【実況】鬼滅の刃RPG【祝100周目】   作:ゆう31

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まだ日曜だから……(震え声)
続きです。


鬼喰いについて〜冨岡さんまで

 ぽもぱァァァァァァァァァァァァァァァンチ!!!!!!

 

 

 

 先手!!!必勝!!!

          霹靂、一 閃!!!

 

 

 何やってんだ???

 

 鬼狩ってんだ!!!

 

 

 ぽもは止まらなァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァイ!(シャウト)

 

 

 

 

 はい、マントつけた饅頭ヒーロー、ぽもです。

 

 

 前回は突撃!隣の煉獄家!(失敗)した所ですね。

 

 さて、季節は夏が近付き、無限列車編が開始する時期が刻一刻と迫って来ております。

 

 大体ゲーム時間一ヶ月半ぐらいで事が起こります、こうしてみると割と時間に余裕はありませんが、一日毎のイベント発生や、出来事は期を逃す事さえしなければ問題ありません。

 

 現状、炭治郎きゅん(と禰豆子ちゃん)を除くかまぼこ隊の面々とは交友関係を構築し、猪頭のやべーやつには身体能力、禰豆子ガチ恋勢代表には呼吸の練度の上振れが期待出来るかなと言った所。

 

 動画内で紹介し忘れましたが、玄弥君とも交流を果たしたので、不死川兄弟の問題も並行して進めていけたらと言った所存。

 

 

 さてこうしてみると問題は、煉獄さんと、炭治郎きゅんとのイベント発生ぐらいでしょうか。

 

 炭治郎きゅんは真菰ちゃんとの交流があるので、多少は上振れていると見越した上で、優先度は煉獄さんよりは低め。

 

 とはいえ炭治郎きゅんとの邂逅は必然なので、何度も言いますが無限列車編突入までにはイベントを発生させましょう。

 

 

 

 煉獄さんですが……ぐぬぬい、会えん(うーん)

 

 

 同期って訳でもないですし、特別仲が良い訳(決して悪い訳では無い)でもないので、イベント発生率が低めなのでしょうか……。

 

 それと+して、煉獄さんは人格がとても良く、内情に触れるイベントが殆どありません、その為大正時代の柱の中でもイベントが少ない方に分類されます。

 

 煉獄さん、なんなら一緒に芋食うだけでも「うむ!友よ!」てな感じの友好度上昇イベントがあったりするぐらいです。

 

 

 ただ臨花ちゃんは「うまい!」一族では無いので……そう言う意味でも接点が少なく。

 

 

 どーしよっかなあ^(冷や汗)てなところが正直なところ天。

 

 

 天丼〜天丼〜てんどんマン!と踊っても何も解決する筈も無く。

 

 

 それならばという事で、別の人と交流イベント起こせばワンチャン派生して煉獄さんのイベントも起こせるんじゃ無いか?とぽもは考えました。

 

 

 さてその結果はと言うと!

 

 

 

 

 の前にコメント返しのコーナーに移りたいと思います。

 

 

 

 

 Q.鬼喰いする隊士って鬼滅の刃RPGではどういう性能してんの

 

 

 良い質問ですね、まず普通のプレイだと鬼喰いはできません、オリキャラで鬼喰いプレイは不可能ということになります。

 

 玄弥くんをプレイキャラにした時のみ、鬼を普通に討伐するか、喰らうか決められます。

 

 鬼喰いは最終的に上弦レベルの身体能力まで成長できる可能性があり、成長していくにつれて鬼の血が体内に入る事による凶暴性が増します。

 

 ゲーム的に言うと、操作が効かなくなります、結構うざいです。

 

 

 ただどこまで行っても上弦レベルが限界です、鬼喰いで無惨様のレベルに達するにはそれこそ千年ぐらい生きないとあの領域に達せません。

 

 それ以前に、鬼の血を取り込み過ぎると、完璧に最も近い(笑)さんの声が聞こえるようになり、最終的には、無惨様の血によって体を支配される事もあります。

 

