ゴブリンスレイヤー モンスター種族PC実況プレイ   作:夜鳥空

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 無事に新年度の仕事が始まったので初投稿です。

 UA70000を超えました。更新頻度が低下した中でとても嬉しく思っております。まだまだお話しは続きますので、お付き合いいただければ幸いです。


セッションその10-1

 おや、珍しいですね太陽神さん。化身による配信活動が忙しくて絶賛引きこもり中って聞いていたんですが。せっかく準備していた生配信(ライブセッション)が回線の不具合で中止になった? あー、たぶん例の乱入者のせいで混線しちゃったんですねぇ……。

 

 そろそろケリがつくと思いますのでもうちょっと待ってもらえれば……って、なにいきなり下界へ託宣(ハンドアウト)送り始めているんです??? いい機会だから信徒のみんなに活躍してもらう? まぁ他の皆さんの信徒も続々と参戦してますし、太陽神さんのとこの信徒はみんないい子たちですものね。じゃあ、集合場所のアドレスを送っておきますので、時間厳守でお願いしまーす。

 

 

 

 

 

 パーティ分割はジッサイ浪漫な実況プレイ、はーじまーるよー。

 

 前回、銀髪侍女の依頼でギルドに移動したところから再開です。

 

 普段よりも人数が増えたために、監督官さんにお願いしてギルド二階の会議室を借りた吸血鬼侍ちゃん。周りを見渡せば、錚々たる面子が揃っています。一同を前にいつもの飄々とした様子で、銀髪侍女さんが口火を切りました。

 

「改めて、この場に集まってもらい感謝するよ。今回は陛下の代理人として君達に王国からの指名依頼を持ってきたわけなんだけど……やっぱり随分個性的な面子だね」

 

 吸血鬼侍ちゃんを膝に乗せ微笑んでいる剣の乙女の両隣には女魔法使いちゃんと妖精弓手ちゃん。長机を挟んだ反対側には同じく分身ちゃんを抱えた森人狩人さん。森人少女ちゃんと令嬢剣士さんは受付嬢さんと一緒にお茶とお菓子の準備をしていますね。

 

 隣の長机にはゴブスレさんと女神官ちゃんが隣り合って座り、対面には二日酔いらしく頭を押さえている鉱人道士さんと戦の予感に尻尾をくゆらせている蜥蜴僧侶さんの姿。黒板の前に立つ銀髪侍女さんを興味深げに眺めています。そして、もうひとつ準備された長机には……。

 

「……別にお前らまで来る必要は無かったんじゃないのか?」

 

「なに、夫が銀等級を纏めて招集するほどの依頼に向かうのだ。私にも聞く権利くらいあるだろう」

 

「そう、ね。若い子たち、も、急な呼び出しに、驚いてた、もの」

 

「まぁ、ガキのために稼げるときに稼いでおくのが役目だよなぁ」

 

 げんなりした顔で机に突っ伏している重戦士さんと、対照的に呵々と笑う女騎士さん。その隣で微笑む魔女パイセンと2人で、自らの膨らんだお腹を撫でています。やれやれと首を振る槍ニキを含めた4人、普段はギルドの訓練場で座学や魔法の指導をしていますが、本日はご指名ということでこちらに来てもらいました。実際に依頼を受けるのは男2人ですが、西方辺境の戦力を根こそぎ動員する依頼に興味津々でついて来ちゃったみたいです。

 

「ああ、構わないさ。今は休業中とはいえ、君達は十分に信頼と実績を得ているからね。それにパートナーの受ける依頼について気になる気持ちもわかるよ。疑問点などがあったら質問するといい」

 

 銀髪侍女も2人の同席を許可してくれましたね。ベテラン冒険者の持つ知見、特に魔女パイセンの知識はおそらく賢者ちゃんに次ぐものでしょうし、依頼内容の精査に力を発揮してくれることでしょう。

 

 

 

「ガキといえば、お前のほうはそろそろじゃなかったか?」

 

「ああ、次の安息日に行う予定だ」

 

