元上弦戦はまだです(にっこり)
は?じゃあ前回の最後の何だよって?それは後にわかるお^
驚かせるんじゃねえぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!
はい。ぽもです。
前回は時透兄弟が下弦を討伐した直後に二人に出会って終了しましたね、はい。
なんだよマジでよォ!ビビり散らかしたじゃねえか!ほんま勘弁しちくり〜^
はい、てなことで無一郎くんがちゃん柱になりましたとさ、ん?有一郎くんちゃん?「弟がなるなら俺は良い、アイツは一人だと危なっかしいから俺が見てやらないとダメだ」って言って柱になるのを断ってます。
兄弟愛〜^良いぞ〜これ!
てな訳で、有一郎くんちゃんは霞柱になった無一郎くんちゃんとほぼツーマンセルで動く様になりました、狙い通りです(運です)
は〜……ほんまビビったわ、鬼滅の刃RPGは大抵、ああいうエンカウントは兄上だったり教祖だったり鬼勧誘マンだったり卑怯者ジジイだったり歪んだ壺生成まんだったり唯我独尊無惨天下だったり。
デレです、まごうことなきデレ。
ぽものあんこが少しだけ溶けましたが支障はありません、は〜〜〜〜〜……良かった。
ぽもも安心したって事で、質問返しのコーナーです。
Q.原作より鬼滅の刃RPGの方が無惨様賢くね?
ゲーム補正で原作よりマシな頭になりましたがそれでも元が無惨様なので、プレイヤーが自分で鬼の首領になった方が鬼殺隊壊滅エンド出来ますね(笑)
とはいえ仮にもラスボス、過去の周回プレイでも無惨様の命令を受けた鬼によって何度も殺されてしまいました。
無惨様が頭良いというわけでなく、その命令を受けた鬼が頭良いって感じですね(どこまでも頭無惨)
まあもう察してると思うので言いますが、今回の臨花ちゃんの仮想敵もそのタイプです、ていうかあれだね、正直に言います。
詰みかけました。
Q.プレイヤーが死ぬ以外にバッドエンドになるケースって何ある?全部教えて♡
何でもは知らないわよ。知ってることだけ。
ってな事なんでぽもの知ってるバッドエンドになるケースだけ紹介するョオ!?あ、データ上存在するバッドエンド方法は抜きにします。
まず有名なモノから、これはオリキャラプレイじゃなくても発生するのですが……無惨様逃走成功ENDです。
はい、最終決戦で逃げる事に成功した無惨様ですね、あの後やって来た禰豆子見つけて吸収して太陽克服して鬼殺隊破滅します、はい。
耐久戦で無惨様に戦闘エリアから逃走されるとこうなります、ただ珠世さんの弱体化でヨボヨボ爺さんなので、狙わないとこのエンディングは見れないっす。
禰豆子死亡もバッドエンド条件ですね、本格的に無惨様が引き篭もるので……はい、鬼殺隊が寿命で死にます。
それとお館様が最終決戦前に死ぬとバッドエンドです、任務不達成が何連続か続くとお館様死亡ゲージが溜まり、一定毎に生死判定が入るようになります……これは8回目のぽもの動画で見れますね……んにゃぴ。
後プレイキャラのストレス値が最大まで高まり、突破すると精神崩壊して死にます、具体的に言うと恋人が死んで家族も殺され親友が鬼になると簡単に起こせるオ^
クソが!!!!!!てめえだよ壺クソ!!!!歪みダコが!!!八つ裂きにしてやるからな!!!!
ふぅ……。
はい、そんな所ですかね?
あ、柱が決戦前に死にすぎてもバッドエンドになりますね、モブ隊士も全体の八割が鬼に殺されると組織として終わってバッドエンドだし……あ、炭治郎が鬼化して、一定時間内に戻せないとこれもバッドエンドになるか。
こう思い返してみると結構ありますね?????
Q.鬼滅の刃RPGは原作基準の時系列?それともアニメ?
お、未プレイニキかな?オッスオッス!(気楽な挨拶)
例えば炭治郎きゅんの最終選別は原作だと11月中旬辺りだと思われるのですが、アニメ版だと描写を見るに、桜が咲いているので四月あたりだと予想できます。
基本的に原作基準です、外伝や小話もそうですね。なので炭治郎きゅんが最終選別を突破するのは11月頃になります。
まあ厳密に明記されていないので、確定してる情報ではないですし、プレイの流れによっては前後がありますが、大体は原作基準の時系列で大方の流れは決まると思って頂いて大丈夫です。
ほな今回の動画の最後の質問。
Q.元上弦って何人いんの?
