【実況】鬼滅の刃RPG【祝100周目】   作:ゆう31

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別に毎日投稿ではないですが初投稿です

※ごめん修正します、冨岡さんの入隊時期を一つ上でなく、三つ上とします、じゃないと柱時期が釣り合わない。メンゴ!


己昇格〜初緊急任務まで

 マヂ滲み出す混濁のアレ 不遜なる狂気の器 が湧きぁがっちゃって 否定し 痺れ 瞬き 眠りぉ妨げて 爬行する鉄の王女。

 

 

 絶えず自壊する泥の人形が 結合する感じの 反発してーーーはいどうも。

 

 

 ぽも です(デデ! ドン!)

 

 

 前回は合同任務を終わらせ階級を上げた所ですね。

 

 いやあゲーム時間2、3週間かかるカナーと思いましたけど元十二鬼月戦で条件二つ達成出来てたので体力回復してから一週間も掛からなかったですね?

 

 以前の動画で話しましたが此処からが本当の本番、この時期を乗り切る事が今回の一つの山場です。

 

 まず全体的な難易度が如実に高くなり、今のステータスでも相手次第ですが無傷で生還は難しくなります、強い血鬼術持ちも増えてきますし、合同任務も一人死なせるだけでメンタル値、任務評価共に下がります。

 

 なんなら仲間隊士が死に過ぎると最終決戦に響く他、他隊士に「あいつだけまた生還してるよ」とか陰口言われる可能性も出てきます、これも避けないといけません。

 

 また救出任務という時間制任務や、緊急任務という拒否出来ない任務も増えます、一つの任務が終わったら追加任務として帰還回復を挟めず、次の任務に行く事も増えます。

 

 そして何より、極低乱数ですが下弦が出てきます、乱数は低いですがこれも注意しないといけません。

 

 まず勝てないから、日没耐久も出来るステータスでもありませんし、見かけたら逃げようね!!!臨花ちゃんの全力で戦う気持ちに反する行動なのでめちゃくちゃストレス値上がりますし、最悪行動が受け付けなくなるかもしれませんが、それでも逃げよう。

 

 それこそ無惨様のように肉片になっても生きると言う強い(笑)覚悟(笑)を持ちましょう(決意)

 

 生きなければ……生きなければ……。

 

 階級<戊>になれば全てが報われる、というかぽもが見せたい、やりたい派生呼吸の為に頑張りますよ〜〜〜ええ!

 

 

 これからの方針ですが、今の剣術が83/100と少し不安なのでまず育手と稽古、剣術を重心的にで90/100にしましょう、大体三日ぐらいで90なるかな?

 

 90/100にしたら単独任務と合同任務を行ったり来たりを繰り返しましょう、これは同系統の任務を連続でやると経験値が減るのを防ぐためですね、勿論緊急任務が出たらそれが最優先です。

 

 救出任務は適宜選んでいきましょう……と普段ならしますが、今回は選べる救出任務は全部選びます、速のステータスと『速度+』の特殊能力があるからですね。

 

 絶対間に合う自信があるので、基本経験値が美味いこの任務は最優先です。

 

 

 とまあ任務の方向性も決めたので、臨花ちゃんが育手に剣術の指南を受けている間に階級<戊>になる為の条件を話しますね?覚えてない人多いだろうしおすし?

 

 

 えーっと、あったあった……まず一に幸運以外の全ステータス<戊>以上、まあこれはやってればそのうち達成します。

 

 二に救出5回、合同5回、緊急1回を最高評価で達成する事。

 

 これの肝なのは「最高評価」で達成する事ですね、正直言って面倒くさかったり普通に難しかったりします。

 

 今までなら『鬼倒す→怪我してない→ヨシ!(現場猫感)』で良かったんですけど、これからは一層厳しくなります。

 

 例としては……では合同任務にしましょうか。

 

 合同任務の場合『全隊士軽症以上の傷を負わない、潜伏している鬼を全て倒す、村人に危険が及んでいない』の全て達成して最高評価獲得です。

 

 勿論途中で追加任務が来ればそれも含みますし、帰還判定で鬼が出たらそれも倒さないといけません、隊士が不意打ちを受ける前に気付いてカバーしないといけませんし……そこそこ考えつつやらないと普通に達成出来なくなったりします。

 

 

 まま、コーヒーでも飲んで、落ち着きまひょ?

