか、
――キィン、という鼓膜に甚大なダメージを与える音の後、すべての
「うへぇ……あねさまったら、また力加減間違えてる……」
「い、いったい何なんですの、今の音は!?」
シュッと引き絞った長耳を手で押さえ、しかめっ面を浮かべる妖精弓手ちゃんの隣で戸惑いの声を上げるギリギリ防御が間に合った令嬢剣士さん。周囲には間に合わなかった感覚の鋭い参加者たちがブクブクと泡を吹いて倒れちゃってます。音を矢として放っていたようですが、張り切りすぎて加減の度合いを見誤ってしまったみたいです。惨状に気づいた
舞台が崩壊してしまったため競技は一時中断。鶴嘴で石の森を修復し競技が再開した裏で、魔力補給のために別室へと移動するダブル吸血鬼ちゃんの後ろには……。
「やらかしの責任はきっちりとらないとね。……シルマリル、ヘルルイン、おなかいっぱいになるまでちゅーちゅーしていいわよ」
「あ~れ~……」
青筋を浮かべる妖精弓手ちゃんに両肩を掴まれ、別室送りにされる
「いけません、わたしには夫と子が……!」
「問答無用、やーっておしまい!」
「えっと、やさしくするね?」
「いただきまーす……ちゅー」
「ん……く……ふわぁ……っ」
身じろぎする気配が弱まり、かすかに聞こえる甘い声。やがて扉が開き、満足そうにおなかをさするダブル吸血鬼ちゃんが出てきました。ぽっこりおなかのふたりに続き、
「どーよあねさま、うちの旦那様たちの
「ええ、とってもすごかった。それに……赤ちゃんプレイ、実に盛り上がりそう」
胸元を抑えながら肉食獣の笑みを浮かべる
――さて、途中でアクシデントもありましたが、とうとう最後の選手の出番がまわってきました。トリを務めるのは我らが令嬢剣士さん、休暇を勝ち取り大会を観にきた将兵たちの野太い声援に応えるように
「妹姫様のような優雅さとは無縁ですが、家族と同胞を
牛の鳴き声のような音をバックに石の枝葉ごと
砕けた石による粉塵が渦を巻いて消え去った中心には、軽銀製の長剣に電光を纏わせた令嬢剣士さんの雄々しき立ち姿が。残り僅かになっていた
なお最後の選手のため、舞台を粉々にしたことは不問とされるみたいです。どうせまた次の競技のために作り変えますしね?
「どうだ、そなたらの母たちはすごいだろう?」
「うん、すごくすごかった!」
「そんなすごい母をはじめとするそなたらの家族がこの国の大切な友人であることを、もっとこの国の民たちに知らしめることが重要なのだよ」
「わかったー!」
貴賓席では膝上の星風長女ちゃんの頭を撫でつつ、陛下が我が事のように妖精弓手ちゃんたちの活躍を自慢していますね。パパやママとはちょっと違う金属質な光沢の金髪を弄んでいた星風長女ちゃんですが、陛下のプチ帝王学にはしっかりと長耳を傾けている様子。
順調に成長すれば彼女が次代のまとめ役になる可能性が高いですし、義眼の宰相や赤毛の枢機卿も彼女に期待しているみたいですね。
……なお、相変わらずおっぱいソムリエなようで、砂漠の姫君……もとい砂塵王妃さんが近寄ってくると即座に陛下の膝上から抜け出し、腕に抱えられていた赤ちゃんごとロイヤルたわわを満喫していることを視聴神さんたちにはお伝えしておきます。
……おっと、控室にいた選手たちが会場に戻ってきましたね。今大会では各競技の終了後にすぐ順位が発表されるため、観客たちは興奮冷めやらぬまま表彰式が見られるようになっています。
準優勝は
3位は妖精弓手ちゃん。優勝できなくて不満顔かと思いきや、自らの技を磨き上げた姿勢に感じ入るものがあったのか惜しみない拍手を送っていました。
「――いい感じに盛り上がっているみたいだけど、あちらさんはどんな顔してるのかしらね」
「きっと『あの
