フーハッハッピィてことで続きです。
ぽもの当時の心境は無でした、鬼滅の刃RPGでもあの段階の童磨に日が昇るまで戦い、撤退させた動画投稿者は片手で数えられる程度、なまじ後一歩で討伐出来たかもしれない所まで追い詰めたのは、ぽもが知る限りいません。
偉業です、臨花ちゃんにとってもぽもにとっても文句無しに偉業でした。
1分ぐらい燃え尽きて、じわじわと喜びの感情が湧き上がり。
ぽもは久しぶりに高えウィスキーを一本一人で開けました、翌日の仕事は前もって有休にしていたので二日酔いで吐き散らしても問題ありませんでした。
どうだ視聴兄貴兄貴。
これがぽもの全力じゃ!!!!!!
いやぁ……もう二度と戦いたくねえ……誰か一人でも欠けてたら死んでた……冨岡さん居なかったら真菰ちゃん死んでたし、不死川さん一人だったら最後の最後で童磨に臨花ちゃん殺されてただろうし。
というか最初の戦闘の段階で真菰ちゃん居なかったら不死川さんと匡近が来るまで耐久とか無理だったと思うし。
鋼の†アルケミスト†の最後の戦いみたいな感じだったな???
ぽもの今までの、それこそ鬼滅の刃RPG以外のゲームの中でもトップに位置する激闘でしたね、はい。
土壇場で覚醒しなかったら、真菰ちゃんが覚醒しなかったら、それ以外にも色々あげられる点はありますが。
とにかく、勝利です、勝ちました。
カナエさんも生きてるし臨花ちゃんも生きてる、他の参戦者も生きてる、これ以上の成果は無いでしょう。
ただ……んにゃぴ、悲しいかな。
このイベントで生存させたカナエさんは、那田蜘蛛山開始前に、どこかのタイミングで、寿命と言う形で死んでしまいます。
肺だけでなく、その他の身体機能が壊死し、生きてるだけで奇跡の状態。もって一年か、二年ほどが限界なんですよね。
身も蓋もない事を言うと仕様です。
その為胡蝶姉は炭治郎達と会う事なくこの世を去ってしまいます、ぴえん。
だからといってカナエさんを救った偉業は様々な所で良い結果を生んでくれます。
まずしのぶさんは原作軸より感情豊かになります、原作より毒舌が薄れ、ツッコミ役を買い、冨岡さんの通訳者(不完全)となるでしょう、敬語になるのは変わりませんね。
カナヲちゃんも然り、感情を面に出したり、大した事じゃない事は自分で考えられるようになります。そんでもって炭治郎に会ってLOVEパワァァ!により、元から可愛いのが更に可愛くなります、うっそだろ。
蝶屋敷の治療回復性能も原作軸より高くなりますし、蝶屋敷の面々の全体の表情が良くなります。
それだけに留まらず、鬼殺隊全体の士気も上がり、実力も向上します、モブ隊士のレアリティがコモンからレアが基本になります、Foo!
何より柱の方々のただでさえ高い士気が更に高くなるのがデカイです。
カナエさん救出達成で変わるのはこんな所だったかな、細かいのまでは(覚えて)ないです。
臨花ちゃんですが……何も言う事ないわ、つよい、臨花ちゃんつよい。
心の呂布さんがパンチライン食らってます、いやあマジで覚醒したな。
現時点なら悲鳴嶼さんの次に強くてもおかしく無いね。え?一番強くはならないの?ならないっす……岩柱さんを
覚醒を得た事によって前々から獲得に向けていた特殊技能『抜山蓋世』は確定で獲得。
それだけで終わる訳もなく、とんでもない成長しましたし、技能も増えたし、てかうん。見ましょうか、ステータス。
これが上弦の弐 童磨を退けた偉業を果たした、オリキャラじゃい!
【戌亥 臨花 階級<柱>
能力値 トータル 柱(中)
力>>>柱(中)
技>>>柱(中)
体>>>柱(下)
速>>>柱(上)
運>>>丙
呼吸
火0/0 水50/50 風50/50 雷80/80 岩20/20
派生呼吸
煌152/200
技術
剣術179/200 抜刀100/100 仙術142/200 居合100/100 体術100/100 歩法153/200 気配感知127/200 暗器術164/200 交渉術100/100 鉄砲術109/200 育成20/100 薬学31/100
技能
応急手当 耐忍 対の先 常中(上) 心眼 奇襲反撃 明鏡止水 交渉上手 分析 専心 研磨 掩護 転迷開悟 剣豪 覚醒 怪傑
特殊能力
『速度+』『抜山蓋世』『卓越技術』『艱苦奮闘』】
さて上から順に見ていきましょうか。
まず能力値ですが……これだけでもうとんでもない成長したのが分かりますね?体を除けば無限列車編での煉獄さん……いや速(上)だし超えてんな、くそつええやぁ^
次に呼吸、なんと一気に150越え、めちゃくちゃ上がりましたね。いやこれぐらい上がってくれないと労力に合わないので多少はね?
