【実況】鬼滅の刃RPG【祝100周目】   作:ゆう31

24 / 65
感想評価ありがとナス〜!続きです。
今日朝に投稿してる方を読んでない方はそっちから読んでくれると嬉しいゾ〜


甲昇格〜試し撃ちまで

 ぽものやり方、間違ってるよ。

 

 じゃあ教えてくれよ視聴者、この鬼滅の刃RPGでオリキャラを生存させる方法を……僕はやってみせるよ、生存させてみせる。

 

 

 

やってみせろよ、ぽもティー!

 

 

なんとでもなるはずだ!

 

 

十二鬼月だと?!

 

 

 

 

 どうも、反省を促すぽもです。

 

 

 前回は襲撃に合いましたが無傷で倒しました、そしてこの襲撃戦闘で壁を越えたので、目標達成!甲になる条件は整いました。

 

 

 分身を出す血鬼術は2パターンに分かれるんですが、今回は質を重視した血鬼術の鬼でしたね、んまあそこそこ強いんじゃないっすか(笑)臨花ちゃんは無傷ですけど(笑)

 

 

 柱並みの速さに+して煌の呼吸、五の型 「煌々の釆」がまぁ〜強い、バフが常に付随するからスペック以上の力を引き出してくれますね。

 

 だからこそ体力の減りが早いので、如何に短期決戦で終わらせるかが勝利の鍵ですね、長期戦になるとタヒ。

 

 まあそれは臨花ちゃんに限った話ではないですけどね。

 

 

 

 “冨岡さんがたった一人で下弦を討伐し、水柱になったらしい……あの人は本当に強い方だ、もし機会があるなら、稽古をお願いしたいけれど、神出鬼没な彼に会うのは難しいだろう”

 

 

 お、冨岡さんが水柱になりました、流石ですね……前任者の水柱さんはどうなったんですかね?まあ臨花ちゃんは関わってないので、そもそも居たのか居なかったのかも定かではないんですけど。

 

 

 

 “私はというと、鬼殺隊の中で柱を除いて頂点に立つ階級『甲』に昇格した、私の昇格に連鎖する様に、不死川さんとカナエさんがほぼ同時期に柱になった、これからは様とか、格式をつけた話し方をした方が良いだろうか?と真菰に相談したら、笑われた、解せない“

 

 

 て事で甲昇格!いや〜ここまで長かったようで短かったような……いや短えよ、一年半年ぐらいで辿り着ける階級では(ないです)

 

 

 参考までにパート数だけ長くなった第五回の実況動画を思い出してください皆さん、記念すべきパート100で、未だに階級『丁』だったあの時代を!そして次のパートで血鬼術持ち二体に寄ってたかって殺された事を!

 

 

 いやあ酷かった、あの時はまだウィキも充実してなければ、鬼滅の刃RPG投稿者も少なく、オリキャラ作成まで辿り着いている人も少なかった時代でしたね。

 

 

 それに比べてみてくださいこの臨花ちゃんを!最高なんじゃないかぁ?!ぽもも思わずにっこり、ぽも自身の成長も感じられますよ。

 

 

 

 ”甲になったから何か変わる訳ではない、変わらず鬼を狩る、いずれ来るその時まで、刃を研ぎ澄ませる、鋭く、鋼のように、強く“

 

 

 ん〜〜〜〜〜〜、お???

 

 おお、技能獲得しましたね、ラッキーです。紹介しましょう。

 

 

 【研磨《けんま》: 研ぎ澄ませ、刃を。

  刀の固有能力の性能を多少上げる】

 

 

 

 シンプルです、無いよりあるほうが100倍マシな技能ですね、そしてこの技能は比較的簡単に上位互換に進化する事が可能な技能です、ただ習得条件が未だに不明で、出てきたらラッキーぐらいなんですが……今回は運を味方につけましたね。

 

 

 やりますねぇ!臨花ちゃん、ほなステータス見てみましょ、カ〜〜〜!

