俺が原初の神?…………え?(凍結)   作:総司

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前回の黒魔術、知ってる人がいてとても嬉しいです。

そして今回はグダグダです。

和那:毎回グダグダじゃないか?

総司:それをいっちゃぁお仕舞いだよ…


お前の憎しみを少しでも和らげてやるよ

 

オッス、死にかけの優奈を見つけて家に転移した和那だ。

 

俺が帰ってまずしたことは優奈の右腕の再生、そして優奈と同じ血液型を優奈に輸血、最後に斬りつけられた場所の治療をした。

 

優奈は治療がすんで三時間ほどで目が覚めた。

 

「…………ん、…………ここは?」

 

「目が覚めたか」

 

「……和那くん?……ここはどこ?」

 

「ここは俺の家でこの部屋は俺の部屋だ」

 

「和那くんが助けてくれたの?」

 

「そうだ、右腕を再生させたが違和感とかないか?」

 

「右腕?……なんで右腕があるの!」

 

「言ったろ、再生させたって、それで違和感ないか」

 

優奈は起き上がって右腕を動かす。

 

「うん、全然違和感がないよ、どうやって僕の右腕を再生させたの?」

 

「俺に出来ないことはない」

 

いや、マジで出来ないことなんてないよな俺って。

 

「……メチャクチャだね」

 

「メチャクチャで悪かったな。それで優奈、お前はなんで傷だらけだったんだ?」

 

予想は出来るが直接聞いた方がいい。

 

「僕は数日前に覚えのあるオーラを感じたんだ、部長は気づいてなかったみたいだけどね、それで僕は数日間オーラを頼りに探したんだ、それで見つけたんだけど返り討ちに会って」

 

「そうか」

 

返り討ちに会った後に閉店したあの店に逃げ込み、止血をしたまではよかったが死にかけの状態だったと。

 

「それに今も感じてるよ、あの憎い聖剣のオーラをね」

 

そこまで聖剣を憎んでるのか、…………無能王は憎しみを和らげたりはしなかったんだな。

 

「この家にいる聖剣使いに攻撃はしないでくれよ」

 

まあ、攻撃しても当てる事は出来ないだろうが。

 

「なんで和那くんの家に聖剣使いがいるのかな」

 

「天界からのお願いでね、教会から盗まれた聖剣を取り返すために来た二人のサポートをしてほしいってな、だから攻撃なんかするなよ、下手したら戦争になるぞ」

 

「…………」

 

「少し待ってろ、二人を呼んでくる」

 

一応顔合わせをした方がいいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私はプロテスタント所属の紫藤イリナよ」

 

「私はカトリック所属のゼノヴィアだ」

 

「僕は木場優奈、君達の先輩だよ、――――――もっとも失敗作だったそうだけどね」

 

優奈が二人を凄く睨んでる、教会の人間+聖剣使いだからな。あ、ゼノヴィアがヤバい、キレかけだ。

 

「悪いけど挨拶がすんだし二人とも部屋から少し出てってもらってもいいか?優奈と二人で話がしたいんだ」

 

「わかったわ」

 

「……むう」

 

イリナがゼノヴィアの背中を押しながら部屋から出ていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人が部屋から出ていって、俺は椅子に座りベットに座っている優奈に話しかけた。

 

「優奈、そんなに聖剣が憎いか?」

 

「憎いよ、本当は今すぐにでも斬りかかりたいぐらいにね」

 

「なんでそんなに聖剣が憎い」

 

「『聖剣計画』なんて物が会ったから皆が死んだ、僕よりも夢を持った子がいた。僕よりも生きたかった子がいた。それなのに僕だけが逃げて、僕だけが生き残って、僕だけが平和な暮らしを過ごしていていいのかって……」

 

優奈は皆が死んだのを思い出したのか泣きながら喋っていく。

 

……優奈はズット後悔してたんだな。

 

俺は机にいくつも置いてある写真立てから一つ取り優奈に渡す。

 

「優奈、これを見ろ」

 

「…………え?」

 

俺から写真を受け取り優奈は目を見開く。

 

「……!和那くん!この子達はなんで写真に写ってるの!それにこの日付」

 

俺が渡した写真は俺達(俺、コーティ、キノ、黒歌、白音)が真ん中にいて、俺達の横や前に十数人の子供たちが写っている。

 

この写ってる子供たちは優奈が死んだと思ってた『聖剣計画』の子供たちだ。

 

そして写真の下の方にある日付、現在は2014年だがこの日付は2012年、つまり二年前だ。

 

「俺は四年前の冬、雪山の施設で殺されかけていた子供たちを助けた、その写真に写ってるはその時に助けた子供たちだ」

 

「……そっか……皆生きてるんだ……よかった……本当によかった……」

 

優奈は写真を大事に持ちながら泣いた。

 

優奈は長い間泣き続けた、もしかしたら数分かも知れない、だが俺にはとても長い時間優奈が泣いていた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優奈が泣き止んでから俺は声をかけた。

 

「皆から伝言だ」

 

「……伝言?」

 

「『僕達は生きてる、だから僕達を見殺しにして自分だけが生き残ったとか平和な暮らしを過ごしていいのかとかで後悔しないで、君も平和に暮らして、そして幸せになって、僕達も幸せになるから』だってさ」

 

「……そっか、皆幸せに暮らしてるんだ、よかった」

 

「今度は俺からの言葉だ、優奈はまだ聖剣が憎いか」

 

「……今まで憎み続けたんだ、皆が生きてると分かってもこの憎しみは捨てきれないよ」

 

「……そうか」

 

