【実況】鬼滅の刃RPG【祝100周目】   作:ゆう31

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間に合いました続きです。


イベント発生〜三連発まで

 

 

 俺の名前はぽも!ただの饅頭さ!

 

 そんなぽもが黒塗りの男二人に襲われて、腐った餡子を埋められちゃった!

 

 中身は腐れ饅頭、頭脳は竜崎の1000倍下!

 

 

 迷実況者!ぽも、ここに見参!

 

 

 

 ばい……ゲホッ!はい、ぽもです。

 

 

 声がおかしい?最近ぽもは少しだけ性能の良い餡子をインストールしたので、その為です。まあ慣れます。

 

 

 前回は時透兄弟襲撃事件から二ヶ月程経過した所ですね、これからはイベントを踏んでいくと方針を固めて終わったんでしたっけ。

 

 

 では早速イベントをおこしていきたいと思うのですが、闇雲にイベントを起こし過ぎてチャートが混雑になってしまい、一日の予定が重なってしまうと、その時にイベントを起こせなかったキャラの好感度が下がるのでここは注意です。

 

 なんなら一度起こせなかったイベントはキャラの好感度と時期によっては、その周回では二度と起こせません、フザケンナ!

 

 

 臨花ちゃんの成長にも繋がる重要なイベントを中心に、予定を被らせない様に起こしていきましょう。

 

 

 そうですね……ゲーム時間から来年の春、その時期ぐらいに煉獄さんが炎柱になるので、その辺りを区切りにしましょう。

 

 

 (一部を除く)イベントが起きて困ることは特に無いですが、それで緊急任務や経験値の上手い任務を逃すとマズ味なので、その辺で一度方針を考え直すといいでしょう。

 

 

 特に鬼滅の刃RPGはNPCが重要なイベントを起こしている時、連鎖してプレイヤーにも重要なイベントが起きやすいので、その辺も注意しましょう。

 

 

 

 てな事でゲーム画面、今回の最初のイベントは〜〜〜〜〜?????

 

 

 

 

 ”温泉は良い、身も心も綺麗にする。日本の外ではお湯に浸かる文化が無いと聞いたことがあるが、この極楽を体験した事が無いとはなんと勿体ない……ぶくぶく“

 

 

 テキストメッセージだけかよ!おい!みせろ!

 

 ぶくぶくすな!きたな……いや臨花ちゃんのぶくぶくは汚くねえわ。

 

 

 ”温泉から上がり、研ぎに出した刀を受け取りに向かう最中、気配がした方を見れば、珍しい色の蛇が私を見ていた“

 

 

 蛇?

 

 

 おや。

 

 

 

 “手の甲を差し出してみれば、蛇は私の手の甲に乗って、心地良さそうに寝てしまった……ふむ。蛇は食べたことはないが、おいしいのかな……いや、辞めとこう、この蛇の懐き方を見るに人が飼っている蛇だ”

 

 

 確定ですね、例のあの人ですわな^

 

 

 彼はこの時期……というより、実は臨花ちゃんが鬼殺隊士になってから一年後に会えるようになります、今まで会えてないのは……まあ運ですかね(?)

 

 

 

 

 “蛇を甲に乗せながら歩くと焦ったような目をした隊士と出会った、どうやら彼がこの蛇…… 鏑丸という名の飼い主のようだ、話してみると……なんというか、独特な話し方をする人だ、伊黒小芭内さんと名を名乗ってくれた“

 

 

 

 てことで恋柱ガチ恋勢こと、最終決戦で株が急上昇し過ぎたイケメンこと、ムッツリスケベさんです。

 

 彼は炎柱さんが現役の時に蛇鬼から助けられ、それから修行を経て、冨岡さんと同じように長く鬼殺隊士を続けて柱に至る人です。

 

 恐らく今回もその例に洩れず、煉獄さんが柱になってから一ヶ月か二ヶ月かぐらいの時期に柱になるでしょう。

 

 

 今回の周回では伊黒さんとは深く関わっている訳ではないので、原作水準の実力だと思います。

 

 普通に強いっす、柱の中では体の値が低めで、技の値が高く、速が基準値といった所ですかね。

 

 

 伊黒さんは原作でもあった様に、柱の中でも頭脳に秀でており、特殊技能の中にも『頭脳明晰』と、状況察知に優れ、味方との連携が上手いです。そのため友好度が低くとも連携の水準を下回らないナオキです。

 

 

 

 まあ仲良くなった方がメリットあるんで仲良くしよね〜^

 

 

 

 “途中まで道が同じだったが、伊黒さんも私も特に話す話題は無いので、話す事は少なかった。話した内容と言えば、どうすれば強くなれると言った話題だろうか“

 

 

 

 まあ臨花ちゃんも伊黒さんも基本的に受け身だし、話し上手ではないからね、そういう意味ではあまり相性は良くないねんな。

 

 

 

 ”自分の中の決意、想い、守りたい日常、鬼に対する怒りを強く持って万力の力で(・・・・・)柄を握れば、君なら自ずと強くなれる、そう言うと伊黒さんの肩に乗っかった鏑丸がゆらぁ〜っとした、満足したのかな……?”

