【実況】鬼滅の刃RPG【祝100周目】   作:ゆう31

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長めです、正直後半、力作書けたわ。

 あ、初投稿です(?)


仙法獲得〜緊急任務リベンジ!まで

 体は剣で出来ている……ぽもでづ。

 

 

 前回は救援任務でたまたま冨岡さんと邂逅した所からですね。

 

 こういった原作キャラに会う時もあります、原作キャラは皆強い人が殆どですし、パイプ作りにもなるのでうま味です。

 

 てか冨岡さん現時点で階級<乙>だったんだ?無理し過ぎた結果、鎹鴉が独断で救援任務を発行したといった所でしょうか。

 

 ぶっちゃけ助けなくてもどうにかなったと思いますけどね、バッタバッタと有能無能含めて人の命が消える鬼滅世界での唯一の主人公補正を少なからず持つ人なのでね。

 

 「陽動する」とか言ってそのままゾーン入って覚醒して生生流転で止め刺してるあたり、これが冨岡クオリティか……ってなりますね。

 

 まあさほどもらえる経験値も変わりませんし、任務自体は完全達成なので特に問題でも無いですが。

 

 これからは手紙のやりとりに冨岡さんも交えましょう、冨岡さんが手紙を返す事は稀ですが、そこそこ好感度が高かったら「お前は鬼と人間の共存をどう考える」とか如何にもな文言で、原作開始時期が分かります。

 

 少し話は脱線しますが冨岡さんって柱の中だと唯一「才能の無い努力のみで力をつけた者」なんですよね、鬼殺隊になって5、6年の月日の後に柱になった人ですからね。

 

 そりゃ前任者の水柱さんが強いのもありますけど、冨岡さんに才があるなら継子になってると思うんですよ。

 

 だからなんだって話ですけど、珍しいキャラだなあと思いまして、ぽもは結構好きです。

 

 まあ意思疎通が取りづらいのはアレですが……

 

 

 さて、緊急任務が出るまで任務をしますが……ふむ、ここで朗報です、臨花ちゃんの体術が100/100に差し掛かろうとしてます。

 

 体術が100/100になると、派生技術を会得するか技能を会得するかを選べます、派生技術は『仙法』、技能を選ぶと『頑健』『発破』『体式』のどれかを選べます。

 

 派生技術『仙法』は仙術という仙人が使うとされる体術を会得します、これによる効果は身体機能の活性化が大きいでしょう、他の剣術や歩法と兼ね合わせて真価を発揮する技術ですね。

 

 『頑健』は風邪や病などに罹らなくなります、たったそれだけですが地味ながら嬉しい効果ですね???

 

 『発破』は体力を消費して、近距離で発動する攻撃技能です、爆薬が爆発したかのような破壊拳を使える様になります……正直使い所は少ないのでこれは選ばないかな。

 

 『体式』は体を使う全ての行動に「失敗」の可能性を無くす技能です、強いです……が、それだけなので少し微妙ですかね?

 

 

 んー。

 

 

 今回は派生技術である「仙法」選びましょう、仙術を100/100にすれば付いてくる能力狙いと、全体的な火力を上げましょう。

 

 

 ”一通り体術は極めた、これ以上は何らかの「壁」を超えない限り、この技術をより深める事は難しいだろう……それに伴い仙法を覚える事にした、上手く呼吸、足捌き、剣術に合わせればその効力を発揮出来るはずだ“

 

 

 という事で仙法、ゲットだぜ!!!

 

 さて少し尺が余りましたのでコメ返しをしたいと思います。

 

 

 Q.追加DLC第三弾の「無惨様マジ無残」やった?