少しは憎しみが和らいでいるが、ヤッパリ捨てきれないか。

 

「それじゃあ、今起きている事が収まればどうするつもりだ、王の命令無視、ほっとけばはぐれ悪魔扱いになるぞ」

 

「……もとから部長の下に戻るつもりは無いよ、聖剣を破壊したらこの町から出ていくつもりでいたから」

 

「なら、俺の下に来るか?」

 

「……え?」

 

「俺の下に来ればはぐれ悪魔にならなくてもすむ、それに、まだ聖剣を破壊したいなら破壊してもいい、誰にも文句を言わせねえよ」

 

「でも、和那くんに迷惑が「迷惑なんて思わねえよ」……」

 

「迷惑なんて思わねえ、むしろ大歓迎だ、もし優奈を襲うやつがいたら俺が守ってやる」

 

「……それじゃあ、お願いしようかな」

 

「ああ、お願いされました」

 

それじゃ、指輪渡しとくかな。

 

「それじゃ、この指輪を嵌めてくれ」

 

「指輪?」

 

「そうだ、指輪を嵌めていれば俺の力が少しだけ使える、もっともどの力をどれだけ使えるかは分からんがな、それと指輪に関しては契約の指輪と思ってくれ」

 

「契約……」

 

「ま、契約の内容は俺の下に来ることだけどな」

 

「分かったよ」

 

優奈は指輪を右手の中指に嵌める、この指輪は俺の『神使』にするための指輪だ、優奈はまだ『神使』にはしない、今すると無能王が煩いだろうしな、だが、嵌めていると『神使』になってなくても俺の力の一部が使える、本当に少しだがな、もっとも、誰でも使えるって訳じゃない、俺が味方と認識してるやつだけだ。

 

だが、俺が予想もしないことが起こった、それは優奈の体から『悪魔の駒』が抜け出たんだ、そして『悪魔の駒』は砕け散り消滅した。

 

「『悪魔の駒』が抜け出て消滅した……」

 

優奈から悪魔の気配が完璧になくなった、つまり優奈は人間に戻ったということ。

 

「……和那くん、これってどういうこと?」

 

「俺にもサッパリ分からん」

 

どういうことだ?俺が神で優奈が悪魔だから相反する力が打ち消し会って弱い力が消滅したってのが真っ先に思い浮かぶが、グレイフィアの時はそんなこと起こらなかったし、むしろ今のグレイフィアは神と悪魔の力、簡単に言ったら光と闇だな、その力が合わさって混沌を示したんだけどな。

 

優奈の悪魔としての力や種族は弾かれて消滅した……なんでだ、転生悪魔だからか?それとも優奈に流れた俺の力が無能王の眷属の証の『悪魔の駒』や悪魔の力を拒絶した?…………後者の確率メッチャ高ぇ。

 

「……ま、まあ、取り合えず優奈は悪魔じゃなくなって人間に戻った、と、OK?」

 

「あ、う、うん」

 

混乱してるな、俺も混乱してるけど……

 

「ね、ねえ、和那くん、お願いがあるんだけどいいかな?」

 

「ん、なんだ?」

 

「イリナさんとゼノヴィアさんにもう一度会わせてもらえないかな」

 

「なにをするつもりだ?」

 

「さっき睨み付けたからね、謝りたいんだ」

 

「分かった」

 

俺は二人を呼びに行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……行ったんだが……

 

「……なんでこんなことになってんだ?」

 

「……安心して和那君、私も理解してないから」

 

俺とイリナの目の前には優奈とゼノヴィアが戦っていた、武器は木刀だけどな。

 

俺は二人を呼びに行って優奈は睨み付けていたことを二人に謝ったんだ、イリナは許したんだが、ゼノヴィアが『剣士なら剣で語り合おう、言葉はいらない』って言って優奈も賛同、今現在二人で戦ってます。

 

場所は『精神と時の部屋』だぞ、ここなら目立たないしな。

 

それとこれってあれだよな、男なら拳で語り合おうみたいなもんだよな、全然理解出来ねえよ。

 

それにしても優奈、よくもってるな、身体能力は落ちたが、いや、俺の力が優奈の身体能力を強化してるから悪魔の時よりも上だし、冷静に判断してるからなんとかもってるが、そろそろ負けるな。

 

「私の勝ちだな」

 

「うん、僕の敗けだよ」

 

だいたい五分か、思ったよりも持ちこたえたな。

 

「凄い実力だね、僕じゃ手も足もでないよ」

 

「和那に鍛えられたからな」

 

「そっか、和那くんに鍛えられたんだ……和那くん」

 

「……ん?」

 

「僕も鍛えてくれないかな、和那くん達の足手まといになりたくないんだ」

 

「構わないが、俺の修行はキツいぞ」

 

「構わないよ」

 

「そうか、ならまずは地球の十倍の重力に馴れてもらう」

 

「…………え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは優奈に十倍の重力に馴れてもらい、馴れたら十倍から上げていく。

 

イリナ達と同じく二十倍に馴れてもらったらイリナ達とは少しは違う修行をする。

 

「ほらほら、優奈、避けろよ!」

 

俺は光速で何度も剣を降り下ろす、それだけで数万の斬撃が優奈に向かっていく。

 

……高速じゃないのかって?俺の場合光速の方がシックリくるんだ。

 

「え!和那くん!少しまって、キャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

 

優奈の悲鳴が響き渡る、…………………数万の斬撃はやり過ぎか、すみませんでした。

 

そんな感じで修行をしていくと、優奈も魔改造しちゃいました、そりゃあ、そうなるよな……

 

 

 

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