 

 動画外でぽもは何度か「玄弥君どこまで強くなれっかな〜」てな感じでプレイした事がありますが、ぽもの最終的な育成としては上弦の陸と伍の間ぐらいになりました。

 

 

 その段階で既に三回に一回は操作を受け付けてくれない、偶に人を喰おうとする、凶暴性が増す、などのデメリットが出ていたので……はい。

 

 

 

 そんなピーキーな特殊技能『鬼喰い』、数ヶ月前に課金要素として、オリキャラの初期個性に追加されました、九百八十円(税)です。

 

 ほな新規ニキ、復帰ネキ、これを機に……オナシャス!(鬼滅の回し者)

 

 

 

 

 Q.かまぼこ隊ってどこまで上振れんの

 

 

 プレイキャラだとどこまでも(上弦の参とタイマンできるぐらい)

 

 

 今回の様にプレイキャラがオリキャラ、かまぼこ隊より前に隊士になっている先輩として、かまぼこ隊に対して助言だったり、稽古だったりすると……まあ、そこそこ(?)

 

 

 そも何もしなくても原作並みの実力は何もなければ(ワニワニパニック)身に付けてくれます。

 

 

 今回の場合、悲鳴嶼さんが居ない+鬼側の行動が未知数+崩壊チャートなので、ある程度上振れしてくれないと困ります。

 

 

 がんばろうね(白目)

 

 

 

 Q.原作で起きる◯◯編とかのイベントって絶対なん?

 

 

 ほぼ絶対です。

 

 ゲーム内イベントでも物語の重要性に深く関わってくるので、余程の事がない限りは起きます。

 

 

 ただランダムエンカウント(上弦戦)で無限列車編が始まる前に猗窩座殿に出会い、頸を落とす事ができた場合。

 

 その後猗窩座殿が頸を克服するしないに関わらず、無限列車編に猗窩座殿は出現しなくなったり。

 

 

 壺クソ不細工エセ陶芸家野郎を刀鍛冶の里襲撃前にランダムイベで倒すと、里襲撃の上弦メンバーが変わったりします。

 

 

 そして大抵の場合、無惨様がガチギレして上弦の壱を派遣したりします、まごう事なきクソゲー、こんなんじゃぽも、燃え尽きちゃうよ……

 

 

 そんな誠タヒね案件なので、ランダムエンカウントで出現した上弦とは基本的に討伐は考えず、逃げる事、生存を第一に考えましょう。

 

 敵前逃亡などによって起こるストレス値は所詮微々たるものなので、迷わずに逃げるか、時間稼ぎをして夜明け前まで戦い、経験値だけ貰うのが吉です。

 

 

 ただ例外として、上弦の弐とエンカウントして、仮に倒せるなこれって状況になった場合、この感情無し教祖だけは討伐して大丈夫です。

 

 

 童磨だけはどこで死んでも「まぁあんまり好きじゃなかったし」みたいな感じで、無惨様は何も感じないので^

 

 

 

 

 こんぐらいで、本編に移りましょう。

 

 

 

 ”真菰に言われて今日は休暇を取った、どうやらついて来て欲しいらしい、曰く「最近冨岡さんの様子がおかしい」ようだ、なるほど?ふむ、なんで私も?「それは〜……まあ、いいじゃん」……まあいいか“

 

 

 

 てな事でイベント発生、冨岡さんの様子がおかしいらしいです。

 

 冨岡さんがおかしいのはいつもの事ですが(?)、何故か臨花ちゃんにもついてきてほしいと言われました。

 

 まぁ多分真菰ちゃんの事なので、理由はついででしょう、レの者であり、百合の花の人なので、まぁつまりそういう事です。

 

 

 はい、今柱の皆様(臨花ちゃん含む)は基本的に二人編成で動いており、煉獄さんのペアは冨岡さんなので、冨岡さん経由のイベントで煉獄さんのイベントを発生出来るかなぁと考えた所存。