一人です。
……って言うにはちょっと語弊なので付け足すと、平安と戦国、江戸前期を除いたそれぞれの時代に一人居ます。
二人以上は同じ周回では存在しません、鬼滅の刃RPGはこれでいて名前のあるキャラを極力、原作以外で出さないように心掛けているようなんですよね。
とはいえ全部の時代で同じ元上弦を使うのはなんか俺たちのプライドがゆるさねえよな?ってな感じで別々の血鬼術、姿形で作りやがりました。ゲーム難易度向上のために。
ちな江戸前期以前に鬼プレイをする場合だと、この元上弦枠はランダムに選ばれます。
ただでさえ運が悪かったら死ぬのにさらに死亡フラグを増やすワニ共です、人の心を教室に忘れてきたに違いない。
江戸後期は元上弦の陸、明治時代は元上弦の伍、大正時代は元上弦の肆です。
余談になるかもしれませんが、この中で一番厄介なのは明治時代の元上弦です、こいつ劣化版童磨みたいな能力してんのに空間系血鬼術も使うし半天狗みたいに本体が小さくなって逃げます、ぽもは過去二度だけ戦いましたがその二回とも敗戦しました。
はい……(げっそり)
まあ今回の元上弦の肆はそれと比べるとマシ……と言える程マシでもないです、僅差でこっちの方がまだってぐらいです、はい。
江戸後期の元上弦は魘夢タイプの後衛特化なのでどうとでもなりますね(笑)
ちなみに最終決戦までに上弦が四人欠けると、この元上弦がその欠けた枠に埋め合わせで入ります。
五人欠けるとどうなるかはぽもは知りません、最終決戦までに五人欠けさせるってそれカナエさん救出での童磨戦で頸落として無限列車で猗窩座殿倒して〜〜〜ってそれなんて縁壱???
とまあ質問返しはこのぐらいに、ほな続き→トゥモロー、ヘイヨ!
“あの後、無一郎くんは霞柱として就任した……隊士になって三ヶ月程で柱になったのは……鬼殺隊の中でも初めてなのでは無いだろうか?「これも師範のお陰だよ」と無一郎くんは言うが、この結果は無一郎くん自身の努力と才能の結果だ……もっと自分を褒めて良い“
んじゃぴ……実際無一郎くんちゃんの努力と才能ですしおすし。
兄貴ブッコロ記憶喪失パワーが無くとも臨花ちゃんとの稽古で原作同等ぐらいか少し上ぐらいにはなってますけども、そう言った意味ではちゃんと師範してますね???
”お館様は「柱が9人揃う時も遠くないね」と言っていた、私も同じ気持ちだ、それに私達と比べても、遜色の無い隊士もいる。これから増えていく……風が吹いている、私達の刃が鬼の始祖に届く日も近い、直感的に、そう感じた“
せやねぇ……ゲーム時間で今年の冬に那田蜘蛛山が起きると踏んでいるので、そろそろですよ……ええ。
来る日に備えて、ほなイベント起こしましょ〜〜〜ね〜〜〜^
ほな次のイベントまで、倍速ゥ倍速ゥ!
なうろーでぃんぐ☆
”夏も終わる頃、蝶屋敷にて私はしのぶと薬学研究をしている……助手のようなものだ、時折こうして共同作業をするが、やっぱり私はまだまだだな……薬学に於いてしのぶの右に出る者は誰もいない“
お、しのぶさんイベントだ。
今回の周回でのしのぶさんは上弦の弐に対して原作と比較するとまだ低い殺意で抑えられてます、カナエさんが死ぬと上がりますが、それでも寿命で死ぬので、原作の様に自分の体を犠牲にしてでも殺してやるって程憤怒の感情になりません。
とはいえしのぶさんは柱としていつでも†決意完了†出来る人なので、このまま進めると自分犠牲にしないと勝てないかもって思って、全身猛毒人間に人体実験を進め→トゥモロウします。
童磨の性能上、しのぶさんが犠牲になれば最終決戦で原作同様、勝てます。これはほぼ確実に決定しているチャートですので間違いないです。
”しのぶは毒の調合を複数作る、日輪刀に仕込む毒を鞘で変えながら、通用するかしないかを試しながら鬼を斃す。正直言ってしのぶの毒の威力なら下弦以下の鬼なら一撃でも入れれば鬼殺完了だ”
ラスボス級以外一撃死って考えるとやっぱしのぶさんとんでもねえな……色々ピーキー過ぎてしのぶさんの実力評価が人によってまちまちですが、ぽも的にはちゃ〜んと柱してる人ですよ、ええ。