 

 

 ふぅ……

 

 

 頑張らんといかん(あかん)(おかん)(おとん)(おねえ)(おにい)

 

 

 三つ目ですが『主呼吸の上限突破、或いは派生呼吸の条件を全て満たす』です。

 

 初見はここで躓きますね、ぽももそうでした。

 

 今回の派生呼吸の条件の一つは水50風50雷80岩20、達成済みですね、次に剣術90/100以上、これもすぐに達成します、次に『指南書を読む』

 

 これはこれから読みます、育手が持っているはずなので見せてもらいましょう、勿論説得判定として、押し問答を繰り返しますが全部正解を選べば大丈夫です、操作ミスだけ気をつけましょう。

 

 派生呼吸の最後が少し特殊でして……「一の型の実戦使用」です。

 

 これは指南書を読み、次に体に覚え込ませると、鬼との戦いの時、幾つかあるフラグのどれかを踏むと、イベント戦となって「派生呼吸一の型を使って倒せ」となるんですねェ!

 

 幾つかあるフラグは後々、直ぐとは言えませんが確実に踏めるフラグがあるのでそれを踏みます。

 

 すると派生呼吸会得条件達成、階級が上がると共に、イベントシーンと共に自動的に一ヶ月経ち、派生呼吸50/200の状態でスタートします。

 

 

 待ち遠しい、ですネ!(ペテルギウス並感)

 

 

 

 

 そして最後、階級を上げる為の四つ目の条件です。

 

 『育手に認められ、育手の元から羽ばたき、一人で生きる』という条件です。

 

 臨花ちゃんの育手、つまり長谷場(はせば)阿良灼(あらや)さんとの生活をやめるという事ですね。

 

 ……あ、もしかして育手の名前出すの初めてかも?いやあ忘れてましたうっかりうっかり。

 

 直ぐに変わっちゃからさあ……覚えてらんないよねえ(100周の闇)

 

 雷の呼吸の育手、柱に最も近かった甲というバックボーンのある長谷場さんですが、この人はもうすでに臨花ちゃんを認めています、長谷場さんの胸にあるのは「子に合う完璧な呼吸」を授ける、という事だけです。

 

 なので臨花ちゃんが派生呼吸を覚えたらこの条件も達成しますね?

 

 

 

 

 ふう。

 

 こんな所ですかね?

 

 

 

 さてまあ、育手に剣術も教わりましたし……諸々やりますか。

 

 

 

 “育手に呼び止められた、見せたいものがあるとついてくるよう促され、黙ってついていく……阿良灼さんからこう言った話は珍しい、いつもは私が相談して、それで阿良灼さんがそれに対して受け応える形だからだ“

 

 

 任務漬けになる前に指南書の方を終わらせましょう、効率良く終わらす事が強くなる為の秘訣なのでね?

 

 ほなパパッと出して?

 

 

 ”これは……指南書?聞いてみると私の刀の色に瓜二つの元柱の人が使っていた呼吸、型だと言う……雷の基礎に、呼吸の理解度、鬼殺隊としての経験と実力が必要不可欠……私は常中を覚えていない、扱うには早いと思うが、私ならすぐに出来ると阿良灼さんは言う“

 

 

 あっ。

 

 

 やべ。

 

 

 そうだった、忘れてた。

 

 

 あー……これは普通にガバです、この呼吸”常中“習得してないとダメだったんだわ。

 

 んー、まあ常中自体は運以外の全ステータス<戊>になれば確定成功だし、ちょっと順序変わりますけど、全ステ<戊>次第常中会得しますね。

 

 そこまでガバじゃないはず!

 

 常中を覚えることで結果的に戦闘が楽になりますし、多少はね?