 

 まぁ可能性は低いですが別に損はしないので、続けていきましょう。

 

 

 

 “柱の任務は人によって様々。私が主に隊士の救援、上弦の痕跡探しなら、真菰は隊士の育成などが多い。炭治郎くん達だけでなく、粂野さんと協力して一般隊士に訓練をしている様だ“

 

 

 

 はぇ〜そうだったんすねぇ、もしかして技術:育成持ちだったんか真菰ちゃん。

 

 いやまあ確かに臨花ちゃんよりは教えられそう(失礼)

 

 原作でも炭治郎きゅんに対して、最終選別に残れる様に指導してたりしてましたし、その内容も的確だったりしたようで。

 

 

 指導者向きなんでしょうね、可愛い賢い真菰チカちゃんだ……(うっとり)

 

 

 

 “他愛の無い話をして、辿り着いた。真菰曰く冨岡さんの屋敷のようだ、広いなあ”

 

 

 広いなあ(小並感)

 

 

 

 “「入るよ〜」っと言って返事を待たずに真菰が入るので着いて行く、中は道場のようになっていて、その中心に冨岡さんが座っていた。なんだろうか、困惑してる様に思える“

 

 

 そりゃまあ急に押しかけられたら困惑もしますわな。

 

 んー?何のイベント起きるんだろう?イベントなのは確定しているんですが、その内容がわからないねんな。

 

 最近初見というか、予想出来ないイベント多すぎやねんて、100周しても新しい発見が出来るゲームの鏡。

 

 

 なおゲーム難易度(ルナティック)

 

 

 

 ”……ん?冨岡さんに見られてる、何だろうか「……渡す物がある」私に?真菰の方を見るが「……さぁ?」と言われた、ふむ?“

 

 

 あの真菰ちゃんさんが翻訳を諦めたぞ!?

 

 

 諦めないでくれ真菰ちゃん!君が諦めたら!もう誰もわからない!

 

 

 

 ”冨岡さんが奥の方に向かって、箪笥から何かを取り出して、私にソレを渡すーーーーーーこれは、手鏡?なぜ?「買った」むむ?なぜ?「遅れてすまない」はて?”

 

 

 これには臨花ちゃんも困惑、ぽももちょっと困惑。

 

 え、まさか……ッッッ!?

 

 

 ね、狙われているというのか?!うちの子(臨花ちゃん)が!?

 

 わわわ渡さへんぞ!いくらイケメンだからって無口で無愛想の富岡さんには渡さへん!!

 

 

 まぁそんな訳ないんだけど、では何故に?

 

 

 

 ”「それはま「わあ!」」真菰が冨岡さんの言葉を遮って冨岡さんに小声で何かを言った、むむ……聞こえない……何処か冨岡さんが面倒臭そうな顔をしている様な気がする“

 

 

 似たもの同士って訳ではないんですが、冨岡さんも臨花ちゃんも天然同士だからなのでしょうか、表情を読み解くのは出来る様子。

 

 

 ん〜?

 

 

 何だろ、わからねえや。

 

 

 

 “一体何を隠してーーー「それより!冨岡さん、最近様子が変です」……むむ、まあ今はいいか、後で聞こう”

 

 

 ストレス値 が ちょっと 上がった !

