ゴブリンスレイヤー モンスター種族PC実況プレイ 作:夜鳥空
うまいこと時間が作れたので初投稿です。
前回、メインイベントが始まったところから再開です。
結界の準備と陛下の挨拶が終わり、用意された控室へと戻っていく選手たち。叢雲狩人さんの甘い芳香とたわわを堪能していたダブル吸血鬼ちゃんですが、吸血鬼君主ちゃんは白兎猟兵ちゃんに肩車をしてもらいながら眼前に揺れる長耳をはむはむ。吸血鬼侍ちゃんのほうは……。
「……むむむ、ひょっとしてまた大きくなったのかな?」
「ひゃんっ!? り、
>「ふふん、ぼくたちとちがって、まだまだせいちょうするからね!」
おっと、空いたスペースに圃人剣士ちゃんを捕獲して、ふたりがかりで過激なスキンシップを繰り出してますね。胸当てと鎧下の隙間に手を滑り込ませ、
「なーにやってんのさ。ホラ、早くいくよ!」
>「はーい……ぐえー」
ありゃ、交易神さんの神官コスな勇者ちゃんが、手に持つ槍の
「相変わらずエロいことしてんなぁ、見てるこっちは眼福だけど」
「……真顔でそう言い切れるお前は随分成長したと思うぜ? いやマジで」
そんな
同じ(?)至高神の
さて、選手たちが控室に消え審判兼治療役の神官たちが配置についたところで、改めて無差別部門の
試合は
なお「体格差というハンデを埋めるために
――とまぁ、そんな話をしているうちに一回戦最初の試合が始まりそうですね。
「――続いては、あの【辺境最悪】の小さなサムライと、猛き
……というわけで、ちょっと時間を早送りして吸血鬼侍ちゃんの試合でございます!
黒を基調とした幕末スタイル衣装な吸血鬼侍ちゃんと相対しているのは、蜥蜴僧侶さんのようなスマートな体形ではなく、丸太のように太い四肢と尻尾を持つ桃色肌の鱗人……
『フム、まさかこんなにも早く
>「えっと……『鱗無き身であれど、我が牙と爪は朋友たる其方と同じ。その交わりを以て
ファッ!? 吸血鬼侍ちゃん
>「えへへ、とかげさんにおしえてもらってたの! これがはなせれば、
なるほど、蜥蜴僧侶さんに……ふたりとも彼のことが大好きですし、きっとあの巨体によじ登りながら教えてもらってたんでしょうね。
『まさか我らの言葉すら理解されているとは……あの若造のいう通り、実に素晴らしい! 是が非でも
>「……ふぇ?」
「いかん、いかんぞ!?」
「そんなのお兄ちゃん許しませんよ!」
「ダメに決まっているだろうが!!」
「お、叔父様?」
「えっと、お兄様?」
「あにさままで、いったいどうしたのよ……」
突然叫びだした男たちの奇行に騒めくVIP席。
「ヘルルインったらモテモテねぇ……これも女冥利に尽きるってヤツかしら?」
「っていうか、故郷でどんな紹介したのよ?」
「『鱗が無いのが悔やまれるほどに強く、陽光の如き暖かさを秘めた戦士である』と……」
「独り身ならいざ知らず、既に
「返す言葉も無い、本当に申し訳ありませぬ……」
巨体を縮こませる蜥蜴僧侶さんに呆れた目を向ける女将軍さん。『強さ』を何よりも尊ぶ方々にそんな紹介の仕方をしたら……そうもなるでしょうねぇ。舞台上では頭上にでっかい『?』を浮かべる吸血鬼侍ちゃんへと熱心な説得が続いております。
『我らが巣へと居を移し、部族の雌たちと強き子を成して頂きたい! 無論、今
>「あうぅ……///」
如何ですかな! と満面の笑みを浮かべる鰐人闘士を前にたじたじの吸血鬼侍ちゃん。チラチラと視線をお嫁さんたちへ向ける姿を見て女魔法使いちゃんが冷や汗を浮かべています。
「不味いわね……
「ま、まさか……っ」
女魔法使いちゃんの呟きにゴクリと唾を飲み込みながら続きを促す神官銃士ちゃん。一同が耳を傾けるなかで女魔法使いちゃんが出した結論は……!