 

 

 

 ”取り敢えずこの指南書は有り難く受け取ろう、この呼吸は必ず私に革命を齎してくれるはずだ、兎に角は先ず鬼殺隊としての経験と知識を身に付けなければ、即ち任務。実戦あるのみだ“

 

 

 はい、では手筈通りに単独任務を受け、任務達成したら合同任務、達成したら単独のルーティーンをしつつ、救出任務が出たら救出任務を選びましょう。

 

 

 ……

 

 

 …

 

 

 うん、まあしっかり集中して、ガバ無くやってるので特に見所とか無いんですよね。

 

 

 そんな皆さまのためにぃ……(にっこり)

 

 

 

 

 コメント返しです。

 

 

 Q.木刀で霹靂一閃出来んの?

 

 

 出来ます、居合の形さえ取ってれば大丈夫らしいですね、ゲームなのでそういう所はそんな感じになってるらしいです。

 

 呼吸の型さえ出来ていれば使っても、ヨシ!って判定なんでしょうかね?まあ霹靂一閃に関しては居合術というよりは、瞬時に目標に向かう「縮地」から成り出せる技だと考えてます。

 

 こういった観点から見るとやはり鬼殺隊は純粋な剣士、剣豪ではなく、鬼を殺す為の技術を効率良く、そして人の身で最大限の限りを尽くした、鬼狩り集団だとぽもは推察します。

 

 悲鳴嶼さんとかその最もな例ですよね、しのぶさんもそうですしおすし?

 

 

 Q.甲隊士ってモブにいるの?

 

 

 いました(・・・・)

 

 原作の裏設定なのかは定かではありませんのでここは「このゲームでは」と付きますが、いました。

 

 なぜ過去形なのかと言うと、原作開始一巻が始まる前の数ヶ月に甲から丙のモブ隊士が全滅するからです。

 

 というのも無惨様が少しやる気出しちゃうんですよね、「千年も鬱陶しい、鬼増やすついでに増やした鬼に全体に働きかけるか」と言った感じで。

 

 でその欲求が収まったのがちょうど禰豆子を鬼にした辺りです。

 

 そうした理由で「救出任務」「緊急任務」がシビアになり、ゲーム全体のレベルが鰻登りになります、その頃には操作キャラもそれ相応の実力なのでこうした裏設定を元に難易度が上がっているのかと、初見の時はビビりました。

 

 柱達が「隊士の質が悪すぎる」と言うのはそういった背景で結果的に実力の高い隊士が戦死し、実力の低い隊士が浮き彫りになってしまったからだと思います。

 

 原作にもいたと思うんですよ、「柱?うるせえ!俺は鬼を殺すぞ!」とかいう人達、そういう人に限って十ニ鬼月にぶち当たって殺されちゃうんですね。

 

 

 現時点ではまだ生存してると思いますし、甲クラスの隊士は早々現れないので、介入出来たら介入し、生存させたいと思います。

 

 モブでも甲、乙となると今の臨花ちゃんより強いですし、下弦の鬼なら単騎で五分五分の勝率を誇るんですね、これ結構凄いことですよ?

 

 他隊士のレベルを上げるコンセプトで開始した72周目の時のように【緊急任務・花柱】にたまたま近くに居た甲隊士二名乙隊士一名が駆けつけ、胡蝶カナエさん生存!!!とかいう低乱数特殊イベントが発生する可能性も、微レ存?!

 

 

 え?助けに行った三名の隊士の生存は?

 

 

 わかるでしょ?(ニッコリ)

 

 

 死んだよ(ゲッソリ)

 

 

 

 

 “鎹烏がいつもより焦ってるような、心配しているような様子で私に任務を告げる……緊急任務、己隊士の私についに来たか、出来る事を全力でやろう”

 

 

 ん、緊急任務の話したら来ましたね。

 

 緊急任務ですが、発生条件は不明です、大抵強い鬼と戦います、最悪下弦と戦いますが、任務としてそれが出るのは低確率なのでまだ安心出来ますね……安心させて?