全てを失ったSINOBUさんは筋肉を限界まで酷使し、頸を切れる様になるのですが、その実力は「修羅」としか言いようがありません。
しのぶさんに足りないのは頸を斬れるだけの筋肉が無い、ただそれだけです。それさえあれば毒で弱らせた後に頸狙ってグットゲーム、ウェルプレイ。
とはいえそれが出来るのはSINOBUさんであってしのぶさんではないので、最終的な評価は柱の中だとやはり、やや弱い部類の入ってしまうのは仕方ないですね。
ただしのぶさんは実力面ではその評価ですがそれ以外の評価は最高に近い打点です、この人いないと詰んでるって場面原作でも多いですしね。
童磨討伐もその場面に当て嵌ります。
なので今回もしのぶさんには犠牲になって頂き……
“「わかってます、私では……一度に与える毒に限界がある、上弦に自分の力が通用するか……正直、自信があるとは言えません」……口を閉じてしのぶの言葉に耳を傾ける”
“「……臨花、私は姉さんを追い詰めたあの上弦を許せない、だから……何としてでも殺したい、だから」待って、それ以上言わなくて良い”
来ましたね。
しのぶさんと何度かイベントを発生している、技術薬学を覚えている、しのぶさんとの好感度がかなり高い、これら三つの条件を達成していると、自分の身を犠牲にして上弦の弐、童磨を斃したいと相談してくれます。
相談と言ってもしのぶさんの中で童磨を追い詰める算段は既に出来てます、覚悟もあります。これは確認の様なものであり、どう思うか、思ってくれるかを試しているようなものです。
童磨を確実に殺すならしのぶさんの犠牲は必須と言えるでしょう、鬼滅の刃RPGをしていなくても、童磨が如何に巨大で、強力な鬼か、視聴者兄貴姉貴はもうご存知だと思います。
“……あの鬼は強かった、最初から本気を出されていたら、今ここには居なかったかもしれない。次戦えば、付け入る隙はないかもしれない”
本気の状態の童磨を弱体化無しで倒すには、それ相応の準備が必要で、それを含めても突破率は五分五分、童磨の血鬼術の性質上、それも短期決戦で決めなければ、ほぼ詰みます、終わりです。
結論を出しましょう。
“だからなんだ、それでしのぶを犠牲にして得る勝利は本当に正しい勝利か?私はしのぶを最後まで死なせない、鬼に殺させない……
しのぶさん生存ルートを狙います。
何言ってんだ????無理だろ、ついに饅頭も腐り切ったか!そう言おうとしたそこの視聴者ニキ!あいや待たれよ!
ちょっとぽもの話を聞いてくれ。
前にも言いましたが童磨の唯一の弱点は「熱が無い」事です、感情無し男くんなので、再復活する意思も持てなければ、土壇場で強くなる事もありません、下振れする事は無いですが上振れする事も無いんです。
そして何より超スロースタータータイプなのでほぼ必ず、童磨の初手は様子見に徹します。
童磨はトップ3に入る程強力な鬼です、一度教祖様のペースに乗せられたらもうほぼ詰みです。
この鬼を真正面で戦って勝つには、短期決戦、それ以外にありません。
原作での童磨戦でのしのぶさんの敗因は多々ありますが、特に著しく“コレ”だと言えるが一つ。
一人で挑んだ事、コレです。
仮にあそこにもう1人柱がいれば、しのぶさんの毒で弱らせた隙をもう片方が付けば、童磨が毒を完全に対策するまでの時間戦ですが、かなり勝敗は変わると思いませんか?
まあその辺の理由は全部後付けです。
そろそろしのぶさん生存させてえなあ……
そう思っちゃったので、何よりしのぶさんを犠牲にしなくても童磨に勝てるかもしれないぐらいには臨花ちゃん並び、他柱の成長の伸びが良いので、よっしゃあ!やってやろうじゃねえかァ?!
おーん⌒,_ゝ⌒
“しのぶは一人じゃない、皆の力を合わせれば、上弦の弐の頸に刃を振る、だから「それ以上言わなくて良いです……わかったから」……うん“
てな事でこの判断が凶と出るか吉と出るか?はてさてどうなったかは最終決戦にて!チャンネルはそのまま!乞うご期待!
俺たちの戦いはこれからだ!〜完〜
いや終わらねえよ?!
