【実況】鬼滅の刃RPG【祝100周目】   作:ゆう31

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てな事で投稿開始です、対戦よろしくお願いします。


真菰ちゃん様〜ありがとう

 

 あけましておめでとうございます、ぽもです。

 

 いやあ、作業ゲーしてたり外出してたら気付いたら投稿が開きましたね、まま、えやろ(ゆるして)

 

 

 という事で今年もよろしくお願いします、早速無限列車編を振り返っていきましょう。

 

 

 ……と言ってもプレイヤーキャラである臨花ちゃんは無限列車に参加してないどころか、ランダムエンカウントでまさかの感情無し男こと、まごう事なきクズこと、顔以外の全てがクソこと、上弦の弐との戦闘が始まってしまいまして。

 

 

 いやあ時間制限が極端に短い戦闘で良かったっす……幾ら透き通る世界で正しい呼吸を覚えつつあり、仙術により粉凍りの影響を少なくしているとはいえ、全力を出すには肺に空気を大きく入れる必要があり……。

 

 

 ぽもの予想ですが、あの状況下での戦闘が長引けば恐らく童磨を討伐は出来たかもしれない反面、肺機能に支障……ゲームシステム的に言えば、スタミナ値に深刻なデバフが常時付く事になっていたかもしれません。

 

 

 そうなった場合カナエさんと同じ道を辿る事になるでしょう、即ちバッドエンドですね。

 

 

 まあ不死川さんの動き次第ではこの予想が外れる可能性もありますが、まあそれはさておき、引き分けって感じでなんとか事なきを得られました。

 

 悔しいですがアレでも上弦の弐なので経験値効率は最高です、後々臨花ちゃんのステータスを確認しますが、技術は成長しましたし技能は増えました、ウマ味。

 

 

 そして上弦戦との戦いでぽも自身の眠気もそれどころじゃねえ!ってな感じで気が引き締まり、戦闘後5時間ほどリアル時間で眠りましたとさ。

 

 

 ぽもは饅頭ですがそれはそれとして睡眠は大切ですね、みんな、寝よう!(にっこり)

 

 

 

 臨花ちゃんの話はこれぐらいですかね。

 

 

 

 肝心な無限列車編ですが……今までの努力が身を結んだのでしょうか、テキストメッセージは端的なものでしたが、後日談(ゲームクリア後に観れるプレイヤー以外の行動を観れる機能)で真菰ちゃんに視点変更した所。

 

 

 何この子主人公???ってぐらい活躍してくれましたね……

 

 

 結果だけ言えば最高、いやあ勲章ですよコォレワ……

 

 いえ、煉獄さんが柱引退したので最高の一歩手前って感じ:ですかね?まぁともかく。

 

 

 上弦の参、猗窩座討伐成功、更に全員生存、これがなんとまあ主人公不在での出来事なのでリアルにひっくり返りましたよええ。

 

 鬼滅の刃RPGのイベントは主人公以外でも適用されるので、主人公不在でも何が起きるかわからないってのが魅力の一つですが、そのシステムがめちゃくちゃデレてくれましたね……

 

 

 それと単純に相性が良すぎた。

 

 上弦の参、猗窩座について少し解説しましょう。

 

 

 猗窩座さんは戦闘面に於ける明確な弱点がありません。

 

 多くの隊士は刀を使う関係上至近距離での戦闘になりますが猗窩座殿はその至近距離の戦闘が特に強く、修羅と言っても過言じゃありません。

 

 というか一撃の性能、破壊力だけで言えばおいた以下略兄上より高いです、兄上が鬼側での技の頂点とするならば、猗窩座殿は力の頂点と言っても過言ではないです。

 

 

 ……え?鬼の性能でゴリ押ししてる頭が残念な人?まぁ”一応“あの方は例外に属するお方なので……()

 

 

 

 一対一で猗窩座殿に通用出来るのは原作軸より三年早く生まれて覚醒済みの無一郎くんちゃんぐらいです。

 

 

 猗窩座殿は頸を落とされて、復活してから鬼の枠を段々と超越していき、最終的に無惨様と同じ領域まで手が届くようになる関係上、どれだけ「戦闘面」で強いキャラを当てても、ほぼ勝てません。

