俺が原初の神?…………え?(凍結)   作:総司

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聖剣が盗まれたぁ、優奈の問題の次は聖剣かよ……

 

学校が休みの昼過ぎに、ミカエルから連絡がきた。

 

「はぁ!聖剣が盗まれたぁ!」

 

「……はい、先日教会で保管、管理されていたエクスカリバーが盗まれました」

 

「はぁ、誰が盗んだかは分かってるのか?」

 

「はい、グリゴリの幹部、コカビエルとバルパー・ガリレイが主犯です」

 

……あの戦闘狂が主犯かよ……それにバルパー・ガリレイか、どうせエクスカリバーを一つにしようとか考えてるんだろうな。

 

「それで、俺に連絡するってことは俺がエクスカリバーを回収すればいいのか?それとも聖剣を取り返すために教会から何人か来るだろうからそいつのサポートをすればいいのか?」

 

「出来ればサポートの方を頼みたいのですが」

 

「わかった、何人教会から来るんだ」

 

「二人です」

 

二人!少なすぎだろ、教会人手不足か?まあ、俺がいれば二人でも大丈夫か。

 

「それで、二人の名前は」

 

「イリナとゼノヴィアです」

 

「二人の武器は、聖剣使えるのか?」

 

「はい、イリナが『擬態の聖剣』(エクスカリバー・ミミック)ゼノヴィアが『破壊の聖剣』(エクスカリバー・デストラクション)を使います」

 

聖剣が使えるのはいいが、問題は優奈だな、優奈が憎しみを抑えられるかどうかだな、抑えられなかった場合はこっちで対処するか。

 

それと、ミカエルのやつなにか隠してるな。

 

「おいミカエル、いったいなにを隠してる?」

 

「……なんのことでしょう」

 

「神相手に隠し事が出来ると思うなよ、なんならこれから天界に乗り込んでやろうか」

 

「わ、わかりました!言いますから乗り込むのだけはやめてください!」

 

「初めから隠し事をしなければいいのにさ」

 

ミカエルのやつスッゲー慌ててるな、数年前のお話(殴り込み)が効いてるな。

 

「ゼノヴィアがデュランダルを使います、彼女は数少ない天然ものですから」

 

「OK、その二人の面倒は見てやるよ、そのかわり、聖剣を取り返したらアーシアが『魔女』と呼ばれてるのを撤回させろ」

 

「……それは和那様だってわかってるでしょう、『聖書の神』が亡くなっている今システムを維持するだけでも精一杯なのです、彼女の『神器』は神の不在を他の勢力に知らせる引きがねになる可能性があります」

 

「システム面なら俺がこの間渡しただろ、あれを使えば『聖書の神』が存在していた状態にシステムを戻せるはずだ」

 

「和那様から頂いた物はシステム面が複雑過ぎます、今あれを組み込むために解析してる最中なんです」

 

「わかったよ、でも、出来るだけ早めに頼む」

 

俺はミカエルとの連絡を切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピンポーン

 

ミカエルの連絡があってから二日後誰かが家のインターホンを鳴らした。

 

誰だ?この町の人達の気配は大体覚えてるが感じたことのない気配だな、もしかしてイリナとゼノヴィアの二人か?

 

「はい、どちら様ですか?」

 

「この度教会から聖剣奪還の任務を受けたプロテスタント所属の紫藤イリナとカトリック所属のゼノヴィアです、現地協力者の方と話がしたいんですが」

 

「わかった、入り口を開けるからリビングに来てくれ、玄関から二つ目の扉がリビングだ」

 

俺は玄関を魔法で開ける、ちゃんとイリナ達の周りに誰もいないのを気配で確認してるぞ。

 

足音が近づいてくる、そして……

 

ガチャ

 

リビングに入る為の扉を開けイリナ達が入ってくる。

 

「初めまして、俺が現地協力者の霧瀬和那だ」

 

「うわー、凄く綺麗な人(プロテスタント所属の紫藤イリナです)」

 

「彼女が現地協力者?見た感じ鍛えてるようには見えないが(カトリック所属のゼノヴィアだ)」

 

「……お前ら、喋る事と思ってる事が逆になってるからな……」

 

「「はっ!」」(゜ロ゜)!

 

「まあいい、お前ら二人を直接見て分かった、お前らじゃコカビエルには勝てない、だから俺が鍛えてやる」

 

「なにを言っているんだ、私達は一刻も早く聖剣を回収「お前達の実力でコカビエルから取り返せるのか?」……」

 

「ついてこい、数日の間にコカビエルと対等かそれ以上に強くしてやるよ」

 

まあ、数日ってのは現実の時間だけどな。

 

「「……わかった(ええ)」」

 

俺は二人を連れて俺達が修行をする空間に連れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「…………………………………………え?」」

 

「どうした?」

 

「い、いやいや、どうした?って、なんなんだこの空間は!」

 

「扉を開けたら部屋にいて、その部屋は寝る為のベットや料理をする場所、そして、その部屋の外は真っ白でなにもない空間なんて……」

 

「あ、和那さん、どうしたんですか?」

 

「和那、後ろの二人は誰にゃ?」

 

「姉さま、二人は多分聖剣を回収するために来たんですよ」

 

「白音の言うとおりだ二人は聖剣を回収するために来た、でも、黒歌と白音の二人がいるのはわかるがアーシアがこの空間にいるのは珍しいな」

 

「はい、私も少しでも皆さんの役に立ちたいので黒歌さんと白音さんに魔法について教えてもらったりしました」

 

「そっか」

 

ちなみにグレイフィア達は今はいない、グレイフィアは晩飯の材料を買いに行ってるしコーティとキノは次元の狭間に行ってる、異世界からなにかが流れ着いたらしい、それで今流れ着いた物の確認をしに行ってる。