 

 

 やりました。

 

 知らない人に説明すると、大正時代まで生きた無惨様が、全隊士「縁壱」レベルの鬼殺隊に対して、手前の十二鬼月含む全鬼、そして無惨様自身を使って大正時代が終わる14年間を生き残る事が出来たらゲームクリアというあたおか難易度の遊び心満載なストーリー(?)です。

 

 引きこもってたら一年余りにどんなカラクリか無限城に侵入され、逃げ続けても追いつかれ、なら戦うかと戦えば肉片になる前に細切れにされる。

 

 いやあ、頭おかしいっすね。

 

 まあスカッとはしました(ニッコリ)

 

 他にも「日の呼吸を正統に受け継いだ炭治郎」や、才能に嫉妬する事なく、修練を積み重ね最強の兄になった黒死牟改め継国巌勝さんをプレイする「満月」など、追加DLCは盛り沢山なのでオススメです。

 

 

 「無限の体を手に入れた狗」とか、ね(ニッコリ)

 

 

 

 Q.善逸と獪岳の共闘ルート、どこ?

 

 

 諦めましょう。

 

 や、まあ出来なくはないんですよ、プレイキャラを獪岳にするとか、二人より先に桑島さんの所で励み、雷の呼吸の正統者を自分が引き受けるとかでやりようはありますけど。

 

 前者はさて置き、後者だと善逸は桑島さんに拾われず、獪岳は鬼殺隊になる事はなく悪行で金を稼ぐ様になるバッドエンド迎えるけどね、ハハ!

 

 何故共闘が難しいのか、これは原作で善逸が「どんな時もアンタからは不満の音がしてた、心の中の幸せを入れる箱に穴が空いてるんだ」と言っている様に、どれだけ好感度をあげても常に満たされず、友人以上に成れず、鬼化を止める事が出来ないです。

 

 これは言い方を良い方に持っていくと「向上心の塊」ですがそれを他人に向けられず、自分以外と向き合う事をしない現れなんですね。

 

 獪岳本人の人間性を変えるには他者ではなく自分を変える、つまりプレイキャラを獪岳にする他に方法は無いんですね。

 

 

 時に獪という漢字の意味には「わるがしこい、ずるい」という意味があり、善逸の善という漢字の意味の反対を表しています。

 

 そう言った点からも彼らは混じり合う事が出来ない、という事が推察出来ますね。

 

 

 悲しいね。

 

 

 それでも共闘が見たい!って人は獪岳をプレイキャラにするか。

 

 善逸をプレイキャラにして、獪岳が鬼になる現場に立ち会いましょう、すると会話の選択肢が出ますので全て選択肢を成功させると、獪岳の向上心、自尊心、劣等感諸々が刺激され、鬼になる事を辞め、目の前の鬼を倒すという決意をします。

 

 そうしてイベント絵と共に『上弦の壱』戦開始です。

 

 獪岳も覚醒してそれこそ鬼の時の獪岳と同じぐらいのステータスになりますし、善逸も漆ノ型 火雷神(ほのいかづちのかみ)が使えます。

 

 大体の勝率が1割ですね、頑張ろう!!!!!

 

 ぽもは討伐成功した事ないし、した人も知らないけどネ!

 

 

 ……いやほんと、あの二人はなんというか、他人が介入出来ない問題だから第三者が何も出来ないの、辛いわ。

 

 

 “鎹鴉を見て思う、おいしいのかな……や、違うそうじゃなくて、いや違くもないけど、ええっと、そう!鎹鴉も戦闘に介入する方法はないだろうか?陽動ぐらいには使えると思うけど、うーん”

 

 

 物騒というか考えることがもう……って感じの臨花ちゃんですね。

 

 階級がもう少し上がるとそういった事を仕込む技術を覚えられる様にはなりますが、今回はしないかな。

 

 鎹鴉を戦闘に介入させるメリットより、鎹鴉を失うデメリットの方がデカイのでね。

 

 代わりの少ない鴉なんですよ、ムカつく事にね。

 

 

 “そういえば名付けしたっけ?……不服そうに睨んでくるので食べる仕草をしたら途端に媚び出した、ふふん、鴉が、そうやって媚びてればいいんだ、私はあまり動物は好きじゃないんだ”

 

 

 “まあ甘えてくる動物はそこそこ好きだ、食べるのは辞めてやろう、思いついたら名前も与えてやろう、優しいでしょ”

 

 

 

 いや優しくねえよ怖えよ。

 

 鬼だけかと思ったら人間以外の生物に手厳しいなおい。

 

 ……お、成る程成る程、略歴テキストを漁って見てみた所「6歳の時、野良犬に噛まれ、猫に引っ掻かれ、鳥の糞を頭につけられて以降動物が嫌いになり、あわよくばこの手で“食材”にする事を考えている」らしいですね???

