ゴブリンスレイヤー モンスター種族PC実況プレイ 作:夜鳥空
またまたお待たせいたしました。短期間で連続異動していたので初投稿です。
前回、英雄雛娘ちゃんが優勝したところから再開です。
競技は中盤に差し掛かり、観客たちの盛り上がりも天井知らずな
文字が読めない人向けにその選手――あ、この競技はソロでもチームでもアリみたいです――の特徴的なイラストが併記されたそれは不正行為を許さないよう魔術が施された特別製。女魔法使いちゃんの出身校である魔術学院において、試験代わりの製作物として生徒たちがナンバリングを施したものなんだとか。随分と気合が入ってますねぇ。
……というわけで、飛行部門の競技は観客による投票制! どれだけ観客たちを楽しませることが出来るかを競い合う、他の部門とはちょっぴり雰囲気の違う競技なのです。
なおこの部門に関しては最前列に子どもたち専用のスペースが設けられており、競技を終え暇になった屈強なばんえいウマ娘ちゃんたちがその警備に当たってますね。子どもたちを鈴なりにぶら下げぽややんと笑う彼女たちに、周囲の青少年たちがこんがりと脳を焼かれているのは……うん、見なかったことにしましょう!
――さて、トップバッターはどんな選手でしょうか? 投票用紙には蝙蝠の羽根が描かれていますが……
「「「「「うおぉぉぉぉぉ!!」」」」」
――男たちの熱い歓声で出迎えられたのは、見目麗しい淑女たち。肌も露わな装いは全裸よりも羞恥を感じさせるギリギリなライン。背の羽根を優雅に揺らし、尻尾を蠱惑的に動かしながら進む姿はまさに歩く猥褻物!!
「――あらあら、日も高いのにみんな盛り上がっちゃって♡」
「フフ、でも陽光の下を気兼ねなく歩けるのは気持ちいいかも♡」
「そうね、お店の宣伝のためにも、将来のお客様ゲットのためにも、たーっぷりとサービスしましょう♡」
……やべーぞ、
「……大惨事ねぇ」
「あはは……」
入場口の傍らで出番を待ちつつ、溜息を吐く女魔法使いちゃん。「子どもたちには見せられないよ!」なパフォーマンスを披露し、ドヤ顔で
なお、次に舞台へと上がっていくのは蝶ネクタイとカフスボタン
「フフ…… みんな 新しい 時代が 来る のを 察知してる の かも?」
「ああ、自分たちの存在を認知させようと……にしても、もうちょっとやり方ってもんが……」
しゅるりと手を伸ばし、背後からロリ
「でも ちょうど いい でしょう? 私たち に とっては ね?」
「前の二組が、その、大人向けでしたので、追い風……追い風になるでしょうか?」
「まぁ、そこは考えないことにしましょ……っと、そろそろ準備しないと」
演目を終え、額に汗を浮かべキラッと白い歯を輝かせながら
「うーんこれはまごうことなき魔女っ娘ね」
「あ、可愛い……♪」
光が収まった後には、おっきなとんがり帽子姿が特徴的な、ふたりと同年代くらいにロリ化した魔女パイセンの姿が! なお
「――さぁ、続いては
「次の選手、入場お願いしまーす!」
「はーいっと、それじゃ行きますか」
スタッフの入場を促す声に頷きを返し、舞台へと歩を進める三人。実況を交えつつ、一番反応が気になる槍ニキのところへ視点を移してみましょうか!
――興奮冷めやらぬ観客たちの期待に満ちた眼差しが向けられる入場口。
入場のコールの直後、カラフルな爆発とともに飛び出したのは翼持つ小さなふたつの影。
猟犬の如く食らいつかんとする無数の光が次々と着弾し、飛散した魔力の残滓によって遮られる観客たちの視線。それを吹き散らすように羽根を振るい、眼下へと視線を向けるのは
「――なかなかやるじゃない、
「流石は
いかにもな悪の女幹部的衣装に身を包んだロリっ子ふたりの言葉に応えるように、地上から昇る一筋の閃光。視線を合わせるようにふたりと同じ高さで停止したのは、大きなとんがり帽子にフリフリの衣装、鮮やかな紫色のローブを風にはためかせる魔法少女! 手に持つステッキを華麗に構え、放つキメ台詞は……!!
「そこまでよ、いたずら
……ヒーローショーだこれー!?