 

 

 はい、これだけ聴くと強すぎだろこいつってなりますよね、そうなんです、強すぎるんですよこの人。

 

 

 全てを捨てて修羅になる、それが猗窩座殿です。

 

 

 どこかの弟への劣等感を捨てられない武士の恥晒しさんとは違うんですよね(失笑)

 

 

 ですがそんな修羅さんにも弱点はあります、というかこの弱点を攻めない限り猗窩座殿には勝てません。

 

 

 それが猗窩座殿の「人間」としての側面、即ち過去に関するモノです。

 

 

 最終決戦時の炭治郎などがソレですね、正々堂々の権化、且つ猗窩座殿の師範を思わせる人柄、極め付けは最後の殴り。

 

 

 次に効果があるのは「女性」であり、「雪」または「恋」を連想させる呼吸(若しくは性格)使いとの戦闘です。

 

 

 これが真菰ちゃんにピッタリ当て嵌りました、とはいえ真菰ちゃんの戦闘スタイルは猗窩座殿から見て「やや卑怯」なので、最後まで気が抜けない感じでしたが。

 

 

 ちな毒使いであるしのぶさんが仮に戦った場合、猗窩座殿は終式を連打します、つまり速攻で殺されます。毒は猗窩座殿にとってトラウマそのもの。

 

 ……そういう意味では投げ刀に毒塗ってる臨花ちゃんが参戦しても逆に返り討ちに会ってた可能性あるな?まじかよ。

 

 

 ていうか臨花ちゃんが無限列車に参加してたら上弦の弐と戦うのってもしかしなくても冨岡&不死川ペアか、真菰&不死川ペア?

 

 

 は?まじ?怖すぎだろ!?

 

 多分片方死ぬか後遺症残るか全滅するかなんですがそれは……(ドン引き)

 

 

 曇らせるにも程が無いですか?慈悲は?

 

 

 ガバに助けられるってなんだよ(哲学)

 

 

 

 

 ……はい、まぁ、閑話休題(それはさておき)

 

 

 

 結果的に真菰ちゃんの存在自体が猗窩座殿に対するメタなので、勝てたって感じですね。

 

 いやまあ細かく言えば煉獄さんがいなければ真菰ちゃんはあそこまで粘れなかったし、肝心な所で最高の助太刀をする原作主人公こと炭治郎きゅん、そして猪突猛進の伊之助が居なかったら真菰ちゃんも無事では済まなかっただろうってのはありますが。

 

 

 いやあ……本当に頑張ってくれました、真菰ちゃんには頭が上がりませんね。崇め奉れ(オッスオッス)

 

 

 それに何と言っても、煉獄さん生存がとても良い、何が良いって片腕が完全破壊され柱、ひいては隊士としては動けなくなりましたが痣持ちの柱が片腕しか使えない=弱いわけもなく。

 

 

 実力的には甲隊士より一歩高いぐらいです、しかも技術、技能は鬼殺隊士の中でも最高峰。

 

 

 そんな煉獄杏寿郎さんに「継子」として訓練を受ける三人組。

 

 

 はっきり言ってかまぼこ隊の原作以上の実力向上を期待出来ます、勝ったな!ガハハ!

 

 

 なんなら煉獄さんはそれだけに留まりません、皆さんも空想した事はあるんじゃないでしょうか?

 

 

 

 炭治郎、水より炎の呼吸の方が合うんじゃね?

 

 

 

 はい、ここに煉獄さん指導の元、炎の呼吸を習得する炭治郎きゅんが爆誕。これにより炭治郎は水の呼吸と炎の呼吸をベースに、ヒノカミ神楽も使う類稀な三つの呼吸使いになれるルートが改築されました。

 

 

 ちなみに鬼滅の刃本編であるプレイキャラ【竈門炭治郎】でもこのルートは解放できます、早めに煉獄さんと仲良くなって扱いて貰うと発生しますね。

 

 

 いやあこれが一番結果的に極大ウマ味ですよはい、ぽもも興奮が治りません、ほなこの勢いをそのまま、新馬戦で1000円を10万円にうまぴょい!!!