 

 小さい時の小さなトラウマみたいなものでしょうね。

 

 未だに家庭事情や、鬼殺しの動機などの肝心な所はロックされてますね……覚醒イベントや月日が経たないと回想シーンなど生まれないからね、多少はね。

 

 いやあ略歴テキストが書かれるぐらいに成長したんだなあ、これで何人目でしたっけ?

 

 ぽもも覚えてないです。

 

 

 “じゃれつく時間は終わった……緊急任務だ、あの時の群れを成していた鬼の残党が手を組み、今夜に村を襲うかも知れないと報告を受けたとの事、距離は遠くも近くもない、夕方前には着くだろう“

 

 

 ふむ、取り敢えず続きを見ましょうか。

 

 

 ”報告者は悲鳴嶼行冥さん、たしか岩柱の人だ、柱の人が緊急任務を?……一人の力で村全体を守り切れるかと言われたら確かに難しいか、なら私のやる事は取りこぼしを倒す事、救援に行く他隊士は不明だが、最悪私一人のケースを考えて動いた方が良さそうだ“

 

 

 おっ。

 

 なるほどね。

 

 これは前回と違って本当に楽な方の緊急任務ですね、大抵の鬼は悲鳴嶼さんが無双ゲーの如く葬ってくれますし、下弦クラスの鬼でも数分で片してくれます。

 

 ありがてぇ〜〜〜!!!さっすが悲鳴嶼の兄貴やで!(ホレトャウ…)

 

 まあ油断は出来ませんが、何匹か鬼は溢れると思いますし、村人一人でも死んだら終わりなので。

 

 

 ”さあ出発しよう、今度こそは誰一人欠ける事なく終わらせてみせる、私の為に、そして人の為に“

 

 

 ほならね!やったるで!

 

 ……の前に?

 

 

臨花ちゃんのステータスを確認しますか。

 

 

【戌亥 臨花  階級<己>

  能力値 トータル 戊

  力>>>戊

  技>>>丁

  体>>>戊

  速>>>丁

  運>>>庚

  呼吸

  火0/0 水50/50 風50/50 雷80/80 岩20/20

  技術

  剣術95/100 居合87/100 体術100/100 仙術10/100 歩法80/100 気配感知85/100 暗器術100/100 交渉術69/100

  技能

  応急手当 踏ん張り 対の先 業師 奮闘 常中(中)

  特殊能力

  『速度+』 】

 

 に+して刀効果の技能「魔殲」ですね。

 

 正直、この階級でここまで成長しているのは稀です、ぽも自身成長スピードに驚いています、特に技術の上がりですね、二つ100/100に至ってるのは上好です。

 

 交渉術以外が全て100/100を達成し、上位の技術を育成し切ればほぼ完成です、この調子で上げていきましょう。

 

 特殊能力は生える方が少ないのでさておき、技能はもう少し増やしたいですね……有効な技能が増えれば増える程強くなるので、今後も狙えるものは狙っていきましょう。

 

 能力値については特に言うことはないです……この緊急任務を無事に完全成功を果たし、階級が上がれば速に関しては恐らく丙行きますね……くっっっそ速いわ。

 

 懸念なのは派生呼吸の条件達成ですが……状況が噛み合っているので、今回の任務で達成させます。

 

 やっっっっと階級<戊>が達成出来る所まで来ました、派生呼吸からが今回動画のスタートライン、なんなら未だに原作の年にすら達成してないのを忘れてませんか?兄貴姉貴諸君。

 

 

 何よりカタログスペックで完全成功が出来ないはずが無いってなもんです。

 

 やるぞオラッ!

 

 

 行くぞオラッ!

 

 

 また次回で会いま迅!オラッ!オラッ!オラッ!