 

 

 

 ゆらぁ〜っとした(とは)

 

 

 ちなみに伊黒さんと同期でプレイして仲良くすると、毒舌言いながら助けに来てくれたりネチネチ言いながら修行の相手になってくれたり飯食う時はじーっと見続けられたりと、伊黒さんファンが萌え死ぬ様な内容になってます。

 

 

 なお不死川さん、煉獄さんの次に序盤中盤の死亡率が高いです。

 

 

 がんばれがんばれ

 

 

 

 “また会おうと言って別れる……直感、だろうか。彼とはまた会えそうだ、次は同じ立場で”

 

 

 

 

 てな事で伊黒さんイベントでした、文通出来る友好度までは稼げなかったので、次会う時は柱合会議ですかね?伊黒さん野良鬼相手にピンチになる事全然ないから救出任務とかで会わないし……

 

 

 合同任務でワンチャン?

 

 

 

 さて次のイベントに進む前にぃ〜……コメ返しにいくんじゃョォン!

 

 

 

 

 

 Qクソ饅頭の一番上手く行った周回おしえてくんろ

 

 

 

 ぽもさんってよべな。

 

 

 今回の100周プレイを除くと、そうですね。やはり最終決戦時に初手で無惨様に遭遇したのにも関わらず炭治郎組が来るまで凌いでしかも地上戦で両腕失ったのに生存判定成功した50週目のデータですかね。

 

 

 でも上手く行った周っていうと違うかも、ゲームクリアまで進めなかったけど振り幅の全てが上振れまくったデータは63回目でしたね。

 

 

 キャラクリ時に呼吸の才能点と才能値をガバってたまたまランダムにしたのですが……なんと炎と水の適正値が初手から100/200とかいうトンデモになりまして。

 

 そんで、最初から呼吸の壁越えをしていると特殊能力に『天才』が乗るので成長率がはんぱねえ事になってしまうんですね。

 

 

 最終選別が終わった頃にはもう既に階級『丁』レベルでしたね?????意味わからん強い。

 

 

 無惨!お前がくたばって這いつくばるのが楽しみだ……勝った!喰らえ!とどめだ、メタリカァァァァァァ……となったのですが。

 

 

 

 無惨……上弦の壱に……メスを投げたな……(襲撃イベント、俺氏単独、相討ち)

 

 

 いや、オリキャラで戦国のバケモノさんに単独で相打ち出来たって事がもうとんでもない偉業なんすけどね、それさえなければ最終決戦時に無惨様に「おまえみたいな奴が二度も生まれるな!」とか言われてたかも?

 

 

 

 Q.冨岡さんに交渉系の技術や技能って覚えさせられるん?

 

 

 覚える事は出来ますよ、ただ『無口』『口下手』『交渉下手』のマイナス三銃士によって、覚えても成長しません。

 

 なんなら外伝の時よろしく、何かと一悶着あったりします、介護が必要です。

 

 

 そんな皆んなから嫌われているかもしれない水柱(本人否定)さんですが、実は誰よりも教え上手というマスクデータがあります。

 

 

 鬼滅学園で先生だからですかね(?)稽古などで相手になると中々に良い成長をさせてもらえます。イイネ

 

 

 

 Q. このゲーム本当に存在すうわなにするやめ

 

 

 

 ん?何か質問が来てたかもしれませんが消えてしまいました。

 

 

 なんでだろうなあ?

 

 

 そう、キミ、そこの視聴者。

 

 

 

 

 

 み て い る な ?