 

 任務達成条件も様々なので、早速確認してみましょう。

 

 

 ”群れをなす鬼の予兆有り、既に一人の隊士が居るらしい、階級は戊、応援として私と……真菰、到着する頃には日は傾くだろう……着いてすぐに戦闘の可能性が大きい……戊隊士の任務だ、危険性は十分以上……大丈夫、私は強い、真菰も強いし、この戊隊士の人も実力者だ“

 

 

 ”鬼を全滅して生きて帰る、いつもやっている事だ……決意を強く保とう“

 

 

 

 なるほどね。

 

 

 そうですね、まあ。

 

 

 

 これは余裕です、鬼殲滅するだけです、良かった〜〜〜〜〜!!!

 

 

 いやあ良かった、下弦の予兆あり!とか、丙階級の応援!とか、人里を守れ!とか、そういう階級詐欺の任務じゃなくて……

 

 そんじゃまパパッと任務完全成功させてきますかぁ〜!

 

 本日はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 

「臨花!」

 

 緊急任務を受けて足早に現場に着くと、既に私の同期、友人である臨花は刀に手をつけて警戒するように立っていた。

 

 もう既に日は傾いている、先輩隊士である隊士の人がここに居ないと言うことは……何処かで戦っている可能性が高い。

 

 ここが人里と離れていて良かった、群れを成す鬼が人里に向かう危険性は少ない……尤もこれから先どうなるかわからない、そうなる前に一人じゃ対応出来かねないと悟って応援を呼んだんだろう。

 

 どれだけの群れなのかわからない以上少し不安だが、臨花と二人ならやれる、私自身<己>隊士だ、遅れは取らないはず。

 

 

 “……見て、足跡がある、辿っていこう”

 

 

 それにしても……静かだ、驚く程に。

 

 嫌な予感がする。

 

 警戒を更に強めて足跡を追っていく、すると不自然な開けた場所に足跡は続き、そこで止まっている。

 

 

 罠……?

 

 

 ふと、気配がした。

 

 

 

「ーーーーーッ!?」

 

 瞬間、飛来したナニカを辛うじて刀で弾く。

 

 やっぱり罠だ!

 

 やられた、薄々勘づいていたけど、それ以外に手立てがなかった、そこを狙われたのか……違う!今はいい、考えることはそこじゃない。

 

 

 “囲まれたね真菰、数は8……どれも知能が低そうだ、群れの頂点の鬼は此処にはいない”

 

「そうだね、多分戊の人が戦ってるか隠れているか」

 

 

 “半分倒せる?”

 

 

 「もちろん……!」

 

 

 呼吸を整え、前を見据える。

 

 後ろは臨花に任せて、私の視界にいる四体の鬼に向かって飛翔。

 

 臨花には及ばないかもしれないけど私もそこそこ速いんだよーーーーーッ!

 

 

 「グァ?!」

 

 先ずは一体。

 

 「ガ、バガナ……イツノマニ首を」

 

 

 順調、二体。

 

 「フゥーーーーーー水の呼吸…… 参ノ型 流流舞い(りゅうりゅうまい)

 

 

 三体目を倒して、四体目に刀を振りーーーー

 

 

 「血鬼術! 【金縛】」

 

 ッ?!

 

 くそ。

 

 「危ねえ……もう少し早かったら俺も斬られていたかもな」

 

 動けない……?!

 

 「終わりだ鬼狩りィ!喰らってやるよ!」

 

 いや、違う!

 

 動きが遅くなってるだけだ、ならーーーッ!

 

 

「陸ノ、型……ねじれ……渦ーーーーーーッ!」

 

 

「グォァ?!ナニ?!悪あがきを……!」

 

 

 瞬間、私のねじれ渦で吹き飛ばした鬼の頸を雷の様に鋭い刃で斬り落とす。

 

 雷の呼吸、霹靂一閃……あの時見た以上に速くて、力強い。

 

 

 “おつかれ真菰……動ける?”