会場上空を所狭しと飛び回り、互いの間を飛び交う無数の光線。贅沢に呪文を使っているように見えますが、実はぜんぶスロットを消費しない≪
「がんばえー!」
「ヴァンパイアにまけるなー!」
本格的魔法バトルに会場の子供たちは大興奮。やっぱり主人公に憧れるのか、魔女パイセンを応援する声のほうが大きいですね。
「あのミニスカートから除く太腿……いい……」
「いや、ロリ巨乳ボンテージのほうがヤバいだろ……腋から胸元のラインが……ふぅ」
「サキュバスシスターみたいなあの娘……えっちすぎでしょ……お持ち帰りしたい……」
……紳士淑女たちからも別ベクトルの視線が送られてますが、まぁ問題ないでしょう! 太陽神さんの加護で大事な部分には謎の光が入って見えないようになってますし、脳内以外に映像を保存する技術は一般には出回っていませんからね。
「……なぁ、あの魔女っ娘、【辺境最強】のパートナーって言ってたよな?」
「たしか、子どもがいるんじゃなかったか? ほら、陛下の膝の上にいる子……」
「経産婦にあんな恰好させるとか、まさに【辺境最強】じゃねぇか……!」
「なんだよあのカッコは!? 俺は何も知らねぇよ!?」
「どうしたのよ急に。五月蠅いわねぇ」
「えー、かわいいじゃないですかぁ。……リーダーさんももああいうの好きかなぁ……えへへ」
会場から沸き立つ疑惑の声を察知したのか、控室で急に立ち上がり誰かに向かって弁解の声を上げる槍ニキ。ゲラゲラ笑いながら映像を観ていた妖精弓手ちゃんが長耳を手で押さえて文句を言ってます。圃人剣士ちゃんは自分が魔女っ娘コスをした姿を想像し、イヤンイヤンと首を振ってますね、可愛い。
「そろそろ決着の時間よ!」
「覚悟してください!!」
おっと、会場はクライマックスみたいですね! 背中合わせの
見えそうで見えないボロボロ衣装で会場の外に吹き飛んでいく女魔法使いちゃんと剣の乙女ちゃん。魔女パイセンが『勝利のポーズ!決め!』したところで演目は終了、会場は万雷の拍手と歓声でいっぱいですね!! ……さて、吹き飛んだふたりは……ああ、どうやらそのままVIP席へ向かったみたいですね。子どもたちの反応も気になりますし、そちらを見てみましょう!
「「「「「ママ、おかえりなさーい!!!」」」」」
「おつかれー、ずいぶん楽しそうだったじゃない♪」
「おふたりとも、すっごくかわいかったです!」
飛んでくる間に普段の衣装へと魔力を編みなおしたふたりへと一斉に群がる子どもたち。子どもたちにとってはダブル吸血鬼ちゃんのお嫁さん……
「……まぁ、この子たちが喜んでくれたならいいかしらね」
「ふふ……その、なんだか違う自分になったみたいで……癖になってしまいそうです」
両腕に子どもたちを抱えたまま、まんざらでもなさそうに只人寮母さんへと返す女魔法使いちゃん。ほぅ、赤い顔でと熱のこもった吐息を漏らす剣の乙女ちゃんを陛下が「うう……あの初心で奥手だった娘が立派に育って……うん? むしろ幼くなってなのか???」と宇宙猫顔で眺めています。
その後も演目が進み、
「お、ひょっとして優勝狙えちゃうんじゃない?」
「ええ、Vやねんですわ!!」
監督官さんと神官銃士ちゃんが盛大にフラグを立てる中、最後の組が実況に呼び出されました。
爆音とともに入場口から飛び出す五つの飛翔体。上空を旋回し、ひとりずつ舞台へと着地していきます。決めポーズを繰り出すと同時に背後で爆発する色煙、その爆音に負けず会場に響き渡る名乗りは……!