ところ変わってダブル吸血鬼ちゃん一行専用の控室。
「GOBGOBGOB!」
「GOB!」
「「GOGOB!!」」
専用に拵えられた鎧兜を床に放り捨て、アップになった
「GOBGOB……GO!?」
お、卑猥な動きを続けていた
「何度言えば判るのかね? 下品な想像を表に出すのは止めたまえ」
「GOB……」
頭皮を撫でる冷たい金属の感触に身を震わせる
「なんと傲慢なのだろう、
「それに
矢継ぎ早に繰り出される彼の思想の発露。意味は判っていないでしょうが、彼の表情と時折混じる「エルフ」という言葉に侮蔑の臭いを感じ取った
「なによりもあの
あーあー、女魔法使いちゃんの顔から感情が消え去り、仮面みたいになっちゃってます。叢雲狩人さんはケタケタと楽しそうに嗤い、白兎猟兵ちゃんと剣の乙女ちゃんは右手の得物をガシャンガシャン、圃人剣士ちゃんは拳を
「一刻も早く
「――さ、
「そ、そうですね! じゃあいってきます!!」
「ん、頑張ってらっしゃい。あなたもよろしくね」
「ワン!」
にっこりと笑いながら映像を試合会場へと切り替える女魔法使いちゃん。ダブル吸血鬼ちゃんによって会場は騎乗部門へと作り変えられており、狼さんを連れた英雄雛娘ちゃんが足早に部屋を出ていきました。音もなく女魔法使いちゃんの背後へと忍び寄った叢雲狩人さんがそっと手を伸ばしたのは、いつも悪戯で揉みしだいているたわわではなく笑みの形で固まっている頬でした。
「……よく我慢したね、えらいえらい」
むにむにと解きほぐすように頬を撫で、ほかのみんなに見えないように女魔法使いちゃんの顔を胸元に埋める叢雲狩人さん。深い谷間から湧き出てきたのは、
「あの子たちと、陛下との約束だから、アイツは
「うん、そうだね。
「……ん」
たわわから離した顔を叢雲狩人さんの顔へと近づけ、甘えるように唇を重ねる女魔法使いちゃん。労わるような舌の動きに攻撃色は薄れ、徐々に瞳が快楽に蕩けていくのが見て取れます。ぴっちりインナースーツの先端で存在を主張し始めた相手の吸い口へ互いに手を伸ばし、女騎士さんや魔女パイセンが熱い視線で見守る中、さらなる繋がりを求めて指先が期待に震える先端へ触れようとした瞬間……。
「あー! 優勝できなかった、くーやーしーいー!!」
空気を読まずに……いや、逆に空気を読んだ妖精弓手ちゃんが控室へと飛び込んできました。太陽神さんも高いうちから『ちょっとHな雰囲気』に満ちた光景にしばらく硬直していた後、彼女が出した答えは……。
「――えっと、大丈夫? おっぱい揉む?」
「――大丈夫だし、おっぱいは揉まないわ」
「いや、そもそも
「ふふん、たった数年でこんなに成長したのよ? 数百年もすればたゆんたゆんよ、たゆんたゆん!」
助走なしの怪鳥蹴りで叢雲狩人さんを沈め、薄い胸を張る妖精弓手ちゃん。たしかにうっすらと谷間らしき陰影が描写されるようになりましたけど、それって妊娠&出産によるものなんじゃ……いえ、なんでもないです。
妖精弓手ちゃんの乱入でなんとか平静を取り戻した女魔法使いちゃん。ですが
次回は騎乗部門からですね、英雄雛娘ちゃんの活躍、期待してますよ!
今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
職場環境が激変する予感がするので失踪します。次話はまた少し間が空いてしまいそうですが、エタったりはしませんのでお待ちいただければ幸いです。
評価や感想、お気に入り登録ありがとうございます。モチベーション維持とやる気アップに繋がりますので、是非とも感想や評価をお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。