 槍ニキの言葉に頷きを返すゴブスレさん。はい、牛飼娘さんの帝王切開の日取りがもうすぐなんですよね。出来れば自然分娩で出産してもらいたかったのですが、やはり母体への負担が大きいらしく大事を取って術式を執り行うことになりました。すでに場所と器材の準備は整っていますので、今回の件が片付き次第施術に係わる人を招集する段取りです。

 

 本当はゴブスレさんには牛飼娘さんの傍にいて欲しかったのですが、各地にゴブリンをばら撒いている元凶はゴブリンでなくても抹殺対象らしく、迎えに行った分身ちゃんに抱きかかえられて牧場から駆けつけてくれました。大きな怪我をさせないよう、無事にゴブスレさんをおうちに帰さなきゃいけませんね! お、銀髪侍女さんがみんなにパピルス紙(ハンドアウト)を配り始めましたね。どうやら依頼についての話が始まるみたいです。

 

 

 

「さて、お茶とお茶菓子も行き渡ったようだし、そろそろ依頼について話そうか。吸血鬼くんの一党には先に話してあったけど、今回の依頼は『狐狩り(フォックスハント)』。王国に巣くっていた売国奴と、混沌の勢力に組する商人を捕殺してもらいたいんだ」

 

 銀髪侍女さんが大目標を提示した段階でスッと上がる手がひとつ、令嬢剣士さんですね。よろしいでしょうかと前置きをしながら皆が思っているであろう疑問を銀髪侍女さんにぶつけます。

 

「その仰りようですと既に対象の目星は付いていたご様子。現在の行方は判明しているのでしょうか?」

 

「ああ。こちらの不手際を晒すようで申し訳ないのだけれど、御付きの侍女を殺して入れ替わっていた二重存在(ドッペルゲンガー)に王妹殿下が攫われかけてね。殿下の無事を優先して人員を割いていたために逃亡を許してしまったんだ」

 

 なんと、王宮内で誘拐未遂とは穏やかじゃないですねぇ。しかも二重存在(ドッペルゲンガー)といえば上位魔神の一種、一般の兵卒では歯が立たない化け物です。よく追い返せましたね……。

 

「吸血鬼くんが先に殿下にしていた警告が、思いのほか心に残っていたようでね。王都の治安維持を任されている将軍を常に近くに置いてくれていたから助かったよ。彼も戦場に出られず武勲を上げられないと嘆いたところだったし、殿下は助けてくれた彼にホの字というわけさ」

 

 その有能な将軍さん、側頭部に一房若白髪がありそう(CV:池田秀一)ですよね? 王妹殿下を庇いながら二重存在(ドッペルゲンガー)を追い返すとはなかなかやりますねぇ! それで、件の売国奴と商人というのは?

 

「まず、王宮に潜んでいた内通者というのは旧王国派閥の1人、陛下がこの国を興す際に真っ先に恭順してきた貴族だよ。面従腹背を地でいく男でね、領地での人望は厚いが裏では麻薬に人身売買と好き放題。民を愛していると公言しながら、愛国心を煽って混沌の軍勢との戦に民を駆り立てるというのだからまったく性質が悪い」

 

 どうやら配布された紙片(ハンドアウト)に描かれている似顔絵の片方がその人物らしいですが……うーん、なんというか薄っぺらい笑みを浮かべてますね。貴族のご婦人たちからの好感度は高そうですが、あんまりお友達になりたいタイプじゃありませんねぇ。となるとこっちの黒い肌の狐耳の獣人がもう片方の商人でしょうか。

 

「ご明察。そいつが混沌の勢力と反王派を繋ぐカギとなった男なんだ。王都と辺境を行き来し、はては他の地方まで交易の手を広げる大商人。貴族の一部と結託して糧秣や武具の手配や輸送でのし上がってきた傑物だよ」

 

 なるほど、たしかに自信に溢れたふてぶてしい顔をしていますね。ん? 各地で手広く商売……あっ(察し)

 

「ご想像の通り、黒狐が販路を広げた地域では何故か麻薬患者が増加する傾向にあるんだ。一体誰がそんなものを流通に乗せているんだろうね?」

 