 

 

 うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!

 

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

 

 加速する。

 

 

 そろそろだ、予想通り夕方前には着く……だが、今日に限って日没が早い、鬼が活発になる時間と同時に着きそうだ……岩柱の人と合流出来るか分からないな。

 

 

 加速する。

 

 

 見えた、あの村だ。

 

 岩柱さんの姿は見えない、だけど鬼の姿は見えた。

 

 

 ならば私のやる事はひとつだけ。

 

 

 加速してーーーーーーふと、思考がズレる。

 

 

 

『お前は幸せになれ』

 

『嫌なら辞めてもいい』

 

『お前まで失いたく無いんだ』

 

 

 

 そう言った父は鬼に喰われた、遂に認められ、ようやく父が私の「育手」となる筈だったあの日に、殺された。

 

 あの日から私は鬼を殺す事に何一つ躊躇しなくなったと思う、尚更憎しみは広がったし、許す気持ちなんて一つもない、どことなく可哀想だと思っていた私の心にある慈悲も無くした。

 

 大切な人は失いたくない。

 

 だから私は強くなる、なりたいんじゃ無い、なるんだ。

 

 だというのに、あの時私は何も出来なかった。

 

 頸を斬ったのに、斬れなかった、落とせなかった。

 

 だからあの戊の人が死ぬ事になった……私の実力不足があの人の死を確実なものにしたんだ、まだ命を救えたかも知れなかったのに、私自身が殺してしまった。

 

 もう二度と、そんな事はさせない。

 

 

 

 今思えば……父は自らが扱う岩の呼吸を教えたかったんだろうな。

 

 

 

 結局、岩の呼吸の才も無ければ、一の型しか知る事も無かったな。

 

 

「くくっ……美味そうな匂いす……な、なんだ……?!は、速い?!まさか、鬼狩り!?」

 

 

 雷の呼吸。

 

 私が最も信頼する、神速の一撃。

 

 

 霹靂一閃。

 

 

 私の脚力と合わせた霹靂一閃は自分でも誇れる完成度だと思う、居合の達人の様には行かないがーーーこの程度の鬼に避けられる事はまず無い。

 

 

「ば、かな……」

 

 早く消えろ。

 

 消える鬼を見る事もなく、状況を確認する。

 

 もう既に村付近に鬼は出現しているが、村自体は襲われているようには見えない、間に合ったようだ。

 

 気配を頼りに鬼がいそうな場所をしらみつぶしにして、次に岩柱さんと合流する事をひとまずの優先順位、もし村人が鬼襲われていたらそれを最優先。

 

 

 そうと決めて、飛翔。

 

 跳ぶように駆けて、気付く。

 

 もう既に何体かの鬼は片付けられている。

 

 すごい、戦闘の形跡で分かるが何一つ無駄が無い、鬼殺隊の中でも直々に選ばれた優秀な……いやそれ以上なそれこそ『柱』のような存在。

 

 これが柱か、今まで出会ってきた中で一番と言っても過言じゃない、あの戊の人が見せた最後の一撃、あの一撃が「通常」で出せる人達が、柱なのだろう。

 

 

 思考が少しずれた所に、ふと影を見かけた。

 

 

 嫌な予感を感じた私は警戒しつつその影の方へ接近する。

 

 

 

「こ、こないで……」

 

 

 子供だ。

 

 まだ幼く、村の外で遊んでいたかあるいは、いやそんな事は今はいい。

 

 

「幸運だ!こんなところに子供が居たなんて……どれ、お兄さんが食べてあげよう、大丈夫!何一つ無駄にしないよ、少し痛いかも知れないけど、我慢してね」

 

 

 鬼。

 

 鬼が今にも子供に近づき、食おうとしている。

 

 ふと、一瞬だけ体を止めてしまった。

 

 

 思い出したあの時を、そのまま絵に描いたような。

 

 

 

 

 『ごめんなあ臨花……』

 

 

 

 

 

 

 

 

殺す

 

 

 

 

 

 私の放った殺意に気付いた鬼はこちらに目をやるーーー前に私の刃はその頸を捉えている!