 

 これにはワイン三本丸々開けてトンデモ曲を作った作曲者もニッコリ。

 

 

 まあ三つの呼吸を使い分けるとんでもねえ炭治郎が本格化するのは刀鍛冶の里襲撃前か後かだと思いますが、今後が楽しみになってきました。

 

 

 そして鬼側を早期でかな〜〜〜〜り弱体化しました、いやあデカい!ウマイ!

 

 鬼側で増える上弦は例の心の中の幸せを入れる箱に穴が空いている人と、生前がクソロックンロールな一つ目さんの二人なので、最終決戦で上弦の参に向ける戦力を他に回せるように出来ました。

 

 

 勿論この戦力はエセ教祖に向けます(殺意)

 

 

 

 ……こんなもんかな、てな事で無限列車編の振り返りを終了したいと思います、なんか気になったら感想下さい、返答します。

 

 

 さてゲーム画面に戻る前に、臨花ちゃんのステータスを確認しましょう……なんだかんだ久々に見ますね?

 

 

 

 

 【戌亥 臨花  階級<柱>

  能力値 トータル 柱(上)

  力>>>柱(上)

  技>>>柱(上)

  体>>>柱(中)

  速>>>柱(上)

  運>>>丙

  呼吸

  火0/0 水50/50 風50/50 雷80/80 岩20/20

  派生呼吸

  煌256/300

  技術

  剣術261/300 抜刀168/200 仙術200/200 居合178/200 体術150/200 歩法200/200 気配感知200/200 忍術243/300 交渉術174/200 鉄砲術193/200 育成100/100 薬学100/100

  技能

  応急手当 医療+ 対の先 常中(極) 心眼 奇襲反撃 明鏡止水 交渉巧者 育手 分析 掩護 転迷開悟 剣豪 覚醒 怪傑 酔蝶花 流星

  特殊能力

  『兎起鳧挙』『抜山蓋世』『卓越技術』『艱苦奮闘』『疾風勁草』『痣者』『透き通る世界』】

 

 

 

 うん、強い!(確信)

 

 

 能力値は特に変動は無いですがしっかり内部経験値には響いてます、体の値は遊郭編前後までには上になるでしょう。

 

 今後の展開次第では本格的に、無惨戦前に速(極)に到達するかもしれません。

 

 さて派生呼吸こと、煌の呼吸の値が250を突破!これにより、特定の呼吸の『改』が扱えるようになりました。

 

 

 ちなみに派生以外の基本の呼吸の『改』呼吸は150突破で使用可能です、派生呼吸の場合、派生してる時点で「改」の様なものですしおすし。

 

 

 そんな『改』ですが、煌の呼吸ではなんとたった一つだけ獲得、通常『改』型は二つか三つ扱えるようになるので、これにはぽもも少し落胆したのですが直ぐに覆りました。

 

 

 炎の呼吸奥義『煉獄』に勝るとも劣らない程の高威力広範囲攻撃、今まさに決定力不足の臨花ちゃんが欲しかった最高の攻撃手段の獲得です。

 

 

 その名も『参の型・改 星返し・破天御剣』

 

 体力の関係上一度の戦闘では二度か、三度が限界ですが、その破壊力は六体同時召喚した氷人形をほぼ同時に撃破する程の広範囲高威力。

 

 とんでもねえや^

 

 

 

 さあそんなとんでもない臨花ちゃん、技術もかな〜〜〜り成長しました。

 

 

 仙術、気配察知の200/200達成、他技術も良い成長をしてくれて、鉄砲術はもうすぐ200に達成できます。

 

 ん〜〜〜、ここらで言っておくと、気配察知と歩法、そして仙術は200/200で打ち止めですかね……んにゃぴ。

 

 

 気配察知は人の身である以上200の壁越えは不可能、歩法は獲得条件が難し過ぎるので実質不可能、仙術は未だに200の壁越え条件が不明なのでほぼ不可能です。

 

 まぁ200/200ってそれもう通常の人間の一生を賭けて到達出来るレベルなので……()

 

 

 いやあ、技術の育成も完成に近づいてきましたね(にんまり)