「きぞくのこうえきひんをあらためるようなことはみんないやがるから、そこにつけこんでほかのしなものといっしょにはこんだの?」

 

 お、流石分身ちゃん。伊達に頭の良いほうと言われてませんね! 軍需品と一緒に運んでしまえば一般人の目には入りませんし、主計係を抱き込んでしまえば止める者はいなくなるという寸法ですね。そうするともしかして……。

 

「あ、嫌な予感。もしかして地方の領主が抱える私兵の間で麻薬が蔓延したりとか……」

 

「……辛うじて国軍は呑まれなかったけど、旧王派の領地は荒廃する一方さ。国力を削ぐという点に於いては実に効果的な手段だ。残った土地を治める気が無いならなおさら、ね?」

 

 思わず口に出してしまった妖精弓手ちゃんを憂鬱そうな顔で見ながら肯定する銀髪侍女さん。地方がこんな状態じゃあ上様出陣(デーンデーンデーン)が頻発するのも頷けます。軽くお茶で喉を整え、銀髪侍女さんが言葉を続けます。

 

「物流の流れから彼らの所業を突き止めたところまでは良かったんだけど、秘密の会合現場を抑えに行った部隊が護衛の麻薬中毒者(ヤクチュウ)とモンスターによって半壊。まんまと逃げられてしまったんだ」

 

「くすり、だめ、ぜったい」

 

「そうね、でもアンタも似たようなもんよね」

 

「ひど~い……」

 

 あ、ぷんすこしている吸血鬼侍ちゃんが女魔法使いちゃんの言葉で撃沈しました。中毒性と依存性の高さは折り紙付きでしょうか。淡々と説明を続けている銀髪侍女さんの口調は苦みが滲みっぱなしですね。

 

「彼らが逃げ込んだ先は王都の北。仮称『赤い手』の軍勢が未だ占拠している城塞都市跡……つまり『死の迷宮』さ」

 

 

 

 ……うわぁ、そこに繋がるのか。本隊と少数の群れを囮に国軍を疲弊させ、一部の部隊で電撃的に占拠。信奉する神を召喚するつもりですか。各地で捨て駒にされているモンスターやそれによって被害を受けている民や兵も、全て儀式の生贄に見立てているんでしょうねぇ。

 

「オイオイ、いくら俺らが腕っこきつってもよ、流石に軍勢の相手は……出来ねぇよな?」

 

「「???」」

 

 途中まで声を上げた槍ニキから向けられた視線に首を傾げる2人。やって出来ないことはないでしょうけど、たぶんそれよりもっと愉快な依頼だと思いますよ?

 

 

 

「既に本隊は壊滅させ、逃げ込んだ一部を除けば残る仕事は()()()の駆除。とはいえ軍もそれなりに消耗していてね。それに『死の迷宮』は大勢で乗り込むのは厳しい場所なんだ」

 

 軍は街を包囲して逃がさないようにするので手一杯なんだと告白する銀髪侍女さん。たしかに、『死の迷宮』内部は最大6人までじゃないと移動すらままなりませんからね。餅は餅屋、迷宮に挑むには兵よりも適した者たちがいます。剣の乙女が吸血鬼侍ちゃんを抱きかかえたまま立ち上がり、言葉を引き継ぐように口を開きます。

 

「現在各神殿から賛同してくださった神官の方々を中心に、城塞都市外縁部から『死の迷宮』入り口までの打通部隊を編制中です。彼らの協力の下『死の迷宮』へ突入、対象の捕殺及び『赤い手』が進めている儀式の妨害を行います」

 

「ここにいる14人と、到着が遅れている()()。あわせて17人を3つの部隊に編成し、同時に迷宮内へ突入。上層から敵を殲滅しつつ進行する陽動のA、地下四階の制御室を奪還するB、最下層で行われているであろう『赤い手』の儀式を止めるCに分かれて行動するよ。緊急時の脱出方法を確保するために、大司教と吸血鬼くん2人には別のチームになってもらうことになるかな。ああ、それと遅れている3人は儀式阻止で決定済みだから、先に埋めておくよ」

 

目的代表同行者
Aチーム陽動                                
Bチーム制御室奪還            
Cチーム儀式阻止      勇者ちゃん 剣聖さん 賢者ちゃん 

※剣の乙女 吸血鬼ちゃん 分身ちゃんは別のチームにすること!