 

 

 

【戌亥 臨花  階級<甲>

  能力値 トータル 甲

  力>>>甲

  技>>>甲

  体>>>甲

  速>>>柱(下)

  運>>>己

  呼吸

  火0/0 水50/50 風50/50 雷80/80 岩20/20

  派生呼吸

  煌99/200

  技術

  剣術121/200 抜刀65/100 仙術57/100 居合100/100 体術100/100 歩法100/100 気配感知100/100 暗器術103/200 交渉術100/100

  技能

  応急手当 踏ん張り 対の先 技師 奮闘 常中(中) 心眼 奇襲無効 止水 交渉上手 分析 専心 研磨

  特殊能力

  『速度+』『抜山蓋世』 】

 

 

 

 はい。

 

 

 煌の呼吸が99で止まってるのは漆の型を使ってないからですね、煌の呼吸に限らず、全ての派生呼吸は一度使用可能な型を全てを使わない限り、99から上に行きません、仕様です。

 

 この仕様を利用して意図的に99で止めています、理由は経験値分配の際に、呼吸に入る経験値を0にする事で、技術の経験値に割り振りする様に調整しているんですね〜〜〜。

 

 これ択なんで参考にしても、いいのよ?

 

 

 そんでもって壁を越えたのは暗器術!壁を越えた恩恵に使える補助武器が増えました!この段階で暗器術の壁を越える事が出来たので、「出来たらやりたいチャート」の中の一つをやらせて頂きたいと思います(にやり)

 

 

 そして能力値ですが!

 

 運以外オール甲、そしてなんと速に限れば柱と遜色ありません!

 

 はい、甲から先の能力値の見方は柱(下)、(中)、(上)、そして最高到達点が「極」ですね。

 

 わかりやすく言いますと下の表の通りになりますゥ……

 

 

 

 

柱(下)…派手柱さん、

 

 柱(中)…無限列車編の煉獄さん

 

 柱(上)…悲鳴嶼さん

 

 極……無惨様、兄上

 

 

 

 

 です、なので既に速さだけで言えば派手柱さんと同等……って訳ではないんですよね、初見さん。

 

 

 正確に言うと、確かに基礎能力値では同じ柱(下)、なんですけど、ここに+αで技能やら特殊技能やら武器の効果やら載っていくので、現時点ではまだ柱入り出来るほどの実力はありません、かなしいようでうれしいようで?

 

 ただモブ甲隊士よりは勿論強いステータスですし、一対一の下弦相手でも状況にもよりますが、優勢に立って七割の確率で倒せる実力になりました。

 

 

 いやあ誇らしいね……鬼殺隊の鑑か?

 

 

 ついにここまできたって事で、甲隊士になった臨花ちゃん、今後の方針ですが、当初予定していた方針を変えます。

 

 

 何をするんだい!ってことで、特殊能力『抜山蓋世』を会得したいと思います、え?!習得方法わからないんじゃないんですかい旦那ぁ!と思うかもしれません。

 

 

 実は当時のぽも、まるで何かの導かれるように思い立ってしまいまして、多分これをこうしてこうすれば獲得できんじゃね?ほな!って事で行動したんですよね。

 

 まあ結果は動画を見てもらうとして、当初予定してた「カナエ脱落まで出来る限りモブ強隊士を助けつつ技能を獲得する」を並行しつつ、特殊能力を獲得する為のオリチャーを発動!

 

 

 ……する前に、刀鍛治の里に行きます。

 

 

 

 “なんだか久し振りに来た気がする、狐面の人が新武器を開発したらしく、久々の休暇も兼ねてやってきたが、ここは変わらないな”

 

 

 “彼の工房だと印された地図に向かえば、ひさしぶりっす!と陽気にこちらに手を振っている狐面の人がいた、会釈を返して、工房にお邪魔させて頂くと、そこにはよりどりみどりと言わんばかりに、様々な武器が広がっていた”

 

 

 甲になった事でほぼ全ての補助武器が解禁されたので、今後サブウェポンその三として使う武器を獲得しにきました。

 

 

 欲を言えば南蛮銃を使いたいってのが本音ですが、前々から話してる通り不死川弟ニキが弱体化するので却下。

 

 なのですが技術「鉄砲術」が100/100になった時に選択出来る、体のステータスを一段階上げる技能「名工」が欲しい所さん。

 

 

 名工自体は鉄砲術の労力と見合っていないのですが、臨花ちゃんは技能「技師」を持っています、既プレイヤーの皆様の察しの通り、この二つの技能を獲得すると、特殊技能『卓越技術』を得る事が出来ます。

 

 卓越技術の内容は後ほど、鬼滅の刃RPG後編、原作軸で言うと七巻、無限列車編開始までには、臨花ちゃんには柱と遜色の無い実力になって欲しいので、鉄砲術は必須。

 

 南蛮銃を使えないなら、では何を使うのか?