ちょっと脱線しますが、上弦と戦闘するという事が如何に成長させるかが、もうこの段階で伝わってると思います。
ましてや弱体化前の童磨は上弦の中で、最も厄介で、純粋に強いです。強者故の、天才故の弱点はありますが、追い詰められるとその弱点すら無くなります。
何度も言ってますが、偉業なんですよ、コレ。
それ相応に成長してくれないと困る。
さて話を戻して、技術を見てみましょうか。
全体の成長率も著しく伸びましたが、中でも仙術の壁越えに成功、実は粉凍りを吸わない様に仙術などを駆使して回避してました。
ただやはり火縄銃を片手で撃った際の反動をクリティカルに流せたのがこの壁越え達成に繋がったと思います。
そしてその鉄砲術も100/100到達どころか、壁越えに成功しました、童磨と同等のスペックの氷人形を破壊したのが壁越えの要因でしょうか。
とにかくこれで欲しかった技能「名工」獲得、技師と統合し、特殊能力獲得ですゥゥゥゥゥ……やったぜ。
さてさて技能ですが、特殊能力に移行したのを除いて、上位互換になったのが一つ、新しいのが二つですね。
上位互換ってか、これ最高位に位置する技能だな???特殊能力まではいかないけど、技能の中でのトップにある技能ですね。おぉまじかよ。
実は明鏡止水もそれに当たります、最高位の中では恩恵が低い方なので、あれですが。
さてそんな最高位技能「転迷開悟」ですが……はいはい、なるほど。
えーっと、精神力が更に強化された上に、魘夢などを含めた全ての精神系の攻撃効かなくなりました。うっそだろ。
無限列車編に臨花ちゃん参戦したらうまい!さん他が寝てる間に下弦の壱討伐しに行くぞこれ。
猗窩座さん参戦前に無限列車編終わらせられるんだけど、えぇ?強くなりすぎて今後の予定変えないといけないかもとかマジ?
あ、新しく増えた二つはこちらです。
【覚醒:あなたは覚醒した、偉業を成し遂げたのだ。
同格以上との戦闘時『赫刀』『透き通る世界』『痣』の内全て或いは何かが低確率で発動する】
【怪傑:幾たびの戦場を乗り越え、非常に優れた実力を持った。
戦闘開始から一定時間経った際のスペック低下を軽減する】
はい。
覚醒については、覚醒を達成したので技能としても登場、赫刀と透き通る世界は兎も角、痣なぁ〜〜〜……。
童磨戦最後に、上記の三つを一時的に入手しましたが、あれはあの戦闘だからこそ出来たことなので、暫くは痣も赫刀も透き通る世界も臨花ちゃんが使う場面は遭遇しないかと。
常時赫刀、もしくは透き通る世界を使える様にしようとする場合、確定で痣を常時化させる必要がありまして、常時発動させる為には反動動作の修行などのイベントか、はたまた強敵との決戦などする事ですけども。
ん〜〜〜!この先どうなるかわからんぴ……
臨花ちゃんの歳的に最終決戦まで生き延びるのは確定ですし、ゲームクリアまでに寿命で死ぬ事はありませんね。そこは一安心。でも25才で死んじゃうのかなしいなあ……まぁ痣発現も無しに上弦なんて倒せるわけもなく。
でもまあ臨花ちゃんは透き通る世界の入門も出来てますから、今後痣と透き通る世界を両立出来る様になれば、痣者の例外になれる可能性も微レ存?
そんな上手く行くか?わからんぴ……まぁぽも的には最終決戦後に生き残ってればもうそれだけでいいんだ(執念)
あ、技能「怪傑」は取り得ですね、これで長期戦がそこまで苦じゃなくなりました、まぁ極力長期戦はしたくないんですけどね。
さてそれでは最後に、特殊能力と参りましょう。
『卓越技術』は以前話していた通り、技師と名工が統合し、卓越技術へと変わりました。
これにより+して技と体のステータスが一段階上昇します。それだけでなく、卓越技術は全ての技術の成長速度を上げてくれる裏効果もあります。
手っ取り早く取れる特殊技能にも関わらずかなりの恩恵を得ますね???Foo!