「
「
「
「
「
「
「「「「「バードマン!!」」」」」
……こまった、ちょっとかてない……。
「カカカカカっ! これは儂の勝ちじゃのう!!」
「くっ……流石は御爺様、人の心を掴むのがお上手ですわね……っ!」
「
最後に現れたスー〇ー戦隊の人気っぷりにどよめく貴賓席。周りの目も憚らず勝鬨代わりに高笑いを上げているのは我らが
競技後は次部門の準備までの繋ぎを兼ねて参加者たちとのふれあいの場が開催されており、丸太のように太い
「ふふ 応援 ありがとう ね?」
「えっと、ありがとございます!」
「「「あっあっあっあっ……」」」
アダルティな普段の姿で膝上に泣き黒子長男くんを乗せた光景に脳を破壊される男たち。魔女パイセンの背後では槍ニキが殺気を振りまいているのが確認できます。VIP席から舞い戻ってきた女魔法使いちゃんと剣の乙女ちゃんも悪の女幹部スタイルではなく通常のロリ形態に戻ってますね。
「――うし、身体もあったまってきたぜ!」
悲喜こもごもの触れ合いタイムの裏側では、格闘部門に参加する選手たちがウォーミングアップを終えたみたいですね。前日の予選を突破した力自慢たちが己の肉体を誇示するように肌も露わな姿でバチバチに視線を交わしています。
全身の刻まれた傷跡を勲章のように誇示する
入念に関節を解していた重戦士さんの身体は見事に筋肉が浮かびあがったマッスルボディ、ダブル吸血鬼ちゃんがいたら間違いなく飛びつき&ほっぺすりすりに移行していたことでしょう。勝ち煙が如く水蒸気を噴き上げる金等級のやる気に周囲の選手たちも気圧されちゃってますねぇ。
「おお、まさに意気軒昂、気力充実といった様子。これは手合わせをするのが楽しみですな!」
そこに近寄る漆黒の巨体は絶賛真なる龍への階梯を駆け上がり中の我らが蜥蜴僧侶さん。星の力を取り込んだことで一回り以上大きくなった身体は分厚い甲殻に覆われ、鱗の隙間から余剰魔力を放出する姿は生物としての格の違いを認識させるに十分すぎる迫力に満ちています。口角を持ち上げる笑みも肉食獣のそれにしか見えず、「どうか初戦で当たりませんように……」と祈る選手も多いみたいです。
「――へへ、この期になっても勝ち筋が思いつかねェが……だからって勝負から逃げるのは『漢』じゃねェよなぁ? ……蜥蜴のダンナも、俺と当たるまで負けるんじゃねェぞ!」
「無論。互いの生命こそ賭けぬものの、これもまた
拳をコツンと突き合わせ、ニヤリと笑いあうふたり。なんと初戦から出番のようで、重戦士さんが控室から会場へと向かっていきます。実況の煽り文句に応えるように片腕を突き上げて観客にアピールする重戦士さんの視線の先、舞台を挟んで反対側の入場口からゆっくりと姿を現したのは……。
「――ム、貴方は【辺境最高】の。いつも教え子や元同僚がお世話になっております」
鋼のように鍛え上げられた肉体。知性に満ち、決して曲がらぬ不退転の意志を秘めた眼差し。そして紳士的な言葉を紡ぐ口元からひょっこりと顔を覗かせる一対の牙……。
「ゲェーッ!? あ、アンタは……!?」
――半鬼人先生のエントリーだ!!
……
…………
………………
「――うん、まぁ、アレだ。運が悪かったな」
「何も言えねェ……」
控室に運び込まれた重戦士さんを膝枕し、いつのまにやら習得していた≪
「金等級って持て囃されて、俺も調子に乗ってたかもな。やっぱ英雄なんて器じゃ……痛ェ!?」
「馬鹿言うな。お前は間違いなく英雄だよ。……少なくとも、私と
弱音を吐いた重戦士さんの額と鳩尾に走る衝撃。ぺしりとおでこをひっぱたいた女騎士さんの視線に導かれ、重戦士さんが顔を腹部に向けると……。
「――パパ、いっかいまけただけであきらめるの?」
大きなおめめいっぱいに涙を堪え、パパのおなかに馬乗りになって睨みつける太眉長女ちゃんの姿がありました。
「……いや、まだ負けただけだ。生命まで失ったワケじゃあねェ、次は負けない……いや勝つ!!」
「ほんと? つぎもまけたりしない?」
「ぐ……勝つまで諦めなきゃ、負けにはならねェ! 俺は諦めが悪いんだ!!」
「よく言った! それでこそ私の夫だ!!」