 

 

 その言葉に頷くと同時に体が動く様になった、術をかけた鬼が死んだからか、特に不自由はない……まだまだばんぜーッ何?!

 

 ドォォオォォォォォオオォオオォオォォオッォオン!!!!!

 

 

 瞬間大きな爆裂音が響いた、戦ってる!臨花と視線が合い、瞬間音がした方に全力で向かう。

 

 

 大木の倒れる音だ、強烈な戦闘なのだろう。

 

 向かうたびに鬼と戦っていたであろう戦闘の残骸が見えてきた……何体の鬼と戦っていたのだろう、あの八体の鬼が全てじゃなかったんだ。

 

 八体だけでも異例なのに、この戦闘の状況から見て全体の数は二十前後だったと推察できる。

 

 

 “すごいね、戊の人……でも多分”

 

 

 その先は言わなかった、ちょうど音がした場所に辿り着いたからだ。

 

 

 見えた!

 

 

 ボロボロだ、左腕が欠損しても刀を離していない、最後まで争おうとしている!

 

 鬼が戊の人に向かってトドメを刺そうとしている、やらせないーーーーッ!!!

 

 

「水の呼吸ーーー漆ノ型 雫波紋突き(しずくはもんづき)!!」

 

 水の呼吸の中でも最速の速度を誇る一撃、波紋の中心を狙うように突き刺すこの一撃は、頸を斬るのには使えない、牽制、その場に止めるための一撃だ。

 

 

「応援の鬼狩りか?ふん、頸も狙わず……愚か!」

 

「どうかな……?」

 

 それで良い。

 

「何……?!まさか!」

 

 一人ならこの攻撃は決定打にならない。

 

 だけど私は一人じゃない、私の後ろには臨花がいる。

 

 

 “雷の呼吸、一の型……霹靂一閃!!”

 

 

 臨花の一撃が鬼の頸を捕らえた!

 

 だけど、そんな。

 

 

「グゥゥゥゥゥァアアアアアアアアア!!!!!」

 

 

 斬れない……?!

 

 このままじゃ逃げられる……ッ!

 

 

 

 

 「それで良い、助かった」

 

 

 

 声がした。

 

 片腕を無くし、よく見れば瞳も潰れている、満身創痍だ。

 

 それでも戊の人は赫い刀を握り(・・・・・・)、呼吸を放った。

 

 

 

 

「全集中ーーーーー焱の呼吸(・・・・)!!!!!

一の型!

             不知火(しらぬい)炎炎(えんえん)

 

 

 

 聞いた事もない呼吸、青い炎、蒼炎のような。

 

 

 戊の人は力強く踏み込んで一気に間合いを詰め、臨花の刀を引き離し、私の刀を折ろうとする鬼の頸を横薙ぎに振るう。

 

 

 その一撃は確実に頸を捉えて、焼き切るかの様に断ち切った。

 

 

「ガ……くそ、ま、まだだ……まだ、まだ……」

 

 

 そう言いながら鬼は消えていく……

 

 

 終わった。

 

 倒した。

 

 

 達成感を感じる前に、まだ名前も知らない、満身創痍ながらも頸を断ち切った功労者に治癒を施そうと近づく。

 

 

 あ。

 

 

 そんな……

 

 

 立ったまま、呼吸が止まってる。

 

 決死の一撃だったんだ。

 

 救えなかった……いや寧ろ、救ってもらったんだ。

 

 

 “凄い人だったね”

 

 

 そう一言呟いた臨花は、私に表情を見せないように、名前も知らない戊の人をおぶる。

 

 

 “このままじゃ可哀想だよ、せめて……安らかな所で“

 

 

「そう、だね」

 

 

 

 私と臨花にとっての初の緊急任務は、二名無傷、一名殉職と言う形で終わりを告げた。

 

 

 その一件から私も臨花もより一層志を高く持つ様になった、と思う。

 

 

 “次は必ず間に合わせる”

 

 

 そう呟いた臨花の言葉に、静かに頷いた。

 




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多分次は土日投稿

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