んで予想外だったのは、奮の名のつく技能が四つ手に入れると併合し手に入れられる特殊技能『艱苦奮闘』を手に入れた事っすね。
奮シリーズの技能は全部で八つで、それの組み合わせ次第で三つの内どれかになるんですが、今回は『艱苦奮闘』でしたね。
肝心の内容ですが、強敵戦時、全ステータスが一段階上がるとこれまた単純かつ優秀。対強敵戦に限りますが、強敵戦にこそこういう単純強化が欲しい所さん?!なので、素直に嬉しいです。
そして今回の覚醒を得て、自我構築から構築された、臨花ちゃん専用の特殊技能である『抜山蓋世』を遂に獲得しました!テキストと効果見てみましょ〜かい!
【
力と速が+一段階上昇、呼吸による攻撃力、効力が著しく上昇、自身より質量のあるモノに対しての破壊力を二倍】
もはや言葉はいらないですね。
何かの能力値が一段階、呼吸強化までは50週目の時のキャラに手に入れた特殊能力と変わらないのは運命でしょうか?それに加えて自分より質量のあるモノに対しての破壊力二倍がや〜〜っぴいや!
霧氷・水蓮菩薩を半壊まで追い詰めたのはこの特殊能力を得たからといっても過言ではないですね……んにゃぴ。
素のスペック、技術に技能、特殊能力を足したら〜〜〜うん、現時点において、柱の中で二番目か三番目に強い位置ですね、うわあすごい。
普段は不死川さんとどっこいどっこいで、強敵戦に限ると悲鳴嶼さんに勝るとも劣らないかもしれません。
え?冨岡さん?あの人が完全に覚醒する時は最終決戦時なので……弱い訳ではないんですけどね、いや強いんすけどね、比べるとね。多少はね?
派手柱さんも弱いわけでもないです、素のスペックだけ見ると柱の中で一番低く設定されてますが、技能と特殊能力がオンリーワンの性能で、特に集団戦で活躍します。
……はい。
こんなもんでしょうか。
もう一度同じ事ができるとは思いませんが、童磨を撤退に追い込んだ事に成功させたのは本当に嬉しいっす。
これを得て、ぽもは「ぁ〜これゲームクリア見えたな」と思わず呟きました、もう一度教祖様が出張って来たり、不幸にも女装したラスボスに出会ったり、鬼勧誘!修羅と化した兄貴と出会ったり、目が六個あるやべー奴に出会ったりしない限りは何も心配いりません。
……いや半天狗も要注意対象だわ、壺も一人だとぎりぎり勝てそうにないかも、堕姫ちゃんもとい妓夫太郎くんはナオキ。
まあ上弦以外ならも〜〜何も心配する事はない、それと一部のクソ強モブ鬼。
ただ、ぽもはこれで確固たる自信を得ました、よって何が来てもぜって〜ぶちのめすというつよい サ ツ イ が芽生えたのですねぇ〜〜〜???
さてと。
ゲーム時間で10ヶ月寝たきりの眠り姫こと臨花ちゃん、そろそろ起きるらしいっすよ???
”目覚めた……ここは、蝶屋敷?アレから、どうなったのだろう……?”
“体を起こしたら音がしたので、そちらに振り返る、見知った人物がいた、カナヲちゃんだ、手に持っていた荷物を落として、驚いた顔で私を見ていた“
そりゃ驚くわ、10ヶ月寝てんねんぞ、いやまあ臨花ちゃんは次の日の感覚で起きてますけども。
”声をかける前に慌てた様子でカナヲちゃんが走っていった、誰か呼びに行ったのだろうか、それにしても驚き過ぎでは?……もしや数週間程寝込んでいたか?“
数週間どころじゃないんだよなあ。
あ、普通は10ヶ月も寝てたらそれはもうほぼ植物人間みたいなもんですし体力が落ちたり身体機能にも影響したりとしますがそこはゲーム。ちょっと先のネタバレですが臨花ちゃんは目覚めて二ヶ月程度で復帰します。
ちょうど冨岡さんが炭治郎に出会う辺りでしょうかね?
