ゴブリンスレイヤー モンスター種族PC実況プレイ   作:夜鳥空

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 有給休暇が使えたので初投稿です。


セッションその8 りざると

 前回、新人たちが一皮剥けたところから再開です。

 

 お昼過ぎにギルドへ到着した冒険者集団。今回のゴブリン討伐を持ち掛けたのが吸血鬼侍ちゃんなので、報告をしようと受付嬢さんのところへ向かっていますね。新人たちの眼光の変わりっぷりに引き気味の彼女にしっかり顛末を伝えましょうか。

 

 

「……それで、ゴブリンを追い詰めて新人に()()()()()()()()()()()?」

 

 呆れたように背中を椅子に預けながら目頭を揉む受付嬢さん。暫しの瞑目、その後見開いた瞳は鋭く、吸血鬼侍ちゃんを厳しい目で見つめています。

 

「結果はどうであれ、ギルドは今回の貴女の行動に対して警告しなければいけません。貴女が行ったことは新人に対するゴブリン殺害の強要であり、彼らの意思を踏みにじる強迫に該当します。今後の人格査定に大きな影響を与えることを覚えておいて下さい」

 

「わかった。でも、ひつようならまたやるから」

 

 うーんこのセメントっぷり。ギルドの評価をまったく気にしていませんね。どうしてこうゴブリンに係わる冒険者は融通が利かないんでしょうと大きな溜息を吐く受付嬢さん。ガックリと肩を落とした後に言葉を続けます

 

 

「あのですね、予め訓練の一環として申請を出して、受講する側の了承さえあれば別に問題なかったんですよ!! ……形式上は、ですけど。だから、次からはちゃんと私たちにも話してくれませんか?」

 

「……ごめんなさい。つぎはちゃんとおはなしします」

 

 ギルド中に響くような声でしたが、それは吸血鬼侍ちゃんを心配し、諭すための声でした。しゅんと縮こまっちゃった吸血鬼侍ちゃんを困った顔で眺める受付嬢さん。おや、彼女の後ろから見慣れた手が伸びてきて……。

 

「*おおっと* ついうっかりインクこぼしちゃったー」

 

 わざとらしい棒読みを垂れ流しながら報告書にインク壺を傾ける監督官さん。受付嬢さんに付着しないよう繊細な手つきで垂らされたそれは記入途中の書類を黒く染め、書き損じへと変えてしまいました。

 

「あーせっかく書いてた書類ダメにしちゃってごめんねー。書き直しが必要なら変わるけど、なんの書類だったのー?」

 

「……いえ、ただのメモでしたから大丈夫です。もう、服に付いたら大変なんですから気を付けてくださいね!」

 

 ウインクをしながら謝り倒す監督官さんと、眦を下げた表情で怒ったフリをする受付嬢さん。吸血鬼侍ちゃんが口を開こうとするも、監督官さんの指で唇を押さえられ、反対の手でしーっのポーズ。背後を示す指の先では支部長さんが苦笑いをしています。……どうやら、見なかったことにしてくれるみたいですね。

 

「ありがとうございます」

 

 頭を下げる吸血鬼侍ちゃんを見て、慌てて視線を逸らしわざとらしい無視を始めるギルド職員たち。おやおや、ありがとうを言うのもダメだったみたいですね吸血鬼侍ちゃん。

 

 

 

 

「ぬわああん疲れたもおおおおおおん! あれ、なんでちっこいのやみんながギルド支部(こ↑こ↓)に居るのよ?」

 

 あれ、妖精弓手ちゃん(同志耳長ちっこいの)がバテバテになってやって来ました。牧場に泊りで依頼を受けてると聞いてましたけど……なんで微妙に剣の乙女の口調が移ってるんですかねぇ……? 続いてゴブスレさんを始めとする銀等級一党の面々と、それに牛飼い娘さんが入って来ましたね。みな疲労の色が濃いみたいですけど、何かあったんです?