……あっ、やべ、アオイちゃんと会ってねえや、これはガバ、まぁ別の機会で会えるでしょ。
ほな次のイベント。
“もうすぐ秋になる……巡り廻る季節は、人の気持ちに彩りを与える、それを奪う者を、私は許せない、人の生活を脅かす鬼を私は斬る、それが柱であり……鬼殺隊士の責務だ”
かっこいいっすねぇ!臨花ちゃんはこう思ってるけど、獪岳くん、君は?(笑)
命乞い侍をいぢめるのはさておき、この時期で確定で起きるイベントといえば?
いやまあ言わんでも察せると思いますけどもンニャア。
“そんな決意を新たにして数日後、伊黒くんが下弦を討伐、蛇柱になった……伊黒くんは私と会う機会が無かっただけで、私より半年遅い時期から鬼殺隊として活動してたらしい、実力も経験もある隊士だ……誰から見ても、柱の逸材だろう“
はい、てな訳でムッツリ弱視さんが柱入り、これにて九人の柱が揃いました、原作とこの動画での違いは今の所この枠に全身筋肉娘ちゃんが居ないのと、上弦戦に参加した無口過ぎる男さんと、顔が怖すぎる男さんが原作より強いぐらいですね。
我らのアイドル枠、真菰ちゃんも上弦戦経験者なのでくそつええや^って感じ〜〜〜????
現時点で単純な戦闘能力だけ見ればこんな感じの序列になると思います。
悲鳴嶼さん>不死川さん≧臨花ちゃん≧冨岡さん>真菰ちゃん>>煉獄さん≧伊黒さん>無一郎くんちゃん≧宇髄さん=しのぶさん>>甘露寺ちゃん≧有一郎くん>>>>>越えられない壁>>>一般隊士
はい。とはいえこの評価は絶対とは言えません、総合力で言うなら宇髄さんとしのぶさんは煉獄さんの位置ぐらいですが、今回は単独の戦闘面で見た序列付けなので(多少はね?)
冨岡さん何だかんだ強いな?いやまぁ霧氷菩薩に土壇場で未完成の凪使って致命傷防いでるしそれもそうか。
無一郎くんちゃんが伊黒さん、煉獄さんより下なのは経験が少ないからです、ただ原作より数ヶ月刀を握った時期が長いので最終決戦までにどうなるか期待ですね???
……はい。二番手か三番手に臨花ちゃんいるの我ながらよ〜〜育成出来たなって……いやまあ、臨花ちゃんの独断専行で突発的に起きたもう二度とやりたくない童磨戦が主に影響してるので、ぽもの腕の見せ所でした^とは言えないんですけど(苦笑)
んで何のイベントだっけ?(画面に戻ります)
“真菰と茶の間で、その報告を聞いた……真菰は、柱にならなかったね……?「臨花は所々抜けてるから、私が一緒に居ないとね」……ん、そうだね……ただ、真菰はそれで良かったのか、私が原因で真菰の行動を束縛していないだろうか?少しだけ、そんな不安が私を悩ませる“
あ、真菰ちゃんイベントかぁ!
何度も思いますが、この子生存ルートで初めてなかったらぽもの実況動画は失踪して疾走(激ウマギャグ)してましたよね、いやマジで。
真菰ちゃん生存でプレイヤーが柱、真菰ちゃんが柱相当まで実力ある時のイベントなんてぽも知らないんだけど(知っている方が稀)
なんやろ?
”口に出していただろうか、真菰はやや怒った様な様子で「何それ、私は臨花の隣に立ちたいから強くなって、臨花を守りたいから選択したんだよ、変な事で悩まないで」と言われた……そっか、嬉しいな“
いちゃいちゃしやがって(嫉妬)
ぽももその気になれば……え?黙れ?お前に彼女は一生作れない?万年敗北者?暗黒で餡子?所詮四天王の端くれ?栄誉魔法使い=年齢?
ゴッ……!ゴギガガガギゴ……ッ!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!(恋愛のカード落としちゃった!)
”これからも頼りにしてるね、所で……何か隠してないだろうか?“
ん……?ごめん臨花ちゃんぽも全然わかんないんだけど(雑魚)
真菰ちゃん何か隠し事してるん?
”「何も?」ほんとに?「ほんとに」嘘「うそじゃないよ」頑固「臨花程じゃないなあ」……嫌っちゃうぞ「えぇぇ!?ごめんごめん!許して?」“
いちゃいちゃしやがって(キマシ?キマシか?キマシなのか?)
ちょっとぽも、いやらしくしてきま(((健全キック!!!ぽもは死んだ。
”素直に言うなら許しても良いと言うと「うーん……もう少し待って!」と言われた、むぅ、まあ、良いけど……”
何やろか?でも何かのイベントフラグ立ったらしいし、放置で良さげ?うーん?