 

 銀髪侍女さんが黒板に表とチームの目的を書き、横に代表者と同行者の名前を書けるようにしています。先に枠を持って行った3人、なんかうっすら見えてますけど、いったい誰なんでしょうねぇ(白目) おや? 吸血鬼侍ちゃんが両手を上げてなにやらアピールしてます。どうしたんでしょう?

 

「あのね、ぼくいちばんしたがいいな」

 

 これは珍しい、吸血鬼侍ちゃんが自分の意見を前面に出して来るなんて。普段そんなに自己主張しないんですけど、やっぱり『死の迷宮』には思うところがあるのでしょうか。

 

「あ、じゃあぼくはまんなかがいいな」

 

 頷き合った後に2人のおねだりするような視線が剣の乙女に向けられています。対面の森人狩人さんの胸元と、自分の胸元から向けられる熱いそれに思わず身じろぎをする剣の乙女。口を開きかけて何かを言おうとしますが、上手く言葉にならない様子。

 

「「……だめ?」」

 

「わ、わたしは地上の様子が把握しやすい陽動部隊を希望いたします!」

 

目的代表同行者
Aチーム陽動剣の乙女                                
Bチーム制御室奪還分身ちゃん            
Cチーム儀式阻止吸血鬼侍ちゃん      勇者ちゃん 剣聖さん 賢者ちゃん      

※剣の乙女 吸血鬼ちゃん 分身ちゃんは別のチームにすること!

 

 部屋にいた全員から生暖かい視線を向けられながらも言い切った剣の乙女。「いえーい!」と遠隔ハイタッチ(届いてない)で喜びを露わにする2人をバックに、わくわくドラフトタイムの開始です!

 

 

 

 

 

「さて、どうするよ? 俺ぁ別にどこでも構わねぇぜ」

 

「装備重量を考えたら、俺は行軍距離が短い陽動のほうが良さそうだ。お前はどうする?」

 

「奴らはゴブリンを捨て駒にしている。動員されるなら上層だろう。……どうした?」

 

「いや、17だと何処かが5人編成になるんだけど、私の予想通りならCチームは色々危険ね。ていうか下手すると2人とも足手まといになるかも……」

 

 辺境三羽烏が口火を切る中で頭を抱えていた女魔法使いちゃん。その様子に気付いたゴブスレさんが声をかけていますが……去年までのゴブスレさんからは想像出来ない光景ですねぇ。結婚とそれに続く新生活で考え方も変わったでしょうか。あと、女魔法使いちゃんの想像はたぶんあってます。

 

「じゃあCチームは5人と考えておいて、残りのチームを先に決めちゃいましょ」

 

「あの、出来れば(わたくし)たち3人、同じチームにさせて頂きたいのですが。元より連携には慣れておりますし、御姉様2人はどちらの代表と組んでも分割詠唱が出来ますので……」

 

 話を進める妖精弓手ちゃんに向かって、おずおずと手を挙げたのは森人少女ちゃん。後ろで森人狩人さんと令嬢剣士さんが頷いています。たしかに急造の一党(パーティ)で連携を取るには経験が不足していますし、なるべく本来の形に近いほうが力を発揮出来るかもしれません。妖精弓手ちゃんが一党の頭脳担当である女魔法使いちゃんに視線を向けると、頷きが返ってきました。

 

「それなら3人は分身ちゃんと一緒に制御室奪還がいいと思うわ。となると、ゴブリンが出そうな陽動にゴブリンスレイヤーたち3人に回ってもらって……」

 

目的代表同行者
Aチーム   陽動    剣の乙女      ゴブスレさん 重戦士さん 槍ニキ                    
Bチーム制御室奪還分身ちゃん   森人狩人さん 森人少女ちゃん 令嬢剣士さん      
Cチーム儀式阻止吸血鬼侍ちゃん  勇者ちゃん 剣聖さん 賢者ちゃん      

※剣の乙女 吸血鬼ちゃん 分身ちゃんは別のチームにすること!

