俺が原初の神?…………え?(凍結)   作:総司

27 / 27
ハーメルンよ!私は(この作品は)帰ってきた!!

……すみません、言ってみたかっただけです。

これからはちょこちょこと更新『更新出来るのか?』……すいません、わかりません。

そして相変わらずのグダグダ感……ギャスパーはこんな感じでいいだろうか。

そしてサブタイトル通り……タイトルが思い浮かばない……



タイトルが思い浮かばない……

 

「さてと、カテレアをぶっ飛ばしますかね」

 

カテレアを会議室の外に投げた俺は首をコキコキと鳴らしながらカテレアを投げた方に歩いていく。

 

「あ、そうだ。グレイフィアはこの時間停止をしてる奴のところにいって連れてきてくれ。グレイフィアなら面識があるだろうからすぐについてくるだろ」

 

「かしこまりました。ですか、『神器(セイクリット・ギア)』が強制的に『禁手(バランス・ブレイカー)』の状態にされた『神器(セイクリット・ギア)』は私にはどうにもできませんが……」

 

あー、そうだよな。

 

それを聞いた俺は空間を歪め、一つの腕輪を取り出す。

 

「これを持っていけばいい」

 

「……この腕輪はなんでしょう?」

 

「俺が作った腕輪。それを腕につけると『神器(セイクリット・ギア)』を無効化するんだよ」

 

「かしこまりました」

 

「サーゼクス、グレイフィアを行かせるけど問題ないよな?」

 

「問題ないよ。というか、今の私たちは動けないからね、文句の言いようがないよ」

 

そりゃそうだ。

 

魔法使いは『神使』にまかすか。

 

俺は歪めた空間から一振りの剣を出す。

 

「ほれ、イリナ、これを貸すから皆と一緒に魔法使いの相手よろしく」

 

「え、ええ。でもこの剣……私が使ってた聖剣とは比べ物にならないほどの聖なるオーラを感じるんだけど……」

 

俺から剣を受け取ったイリナはそう言いながら剣を振り回す。

 

「それ俺が今創ってる聖剣一号。強度になんがあるからな、今出てるオーラは一割以下だが、それ以上オーラを開放するなよ。一瞬で砕けるからな」

 

(((((一割以下で現存してる聖剣が可愛く見える)))))

 

ここにいるほとんどの人外たち、とくに悪魔たちは足下に水溜まりが出来るほどに冷や汗をかく。

 

「じゃ、俺たちは行くか。アーシアはここに残っててくれ。コーティとキノも万が一のために残っててくれ」

 

俺の言葉に皆が頷く。

 

さてと、行くとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう、待たせたなカテレアさんよ」

 

俺がカテレアのもとに飛んでいくと、頭から血を流したカテレアがいた。

 

「くっ、よくもこの私を投げ飛ばして!」

 

……なんで血を流してんだ?

 

少し視線をずらすと、折れた木が何本もあった。

 

なるほど、落下して木にぶつかったと。

 

「あはは、この剣凄い! 斬撃を飛ばせるし、おまけに魔方陣で防がれても魔方陣をすり抜ける」

 

「ちょ! イリナ危ないぞ! 私にまで斬撃が飛んできてる!!」

 

「ああ! イリナちゃんの斬撃で僕の聖魔剣の中でも一番強度があるやつが砕けた!」

 

「イリナ! その剣の振り方危ないにゃ!」

 

「姉さま、飛んできた斬撃は魔法使いに跳ね返せばいいんですよ」

 

「和那の創った剣の斬撃を跳ね返せる自信があるならいいんじゃない?」

 

……俺の真下はいろいろと酷いことになっていた。

 

主にイリナのせいで……

 

……まぁ、皆なら大丈夫だろう。

 

俺はカテレアの相手をしますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわああ! また知らない人がやって来た!」

 

和那さまの命でギャスパーさまのもとに魔方陣で転移した私に向けられた第一声がそれでした。

 

何度もあっている私にたいする第一声が知らない人がやって来たとは酷くないですか?

 

そしてギャスパーさまは相変わらず女子の制服を着て女装しています。

 

和那さまに今度女物の服を着てもらうのもいいかも知れません。

 

皆の意見を参考にして作りましょうか?