 

 

 ……悲鳴嶼さんが亡くなってから真菰ちゃんの行動一つにかなり感情動いてんな臨花ちゃん、いやまぁ、しのぶさんとか、不死川さんとかにもストレス値の変動が以前より多くなってますが。

 

 

 ……親しい人間に対する依存値高くなってないかこれ。

 

 

 

 ”真菰が何かあったのか問い詰める(かなり執念に的確に)と、暫くして観念したのか、冨岡さんが口を開いた「煉獄は良い人だ、強く、才能のある柱、見習いたい程の人格」……はて、それでどうしたのだろう“

 

 

 

 ”「疲れる」と、冨岡さんは言った……むむ、真菰に視線を向けると「多分、冨岡さんは静かに任務をしたいんだけど、煉獄くんの性格は……うん、冨岡さんとは真逆だし、それで合わせるのに疲れたんじゃない?」おお、そうなのだろうか?「そうだ」そうらしい“

 

 

 

 名誉冨岡通訳柱。

 

 

 まあ確かに、ソリは合わなそうだよね……二人の性格的に、いやまぁお館様的には、煉獄さんのうまい!パワーで冨岡さんを少しでもポジティブ思考にさせようとしたんだろうなあってぽもでもなんとな〜く予想できますけど。

 

 

 ネガティヴの塊みたいな人だからね、冨岡さん。

 

 

 ただこれでも原作より口数は少し計り改善出来てますし、上弦戦を経験し、精神的にもほんの少しだけ柱としての責務を感じてるようなので、実はかな〜〜〜りこの冨岡さんは上振れています。

 

 

 なんなら、冨岡さんが無限列車編に参加するのなら、煉獄さんと共闘して猗窩座殿を討伐する事も、可能かもしれません。

 

 

 というのも、痣を発現出来る可能性が高いんですよね。

 

 

 守らないといけない者……炭治郎が近くにいて、柱として、人として強い煉獄さんと共闘して、覚醒する可能性は大いにあります。

 

 

 ただ……その後なんだよ、猗窩座殿は。

 

 

 

 

 ”結論を言うと、真菰か私に、煉獄さんとの任務を暫く代わってほしいとの事。お館様には既に相談したのだがうまく伝わらなかったようだ、そういうことなら私がーーー「え、待って待って!不死川くんと冨岡さんが一緒の任務?いや、うーん、それは……」ん?何だろう“

 

 

 気付こうよ臨花ちゃん……()

 

 

 ただ性格を除けば、冨岡さんと不死川さんの相性はかなり高め、組ませる事自体はぽも的には悪くはないと思うんですけどね。

 

 

 ……はい。

 

 

 今思えば、このイベントが後の分岐点となりました。

 

 

 

 当時のぽもはまだ気付いてなかったです、気付いても良かったと思うんですが、当時のぽもはイベント管理、かまぼこ隊の上振れ狙い、崩壊チャートによる理性崩壊などで正常な判断が出来ていませんでした。

 

 

 このイベントが幸か不幸か?それは後程にわかる事でしょう。

 

 

 

 ”「仕方ないから私が暫く受け持つよ、しのぶには自分で言ってよね」と、最終的に真菰が暫くの間、煉獄くんと行動を共にする話になった。冨岡さんもどこか嬉しそうだ“

 

 

 てな事で、ペアの入れ替えイベントでしたとさ。

 

 

 いやあ、当時のぽも、本当に頭働いて無かったんやろなあ……まぁうん、これ以上はいいか。

 

 

 

 

 

 てな事でほなご視聴……ありがとナス!

 

 

 

 

 

 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

 

 ……うーん。

 

 

 うーん……。

 

 

 

「ね、眠れない……」

 

 

 

 何だろう、今日に限って寝付けなかった。

 

 

 機能回復訓練が終わって、刀も戻ってきて、あと数日もすれば完治するってしのぶさんに言われたのが昨日。

 

 もう暫くもしたら指令が来て任務、それと蝶屋敷で過ごすのも、これで暫くのお別れだと思うと……寂しいです!

 

 

 だからだろうか?今日に限って寝付けなかった。

 

 

 ……ん?