 

 

 

 

 という事でぽもの実況動画の真理に気付きそうになった視聴者兄貴姉貴はSAN値を1d10/1d100減らしてください。

 

 

 

 ほな一通り質問は返したのでほなゲーム画面。

 

 

 

 

 “秋も半ば、やや肌寒くなってきた頃に有一郎は目覚めた。あの時、もっと早く助けられなかった事を謝ろうとする前に「俺に剣術を教えてくれてありがとう」と言われて、謝ろうとした言葉を閉じた。有一郎くんにとって私の謝罪は……違うと思ったから”

 

 

 おっ^起きましたね。

 

 

 ただ戦線復帰にはまだ時間かかるかな……この一年は難しそうですね、でもステータス的には庚以上は間違いないはず。最終選別終えて無一郎くんちゃんと兄弟同士切磋琢磨してクレメンス。

 

 

 そんな無一郎くんは

 

 

 

 “少しばかり話して、無一郎くんが来たので席を外した。兄弟同士話す事があるだろうから、部屋を出て扉の横にいると、通り掛かったしのぶが手招きをしてたので、着いて行く事にした“

 

 

 んお?時透兄弟イベかと思ったらしのぶさんイベだった件について?

 

 

 なんでしょうかね?

 

 

 

 “しのぶによると有一郎くんは、今年の終わりには復帰出来ると言うそうだ。せっかくだからカナヲちゃんや他の継子達と稽古させても良いかと言われたので、有一郎くんが良いなら良いよと言っておいた”

 

 

 ん、カナヲちゃん以外にも継子いるのか……ああそういえば居ましたね。

 

 でも原作同様、鬼滅の刃RPGでも殆どの確率で全員死んじゃうんだよなあかなしいなあ……70回目の時は生き残ってたっけ?

 

 

 ああそうだ、その時のオリキャラと恋仲になりそうだったんだそのモブ継子、乙隊士ぐらいまで進められたけど何で死んだんだっけ、なんか普通にクソ強モブ鬼に負けた記憶が(ある)

 

 

 

 “……カナヲちゃん以外の継子に会った事ないよと言うと「機会が合わないからですね……?」と何故か少し焦った様な声で言っていた、なぜ?”

 

 

 多分臨花ちゃん式スパルタ稽古をさせたくないからじゃないかなあ^

 

 

 

 “……しのぶは蟲柱になってから敬語を使うようになった、カナエさんに似るようになったというべきか、しのぶの顔をまじまじとみるが、うん。いつみても顔が良い”

 

 

 顔だけで食っていけそうな人だから(多少はね)

 

 

 

 “じっと見つめていたら目を逸らして「ひ、久々に稽古でもしませんか?」と言われたので、望む所と返した。結論だけ言うと私の勝ちだった、悔しそうな顔をして敬語の外れたしのぶは久々に見た気がする“

 

 

 

 カナエさんが無念の死を遂げてないのでしのぶさんが良い成長の仕方してて良いゾ〜^‘これ!ちな臨花ちゃんの勝ちです、なんで負けたか明日までに考えといてください(プロサッカー選手風)

 

 

 いえまあ、総力的に臨花ちゃん柱の中で二番目か三番目に強いんで……それとぽものさいきょうむてきのはいぱー⑨プレイセンスっすかね(笑)

 

 

 

 ”……またしのぶは速くなった、特に突きの出の速さは防御するのでギリギリだ。この速さに強力な毒……しのぶもやはり“柱”なのだなと改めて実感した、彼女に負けないように、私ももっと強くならなければ“

 

 

 

 てな事で有一郎くんおはようイベントとしのぶさんイベントでした、しのぶさんのイベントは内容に関わらず技術「薬学」が上がるのでうま味。

 

 

 あ、質問来そうなんで先に言いますがまだ真面目系おせっかい美少女こと神崎アオイちゃんはまだ蝶屋敷にいません。

 

 タイミング的には無一郎くんの最終選別の後です。アオイちゃんと仲良くすると蝶屋敷の回復性能が上がるので仲良くし得です、はやくあいたいね。

 

 

 アオイちゃんは数少ない実機プレイ非対応キャラです、その理由は最終選別で心が折れてしまうからですね。

 

 鬼が怖いだけならまだ何とかなったのかも知れないんですが、同期にまごう事なき天才少年がいるので、その圧倒的才能に打ち拉がれたのもあると思います。

 

 そんなアオイちゃんですが、アオイちゃんと同期で同年代、水の呼吸でパーフェクトコミュニケーションを5回連続成功するとなんと、隊士として活躍するようになります。

 

 

 女たらし?いいや、純愛だよ。

 

 

 最終的に柱一歩手前ぐらいに成長するのでアオイちゃんのかっこいい姿が見たい人は狙ってみるのも面白いかもしれませんね?

 

 

 

 

 さて、余談も済んだ所でほな倍速止め!イベントや!

 

 

 

 

 ”ふと町を歩いていたら体調の悪そうな人が居たので声をかけると涙を流して抱きつかれた、むにゅとした。ええと、なんだろう。とりあえず落ち着いて欲しい“

 

 

 むにゅとした?