 

 

「おっと」

 

 

 キィ!と刃同士がぶつかる音。

 

 鍔迫り合いになる前に刀を戻し鬼の体を蹴り飛ばし、子供の前に立つ。

 

 恐怖で泣いている子供の頭に手を置いて、安心してと一言だけ言う……この言葉がどれだけ子供に響くかはわからないが、それでも言わずにはいられなかった。

 

 

「すごいね、速いなあ君……鬼殺隊かあ、厄介だなあ、せっかく柱って奴?を避けてたのに、めんどくさいなあ……」

 

 

 目の前の鬼と対峙する。

 

 

 今まで、鬼は何かしら異形の体が多かった、百足のような姿や、蛾のように羽の生えた鬼、目が多かったり、腕が多かったり。

 

 それに比べて目の前の鬼はそういった何かしらの特徴というべきものがない、ならあの刃のような音はなんだ?

 

 

 

 まさか、生えたのか?

 

 

「ねえ君さ、こうしない?僕はこの村を襲わない、大人しく帰るよ、だから刀を納めて、見逃してよ、どうかな?君は僕に殺される事もないし、僕も苦労しないで済む、これを外来語でうぃんうぃんっていうのかな?」

 

 

 何をバカな。

 

 その言葉に返す事なく、居合の構えを取る。

 

 

 その構えに目の前の鬼はうんざりしたような顔で私を見る……うんざりしたいのは私の方だ。

 

 飽きもせず人間を襲い不幸だけを残すおまえ達は、なんで存在しているんだ?

 

 

「はあ、やだやだ、なんで断るのかな、双方にとって得しかないのにさ、せっかく僕が……オレ(・・)が提案したってのに」

 

 

 駆ける。

 

 これ以上こいつの戯言に付き合う必要はない。

 

 経験上、この様に人の言葉を十全に話すそこそこ知性のある鬼は圧倒的に弱いか、強いか。

 

 

 私の勘は後者、故に先手必勝、最も信頼する一撃で速攻を決める。

 

 

 駆け抜け、閃光の一撃を放つ、だがーーー

 

 

「速いねえ!だけど速いだけだ!」

 

 

 防がれた。

 

 何に?

 

 腕?

 

 違う!

 

 

 私の顔に向けて手を翳したその行動に勘で避ける、瞬間鉄の様な物体が私の目の前に出現する。

 

 驚く隙は無い!続け様に呼吸を繰り出し、五連撃を叩き込む!

 

「いいね!でも無駄だよ!」

 

 

 また防がれた。

 

 目の前の現象を見て、理解する。

 

 鉄と鉄が触れた様な音、手から“生み出される様に”出現した鉄の様な物体、そして今、体を覆う様に鉄が体から“生え”私の五連撃を耐える。

 

 そうか……こいつ!

 

 

 

 血鬼術鉄心体灰(てっしんたいは)

 

 

 

 任意に全身から鉄を生やす事が出来るのか!

 

 鉄と鉄が打つかり合う、打つかり合い、呼吸を捻り出し、体の流れを利用して袖から取り出した投げ刀を鬼の眼球に投げ付けるーーー!

 

 

 

「危ない危ない!」

 

 

 キンッ!と弾けかれた音、当たった、当てる事は出来た、が……そうか!瞳を鉄にしたのか?!

 

 日輪刀を防ぐ程の鋼鉄、攻防一体の血鬼術……血鬼術自体が強いわけじゃ無い、私の動きと同等か上の伸縮の速さ、そしてこいつ自身の、武力!

 

 

「良いね!粘るじゃんか!ほらほら踊れよ!僕を愉しませてオレに喰われろ鬼狩りィ!!!」

 

 思考が加速し、頭の中で組み立てている言語が消えていく、技術と感覚と勘を頼りに鬼を斬り、だが悉くを防がれる。

 

 戦い慣れした、並以上の鬼、村を襲わないから見逃せと言った時に自身が死ぬ可能性すら思考になかったのは実力故か!