 

 

 

 “じっくり見渡して、これだと思う武器を一つ見つけた、すると納得したように頷いた狐面の人は、それじゃあ調整するっす!と工房の奥に行ってしまった……暫くして、彼が工房の奥から姿を現した。

 

 

 

 ”彼の説明を受けながら、私はその武器を手に取った……ずっしりと重たい、それもそのはず、日輪刀と同じ素材で作られた特別品、狐面の人は私の為に作ったと言うが、私自身これを扱いきれるか、少し不安だ……暗器ではあるが、師匠から教わった暗器術にこの武器は無かった“

 

 

 【猩々緋(しょうじょうひ)火縄銃(ひなわじゅう)〇式

  日輪刀と同じ素材で作られた火縄銃、日輪刀以外に鬼殺を見出した鍛治師がその技術を惜しみなく使い、製造した、唯一の武器】

 

 

 はい、て事で火縄銃でございます、暗器術の壁を超えると使えるようになる補助武器の一つですね。

 

 

 南蛮銃のような短銃ではなく、その名の通り火縄銃と同じ形状をしています。

 

 その為、なかなかに扱い辛い武器です、装弾数と取り扱いの関係から一回の戦闘で一回ぐらいしか使えません、正直玄弥くんの事を考えなければ南蛮銃使ってました。

 

 

 ですが玄弥くんの南蛮銃を取り上げると、鬼化する可能性が大幅に上がり、気づいたら上弦並みの鬼なってたりします、嘘だろお前。

 

 

 最終決戦で玄弥くんがどうなろうと構わない(無慈悲)ですが、刀鍛治の里襲撃イベントで彼が居ないと、半天狗で詰む可能性があります、その代わりを臨花ちゃんがやっても良いんですが、オリキャラが参戦する場合、途中戦闘……つまり憎珀天戦から開始する関係上、玄弥君がいないとその前に炭治郎が6割の確率で死にます。

 

 

 ので我慢して火縄銃を使う必要があったんですね。

 

 

 とはいえ那田蜘蛛山編まで時間は余ってるので、この時期ぐらいから使っていけば鉄砲術100/100にはなるでしょう。

 

 

 鉄砲術が100/100になったらお役御免!……ともならないですしね、使い辛いだけで瞬間火力は南蛮銃に勝るとも劣らず、並大抵の鬼なら奇襲扱いで頸ごと頭ぶっ飛ばせば一撃で死にます。Fuoooooooooooo!!!!

 

 

 

 ”羽織りに隠すように火縄銃を隠す、少し動きに違和感を感じるかもしれないが、直ぐに慣れるだろう……仮に背後から奇襲を受けた時に、盾になる役割も備わっている、そういうと狐面の人はあんまり壊さないでくださいねと真剣な声で言うので、思わず頷いてしまった“

 

 

 

 さて早速この火縄銃で手頃な鬼をバァン!!!超エキサイティングしたいので、とっとと温泉で気力とストレス値回復させて、パパッと任務を受けまション。

 

 

 

 ”今回の任務は真菰との合同任務のようだ、合同任務でやる気になっている真菰を見て、幾分か気持ちが楽になった……最近の任務は少し、力を入れ過ぎてた、油断する訳では無いが、今回は真菰もいる、少し気楽になっても、いいかな“

 

 

 ん?なーんか、うーん……?テキストメッセージが怪しいな、これ。

 

 ストレス値が上がっているのかと思ったのですが、別段そういうわけでは無いんですけど、なんだろう?冨岡臭とでも言うんでしょうか、んにゃぴよくわかんね!別にいっかあ!(気楽)

 

 

 ほな早速、任務いくわよ〜〜〜!