 

 

 匂い。

 

 

 この匂い。

 

 

 知ってる、でも今まで、会えそうで会えなかった匂いだ、居るんだ……どこに居るんだろう、あの人も寝付けないのかな?いや、まさか、そんなわけないか。

 

 

 ……でも気になる……

 

 

 

「よし、会いに行こう……!」

 

 

 そーっと、善逸や伊之助を起こさないように部屋を出て、歩く、匂いを辿ると、屋敷の中庭に辿り着いてーーー

 

 

 

 目が、合った。

 

 

 

 赤色の瞳。

 

 洗柿色と薄桜色の小紋羽織、青色の花飾りを付けた銀色の髪……戌亥臨花さんだ、この人だ、煌柱、あの時の柱の一人。

 

 

 しのぶさんとの、真菰さんとの会話でよく戌亥さんの話題が出てくる事がある、二人とも共通して「あの人は凄い」って言ってるのを、聞いて、確かにそうなんだろうなって思った。

 

 

 今でも覚えてる、あの傷だらけの人から、禰豆子の入っている箱を取り出す時の、あの“速さ”

 

 

 善逸の、霹靂一閃のようで、だけどそれよりも速くて、瞬間移動したって言われても納得しちゃいそうな、稲妻のような。

 

 

 その人が、中庭で佇んでいた。

 

 

 

 “……君は、炭治郎くん。だったね”

 

 

「……!覚えてくれてたんですね!」

 

 

 “うん”

 

 

 戌亥さんが気付けば隣に居て、月を見上げながら座っていた。

 

 

 

 え、え?いつのまに?

 

 

 ”……隣、良いよ“

 

 

「え、あ、失礼します!」

 

 

 隣に座った。

 

 

 ……実際に会ってみると、凄い不思議な人だ、真菰さんのようでもないし、しのぶさんのようでもない。

 

 一人一人が違った匂いをしているのはそうなんだけど、その中でも戌亥さんは……なんだろう、ゆるってしてるような?

 

 

 ……そうだ、雲みたいなんだ。

 

 

 だけど、何処か眩しい、きらきらしてる。

 

 

 そんな匂い。

 

 

 

 ……何でだろう、太陽みたいに、安心する。

 

 

 “何か用?”

 

 

「いえ、寝れなくて……あ!でも、あの時はありがとうございます!」

 

 

 “……?”

 

 

「俺の妹の事で!戌亥さんは禰豆子を人として、扱ってくれてる様な気がして、それで感謝したくて」

 

 

 “……そっか”

 

 

 少し意外そうな顔で俺を見てた、何だろう……?匂いは、何となく嬉しい様な匂いがしてる?

 

 

 ”私は、君の妹を人として見れたのか”

 

 

「はい!え、もしかして、違いました?!」

 

 

 え、でも、うーん?あの時はそうだとしか思えないんだけどなあ……禰豆子の事を鬼と呼ばなかったのは確かだった筈だし。

 

 

 

 ”いや、多分。炭治郎くんの言った通りだよ“

 

 

 

 そう言って戌亥さんは月を見上げながら薄く笑みを浮かべた、嬉しそうな、でも複雑そうな、明確にできない匂いだ、でも、温かい感情が伝わってくる。

 

 

 こんな匂い初めてだ、しのぶさんの、笑顔の裏で、怒ったり、からかったりするような匂いじゃない。

 

 表に出てる感情が、複雑に絡まってる様に思える。

 

 

 

 “鬼狩りを始めた最初の頃は、きっと君の妹の存在は許せなかったと思う“

 

 

「……そう、ですか……」

 

 

 

 ”鬼殺隊の多くは鬼に肉親や、親しき者を殺された、残された人達だ。私は鬼狩りの一族の一人だけど、残された側でもあった“

 

 

 

 ……俺は鬼狩りの一族じゃないけど、残された側なのは俺も同じだ。

 

 

 善逸や伊之助が特殊なだけで、普通なら鬼に恨みを持つ隊士は多いのは、身に染みて理解した。だからって禰豆子には手も足も出させないし、禰豆子にも人に危害は加えない、加えさせない。

 

 

 

 ”色々あって、得て失ってを繰り返して、ここまで来たけど……そっか、今は、私は……”

 

 

「……?」

 

 

 