 

 

 加速する。

 

 

「はは!かすり傷が増えてきたんじゃ無いかい!?」

 

 

 加速する。

 

 

「おっと!またその隠し武器か!でも無駄だよ!僕の血鬼術の方が早いからね!」

 

 加速する。

 

 

「段々動きが鈍くなってないかい?!ははァ!そんなもんか鬼狩りよォ!」

 

 

 加速ーーー

 

 

 ーー

 

 

 

 ッ!

 

 

 避け斬れなかった鉄の塊が腹に直撃して吹き飛ぶ、咄嗟に受け身の体勢を取り、威力を最小限に抑え、傷に触れて叩いて霞んできた瞳を治し、戦闘続行を可能にする。

 

「ふう、良い運動だったよ……だからさ、君」

 

 

「もう辞めないかい?」

 

 

 何を言っているんだ?こいつは。

 

 

「わかるだろう?君じゃ僕に勝てない、頸を斬れない、たしかに君は強いけど、もうその疲弊した体じゃもう僕に追いつけないよ」

 

「だからさ、辞めにしよう、僕は君に敬意を表して、この場所から去ろう、今後この村に近づかない事を約束するよ、僕は優しいからね」

 

「君も死なないし、僕もこれ以上疲れる事もない、ここの村の人を食べる事は出来ないけど、仕方ないよね、でも大丈夫!人間はこの村以外にも沢山いるから!その人達を食べてあげれば良いだけさ!」

 

 

 

 

 

「ね?だからーーーー「黙れ」」

 

 

 

 無意識に、声を出した。

 

 

「……今、何て?」

 

 

 

 黙れって言ったんだ、屑

 

 

 

 ”もう良い、喋らなくて良い、ここで殺す、お前はここで殺す“

 

 

 存在だけでも生かしておけないのに、それ以上にこの鬼は私の神経を逆撫でする発言を繰り返す。

 

 人を何だと思っているんだ。

 

 私達はお前達の家畜でも、玩具でも、何でもない。

 

 ここで殺す。

 

 

「はあ……本当に鬼狩りは救えない、異端者だよ、なんでかな?僕はこんなにも君達人類に譲歩してるのに……好意を持って接しているのに……じゃあもういいよ、オマエはここで死ね」

 

 

 

 呼吸を整えて、集中する。

 

 

 

『臨花……その刀の色は俺の同期だった奴と似てる、俺の雷でもあの忍の音でもない、そいつは「(いなずま)」だった、煌めく閃光……轟音を響かせる雷と性質が違う』

 

 

 長谷場さんはそう言っていたのを思い出した、雷と電……どちらも似て非なるものだと言っていた。

 

 指南書を見てこの呼吸が私に合う呼吸だと直感的に理解すると同時に、その人が何故「電」と呼ばれたのかを理解した。

 

 その人は適性が「高すぎた」んだ、雷を捨て切れなかった、その才能だけでも柱に近かった人だから、呼吸を生み出しても、使い方を理解して、使い手となっても、雷の性質が高過ぎたから、返ってそれが不便になってしまったんだ。

 

 

 指南書を書いた、偉大な『その人』と同じ方法で追い付く事は出来ない。

 

 私は、私の刀の色は練絹のような少し黄みの白色なのだ、その人の刀とはきっと黄色の練度が違う。

 

 だから、だけど……だからこそ、私は今まで覚えた呼吸、風も水も合わせて、雷を鳴らして、光を集めて、大地に立ち。

 

 心に火を点ける(・・・・・・・)

 

 

 フゥー……と、息を吐いて、刀を抜刀。

 

 刀を霞の構えにし、足運びは雷の呼吸のまま、風が鳴る様に息を吸う。

 

 

 全集中、この鬼を最大の一撃で屠る唯一の可能性は、今ここで壁を越える事だ。

 

 

 危険を感じ取ったのか、構えを取る鬼。

 

 関係ない、構えようがいまいが。

 

 

 

 飛翔する。

 

 

 「ーーーーーッ速い!が!無駄ァ!」

 

 

 ()の様に駆ける私よりも早く鉄が展開する。

 

 私はその鉄を()が流れる様に刀を流し、鉄と鉄の間の僅かの隙間にある頸に向かって()から空へ()と共に羽ばたく。

 

 

「何ーーーーッ?!なんだ、その色は……?!」

 

 

 水の様に流れ、風と共に閃光の一撃を放つ。

 

 

 鬼、お前には何色に見えた?