 

……………………あれ?今考えた事よりも、アーシアとイリナ達が会うのは不味いんじゃね。

 

「アーシア?もしや『魔女』アーシア・アルジェントか?」

 

チッ、やっぱり知ってたか。

 

「あなたが一時期内部で噂になっていた『魔女』になった元『聖女』さん?悪魔や堕天使をも癒す能力を持っていたらしいわね?追放され、どこかに流れたと聞いていたけれど、まさか悪魔が管理している土地にいるとは思わなかったわ」

 

ブチッ!×3

 

「おい、お前らいい加減にしろよ」

 

「そうにゃ、二人にアーシアのなにがわかるっていうにゃ」

 

「アーシアさんはとても優しいんです、悪魔とか堕天使とか関係なしに怪我を治すほど優しいんです」

 

「それともなにか、お前らは『『聖女』に必要なのは分け隔てない慈悲と慈愛だ』とか考えてんのか?怒らないから言ってみろ」

 

「……う、……は、はい」

 

「ふざけるのもいい加減にするにゃ、アーシアは人間にゃ、教会のやつらが怪我を治す『神器』があるからって『聖女』って決めつけてそれでアーシアを怪我を治す道具として見られるアーシアの気持ちがわかるかにゃ」

 

「少なくとも私達にはわかりません、でも、アーシアさんはそれでもみんなの怪我を治し続けました、この癒しの力は神様がくれた力だって、みんなの役に立てるのが嬉しいって言ってました」

 

「それをお前達はなんだ悪魔の怪我を治したからって手のひらを返して今度は『魔女』と言って追放だ、お前達はなんだ神様にでもなったつもりか?」

 

「そ、それは」

 

「第一お前らは情報に囚われ過ぎだ、教会がアーシアを『魔女』だと言ったから教会のやつら全員がアーシアを『魔女』だと決めつける、自分自身の目で耳で感じた事を信じろ、だいたいな「和那さん、もう十分です」……すまん、熱くなりすぎた」

 

「私も熱くなりすぎたにゃ」

 

「私もです、すみません」

 

「いえ、私の事をここまで想ってくれる人達に出会えたんです、この出会いは主に感謝しなくてはいけません」

 

アーシアはここまで優しくていい子なのに、なんでこんな娘が傷つかなくちゃならないんだよ。

 

「…………」ツカツカツカ

 

「「「「?」」」」

 

ゼノヴィアが無言でアーシアに近づいていく、なにをするつもりだ?

 

「あの……ゼノヴィアさん……」

 

――――――パアアアアン―――――――

 

ゼノヴィアは勢いよく土下座をした。

 

「すまなかった、アーシア・アルジェント、私は他人の話だけを信じキミ自信を知りもしないのに見下していた」

 

「私もそうね、貴女を知りもしないであんな事を言ってごめんなさい」

 

イリナは深く頭を下げる。

 

「頭を上げてください、私の行いも浅はかだったのも事実ですから」

 

アーシアのメンタルが日に日に強くなって行ってる気がする、…………俺の家にいるやつらがやつらだからなぁ…………

 

ミカエルに頼んだこと、余計だったかな?

 

それとゼノヴィア、勢いつけすぎだ、額少し斬ってるぞ、血が出てる。

 

「えーと、取り合えず和解したってことでいいのか?」

 

「はい!」

 

「ああ」

 

「ええ!」

 

アーシアはゼノヴィアの額の傷を治しながら返事をする。

 

「そうか、それじゃ、早速修行をするぞ、黒歌、今何倍に設定してるんだ?」

 

「今は十倍に設定してるにゃ」

 

「アーシア、十倍いけるようになったのか?」

 

「はい!普通に走れるようになりました」

 

マジで!アーシアの身体能力が超パワーアップ。

 

「さっきから言っている十倍とはなんだ?」

 

「ま、ついてくればわかる。

それとアーシア、二人に常に『神器』での回復をしてもらってもいいか」

 

「はい!わかりました」

 

今のアーシアは離れた人の傷も治す事が出来る、無論複数の人の傷もな。

 

そして俺は二人を連れて喋っていた部屋から外に出る。

 

「「!?」」

 

二人は外に出た瞬間膝を曲げ両手を地面につける。

 

「…………な、なんだ、これは」

 

「…………体が全然動かない」

 

「ここはな、『精神と時の部屋』ってんだ、それでさっきまで話をしてた家ってか屋敷ってか、の外の空間は現在地球の十倍の重力に設定してんだよ」

 

「「…………十倍!」」

 

「そ、まず二人にはこの空間で自由に走り回れるようになってもらう、修行はそのあとだ、それと自由に走り回れるようになってもこの建物が見えるまでにしとけよ、ここの広さは地球と同じ広さだから迷うと死ぬぞ」

 

「……この空間が地球と同じ広さ……」

 

「……そ、それに、走り回れるまでに何ヵ月かかると思ってるのよ」

 

「それについては安心しろ、この空間の時間と現実の時間は同じじゃないから」

 

「……参考までにどれくらい違うんだ?」

 

「この空間での一年が現実の一日だ、でも安心しろ、この空間にいる間は歳とらないから」

 

「「……………………」」

 

「さあーて、じっくりと数年間二人を鍛えてやるよ」

 

「「…………………私達死ぬかも……………」」

 

ん?アーシアに常に回復してもらう理由?最悪骨ごと潰れるかも知れないじゃん?

 

 




アーシアの身体能力が人間を越えてしまった気が……

それとアーシアはまだ人間です、『神使』ではありませんしまだ和那の正体も知りません、……エクスカリバーの話で知ることになると思いますが……

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