 

 

 さて技能はと言いますと、一つ覚えました。

 

 え?一つだけ?って思うかもしれませんがとんでもない、臨花ちゃんが今までめちゃくちゃ成長して感覚バグってますが、この時期で柱のオリキャラが技能の一つでも覚えればそれはもうまごう事なき上振れです。

 

 

 そんな技能は【流星】詳しい内容を見ていきましょう。

 

 

【流星:君は願わない、何故なら君こそが流星なのだから。

 全てに状況に於いて行動に対する最適化を可能とする】

 

 

 

 ん?どういうこと?って思う兄貴姉貴にゲーム的に解説するとですね。

 

 

 この技能の効果により今後臨花ちゃんはどんな戦場でも、どんな精神状態及び肉体状態でも選択した行動に対して下振れが発生しなくなりました。

 

 

 例えば、親しい人が目の前で殺されても臨花ちゃんは当然怒りますが、それによって操作が受けつかなくなり怒り任せの攻撃を繰り出す……という事はしなくなりました。

 

 何なら内臓が潰されようが無惨の毒を受けようが一切のタイムラグ無く動きますし、足場が悪かったら最適な足運びをするのでフィールドデバフが掛かりません。

 

 

 

 つまりまた臨花殿がさいきょうかわいいに近づいたってことですね(?)

 

 

 

 特殊技能は特に増えたり変わったりはないです。

 

 

 うむ。

 

 

 何という事でしょう、振り返りとステータス確認で動画の尺が終わってしまいました、てへっ!

 

 

 てへっ、て、なんだよ!な空飛ぶマスコット非常食はさておき。

 

 残った尺で今後の方針を話しましょう。

 

 

 真菰ちゃんの活躍により煉獄さんが生存してくれたので、かまぼこ隊の育成は基本煉獄さんに全て押し付けげふんげふん、任せましょう。

 

 優先すべきは今の柱との交流、特に派手な人と蛇っぽい人とは特にイベントを進めたいですね。

 

 次に玄弥くんとの交流及び強化、それから今後の為に薬学の壁越え成功もしたい所。

 

 上弦の伍とランダムエンカウントしたらぶっ殺す(殺意)、他上弦には、やめようね!(懇願)

 

 無惨様とのエンカウントはもっとダメ♡やめて♡むりむり♡

 

 

 って感じです、まぁ詳しい所は順次話すとして、一先ず遊郭編が始まるまでの期間はこんな感じで行きましょう。

 

 身構えている時には、死神は来ないものなので油断せず一回一回しっかりと身構えましょう。

 

 実際、身構えてない時に上弦の弐とエンカウントして危うく死ぬかもしれなかったですし、気を付けようがないですが、一度ある事は二度あると心構えを正しましょう、いざきた時の心理ダメージが軽減出来るので。

 

 

 ……遊郭編開始までに四ヶ月、無限列車編より急を要するイベントも少なく、尚且つ一ヶ月多いので時間的猶予はそこそこあります。

 

 打って変わって遊郭編が終われば時間的猶予はかなり限られるので、特に交友イベントは起こせるだけ起こしたいですね!

 

 

 てな事ではい、今回の動画はここまで。

 

 

 ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

 

「知らない人と結婚なんて嫌!」

 

 

 

 そう言って家から飛び出して森に入って道に……あれ?なんか前にも同じ事をしたような……。

 

 

 気のせいでも何でもなく数年前と同じように家から飛び出しちゃった……

 

 

 でも今回は前回の反省を活かして無計画に飛び出した訳じゃないのです、これでも私は名家の生まれ、それ相応の教育を受けた身だし、どうしてもお父様がお家に居らず、代わりの人も居ない時は私が業務をする事もある。

 

 その時にとある見知った人の屋敷の手配を私はした。

 

 

 自分で言うのもだけども私は一度覚えた事はあんまり忘れない、なのでその屋敷がどこにあってどう行けば辿り着くのか覚えてたりするのです、えへん。

 

 

 そうと決まれば早速そこに数日間、いや数週間、ううん一ヶ月、というかもう数年、いやもうそこに住むぐらいの勢いで匿って貰う事にしよう、そうしよう。

 