 

 

 

 

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

 

 臨花と合同任務になった、こんなことを言うのは変かもしれないけど、二人で任務に行けるのが嬉しい、なんだろう、臨花と一緒なら、どんな任務でも達成出来るって思えてくるからなのかも。

 

 

 臨花もそう思ってくれてるかな?ちらっと臨花の様子を伺えば、最近の張り詰めたような顔が、少しだけ柔らかくなっている。

 

 臨花は最近、自らの鬼殺について悩んでいるみたいで、全ては話してくれなかったけど、少しだけ相談に乗った事がある。

 

 

“時々、わからなくなるんだ、自分が”

 

 

 その時の臨花の顔が忘れられない、あんな顔、させたくないけど、私に出来る事は少ない、少ないけど、その少ないことを全力でやる。

 

 

 それが友達……親友、って、ことなのかな。

 

 

 鱗滝さんも冨岡さんも、こういう相談には全然だしなぁ〜……

 

 

 

 “この村で被害があったらしい、聞き込みから始めよう“

 

 

「ん、なら私は村の外で鬼の形跡が無いか探るよ」

 

 

 ”わかった……ただ遠くまで行かないで欲しい、夕暮れ時だから、もし襲われた時に、直ぐに援軍に行けない“

 

 

 私を心配するように言ってくる臨花に私は思わず手を伸ばして頭を撫でたくなった、心配してくれて嬉しい、ただ最近は少し心配し過ぎな気がする、そりゃ臨花や不死川さんに比べると私は力不足かもしれないけど、これでも乙隊士なんだけどなあ。

 

 

 ”そういうのじゃない、友達だから心配なんだ”

 

 

「そ、そっか……へへ、なら仕方ないね、でもその言葉、そっくり返すよ臨花、情報が集まったら私と合流する事、一人で突っ走らないでね!」

 

 

 その言葉に臨花は頷いて、村の人に聞き込みを開始した。

 

 その様子を見て、私も村の外に出て、鬼の形跡が無いか探る。

 

 

 今回の任務の詳細は、村の住民が、外に狩りや作物を取りに向かっている時に発生したと聞いてる、鬼が村を支配していたり、親族が鬼を匿っているわけでも無い、任務としては、単純だけど、だからってどんな鬼なのかはわかってない。

 

 もしかしたらそれこそ十二鬼月だってありえない話じゃない。

 

 

 

「ん……?」

 

 

 林を探索していると、何処となく違和感を感じて、その場所で屈んで、観察してみる。

 

 ……変だ、この場所、大量の蟻が猫の死骸に集っている……その猫の死因が、何か爆発したような、燃えたような形跡がある、これが爆竹の跡のような、子供の悪戯でないなら、きっと。

 

 

 ……あたりは既に暗闇になっている、もし、鬼が近くにいるなら……。

 

 

 

ーーーーーーーーーー瞬間、殺意に反応してその場を即座に離れる。

 

 

 ドォォォォオ!!!!!

 

 

「ぅーーーーーどこから!」

 

 

 

 爆発、もし避けて無かったなら無事では済まなかった。肝が冷える……直ぐ

に状況を確認、姿は見えないが、何処かに鬼が居るはず、何処にいる?

 

 

 ふと、とあるモノが目に止まる、それは小さな蛾だった、爆発の影響か、何匹かわたしの周りを飛んでいた。

 

 普段なら気にしなかった、九月の今の時期なら寧ろ虫は多い方だ、だけども私の鬼殺隊としての直感が、それを“異常”にとらえたのだ。

 

 なんか、へんだ、今すぐーーーー

 

 

「ーーーーっ水の呼吸、捌ノ型 滝壷!」

 

 

 思いっきり真下に刀を振り落とす、と同時に、爆発音が劈きーーーー刀の衝撃と、爆発の衝撃が反発し、爆発の衝動からわたしの体は吹き飛んだ。

 

 

 風圧で飛ばされたけど体に支障はない、受け身を取り、体勢を整えすぐさま先程の爆発の要因を探る。

 

 

 多分、いやきっとそうだ。

 

 

 この鬼の血鬼術は、虫を爆弾にする能力、最初の爆発、わたしの目が正しければあの大量にいた蟻が光を放ったように見えた。

 

 そして今の爆発、これもそうだ、私の周りを飛び回っていた蛾が光って、そして爆発した。

 

 

 なんて陰鬱で、最悪な血鬼術……ッ!