 

「ゴブリンだ。牧場から運んでいた食料を狙って襲ってきた」

 

 既に皆殺しにしたけれど、街道での襲撃だった上に牛飼い娘さんを庇いながらだったために結構しんどかったそうです。もしかすると、こっちが討伐した集団の一部だったのかも。

 

「こっちもさっき、くんれんじょうのちかでみなごろしにしてきたよ?」

 

「……詳しく聞かせろ」

 

 ゴブスレさん達が襲われたということで、重戦士さんや槍ニキも集ってきて互いの事情を説明。状況から考えて、やはり吸血鬼侍ちゃんたちが鏖殺(ブッコロ)した群れの食料調達部隊ではないかという結論に至りました。

 

「……ぼくがみのがしてたのかも、ごめん」

 

「いや、その可能性は低い。今の季節はまだ食えるものが少なく、ゴブリンは楽をすることしか考えない。自分たちで集めるより、輸送業者を襲うのが簡単だと判断したのだろう」

 

 おそらく何日も前から街道沿いに潜んでいたと言って口を紡ぐゴブスレさん。周りで聞いていた新人たちの顔にも納得の表情が浮かんでいます。

 

 そういえばゴブスレさん、牧場のほうが忙しいからあまりギルドに顔を出してませんでしたね。身に付けた装備も以前の安っぽく見えるものとは違いますし、新人から見たら謎の銀等級冒険者といったところでしょうか。なお中身。

 

 

 

 

「それじゃあ訓練場に持っていくつもりだった差し入れは、ここでみんなで食べちゃおうか!」

 

 表の荷車に積んであるから、お腹空いてる人は運ぶの手伝ってーという牛飼い娘さんの明るい声を聞いて、弾かれるように跳び出していく新人冒険者たち。ギルドに入って来た時の剣呑な色は薄まり、少しずつですが経験相応の明るさが戻ってきましたね!

 

 上手く意識の切り替えが出来ないと精神的に参ってしまったり、冒険から戻ってきても物音に敏感に反応してしまい、疲れが抜けなくなることが多々あります。冒険者が冒険の後に飲み食いや娼館で散財するのは、そのリセットを促す意味も大きいですね。まあ生存本能が高まってヤっちゃうタイプもいるようですけどね森人狩人さん!

 

 

 

「……あいつらに何をした?」

 

「きょねん、ぼくたちがあの2人にやらせたこと。おとうとくんもちゃんとできたよ」

 

「……そうか」

 

 吸血鬼侍ちゃんの視線の先には、青い顔で水をがぶ飲みする少年魔術師君と、オロオロしながら見守る女神官ちゃん、まったく情けないわねーと腕組みをしている女魔法使いちゃんの姿。

 

「あの3人は、きっとえいゆうになれる。ぼくたちとちがって」

 

「そうだな。俺たちとは違う」

 

 少年魔術師君がむせている様を見て笑う彼女たちの様子が眩しいのか、恐らく2人とも目を細めて見ている気がします。その目に浮かぶ感情は、憧憬か、それとも諦観でしょうか?

 

 

 

 

「もう、2人ともなーに暗い顔してるの?」

 

 重くなった空気を吹き飛ばすように2人の肩を叩く牛飼娘さん。いつのまにか食料の運び込みは終わっていたようで、周りでは騒がしいちょっと遅めのランチの真っ最中。ゴブスレさんから会話の内容を聞くや否や、呆れたように笑いだしてしまいました。

 

「まったく、2人が自分をどう思っているかは分からないけど、君は私にとって間違いなく英雄だし、双子の妹ちゃんだってみんなを救った英雄に決まってるじゃない!」

 

 そう言って笑い続ける牛飼娘さんを見て、考えもしなかったという顔で目を丸くする2人。その後互いに視線を向け、突き出した拳をコツンと軽く合わせました。

 

 

 

 

 

 

 

「やったね、えいゆう」

 

「お前もな、英雄」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あと、ぼくはふたごじゃないよ???」

 

「えっ!? 彼からそう聞いてたんだけど……」

 

「≪分身≫を説明するのが難しかった。……面倒だったわけじゃない」

 

 