 

「って、あ、あれ? グレイフィアさま?」

 

私や姉さん、サーゼクスさまもギャスパーさまの引きこもりや重度の人見知りを改善させろと口が酸っぱくなるほど言ったというのに……全く改善されてませんね。

 

さすがにこれほどまでに改善されてないと呆れを通り越して清々しいですね。

 

「はい、グレイフィアです。和那さまの命に従って助けに来ました」

 

「和那さまって誰ですかああああ!」

 

「くっ! 悪魔が直接乗り込んで来るなんて!」

 

「悪魔? いえ、悪魔の他にも天使のような気配も感じる。彼女はいったい」

 

縛られたギャスパーさまの隣に魔法使いが二人、声からして女性ですね。

 

「直接乗り込んで来ても倒せば問題ない!」

 

魔方陣を複数展開し、一斉に攻撃をする準備をはじめます。

 

和那さまに教えられた術を試して見ましょうか。

 

イリナさまたちには使わないようにと言われ、和那さま、コーティさま、キノさまの規格外と言える三人は喰らっても平然としていますからね。

 

そして私に向かってくる魔力砲とも言える攻撃にたいして右手を伸ばし

 

「スプリフォ」

 

和那さまに教わった防御系呪文で体に当たる魔力砲を消滅させます。

 

話では異世界の術と言ってましたね。

 

「な!? いったいなにが!?」

 

「私たちの魔砲が消された?」

 

今度は右手を魔法使いの二人に向け

 

「ラディス」

 

今度は防御系呪文ではなく、攻撃系呪文を使います。

 

私の手から出た物質を消滅させるエネルギー弾に当たった魔法使いは跡形もなく消滅しました。

 

後ろにあった壁も一緒に消滅させてしまいましたが……あとから直すとしましょう。

 

それにしても異世界の術とは恐ろしいですね。

 

消滅の魔力と酷似していますが、この術はほとんど軌道が読めませんし。

 

しかも、術の発動までのタイムラグがほとんどありません、強力な術ほど発動までに少なからずタイムラグがあるのですが。

 

しかも、スプリフォもラディスも下級呪文ですからね。

 

この術の本来の持ち主と戦ったりしたら……ダメですね消滅させられる未来しか思い浮かびません。

 

私よりも術の使い方とか上手いでしょうし。

 

「あ、あわわわわわわわわわわ」

 

……ギャスパーさまが残像が見えるほど震えてました。

 

私はギャスパーさまに近づいて、和那さまから受け取った腕輪をつけてからロープで椅子に拘束されていたギャスパーさまを助けます。

 

「大丈夫ですか、ギャスパーさま」

 

「あ、は、はははいいいいいいい」

 

「ギャスパーさまもれっきとした男性なんですからそんなに震えないでください」

 

「ぐ、グレイフィアさまは……どうして僕を助けたんですか……僕は臆病者で……回りに迷惑ばかりで……僕なんて死んだ方がいいんです……」

 

「悪魔だろうが人間だろうがはじめはみな臆病者です、臆病な自分や弱い自分を乗り越えて強くなるんです。ギャスパーさまはまだ子供なんですから、迷惑をかけるていいんです。迷惑をかけて悪いで終わるのか、それとも迷惑をかけた分皆のために努力し、頑張るのか、それはギャスパーさましだいです。それに死んだ方がいい人なんてどこにもいません。どんな人でも死ぬと必ず悲しむ者が現れます。ギャスパーさまが死ぬと私たちは悲しみます」

 

「ぐ、グレイフィアさま……」

 

「ギャスパーさまはどうしますか? 前に進むのか、それともこのまま立ち止まるのか」

 

「ぼ、僕は……前に進みたいです」

 

「では、皆がいるところに行きましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ッ! ……まさかこれほどまでに強い存在がいたなんて」

 

俺の目の前には身体中から血を流しているカテレアが浮いている。

 

もう浮いているだけで精一杯の状態だろう。

 

それにしても、カテレアが途中でキノと同じ気配のするなにかを飲んだら魔力や強さが跳ね上がったんだよな。

 

おまけにその時にさ、なんか背筋に寒気を感じて振り返った瞬間にカテレアの魔力弾が直撃。

 

おかげで左袖が吹き飛んだよ。

 

俺の体? 無傷だけど?