「――つまり、あのふたりにとって
「「「「「な、なんだってー!?」」」」」
「えっと、そうなんですか
>「うん、みんなとってもカッコイイよね! それに、あっちのぼくは
「マジかよ……」
圃人剣士ちゃんの問いに答えつつ、さらっと相棒の性癖を暴露する吸血鬼君主ちゃんに戦慄を隠せない槍ニキ。ダブル吸血鬼ちゃんの目線だと
「……ちなみにそっちの好みは?」
>「ぼく? ぼくはねー……えへへ、ぎゅってだきしめてあたまをなでながらあまやかしてくれるこを、ぎゃくにトロトロにとろけちゃうまですりすりしたりちゅーしたりで、あまえたおすのがすき! ……『もうがまんできない!』ってなみだめでにらまれると、こうふんするよね?」
「わかりみが深い」
うーんこれはまごうことなきエロ
「いけませんわお母様、このままでは
「えぇ……? いや、流石のあの子でもそれはないのでは……?」
「ダメです! さぁお母様、なんとか思い留まらせる妙手をひとつ!!」
必死の形相で半森人夫人さんに詰め寄る令嬢剣士さん。ですがその頬の震えから笑いを堪えるのに必死なのが丸わかりですね。さぁさぁと手摺際まで母親を押し出し、眼下の吸血鬼侍ちゃんへと呼びかけました。会場全体の目が集中したところで半森人夫人さんが咳ばらいをし、吸血鬼侍ちゃんへ告げるのは……。
「……んんっ。この試合に勝利したら、お昼寝の時に添い寝してあげましょう。もし優勝したら……そうですね、追加でその可愛らしいおでこに『ちゅー』では如何ですか?」
>「――まけられないたたかいが、ここにある!」
『グォッ!? な、なんという闘気……これが【辺境最悪】の圧ということか!!』
吸血鬼侍ちゃんチョロ過ぎません??? 近年稀にみるやる気で村正と
『此方が勝った暁には、
>「きっついインブリードはオススメしないよ……!」
「ああもう、試合
――おっと、危険な発言が飛び出しかけたところで審判が試合開始を宣言し(てくれ)ました!
先手を取ったのは鰐人闘士、訓練場で新人たちを指導している戦斧士さんが両手でやっと持ち上げられるかどうかという巨大な斧を片手で軽々と担ぎ、巨体に見合わぬ俊敏さで吸血鬼侍ちゃんへ向かって石畳を一直線。間合いのはるか外から振り下ろされる一撃に対し、二刀を交差させて受けの構えをとる吸血鬼侍ちゃん。空気を割り砕きながらの初撃は金属同士がぶつかり合う甲高い音を試合会場に響かせます。
『渾身の一撃を受け止められるとは……里の戦士にもそうは居りませんぞ!』
>「
『
おおっと、戦斧を受け止められた状態から間髪入れずに右の蹴り上げ! 唸りを上げて迫る丸太のような脚に上手く自らの脚を合わせて後方へと距離を空けた吸血鬼侍ちゃんですが、空中で体勢を立て直したその目に映るのは両手で戦斧を構える鰐人闘士の姿。裂帛の気合とともに振るわれた戦斧からは目に見えぬ真空の刃が放たれています!! 緻密な身体制御で独楽のように回転しつつ不可視の斬撃を背中の羽根で打ち払いますが、鰐人闘士のターンは終わりません!