 

 

 

 ゴブスレさんェ……。

 

 

 

 

 

「ほんとに今日帰るの? 別に明日でもいいじゃない」

 

 日差しが赤く変わり始めた頃、ギルド前に集まった冒険者たち。もう一晩泊っていけばいいと言う女魔法使いちゃんの提案を断り、少年魔術師君が学院に帰ろうとしています。運び役の分身ちゃんは向こうで森人少女ちゃんに、戻ってきたらお昼の続きをしようねと導火線に火を点けちゃってます。それってつまり吸血鬼侍ちゃんに速攻で再召喚しろって言ってると判断してよろしい?

 

「いや、この気持ちが変わる前に戻りたい。やりたいこととやるべきことを見つけたから」

 

 少年魔術師君の顔つきは一か月前とは大きく変貌し、少年から青年と呼ぶべきものになったように見えますね。そのままゴブスレさんの前に立ち、勢いよく頭を下げました。

 

「最初のときは悪かった。勘違いで思いっきり失礼なこと言っちまって……」

 

「構わん、気にしていない」

 

 何でもないように返答するゴブスレさん。これほんとに何とも思ってないんだろうなぁ。自分のことですら意に介さないのに、まるっきり人違いでしたからねぇ……。そのまま女神官ちゃんに向き直り、手を差し出しました。

 

「お前には感謝してる。地下室での立ち回りと冒険者の心構え。一緒に訓練出来て良かった」

 

「わ、私も助けてもらって嬉しかったです! 馬乗りされた時は本当に怖かったので……」

 

 おずおずと差し出された手を握り、握手を交わす女神官ちゃん。妖精弓手ちゃんや令嬢剣士さん、圃人の少女ちゃんがそれをニヤニヤと眺めています。無遠慮な視線に気付いた少年魔術師君は慌てて手を離し、最後に吸血鬼侍ちゃんの前にやって来ました。

 

「お前が姉ちゃんを守れるくらい強いのは十分に分かった、それは認めてやる。だが、お前みたいな怪物を放っておけるわけないだろ。だから……」

 

 強く握った拳を吸血鬼侍ちゃんの胸に押し当て、大声で宣言する少年魔術師君。

 

「俺は、お前を滅ぼせるくらいの吸血鬼殺し(ヴァンパイアスレイヤー)になる! お前が人を襲った時は、必ず止めて見せる!!」

 

 その途方もない、でも実現してしまいそうな勢いの内容に一瞬硬直する吸血鬼侍ちゃん。でも、すぐに笑みを浮かべ胸に当てられた手に自分のそれを重ね、言葉を返します。

 

「がんばれ、みらいのヴァンパイアスレイヤー。……あ、でもしょだいはもういるから、きみはにだいめだからね?」

 

 いつまでそのネタ引っ張るんですか!?と顔を赤くして吸血鬼侍ちゃんを追いかける女神官ちゃんと、くるくるみんなの周りを回りながら逃げる吸血鬼侍ちゃん。その様子を分身ちゃんに抱えられた上空から見ている少年魔術師君の耳に、下から声を張り上げている女魔法使いちゃんの言葉が届きます。

 

「いい? 先生(半鬼人先生)のところに行ったら、何を言われても最初にその手紙を見せなさい! 絶対に最初によ!!」

 

 わかってるーと大声で返事をする少年魔術師君、その背中に抱き着く分身ちゃんにお願いというポーズを送った後に、胡散臭いモノを見る視線を少年魔術師君のお腹にしがみ着いている恍惚の表情を浮かべた()()()()()に向けています。いや、きっと守護霊みたいなものですし、悪いものと判断したら半鬼人先生が破ァ!ってしてくれますから大丈夫ですって……たぶん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、まさかこのまま有耶無耶で済まそうだなんて思ってないでしょうね?」

 

 ですよねー。時刻はもうそろそろ深夜、現在吸血鬼侍ちゃんは女魔法使いちゃんと剣の乙女に上下から挟まれて、キューカンバーサンドの()()()みたいにしおしおになっています。