 

「くっ! なぜそれほどまでに圧倒的な力を持っていながら私の邪魔をするのです!」

 

「言ったろ。おまえらの取り仕切る世界に興味のひとかけらもないって。おまえらの言ってる世界とか確実につまんねー『バキン!』……」

 

俺の言葉の途中でなにかが砕ける音がした。

 

「あ、和那くんに貸して貰った剣が砕けちゃった」

 

そういうイリナの手には刃の三分の一近くが粉々に砕けた剣が握られていた。

 

あいつ……一割以上の力を出したな。

 

そして剣が砕けたことにより剣に込めていたオーラがカマイタチのように刃となって放出される。

 

「やっべ!」

 

俺は急いで剣にオーラを無効化させる術式を魔方陣にして飛ばす。

 

イリナたちは無事だけど俺は少し右腕が斬れたな。

 

まあ、薄皮一枚斬った程度だけどさ。

 

「ん? なんだこれ?」

 

俺の左腕には伸びた腕のような触手が巻き付いてた。

 

「あなたのような危険人物は排除せねばなりません!」

 

カテレアに視線を向けると体にヤバそうな術式が浮かんでいた。

 

「おまえ、自爆するきか?」

 

「そうです! この状態になった私を殺そうとしても無駄です! 私と繋がっている以上、私が死ねばあなたも死ぬように強力な呪術も発動します!」

 

「おー恐。でもな、俺は相手の自爆に巻き込まれて喜ぶような素敵な趣味はないんだよ」

 

俺はカテレアの腕が巻き付いてない、つまり右腕で羽の一枚を毟。

 

……これ、意外と痛いんだよな。

 

そして一枚の羽は白いシンプルな一本の槍に変わる。

 

だが、槍からはかなりヤバイオーラを発している。

 

「無駄です! あなたがその槍で攻撃をする前に私は自爆します!」

 

「これを普通の槍と思うなよ」

 

俺は槍を回転させてから槍を握る。

 

そして槍でカテレアの腕を貫く。

 

「ッ! な!? こ、これは!!」

 

腕を貫かれた痛みで一瞬顔を歪め、そして自分の腕に起きたことを見てカテレアは驚く。

 

なんせ貫かれた場所から腕が消滅していくのだから。

 

そして俺は槍を掲げ

 

「そら、おまけだ!」

 

カテレアの頭めがけて投げた。

 

そして頭に槍が刺さるとカテレアはチリも残さず消滅し、槍は右手に戻ってくる。

 

それを俺はキャッチする。

 

さてと、魔法使いも全滅してるし、戻るかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……アザゼル、左腕どうした?」

 

会議室に戻った俺の第一声はそれだった。

 

それはなぜか、……アザゼルの左腕が綺麗サッパリ無くなっていたからだ。

 

「おまえが渡した剣が砕けたあとのオーラの刃で斬れたんだよ」

 

「マジで? 再生させようか?」

 

「いや、いい。装備したいもんがあるからな。それよりもおまえのその槍はなんだよ」

 

「これか?」

 

俺は右手に持ったままの槍を掲げる。

 

「私たちの消滅の魔力に似てるけど……全くの別物だね」

 

「こいつ、なんて名前にするか……『消滅の槍(エクスティンクションランス)』ってところか?」

 

「それ、ちょっと研究させてもらっても構わないか?」

 

アザゼルが純粋な子供のように目をキラキラさせながら『消滅の槍(エクスティンクションランス)』に触れようとする。

 

「やめた方がいいぞ。俺以外の奴が触れるとそいつ一瞬で消滅させられるから」

 

「……マジかよ」

 

俺の言葉にかなりのショックを受けるアザゼル。

 

つーかこれ、かなり消滅の力を抑えてんだよな。

 

抑えないと酸素にしろ二酸化炭素にしろ消しちまうからさ、……一瞬で人間の生活できない地球が完成するって。

 

「ところで、グレイフィアと一緒にいる奴が例のハーフヴァンパイアか?」

 

俺はグレイフィアの後ろにいる、金髪の女装男子に視線を向ける。

 

「そうだよ、ギャスパーくんだ」

 