 

 

 

 

 私には煌めいて見えるよ。

 

 

 

 

 煌の呼吸 一の型   光彩奪頸(こうさいだつけい)

 

 

 

 

 雷の様な閃光で踏み出し流れる水の様に刀を頸に向け、大地を踏み出し回転斬りの要領で風を生み出す、煌びやかな白い閃光。

 

 

 横薙ぎに振われる私の刀は鉄の隙間の頸を正確に斬りーーーーその頸を落とす。

 

 

 

「あ、はは……はあ……最悪だ」

 

 まだ完全に消えてない、崩れそうになるのを必死に繋ぎ止めて、刀を向ける。

 

「まあ、最後に綺麗なもの見れたし……まあいいや」

 

 頸を切られたのになかなか消えない、早く消えろ。

 

「なあ鬼狩り、東の方に行くと良いよ、そこに鬼がいっぱいいる……まあ信じても信じなくても、どっちでも良いけどね」

 

 

 黙れ、早く消えろ。

 

 

「鬼になっても結局……」

 

 最後に何を言ったのか、言い終える事なく鬼は消えた。

 

 

 呼吸を使い、満身創痍な体が耐え切れずに悲鳴を上げ、激痛から刀を落とし、膝をつけてしまう。

 

 ダメだ、まだ……鬼が。

 

 

「お、お姉ちゃん!」

 

 

 どこかに隠れてたんだろう、先程の子供が駆け寄ってくる。

 

 

 

 

 

 その背後に、鬼がニヤけた顔で私達を見つめていた。

 

 

 

 ああくそ。

 

 せめて、子供を守るーーーーー!

 

 

 言う事を聞かない体をなんとか奮い立たせ、刀を拾う。

 

 

 ……死ぬ覚悟は出来てる。

 

 せめて相打ちにしてーーー!!!

 

 

 

 

「大丈夫、無理しないで良いよ臨花」

 

 

 

 そんな言葉が聞こえた。

 

 

 瞬間、子供の後ろにいた鬼の頸が跳ねる。

 

 見覚えのある水の様な流れる手捌き、水の呼吸は彼女を真似して高めた。

 

 

 今度は安心からか、振り絞って立ち上がった体がまた倒れようとして、誰かに受け止められる。

 

 

「ハッ、随分まあみっともねえじゃねえか、なァ」

 

 

 力強い聞き覚えのある声、風の呼吸は彼からコツを聞いて体現した。

 

 真菰に不死川さんだ……!来てたのか、いや或いは今着いたのか、どちらにせよこの二人なら安心出来る。

 

 

 私は……少し、疲れちゃったな。

 

 

「不死川くん、臨花は私に任せて他の所に応援に行って」

 

 

「あァ?おめえ誰……いや見覚えあんなァ……こいつの友人か?」

 

 

「いいから離れて、私の臨花なんだよ?」

 

 

「は?んだそりゃ……っておい、戌亥?……あーくそ、眠りやがって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜Congratulations!特殊技能【抜山蓋世】の覚醒条件を一つ達成しました〜

 

☆★☆★☆緊急任務完全成功達成!☆★☆★☆

 

  Perfect!「派生呼吸 【煌の呼吸】を獲得しました」

 

  階級<戊>に昇格しました、昇格に伴いゲーム難易度の上昇を…………

 

   ……

 

  …

 

 

 




という事で戊昇格!上からも下からも五番目!原作開始はまだ先!やっと序盤終わった感じ?ですねェ!

感想、評価、誤字報告お気に入り諸々是非お願いします〜〜〜!!!してくれてる方々は大変に嬉しいという感情!感謝!感動!


書いててかなり創作意欲的なアレ満足した。
ので次投稿は遅いかもしれませんね……
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