”暫くして、涙ぐんだカナエさんがきた、良かった、生きてたーーー救えた、良かった……良かった……っ“
うん、臨花ちゃんのやった事は無駄にならないよ。
”話をした。まず私は、なんと10ヶ月も寝たきりだったらしい、なるほど……これは、復帰するのに時間がかかりそうだ、頑張らないと”
そんでめちゃくちゃ復帰頑張って2ヶ月経つ頃には鬼殺隊のナンバー2か3だよ!やったね!
“今日ぐらいはゆっくりしてと心配そうにカナエさんが言うので、今日は大人しくしよう……うん”
それはそう。はやせそう。
“カナエさんはもう刀を持てないらしい、薄々気付いてた……それに、集中して
少ない時間だけど穏やかに暮らして欲しいですね……
ちな寿命でカナエさんが死ぬ為、童磨に対してあれ程の深い憎しみを抱きません。よって仇打ちに専念して、自らの肉体すら毒にしたしのぶさんは生まれません。
とはいえいつでも-覚悟完了-出来る人なので、最終決戦前にどうなるかは分からないんですよね。
臨花ちゃんと仲が良いのでその辺の判断も相談してくれると嬉しいんすけど。
“他の皆はあの後どうなったか、今どうしてるか。カナエさんに聞く。粂野さんは得た経験を未来ある鬼殺隊士に教えを説いて実力向上に励み、不死川さんと冨岡さんは柱としてそれまで以上に奮起して責務を果たしてるとのこと”
はい。
粂野ニキですが、両足の欠損により隊士引退……ですが、鬼殺隊士全体の戦力向上を図る為、屋敷を持ち、モブ隊士に教えを解いてくれます。
鬼殺隊士の鑑か???
その為モブの中でまともな鬼殺隊士が増えますね、やったぜ。まあモブ隊士なんで、死ぬ時は呆気ないし上弦には太刀打ち出来ないし下弦にも勝てないし弱っちいんすけど(うーん)
冨岡さんはより早く冨岡さん専用の奥義、水の呼吸拾壱ノ型・凪を覚えてくれそうです……てか時期的に覚えてるなコレ、上弦戦を得たので実力も増したと見て良いでしょう。
最終決戦で痣出たら、ワンチャン炭治郎より先に猗窩座倒せるかも???
不死川さんも同様に上弦戦で生存したので、粂野ニキ死んでませんが今回ので原作以上のスペックになったかも?最終決戦での兄上(笑)戦に期待ですね……まあ原作通り戦ってくれるかは分かりませんが。
”真菰は……左手を無くしたが、『絡繰義手』と命名される義手を使う様になり、復帰した……良かった、死ななくて、本当に”
真菰ちゃんは、何と覚醒!雪の呼吸に目覚めました、上弦戦で臨花ちゃんの次に成長したのは真菰ちゃんだと言っても過言でもなく。
ただ左手を凍らされて粉々になり、無くなってしまいました、悲しいかな……とはいえ手を失った程度で愛を覚醒させた鬼殺隊士が辞めるはずがなく。
義手という形で新しい手を手に入れます、時代的にも義手は存在しており、刀鍛冶の里の優れた技術がふんだんに使われるのですね?
は?刀鍛冶が義手まで作れるわけねーだろ?それ縁壱〇式見ても同じ事言えんの?
機械仕掛けの義手により、これはもう実力的にも柱と遜色ないっすね……今の段階でカナエさんより強い成長しちゃってるし。
もしかしたら柱になるかもしれませんね、上弦戦で生きて帰ってこれてますし、実力的にも問題ないし?
ちなみに絡繰義手は何処かの狼(或いはちわわ)さんが付けている義手のようなものっつーか、アレです。
忍殺?!忍びになった真菰ちゃん(ちがう)
“復帰してからは私の代わりをしてくれているようで、隊士を助け、鬼を滅しているようだ、つい先日下弦も一人で倒したらしく、柱入りを誘われたが、臨花の隣で戦い続けたいからと拒否して不死川さんと一悶着あったらしい“
はぇ〜なんかくそ面白そうなイベント起きてるやん!