 

「フム、であれば拙僧は深い階層のほうを希望いたしますかな? より強き敵が出る予感がしますれば、退くことなど考えられぬ故」

 

「ほいじゃ、鱗のに付き合うとしようかの。森人と一緒なんは()()難いが、どこぞの金床よりはだいぶマシだわい」

 

「なにおぅ、こっちから願い下げよ! ほら、私と一緒に陽動作戦にするわよ!!」

 

「え、あ、はい、わかりました。あれ? でもそうなると……」

 

 2000歳児が女神官ちゃんの腕を取って鉱人道士さんに向かって吠えてますが、引っ張られている女神官ちゃんの気の毒そうな視線は女魔法使いちゃんに注がれています。この二組が陽動と制御室に参加するということは、必然的に残った女魔法使いちゃんは……。

 

目的代表同行者
Aチーム   陽動    剣の乙女      ゴブスレさん 重戦士さん 槍ニキ 女神官ちゃん 妖精弓手ちゃん
Bチーム制御室奪還分身ちゃん   森人狩人さん 森人少女ちゃん 令嬢剣士さん 鉱人道士さん 蜥蜴僧侶さん
Cチーム儀式阻止吸血鬼侍ちゃん  女魔法使いちゃん 勇者ちゃん 剣聖さん 賢者ちゃん      

※剣の乙女 吸血鬼ちゃん 分身ちゃんは別のチームにすること

 

「うん、まぁ、だいたい予想通りね。わかってたもの」

 

「えっと、あの、ぜったいにまもるからね? やくそくする!」

 

 ああ、すっごい遠い目になっちゃってる……。吸血鬼侍ちゃんが慌てて剣の乙女のハグから抜け出し、女魔法使いちゃんの胸元に飛び込みました。頭を撫でたり頬擦りしてなんとか正気に戻そうとしていますね。あ、だんだん目に光が戻ってきました。おかえりハイライトさん、もう家出なんてしないでね?

 

「ありがと、もう大丈夫よ。……まあアレね、アンタと()()3人が一緒なら死ぬような目に遭っても死ぬことは無いでしょ。万が一死ぬんだったら、それはこの世界の終わりと同義でしょうし」

 

「むぅ、ぜったいにまもるっていってるでしょ!」

 

 私おこなのアピールをしながら耳を甘噛みしてくる吸血鬼侍ちゃんをアイアンクローで引き剥がす女魔法使いちゃんの姿に一同ドン引きしていますが、なんとか無事に現世へ帰還できたようです。まぁあの3人が敗北するようなら世界の命運はそこで終了な気もしますし、あながち間違ってないのが凄いですよね。

 

「さっきから分かってるような口振りだけどよ、まだ顔を見せてねぇ3人の見当がついているってのかい?」

 

「えぇ、まぁ。この子を含めて此処にいる全員が束になっても鎧袖一触で吹き飛ばすとびっきりだと思います。出来れば外れて欲しい予想だったんですけどね」

 

「……は? イヤ、それってまさかとは思うが……」

 

 女魔法使いちゃんの言葉に怪訝な顔をしていた槍ニキの顔が面白いように引き攣っていきます。ああ、どうやら想像してしまったみたいですね。時を同じくしてギルドの一階が騒がしくなってきましたね。階段を駆け上がり、ドタドタと騒がしい足音が会議室に近付いてきます。勢いよく開け放たれた扉の向こう、背中に大剣を背負い、太陽のような笑みを浮かべたその少女こそ……。

 

 

 

 

 

 

 

「遅くなってゴメン! ボク、参上!!」

 

 

 

 

 

 

 今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 

 

 




 満開の桜の下で毛虫と出会ったので失踪します。

 いつも誤字脱字のご連絡ありがとうございます。
 お気に入り登録や感想、評価についても執筆速度が上がるかもしれませんのでよろしくお願いいたします。

 お読みいただきありがとうございました。
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