 “……炭治郎くん”

 

 

「は、はい!」

 

 

 

 ぽんっと、頭を撫でられた。

 

 

 

 ”頑張ろうね、君が頑張って、禰豆子ちゃんも頑張れば、きっと皆認めてくれるよ“

 

 

「っ……はい!」

 

 心が温かくなるのを感じて、思わず、目元までくるのを必死で止める。

 

 

 ……嬉しい、匂いもこの言葉が嘘なんかじゃない、本心から出た言葉だってわかるから、尚更。

 

 

 

 

 “……そういえば、鬼舞辻無惨とは会ったんだよね”

 

 

「え、あ……まぁ、一瞬だけですけど」

 

 

 “覚えてる限りでいい、特徴を教えて欲しい”

 

 

 

 ……目が変わった。

 

 それまでぼやっとしてた、どこか眠そうな目が、人が変わったかのように真剣な目になった。

 

 ……恐ろしいとは思わなかった、だけど、それでも一瞬だけ、漂う雰囲気に呑まれかけた。

 

 

 真菰さんは「臨花は鬼の事になると凄いんだよ、色々」と言ってた、何が凄いんだろうって思ったし色々ってなんだろうって思ったけど。

 

 

 そうかーーーこういう事か!

 

 

 

「俺が覚えてることはーーー」

 

 

 

 覚えている限りを戌亥さんに話す、それを真剣に聞いて、俺が話終えると「……わかった。ありがとう」と何か考えているような表情を暫くした後に、段々と目が元に戻って、眠そうな目になった。

 

 

 

「……あ」

 

 

 ”ん?“

 

 

「その、ヒノカミ神楽って聞いた事ありますか!」

 

 

 “無いよ”

 

 

「え、えっと、じゃあ火の呼吸とか!」

 

 

 “無いよ”

 

 

「そ、そんなあ」

 

 

 “煉獄くんに聞いてみよう”

 

 

「え、いや、え?」

 

 

 “煉獄くんは炎の呼吸使いだから”

 

 

「え、火と炎は同じじゃないんですか?」

 

 

 “違うね“

 

 

 

 はぇ〜。

 

 

 でもそっか……戌亥さんでも知らないんだ……でも誰か知ってるかもしれないから、一応しのぶさんにも聞こう。

 

……煉獄さんって誰だろう?もしかして、あの場にいた炎柱の人かな。

 

 

 “他に聞きたいことはある?“

 

 

「えーっと……あ、ありました!」

 

 

 “言ってみて”

 

 

「戌亥さんは、偶に何処か遠くを見てる様に思うんです、何だろう?視線が合わないというか、見てる様で見てない、みたいな?何故ですか?」

 

 

 

 そう何気なく質問してみると、感心した様な匂いがした、いや表情はそんなに変わってないから違うかもしれないけど!

 

 何でだろう?

 

 

 

 ”……世界が透き通る時が来たら教えるよ”

 

 

「世界が透き通る……?」

 

 

 

 疑問に思ってると、戌亥さんが立ち上がった。

 

 

 

 “そろそろ行くね“

 

 

「え、あ、はい!お元気で!」

 

 

 

 戌亥さんは俺に軽く手を振ってくれた後に、瞬時に“消えた”

 

 

 音もなかった、ただそこに確かに居たっていう、きらきらしたようなのが残って、どうすれば消えたって思えるぐらいに人は早く動けるんだろう?って思った。

 

 

 ……不思議な人だったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それが竈門炭治郎と、戌亥臨花の邂逅。

 

 

 炭治郎が無限列車に乗り込む、三日前の出来事。

 

 

 

 

 

 

 粛々と。

 

 鬼殺隊の歴史に残る一戦が、静かに、始まろうとしていた。




感想評価ありがとナス!誤字報告助かってマ!ここすきも……謝謝!

遊郭編が始まりましたね。OPかっこよすぎだろ
次回は土日になりそうです、ほなまた。
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