 

 

 

「あぁ、もうバレたか」

 

 

 

 そこまで理解して、もう奇襲は出来ないと悟ったのか、その鬼が出て来た……毒々しい見た目で、まるで虫に食われたかのような、外見。

 

 

「村の人を襲ったのは貴方だね」

 

 

「だったら?」

 

 

「……貴方を斬ります、その悲しみを、断ち切る」

 

 

「ふーん、でももう詰んでるんだよね」

 

 

 

 そう言って目の前の鬼は醜悪に笑う……虫を爆弾に変える血鬼術だというなら、この場に存在する虫をいつでも爆発出来る事になる、爆弾にする仕組みがわからない、だから私に出来る事は虫が爆発する前に、目の前の鬼の頸を斬り落とすか。

 

 

 雫波紋突きなら間に合うか?……思考を加速させながら、状況を見渡す、確かに今私は劣勢で、だけどもこの劣勢は寧ろ好機、鬼は油断している、だからこうして姿を現しているんだ。

 

 爆発の音は響く、それこそ村に立って聞こえているはずだ。

 

 

 なら。

 

 

 

「友達を信じる……臨花を」

 

 

「何か言ったか?まあいいや、死ねーーーーー!!」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーードヴァァァァアン!

 

 

 

 

 そんな爆発音が聞こえた。

 

 

 

「……ぁ?」

 

 

 それは虫が爆発した。

 

 

 

 

 

 

 ……音じゃ無い。

 

 

 

「っぁああぁぁ?!な、なんだ?!なんで俺の頸が落ちてんだアァァァ!」

 

 

 爆発音は私の後方、刹那にも満たない瞬間、何かが鬼の頸に当たって、まるで爆発するかのように頸を落とした。

 

 こんな芸当が出来るのは私の知る中で一人しかない、私の友達で、親友。

 

 

 

 “……あの人の武器は信頼出来る、本当にすごい、こんなにも強く、確実に鬼を破壊できるなんて“

 

 

 

「臨花!……それが、ひなわじゅう?って新しい武器?」

 

 

 “そうだよ、それより……気を抜かないで、確実に頸を破壊した保証はないよ“

 

 

 それもその通り、だけども頸を落とされた鬼は苦悶の表情で、何かを伝えられる事もなく、日光に焼かれるようにその姿を消していった。

 

 

 日輪刀以外で鬼を殺す事が出来るなんて、初めて見た、臨花が言うには弾の素材は日輪刀と同じだから理論上は殺せるはずって言ってたけど……これで結果がはっきりした。

 

 

 ……また一つ、臨花は強くなったってことかな……嬉しいようで妬ましいようで、それと同じぐらい何故か心配で。

 

 

 

 ”……良かった“

 

 

「え?」

 

 

 ”真菰が無事で良かった“

 

 

「……うん、無事だよ、臨花のおかげ」

 

 

 “間に合って良かった”

 

 

「大丈夫だよ、臨花、私は何処にも行かない、簡単に死んでやらないから」

 

 

 そう答えても、臨花の顔色は変わらなかった、そんな顔をして欲しいわけじゃないんだよ、私は、臨花には笑って欲しいんだよ。

 

 

 

 “……帰ろう真菰、任務は終わった”

 

 

「うん……わかった」

 

 

 

 前を歩く臨花の後ろについていく、隣を歩けないのは、今の私は臨花の隣に立てるほど、優れてないから、強くないから。

 

 不死川さんのように私は強烈な何もかも吹き飛ばす風じゃない、冨岡さんのように、常に冷静沈着で、透き通るような水を体現出来ない。

 

 

 臨花のように、出来る事を全てを使って、輝く流れ星の様には、なれない。

 

 

 

 でもね、だからって諦めないよ、臨花、私は強くなる、あなたに笑って欲しいから。

 

 

 私の命の恩人には、親友には、笑って欲しいから、全てが終わった時、一緒に笑い合えるような、そんな未来を勝ち取りたいから。

 

 

 

「臨花」

 

 

 “……?呼んだ?真菰”

 

 

 

「……ううん、なんでもないよ」

 

 

 

 あなたの隣で、一緒に戦えるようになるからね。

 

 

 私の決意は、雪が降り積もり重なるように、静かに深々と心に、灯を灯した(・・・・・)

 

 

 

 




鬼滅、銃使うキャラもう少し居ても良かったよなって…
誤字報告助かります、感謝!続きは明日のどっかに出します。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。