『コォォォォ……カァァァァッ!!』
大きく開かれた顎から放たれたのは灼熱の
『成程、武器も
>「あたた……あ、やばっ」
鰐人闘士の両手から放たれたのは、膨大な『気』が込められた竜巻の如き力の奔流。武闘家が使う『遠当て』に原理は似ていますが、種族由来の生命力によって増幅され、左右逆回転の竜巻に挟まれた対象を粉砕するそれはまさに『痛恨の一撃』! 石畳を削りながら観客席を護る障壁にまで到達した竜巻の通った跡には塵ひとつ……。
『……無念、此方の負けですな』
>「うぇぇ、ぺっぺっ……うん、でもあたってたらまけちゃってたかも!」
砂煙の晴れた舞台上には鰐人闘士の首筋に高熱を帯びた血刀を突き付けた吸血鬼侍ちゃんの砂礫塗れの姿が。よく見れば触手アンカーを打ち込んでいた場所に吸血鬼侍ちゃんが通れそうなちっちゃな穴が開いています。ブスブスと煙を上げるそこから鰐人闘士の背後まで石畳が不自然に沈降してますし、もしかして……。
「ほう! あのちみっこ、燃やすモンを選べるようになったんか!!」
「嬉しそうな顔しおって……まぁ、鍛冶師冥利ってヤツだがの」
観客席で自慢げに鼻下を擦る隻眼鍛冶師さんと、その脇腹を小突く鉱人道士さん。そういえばトロール燃やし祭りのときは生命体しか燃やせなかったですもんね。鍛冶神さん情報によりますと、侍の
村正の場合は『斬りたいものだけ斬れる』と、現在張られている結界と同じ……といいますか、村正の効果を参考に結界が調整されたというのが正解とのこと。
……さて、舞台上では鰐人闘士が負けを認めたことで吸血鬼侍ちゃんの勝利が宣言されました! 大迫力の試合に観客たちも大満足、鰐人闘士にも健闘を称える声が……。
『この馬鹿! なーに負けたくせに清々しい顔してるのさ!!』
『ああ、ちいつよな
『オラ、責任持ってお前がアタシたちを孕ませるんだよぉ!!』
……見目麗しい淑女たちからの暖かい言葉に鰐人闘士さんの目から涙が零れてますね(白目)。
「パパ、すごーい!」
「かっこいいー!!」
「ワニさんもかっこよかったよー!」
VIP席の手摺に鈴なりになってぶら下がっていた子どもたちもパパの活躍っぷりに大興奮。普段はママたちとイチャコラしていたり、一緒になって遊んだりする友達みたいな距離感ですが、どっちのパパもやるときはやりますからね! なおちょくちょく一緒に寝た
>「おかえりー! おつかれさまー!!」
>「ただいまー! ……むふー!!」
控室に戻ってきたところで、いつものハグを交わすダブル吸血鬼ちゃん。ご褒美を想像しているのか、吸血鬼侍ちゃんの顔は緩みっぱなしですね。
「……あのな? 年齢差とか祖母孫セットとかについてはもうとやかく言わねぇけどな? 流石に人妻はやめとけよ???」
「……それ、経験談っすか……痛ってぇ!?」
>「そんなことかんがえてないもん! パパさんともなかよしなんだよ!!」
神殿騎士君の脇腹に相棒の石突をねじ込みながら、かつてないほどに真剣な表情で語る槍ニキ。その一方で心外という顔の吸血鬼侍ちゃん、実況にこそ登場していませんが、令嬢剣士さんのパパ、半森人夫人さんの旦那さんであるご当主とは非常に良好な関係を築いております。
パパさん的にダブル吸血鬼ちゃんはわんぱくで手のかかる男児ポジションらしく、領地に招待してくれた時は一緒に馬の遠乗りやキツネ狩りで絆を深めていました。なお領内でゴブリンが発見された際は
「はーい
>「わぷぷっ!? えっと、その、おこってる?」
にこやかな笑みを浮かべ、吸血鬼侍ちゃんを胸元に抱き寄せてタオルで顔を拭う圃人剣士ちゃん。後頭部に感じる柔らかな感触と蒸しタオルの温かさのダブルパンチに眉を下げる吸血鬼侍ちゃんですが、優しい手つきで顔を清める圃人剣士ちゃんに怯えた様子を隠せてませんね。タオルの両面で髪の毛まで綺麗に拭ったところでくるりと吸血鬼侍ちゃんをひっくり返し……。
>「んむっ!? ん……ぴぃ!?」
強引に唇を奪い、舌を絡める圃人剣士ちゃん。吸血鬼侍ちゃんのちょっぴり長い舌を自分の陣地に引きずり込んだところで、その先端にガブリと嚙みつきました! 突然の衝撃に足ピン状態な吸血鬼侍ちゃんをきつくハグし、滲み出てきた血と唾液を音を立てて啜っています。腰が抜けたフニャフニャ
「その、あたし、
>「ん、ごめんね。でもだいじょうぶ! みんなをおいてはなれたりなんてしないよ!! ……ワニさんたちは、ぼくがいなくてもだいじょうぶみたいだしね?」
むぎゅっとたわわを堪能しつつ、圃人剣士ちゃんの背中を優しく撫でる吸血鬼侍ちゃん。どうやら