これが百合の波動に目覚めて覚醒した真菰ちゃんかあ(ちがう)
一悶着起こしたのが不死川さんなのがその場面を想像させますね、冨岡さんはアレだし、宇髄さんは派手派手言いそうだし、悲鳴嶼さんは泣いてそう。
”……真菰には感謝しないと、それだけじゃない、粂野さんに不死川さん、冨岡にも、ありがとうと言わないと……誰か一人でも欠けてたら、あの勝利は無かったから”
それはまじでそうなんだよな、よく死ななかったわほんま。
“ふと、しのぶはどうしたのか聞いてみると、今日カナエさんの代わりに柱に就任したらしく、そろそろ帰ってくるんじゃないか、とのこと。そうか、しのぶが柱に……すごいな、すごい“
”それからもカナエさんと話を咲かせて暫くして、声が聞こえた、カナヲちゃんが出迎えて、暫くしてドタドタと音がする程にこちらに近付く音が聞こえ、私の寝ている部屋の扉が開かれた“
お。
うおぉ……まじか、一枚絵?
あぁぽも本当に童磨撃退できたんだなぁ、頑張った甲斐あるわ。
“私が何か言う前に抱きしめられた、心配してた、もしかしたら目覚めないんじゃないかって思った、心配だった、不安だったと。ごめんと言って、ただいまって返した”
“しのぶがおかえり、ありがとうと、そう震えた言葉で、涙声で、そう言ってくれた”
うま〜〜〜く臨花ちゃんだけ後姿で写って、その臨花ちゃんに笑顔で泣きながら抱き締めてるしのぶさん、それを見て涙ぐんでにっこりとしてるカナエさん、その様子を安心した様な顔で見ているカナヲちゃん。
そしてそれを見ててぇてぇ涙を流すぽも。
そんな感動の一枚絵を見て本日はここまで。ご視聴ありがとうございました。
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移り行く季節に振り返る事なく私は、鬼の頸を落とし、刀を収めた。
「真菰さま……!ありがとうございます!」
「敬称なんていらないよ、それより手当を、私はまだ鬼が残っているか辺りを警戒するから」
と言ってももう鬼の気配はない、ここまで来るのに
後は隠に任せて大丈夫だろうし、もうすぐ夜明けだ、一旦帰宅……いや、家に帰る前に、蝶屋敷に寄って行こう。
藤の花の家紋の家の方達に貰ったお土産も、一人じゃ食べきれないや。
あれから、あの寒い夜の戦いから、10ヶ月の月日が流れた。
不死川くんと冨岡さんは同じ時期ぐらいに復帰して、一層鬼狩りに励んでる……冨岡さんなんかは、あの戦いをきっかけに、新しい水の呼吸の型を編み出したみたいで……流石私の兄弟子だ。
後は口下手を直すだけだね。
粂野さんは……両足を失って、鬼殺隊士としては活躍出来ない体になったけど、お館様から屋敷を貰って、そこで未来ある鬼殺隊士に対して、教えを説いている。
立派な人だと思う、強い人だ。足さえ残っていれば……いや、こんな事を思うのは、あの人に失礼だろう。
カナエさんは、カナエさんの命は助けられた。もう刀を持つ事は出来ない体になってしまったけど……それでも、鬼に命を奪われる事を防げたんだ。
皆、誰一人あの戦いで死者を生み出さなかった、皆が無事に、とはいかなかったけど、カナエさんを助けられた、あの上弦の弐を、後一歩まで追い詰めた。
惜しかった、でもあの戦いは、私達の勝利だ、救えた命を確かに救った、その代償は少なくなかったけど、あの一戦を乗り越えた私達は、更に強くなった。
だけど、まだ臨花は目覚めない。
絡繰義手と狐面の人は言っていた、この義手は失った手と同様に思い通り動かせるし、機械仕掛けの手の中に仕込んだ絡繰は、今まで以上に鬼に対する手札を増した。
片手を失って鬼殺隊士を辞める選択肢はあった、でもそれは頭の片隅にもなかった。
私は今煌柱の、臨花の代わりをしている、といっても臨花と同じ様にとはいかないけど、それが私に出来る事だと思って、続けている。
あの戦いの後、お館様に柱として鬼殺隊を支えてくれないかと言われた、光栄な事だったし、頼られるのは嬉しかった。前迄の、鬼殺を志した時の私なら二つ返事で返してたと思う。
でも、私は……私が支えたいのは、たった一人の、家族に等しい一人だ、頼りになって、強くて、でも寂しがり屋で、ちょっと天然な、臨花だけ。
臨花の隣で支えたい、この刀を振るう力は、原点は、いつからか、そうなった。