 

 

 分身ちゃんから無事に少年魔術師君を()()()()送り届けたという連絡を受け、慌てて再召喚した吸血鬼侍ちゃん。夕食とお風呂を済ませ、完全に出来上がった状態の森人少女ちゃん()分身ちゃん()貪り始めたのを見届けてからのことでした。

 

 あんたはこっちで寝ないの?という妖精弓手ちゃんの声を背に共同寝室を抜け出し来客用寝室へ向かっていた途中、突然伸びてきた腕が蛇のように絡みつき、寝室の一室に引きずり込まれた吸血鬼侍ちゃん。胸に顔を埋める体勢で剣の乙女に受け止められ、そのままベッドまで。

 

 そこに腰掛けて待ち構えていた女魔法使いちゃんに背中側から吸血鬼侍ちゃんを抱き締められ、一党の双璧を担うふかふかに覆われたまま掛毛布の上に倒れ込んだのが現在の状態です。

 

 

 

 やわらかくてあたたかく、甘い匂いのするお山に囲まれ混乱している吸血鬼侍ちゃん。暫く3人でベッドの上でゴロゴロ転がった後、仰向けに寝そべった剣の乙女とその脇下に手を着き、上に覆い被さるような体勢の女魔法使いちゃんに挟まれた形で落ち着きました。逃げ出そうにもおへその上で剣の乙女が手を組んでホールドされ、女魔法使いちゃんの両腕が床ドン体勢のため完全に逃げ場を失った状態ですね。もう逃げられないわよという女魔法使いちゃんの言葉に、引き攣った笑みを浮かべちゃってます。

 

「ここんとこずっと様子がおかしかったけど、今回の依頼で確信したわ。アンタ、またどうしようもないこと考えてるでしょ」

 

「……そんなことないよ?」

 

うーんこの嘘をつけない吸血鬼侍ちゃん、誰が見たってバレバレなんだよなぁ。また誰かにヤキモチ妬いてんの?という問いに対して必死に首を横に振っています。その様子に苦笑する剣の乙女。ホールドしていた腕を解き、這いまわるような手つきで吸血鬼侍ちゃんの寝巻のボタンを外していきます。

 

「……羨ましかったんですよね、僅かな時間で成長する新人たちが。それに、女の子を庇ってあげられる体格が」

 

 平たい胸、腹筋の感じられないおなか、肋骨の感触が直に伝わる脇腹……。壊れ物を扱うように繊細に撫でまわされ、吸血鬼侍ちゃんの青白い肌が徐々に紅潮していきます。

 

「……だって、ちゅーするときにまいかいかがんでもらわないといけないし、おひめさまだっこするときも、きをつけないとあしをひきずっちゃうから」

 

 その目に浮かぶ涙は羞恥心の発露でしょうか、それとも悔しさの表れですかね?

 

「でも、いちばんいやなのは、なやんでいるのがみんなにばれちゃうこと」

 

 そう言って口を噤む吸血鬼侍ちゃんに。ほんとアンタ頭は良いのに馬鹿よねぇと頬をつつく女魔法使いちゃん。咥えられそうになった指を引っ込めながら、呆れた様子で言葉を続けます。

 

「もし私やアンタのクッションになってる拗らせ乙女のお山が小さかったら、アンタは私たちを自分のモノにはしなかったかしら?」

 

「なんで??? みんなをすきなこととおやまのこのみはかんけいないよ???」

 

 そう言い切るくせになんで分からないんだか、と溜息を吐く女魔法使いちゃん。クッション呼ばわりされた剣の乙女もその解答には思わず苦笑い。

 

「同じことじゃない。アンタがちっこくても小鬼英雄(チャンピオン)みたいに馬鹿でかくても、私たちはアンタを愛してたでしょうね。ちっこいから愛でているのとはまったく別の話よ?」

 

 それに、と悪戯めいた光を瞳に浮かべながら、顔を近付け吸血鬼侍ちゃんの耳元で蠱惑的に囁く女魔法使いちゃん。

 

 

 

 