 

 

 それなんて甘露っぱい?

 

 

 

 ”話を聞いてみると自分を偽っているのが辛い、私のままの私が居られる場所ってこの世にないのか、と言ってまた泣きそうになったので手巾を渡した。鼻をかまれた……ああうん、謝らなくていいよ、あげるよ“

 

 

 この子と会話するとテキストが楽しくなるから好きだ……(伊黒さんこいつです)

 

 まあもうわかってると思いますがとんでもないもの(何がとは言わない)をお持ちの甘露寺蜜璃さんです。画面では珍しい黒髪ですね。

 

 この時期ではまだ隊士にすらなってなかったのか……煉獄さんが柱になる時期が来年春程なので、これから鬼殺隊に入る感じですかね。

 

 

 

 “自分を偽る必要なんてどこにもないと言うと「でも私、本当は髪も桃色だし……」と言うので、それを言うなら私だって銀色の髪だよと言うと「力だって男の人よりあるんだよ?」と言われたので私も一般男性よりは力はある方だ、それを偽ろうと思った事は一度もないよ“

 

 

 まあ鬼殺隊士やってれば(そりゃそう)

 

 臨花ちゃんは鬼殺隊士の家系だから尚更筋肉の付き方が一般人とは違いますわな、まあ甘露寺ちゃんみたいな体質的なアレじゃないけども。

 

 

 

 ”「私が私のままでも添い遂げれる殿方はいるかなあ?」……ふむ、むむ?そういう話だっただろうか?ええと、ごめん。それはわからない、その、そういうことには疎い……です“

 

 

 

 です?!(草)

 

 

 今までで一番動揺してないか?臨花ちゃん、いやあ新たな一面もかわゆすなあ(にっこり)

 

 

 

 ”視線に気圧されて、慌ててどういう方を探しているのかと言うと「私を守ってくれるような強い殿方!あなたは?」私?……考えた事なかった「えぇ?!勿体無いわ!」そう言われても……“

 

 

 臨花ちゃんの好みタイプが聞けるってマジ?!

 

 

 実際どんな人が好みなんだろう?ちょっと興味あるからぽもにも教えて(教えて)

 

 

 

 ”うーん……好み、好みの人か……思いつかない、私の話は今は置いておこう。この子の問題を解決すべき。とは言ってもどうすれば良いのだろう?むむ……真菰が居ればこんなに悩まなくて良いのに”

 

 

 おい!教えろや!

 

 

 ままええわ……(テンションガタ落ち)

 

 

 

 “強い人、か。鬼殺隊士ならそういう意味では多いかもしれない。でも……言い悩んでると「私ね……人の役に立ちたい、私のままで」と呟くように真剣な顔で「どうかなあ、私に居場所、あるかな?」と私の目を見た”

 

 

 

 うおっととととちょいまちここで選択肢くると思わんかったンゴ、イカ食ってたゲソ。

 

 

 んにゃぴ……二択?

 

 

 はぇ〜〜〜鬼殺隊に誘うか否か選択できるんかあ、こういう時は臨花ちゃんが悩んでる時にプレイヤーに丸投げしてくるですが、そうか臨花ちゃん迷ってるんか。

 

 

 ぽも的にも、正直言うと甘露寺ちゃんには日常の中で穏やかに生きて欲しいんで鬼殺隊に誘わない選択肢はありなんだけどね。

 

 

 伊黒さんには悪いけどここは誘わない選択肢するかぁ〜〜〜〜〜メンゴメンゴ!たわわちゃんの活躍を見たい方はごめんね!そんなわけでポチッとな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 したのが18回目の時の周回です、その周ではその選択肢を選んだ七ヶ月後に甘露寺ちゃんと再会しました。

 

 

 夜に。

 

 

 はい、鬼になってです。

 

 

 あの時のショックはもう……なんというか、続ける気無くなって甘露寺ちゃんの餌になりました、はい。

 

 何がってプレイキャラの事忘れてるのが一番キツいっすよね、覚えてすらないってマジかよってなりました、てかその時のテキスト見ると家族も食ってるみたいで尚更キマしたね。

 

 

 

 そういう罠が鬼滅の刃RPGには沢山あるので要注意です、ぽもはもう慣れました(慣れてない)が、感情豊かな人は失禁しチャ〜ゥ⤴︎

 

 

 

 そんな過去があるので鬼殺隊に誘いますほな伊黒さんと付き合っちまえよ!ポチッとな!