まあ悪い事では無いでしょ(気楽)
てな事で本日はここまで、ご視聴ありがとうございました。
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困ったな……他でも無い臨花にああ言われたら……私の決意も、鈍ってしまった。
……私は弱い、頸を斬れないなら、毒を使って、毒が通用しないなら、通用させるだけの毒を、私自身を使って……そう思っていたのに。
上弦の弐と直接戦った訳じゃない、でも私と違って頸を斬る事が出来て?柱にまで上り詰めた姉が追い詰められ、冷静で状況を見渡せる真菰が片手を無くす事になったあの鬼に。
不死川さんの義兄弟の粂野さんが両足を失う程に凶悪な血鬼術を使う上弦に、不死川さんと冨岡さんが満身創痍になっても。
……私の知る中で、悲鳴嶼さんと同じ様に、そこに居るだけで安心感のする、臨花が決死の覚悟で向かっても、後一歩が届かない。
そんな強力な鬼を殺すなら、皆と比べると弱い私が上弦の弐を殺すなら……そう思って、決断したのに。
「はぁ……」
つい、ため息をついてしまう。
私が臨花に生きて欲しいと思っている様に、臨花も私のことを……そう思っている、それ自体は嬉しい。でも柱なら、その気持ち自体は受け止めても、この決意は鈍ってはダメなのに。
“私はしのぶに死んで欲しくない、殺させない、だから……”
その時の臨花の顔を見て、私は生きたくなってしまった。鬼殺隊士として、柱として、死んでも鬼を殺さないとならないのに、生きていたいと……そう臨花に、思わされてしまった。
「ため息なんてらしくないんじゃない?」
いつに間にか、私がいる部屋に見知った者が入っていた、気付かなかった……気付かないぐらいに思考に浸っていたなんて。本当に“らしく”ないですね。
「真菰、きてたんですね」
「二人きりだよ?
「……はぁ、まあ、真菰ならいっか」
「それはそれで傷付くんだけど……」
思えば臨花と同じぐらいに真菰とも付き合いが長くなった、彼女は何というか……動物で例えるならまるで狐のような性格だ。
つかみどころのない、それでいて抜け目もない、かと思えば悪戯好きで、時折こうして化けて出てくる。
嫌いじゃない、短くない付き合いだからなのもあるけど、真菰は強くて頼れる人だし、優しいから。
「で、何か用?私は真菰と違って柱だから忙しいんだけど?」
「わあ!今の台詞、しのぶを慕ってる人に聞かせたいな、どう思うかな?」
「……はあ、真菰のああ言えばこういう性格、治らないよね」
「ふふん、でも嫌いじゃないでしょ?」
「まあ……好きでもないけど……」
「ひどい!」
最初の頃はあまり好きじゃなかったって言うと、驚くかな。案外真菰の事だからやっぱりって納得するかも知れないけど。
「理由無しに来ちゃだめ?」
「だめではないけど……本当に?」
「まあ、何か悩んでるみたいなら話は聞いても良いけど?」
……こういう所が真菰らしい。
臨花と違った優しさ、気恥ずかしいから言葉には言わないけど、そういう所は悪くないと思う。
「自分を犠牲にするつもりなら辞めなよ」
「それ、臨花にも似た様な事言われた……真菰にも言われるなんてね」
「当たり前でしょ、私は生きたいし、皆にも生きて欲しい、それで駄目なの?」
その言葉に即座に反応出来なかった、自分でも答えが出ていないから、答えようとした言葉が出てこなかった。
「私は生きる為に戦ってるよ、しのぶは?何の為に戦ってる?」
「……私と姉の様に鬼の被害に遭った人達を減らす為、二度と私達と同じような人を出さない為」
「それが終わったら?」
「……そういえば、考えた事は無かったかもね」
「じゃあ、先ずはそこからじゃない?」
にやっと笑う真菰に、つられて笑った。
思えばそうだ、鬼が居なくなった後なんて考えた事なかった、遠い未来だと思っていたから、それを考える余裕も無かったから。
でも、生きたいと思うなら、思ってしまったなら、全てが終わった後にしたい事を考えても……良いのかもしれない。
「どう?少しは晴れた?」
「……さすが“雪柱さま“」
「ちょ、ふざけないでよ、もう!」
「たまには仕返ししないとね」
話せて良かった……信じてみよう、皆となら、どんな困難でも必ず突破できる、そんな希望を……信じたい。
「……でさ、しのぶ、協力してほしい事あるんだけどーーー」
感想評価ありがとナス!誤字報告とても助かるゾ〜コレ!ここすきもナオキです。
次回も今日中に間に合えたら、まぁ流石に無理()