>「――準備ができたらいつでも言って頂戴? 貴女の望むときに、眷属にしてあげる」
「ふぁっ……は、はいっ!」
「だんなさまってばスケコマシですねぇ」
>「ねー!」
やだ、吸血鬼侍ちゃんってば超悪女! 不意打ちの大人口調に圃人剣士ちゃんの脳はこんがりと焼かれ、瞳に♡すら浮かんで見えます。既に愛の証を授かっている白兎猟兵ちゃんは余裕そうですが、初めて目撃した槍ニキと神殿騎士君は普段とのギャップも相まって前かがみになっちゃってますね……と、白兎猟兵ちゃんの長耳がヒクヒクと揺れてますね。どうやら注目の試合が始まるみたいです。控室の呪物に選手が映ってますね、どれどれ……。
「あ、みなさん観てください! 例の騎士様が出てきましたよぅ!!」
「ん、おお……って相手は
「あ、アイツ……!?」
鷹揚に観客へ手を振る
>「しりあいなのー?」
「お、温度差で風邪ひきそう……じゃなくて! えっと、あたしの故郷の庄でいちばんの力自慢だったヤツです。身体もでかかったから、いっつも威張り散らしてたんですよ」
「ほー……たしかにイイ身体してんな。
「あ、ほんとだ。重鎧着たまま動くのって結構しんど
過去形なあたり大分鍛えてますよね神殿騎士君、まぁそうでもなきゃ
映像では
「フッ……まだやるかね?」
「ま、まいった……ッ」
審判の「勝負あり!」の声に湧き上がる黄色い声。見栄えだけは良いので若い女性を中心に彼を称える声が上がっています。声援に対して当然とばかりに手を振って返すまでは良かったのですが……。
「――ああ、ちょっと待ちたまえ!」
「あ? ……敗者になんか言うことでもあるのかい、騎士サマよ?」
「なに、ちょっとした
「私に負けたことを気に病む必要はない、
「競技大会という君たち
「
「そもそも君たちは戦うことに向いていない
「いや、それよりも
「なぜなら、
「――――――ッッッッ!!」
……砕けんばかりに拳を握りしめていた
「――フム、礼も言わずに逃げ去るとは、やはり
「まったくだ!
「まずはちゃんと靴を履かせないと! 裸足なんて蛮族そのものよ!!」
会場の一角で大声で話し合う『平等主義者』たち。その瞳には一切の濁りが無く、自分たちが行おうとしていることに何の疑問も抱いていないことが見て取れます。周囲の観客たちは彼らから距離を置くように離れていますが、そのことに関しても気にも留めていませんね。
「「「「「…………」」」」」
控室でその場面を見ていたダブル吸血鬼ちゃんたちも、一切の言葉を発していません。それぞれの顔に浮かんでいるのは、呆れ、哀れみ、そして………。
「――決めた。
吸血鬼侍ちゃんにあすなろ抱きされたまま静かに震える圃人剣士ちゃんの身体から立ち昇る、怒りのオーラです。
「アイツは馬鹿で意地悪だけど、あんな屈辱を受ける謂れはなかった。それだけじゃない、あたしたち
「なによりも、あの騎士ですらないクソッタレは、あたしたちの
昏い感情の籠った叫びは、白兎猟兵ちゃんや神殿騎士君が思わず腰に手を伸ばしかけるほどのもの。そんなひりついた空気をほぐしたのは、緑衣に槍を持った少女の明るい声です。
「――そっか! じゃあこの先アイツと当たるまで負けられないね!! えーっと………うん、次の試合とその次の試合に勝てばアイツと当たりそうだ!!」
「へっ、もし負けちまっても、そんときゃ俺がアイツのケツにこいつを喰らわせてやるよ!」
「………あ、もしかして気付いてない? 2回戦で当たるのボクだよ?」
「げ、マジかよ!?」
>「うーん、ぼくたちだとはやくてじゅんけっしょうだねー………あむあむ」
「ですねぇ妹様ぁ……ひゃふぅ!」
「おやおや、これじゃあ私と当たる前に誰かが仕留めてしまいそうだねぇ」
愛槍を掲げてドヤる槍ニキに茶々を入れる勇者ちゃん(世を忍ぶ仮の姿)。白兎猟兵ちゃんはまーだ吸血鬼君主ちゃんにおみみをしゃぶられちゃってますね。みんなの励ましに圃人剣士ちゃんの負の感情は散らされ、「よーし、まずは1回戦突破だー!!」と気合も十分な様子。近づいてきた自分の番に備えて柔軟運動を始めてますね!
というわけで、
今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
獣を狩るゲーム熱が再燃してきたので失踪します。
評価や感想、お気に入り登録ありがとうございます。モチベーション維持とやる気アップに繋がりますので、是非とも感想や評価をお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。