 

 

 

 

 

 

 “……わかった、なら私が貴女の居場所になってあげる、ついて来て”

 

 

 

 

 いや臨花ちゃんさん!?直訳し過ぎて捉え方によってはとんでもないですよそれ?!

 

 

 

 “「ひゎ!わ、わわわ私そういうのじゃないわ!……でもかっこいい……ときめいちゃった……惚れちゃう……へ?いきなり手つなぎ!?まってまって!私戻れなくなっちゃうわ!だ、だめー!」“

 

 

 

 

    _/ ̄/_  

   /__  _/  

  /__  __/  

   /_/   

   / ̄ ̄ ̄ ̄/ 

    ̄ ̄ノ /  

      ヽ、_/   

     /__7 ./''7

     /__7 ./ / 

     ___ノ / 

    /____,./  

 

 

 やったぜ。

 

 

 

 てなことで恋に生きる女の子を落として試合終了、ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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 ある日の、春の夕暮れ。

 

 

「……ってね!最初は驚いちゃった!まだ心の準備も出来てないのに〜〜って!」

 

 

 

 ……何をやっているんだ煌柱は。

 

 

 口には出してないが多少尊敬していたものが少し消えたぞ。

 

 

 俺と甘露寺は同じ任務で里に来ている、この辺りに鬼の形跡があるということで、調査が一段落したので食事処で休息をしていた。

 

 

 甘露寺の食べ方は見てて気持ちが良い、俺はそこまで食べられないから、美味しく食事を頂く君が好きだ。

 

 

「でも嬉しかったなあ〜……思い出したら会いたくなってきちゃった!」

 

 

「……俺から言っておこうか」

 

 

「んー!大丈夫!私、臨花ちゃんのお家知ってるわ!」

 

 

 いや、いきなり家に押しかけたらびっくりすると思うのだが。そもそも居るかどうかも定かでないのでは?

 

 

 ……い、言うべきか?これは言った方がいいか?だがはっきりと言って悲しんでしまったらどうする、どうすればいい鏑丸、こういう時はどうすればいい、教えてくれ。

 

 

「あ、でも臨花ちゃんは忙しいからお家に行っても会えないかもだわ……!」

 

 

 気付いてくれた、よかった……。

 

 

「そうだわ!なら真菰ちゃんに会えば臨花ちゃんにも会えるはずだわ!」

 

 

 

 それは結局……どうするんだ、変わらないのでは。

 

 

 ……次、戌亥に会う機会に教えておこう。

 

 

 

「そうだわ、伊黒さんは臨花ちゃんとはどうやって知り合ったのかしら?」

 

 

「……初対面は確か、刀鍛冶の里だったな、珍しく鏑丸が俺から離れるから、追っていくと煌柱が手の甲に乗せていた」

 

 

「はわ……すてき!」

 

 

「その時は気付かなかった、後から……俺が柱になって、そこに居た時に気づいた、あの時出会ったのが上弦と戦った柱の一人だと」

 

 

 

 俺は基本的に一人で動く、鬼殺隊内での情報もその時は重要視していなかった。煌柱は他と違って主に危機に瀕している隊士の助太刀や、特定の……お館様に直々に命令された任務を主にこなす。

 

 

 鬼との戦いで危機らしい危機は柱になるまで無かった、傷も深く負うような事もなかった為に、蝶屋敷に行く事もない。会う機会が無かったのは、そういう理由からだろう。

 

 

 

「一緒に戦った事はあるのかしら、知りたいわ!」

 

 

 そんなキラキラした目で見られてもな……。

 

 

 

「一度ある、俺の担当地区と被った時だ」

 

 

 

 そうだ、あの時だ。

 

 

 未だに記憶に覚えている。

 

 

 

「その話はまた今度にしよう甘露寺、そろそろ夜が来る」

 

 

「はわ!そうだわ、伊黒さんの足を引っ張らないようにしなくちゃ!」

 

 

「甘露寺は良くやってる、柱の枠が残っていたら柱入りも出来てた実力だ」

 

 

「やだそんな、嬉しいわ!素敵!」

 

 

 

 お世辞だと思われてるだろうか、俺は本当に思っているんだが。甘露寺は『甲』隊士の中でも桁外れだ、いつでも柱になれる実力は既に持っている。

 

 

 俺と、柱と同等の実力を持つ隊士との合同任務、油断も慢心もしないが、万が一もないだろう。

 

 

 仮にあったとしてもその時は、君は俺が守る。

 

 

 

 

 俺と甘露寺は食事処を後にして、鬼殺隊の責務を開始した。

 




感想評価、誤字報告等々ありがとナス〜!ここすきも見てるで!

次は水曜から金曜の間のどっかに出します。

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