上半身を起こし、グシャグシャと乱暴に愛娘の髪を撫でながら言い放つ重戦士さん。そんな彼の背中をスパーンと張る女騎士さんの顔には満足そうな笑みが浮かんでいますね。そんな信徒の心温まる家族愛に至高神さんもニッコリ、重戦士さんに勢いよく
なお格闘部門の結果ですが、準決勝で激突した蜥蜴僧侶さんと半鬼人先生がダブルノックダウン。予期せず決勝となった準決勝第二試合は
また、壮絶な試合後に「ははは、拙僧もまだまだ未熟。やはりカラテあるのみですな!」「私も鍛錬が不足していました。今度
「ゴリラ……すごい漢だったわねぇ……」
「うんうん、あれぐらいタフじゃなきゃ森の賢者は名乗れないさ」
若草知恵者ちゃんはゴリラだった……?という冗談は置いておいて、控室で試合を観戦していた面々も
さて、混沌とした無差別部門に参加する面子は……人数が多いので改めて確認しましょうか。ええと……まずは
この辺の面子はシードというか、王国からの推薦枠なので本戦からの出場ですね。あとは各地で行われていた予選会を突破した選手や
……賢明な視聴神さんならお気づきになられたことでしょう。
「――こうやって数多の種族が並び立ち、競い合う場を開催できたことは我が国の誇りであり、未来へと続く他種族連合の懸け橋となることを余は確信する……」
陛下の声が朗々と響き渡る会場。多種多様な種族が並ぶさまを見て観客たちの興奮は最高潮に達しようしています。鎧兜に身を固める者、自慢の毛皮を誇示するもの、煌びやかな鱗を誇るように輝かせる……あれ、なんか昨日の申し込みの時より
ふむふむ……どうやら無差別部門に参加者が集中してしまい、大会進行に負担をかけることを憂慮した
「――さて、いくら無差別と言えども無暗矢鱈に生命が失われるのは好ましくないもの。故にひとつ仕掛けを施させて頂こう……我が愛する妹たちよ」
「「はいっ!」」
陛下の手招きに応え、壇上へと姿を現した王妹殿下1号2号。神官銃士ちゃんの手にはいつぞやの螺旋の剣、そして女神官ちゃんの手には膨大な神気を秘めた1本の杖。地母神さんの神器であるそれを高く掲げ、神官銃士ちゃんの持つ螺旋の剣と交差させ、ふたり声を合わせて高らかに祝詞を唱えます。地母神さんの加護と異界に干渉する螺旋の剣の相乗効果で生まれるのは……。
「――地母神様の加護により、この場で刃が肉を断つことはありません」
「もっとも、当たれば痛いですし、身体以外の装備は普通に壊れますのでそこはご注意を」
斬撃を鈍らせ、致命傷を避ける「いのちだいじに」フィールドの完成です! ルール的には肉体に触れた瞬間斬撃を打撃に変更するものだそうで、いわば全自動で武器が逆刃〇になる感じでしょうか。当たり所が悪ければ危ないかもしれませんが、
「うんうん、手厚い加護に感謝の極み。……あとはあいつらがいなければ『良い試合にしよう』でいいんだけどねぇ、ご主人様?」
ダブル吸血鬼ちゃんを左右に抱え、圃人剣士ちゃんと白兎猟兵ちゃんの羨ましそうな視線を堪能していた叢雲狩人さんですが、ある方向への視線だけは絶対零度ですね。陛下の話に欠片も興味を示さず――そもそも
>「ん、もうちょっとだけがまんして?」
>「こんかいで、ひとくぎりつくからね?」
「ん……ふふ、そうだね。我慢してからのほうが気持ち良いからねぇ♪」
左右から頬を寄せ、耳元で囁くダブル吸血鬼ちゃんの声に長耳を震わせ頬を紅潮させる叢雲狩人さん。意味深な台詞を吐いて周囲の男たちを前かがみにさせる悪女っぷりを披露してますが……素なんだろうなぁ。
「――さぁ、
意味深な陛下の〆の言葉……そこに込められたメッセージに果たして彼は気付くのでしょうか?
いよいよ無差別部門の開始です! どんな殺戮劇激闘が待ち受けているのでしょう、待て次回!
今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
新しい環境に慣れるまで時間がかかりそうなので失踪します。
UA26万に到達しました。投稿が滞る中で多くの方に見ていただき感謝です。
評価や感想、お気に入り登録ありがとうございます。モチベーション維持とやる気アップに繋がりますので、是非とも感想や評価をお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。