だから柱を断ることを言ったら、不死川くんが怒った、何故柱にならないのか、お館様の命令を断るのはどういう事だとか、全部は覚えてないけど、色々言われたと思う。
私も不死川くんには言いたい事が多かったから、売り言葉に買い言葉を投げ掛けて、一触即発の空気をお館様の静止が無かったらと思うと、そこで戦ってたのかも。
お館様が「真菰の意思は堅いんだね、うん、わかった。でも真菰は、柱と遜色無い実力だって事は、理解して欲しい」と言った。
私は頷いて、その日の柱合会議は終わった。
終わって、不死川くんに呼び止めれて、止められた会話がまた始まった。
口喧嘩から互いに刀を持った喧嘩になるのは早かった、不死川さんは強かったけど、私もあの戦いから劇的に成長した、半日ぐらいは戦ってたと思う。
決着はつかなかった、互いに言いたい事を言い合って語りあった、それが終わる頃には「なら臨花が起きるまでテメェが代わりになりやがれ」と、言って、私はその言葉に頷いた。
不死川くんは私が柱になる事を認めていたからこそ、柱にならない私に怒ったんだと思う。
でも私は、臨花の為にここまで強くなれたんだ、臨花を支えたいから、柱になるより、隣に立ちたい気持ちの方が、強かった。
その事をしっかり言葉にしたら、不死川くんは渋々だけどわかってくれた、と思いたい。
思えばその日から「テメェからさん付けされんの、気持ち悪ぃからやめろ」と言われて、くん付けにしたんだっけ?
まあ確かに……同期にさん付けはおかしいかも。
私達の同期は少なくなったけど、それでも私と臨花と不死川くんは生きてる、生きた。
その事が、嬉しい。
私は、私達は生き残って、これからも生き続けるんだ。
「や、カナヲちゃん、これお土産」
蝶屋敷に着いて、出迎えてくれたカナヲちゃんに声をかける。
カナエさんが毎日面倒を見てくれるからか、最初にあった頃より随分表情豊かになったと思う、かわいい。
まだ自分で何かを決める事は難しいみたいだけど、それも時間の問題だと思う。
お土産を渡されたカナヲちゃんは困惑した様子で迷って、お土産を近くの机に置いた、あぁうん。いきなり渡されても困るよね。
「……っと、どうしたの?」
私の服の端を引っ張る……珍しい、どうしたのだろう、着いてきてって事だろうか?
案内されるままにカナヲちゃんに着いて行く……この道は、臨花の寝ている病室に繋がっている。
私より先に臨花に挨拶しろって事だろうか、カナヲちゃんもお節介になったなぁ……誰に似たんだろう?しのぶかな?
……あ、そうだった、しのぶに柱入りおめでとうって伝えないと……忘れてた、ここ数日は忙しかったし、息吐く暇もなかったしなあ。
そう思うと、この量を軽々こなしてた臨花はやっぱりすごい、臨花の凄さは、やっぱりあの速さだ、あれだけ速く動くのに何時間もあの速度のまま動く、天性の生まれ持ったモノなんだろう。
……私は臨花のように、全部を救えない、どうしても溢れる命だって、ある。
「……ついた」
「ついたね」
「えっと、どうぞ?」
「ん〜……?一人で会いに行けってことかな?」
こくこくとカナヲちゃんは頷いた、なんだろう、何か。
……嘘、まさかーーーーー!
少し慌てて病室の扉を開いて、目を見開いた。
ずっと、暇が出来た時は会いに行って、その度いつ起きるのか、起きた時はどうしようか、何を言おうか、何を話そうか考えて、その度に……もしかしたら、起きないんじゃないかって。
でも、ああ、やっぱり。起きたよ、起きた、やっとーーーっ!
“真菰?”
「ぁ……りん、か」
視界が滲む。
なにか言わないと、ええと、なんて言おうとしてたんだっけ、あれ?言葉が出てこないや、どうしよう、えっと、ええっと……。
“……少し髪が伸びたね”
「っ……臨花!りんか……っ!」
耐えられなくなって、涙を流す私を、臨花は優しく抱きしめて、私の頭を胸に寄せた。
暖かい、生きてる、起きてる、声が聞こえる、優しい声が、綺麗な目が。
“ただいま、真菰”
「おかえり、臨花……!」
感想多くてぽも嬉しいぞい。評価、誤字報告もありがとナス〜〜!
30話超えてやっと原作一巻の時期に突入するらしいってマジ?
ほな次回は金曜の夜ぐらいに出します、でも明日から土曜ぐらいまで忙しいんで土曜にズレる可能性は微レ存。