 

 

「ゴブリンスレイヤーのお嫁さんに言われて喜んでたでしょ、()()()()()()()()?」

 

「ふぁっ!?」

 

 この真っ赤な顔は恥ずかしさからですね間違いない。両手で顔を覆ってしまった吸血鬼侍ちゃんの隙を突くように服を剥ぎ取り終えた剣の乙女。首から下げられた指輪を外して、そっと吸血鬼侍ちゃんの指に嵌めようとしています。

 

「そうですね、私たちの小さな英雄さん。それに……ふふっ、こちらは『小さな』などと、とてもとても言えませんわね……」

 

「だめっ!? いまつけたら……っ」

 

 慌てて指輪を抜こうとしていますが、剣の乙女に技量であしらわれあえなく敗退する吸血鬼侍ちゃん。だんだん息が荒くなり、2人を見る目に獣欲が宿り始めます……。

 

「うーんこの【女殺し(レディキラー)】。アンタ実は魔剣を3本も持ってたのねぇ?」

 

「最近我慢してたから凄いことになってますわね……。でも、それは私たちも同じですのよ?」

 

 剣の乙女がするりと吸血鬼侍ちゃんの下から抜け出し、仰向けに寝かされた吸血鬼侍ちゃんに2人がかりで迫っています。吸血鬼侍ちゃん、諦めて被捕食者の気持ちになるですよー。

 

 

 

 

 

 

「私たちを虜にした責任は、ちゃーんと取ってもらわないとね……」

 

「いっぱい吸って、いっぱい注いで、いっぱい愛してください……」

 

 

 

「ど、どりょくします……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはよー。いきてる?」

 

「おはよー。しんでる」

 

「「きゅうけつきですからー」」

 

「いや、なにその挨拶。吸血鬼(ヴァンパイア)ジョークのつもりなの?」

 

 なんとか朝を迎えることの出来た2人。朝食当番だった妖精弓手ちゃんの呆れた視線を受け流しながらテーブルに着き、朝食の内容を眺めています。焼きたての麺麭と冬の間に作っておいた蜜柑のジャム。野菜スープにデザートと、妖精弓手ちゃんらしい肉っ気のない献立ですね。

 

 瞬く間に一人前を腹に納めた分身ちゃんを見て、吸血鬼侍ちゃんはデザートのイチゴが乗った小皿だけ自分の前に残し、他は全て分身ちゃんの前に。目線で感謝を伝え先程と変わらぬ勢いで食べる姿を見て、妖精弓手ちゃんが顔を赤らめながら心配そうに声をかけています。

 

「ちっこいのは食欲が無さそうで、分身ちゃんはお腹ぺこちゃんみたいだけど……昨晩はそんなに凄かったの?」

 

「いくらすってもどんどんあふれてきて、もとめられるままにそそいだらさいチャージのおわらないかいらくじごく……」

 

「どこにいくらそそいでもぜんぜんまんぞくしてくれなくて、どうしようもないからかいかんでいしきをトバしてにげきり……」

 

 2人ともよほど恐ろしい目に遭ったのでしょう、瞳孔が開きっぱなしの表情でカタカタ震えています。ゴクリと生唾を飲み込む妖精弓手ちゃんと令嬢剣士さん。そこ! ガタッと立ち上がらなくていいですからね森人狩人さん!!

 

「そんな夜の生活を続けてて、ポックリ死んだら許さないわよ?」

 

 ちゃんと約束を守りなさいと窘める妖精弓手ちゃん。焙煎に失敗したであろう泥のように不味い珈琲を一気飲みし、2人とも乾いた笑みを浮かべながら返事をします。

 

 

 

 

 

 

「「どんなにつらくてもしねないの、きゅうけつきだもの」」

 

 

 

 

 

 

 

 今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 

 

 




 まだまだ更新したいので失踪します。

 いつも誤字脱字のご連絡ありがとうございます。
 お気に入り登録や感想、評価についても執筆速度が上がりますのでよろしくお願いいたします。

 お読みいただきありがとうございました。

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