「ぎ、ギャスパーです」

 

……人見知りだな。

 

「そうそう、イリナ、剣を見せろ」

 

「え、あ、う、うん……」

 

イリナは渋々と言った感じで俺に砕けた剣を渡す。

 

……修復は……不可能だな。

 

「……だから一割以上の力を使うなって言ったろ」

 

「え、えへへ。途中からテンション上がっちゃって……すみません」

 

「いや、強度に問題のある未完成品を渡した俺にも責任がある」

 

それにしてもこの剣、精神と時の部屋で創るのに半年かかったんだよな。

 

完成形を創ろうと思えば簡単に創れるが、全知全能がもしも封印されて使えなくなったときのために、自分の力で一から創ったけど……俺の今の技術だと半年でこのデキが精一杯なんだよな。

 

……まぁ、精神と時の部屋で創ったから現実だと一日も経過してないんだけどさ。

 

あとは校舎を修復して取りあえず解散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てなわけで、今日からこのオカルト研究部の顧問になることになった。アザゼル先生と呼べ。もしくは総督でもいいぜ?」

 

俺の目の前には着崩したスーツ姿のアザゼルがいた。

 

「なんでいんだよ……」

 

「ハッ! セラフォルーの妹に頼んだら、この役職だ! まあ、俺は知的でチョーイケメンだからな。女生徒でも食いまくってやるさ!」

 

「自分のことをイケメンとかチョーイケメンとか言う人ほど中身が残念な人が多いです」

 

「うっせ!」

 

白音の言葉はある意味的確だ。

 

自分をイケメンとかいう奴ほど中身が残念ってパターンは意外と多い。

 

「―――! ――――――――!!」

 

「……マジでリアス・グレモリー喋れないんだな。和那、おまえはなんで喋れないか知らないのか?」

 

「俺が知るわけないだろ」

 

「………………あ」

 

「どうした、ゼノヴィア」

 

「……確か和那、言霊だったか、俺がいいというまで喋るなみたいなことを言わなかったか?」

 

俺が? そんなん言ったか? ……全然覚えてねぇや。

 

「そういえば、言ってたね」

 

「マジで?」

 

「「「うん」」」

 

そんなこと言ったかな? 取りあえず言ってみるか。

 

「『喋っていいぞ』」

 

「――――!? あなたねぇ! よくも私に!」

 

「ところでアザゼル、その腕はなんだ?」

 

「聞きなさいよ!」

 

「ああ、これか。神器(セイクリッド・ギア)研究のついでに作った本物そっくりの義手だ。光力式レーザービームやら、小型ミサイルも搭載できる万能アームさ。一度、こういうの装備したかったんだよな。片腕失った記念に装着してみたわけだ」

 

そういいながらアザゼルは左腕を横に伸ばすと左手が飛び出し、俺たちの頭上を回転する。

 

それにしてもアザゼルの気持ちはよくわかる。

 

俺もそういうのに憧れがある。

 

「でだ、俺がこの学園に滞在できる条件はグレモリー眷属の未成熟な神器(セイクリッド・ギア)を正しく成長させるとこ。まあ、神器(セイクリッド・ギア)マニア知識が役に立つわけだ。おまえらも聞いただろうが、『渦の団(カオス・ブリゲード)』ってけったいな組織がある。将来的な抑止力のひとつとしてな。だが、『赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)』を宿していても、所持者が弱すぎれば意味がない。ってことだ」

 

「……それって近いうちに戦争が起きるってことですよね」

 

「いや、まだ小競り合いレベルだな。奴らも俺たちも準備期間と言える。安心しろ、おまえらがこの学園の高等部どころか、大学部を卒業するまで戦なんて起きやしないさ。学園生活を満喫しとけ。――ただ、せっかくの準備期間だ。いろいろと備えようじゃねぇか」

 

気のせいだろうか……アザゼルの言葉がフラグに思えてならない。

 

そして話は進み、変態を一から鍛えることになった。

 

まあ、以前鍛えたのは急ごしらえもいいとこだしな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夏休みに入る前日に朱乃が俺の家に住むことになった。

 

以前から俺の家に住むための準備をしていたようだ。

 

そして夏休みに入る前日に俺の家に来たと。

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。