 

 ごめんなさいはしたしあの件以来夜一人で歩く事は二度としないと心に誓ったがそれはそれとして知らない人と結婚は嫌なのである。

 

 大体普通に考えて欲しい、顔も名前も声も性格も知らない人と出会って即結婚、いやいや、無理ですよお父様、乗り気にならないでお母様、黙ってないで何とか言えや愚弟。

 

 

 お父様とお母様が出会って即結婚で上手く行ったからと言って私も上手くいく!とはならないと思います。

 

 認めたくないが私は人見知りな上に、あまり表情を変えないので人付き合いが苦手なのです、やめてください、本当に……しっかりとした順序の結婚なら受け入れるので……本当に……。

 

 

 少し脱線しましたが、前回とは違い、私は前以てその屋敷の主人に連絡を入れ、書き置きを残し、昼に家を飛び出し、夕方よりも少し前の時間にその屋敷に辿り着いたのである!

 

 

 もう一度言おう。辿り着いたのである!

 

 

 なのに。

 

 

 

 

 

 

「……なのになんで誰も居ないんですか?!」

 

 

 

 

 連絡したよねぇ?私、五日前ぐらいに鴉さんに手紙頼んだよねぇ!

 

 

 泣きそうだ……挫ける……あんまりだ……誰も私の味方は居ないというのか、大人しく結婚を受け入れろと言わんばかりじゃないか。

 

 何も結婚が全てじゃないと思うんですよ私、いえ、まあ、素敵な出会いは欲しいですが、運命的な出会いを求めるあまり本当に何も知らない人と即結婚はやりすぎでは?そうは思いませんか?私は空に叫びたくなった、というか叫んだ。

 

 

 運良く?悪く?道行く人が居なかったので私の叫びは誰にも届かなかった、悲しいかな、これが日の丸ですか、そうですか。

 

 

 

 ……忙しい身なのはわかるけど、寧ろあのお二方は夜に近づけば近づく程、忙しい方達なのは理解してますけど。

 

 

 

「……はあ」

 

 

 

 私は屋敷の門に背を預けていじけるように座った。

 

 

 ……今から帰っても夜になる、それはだめだ、夜道は危険だから、身を以て知ってるから(・・・・・・・・・・)

 

 だからまあ、ここで帰りを待つのが賢明か。

 

 

 最後にあってから数年、二年?それとも三年?私も多少は背が伸びたし成長したけど、あの二人はどうだろう。

 

 

 なんとなく真菰ちゃんはあんまり変わってなさそう、あの時と同じような優しい目、太陽のようなかわいい笑顔のまま成長して欲しい……何様ですか私。

 

 いや、でも私より身長の高い真菰ちゃんは、うん、正直かなり良い線……っは!私は何を考えて。

 

 やめよう、真菰ちゃんは一旦置いておこう。

 

 

 臨花ちゃんは、うーん?予想できない……でもあのジト目で見られるとなんだろう、なんかこう、心にきますね、実はあの時顔が赤くなってしまいました、はい。

 

 

 かっこいい目をしているんだ、前に進むようなって言えばいいのかな、とにかく、あの目はなんというか、安心するような?

 

 

 あ、そうそう!今目の前に突如現れたこの人みたいな目ーーーーーーって。

 

 

 

「うわあ!」

 

 

 “わあ”

 

 

 

 はぇ?!え、え?!いつのまに!?え?!私が瞬きした瞬間に目の前に現れなかった!?どこから?え、えぇ?!

 

 

「瞬間移動って本当にあるんだ……」

 

 

 “……?ないとおもう”

 

 

 ないの!?

 

 

 ……って、あ!

 

 

「もしかして臨花ちゃん!?」

 

 

 “うん、君は?”

 

 

「忘れられた?!」

 

 

 “ん?んん、んんん……?んー……む、もしやいつぞやの家出娘”

 

 

「そうです私が家出娘です、思い出しました?思い出して?結構心が傷付きました、苦しいです、色々と」

 

 

 “ごめん……”

 

 

「まってやめて頭を下げるほどじゃないです私こそごめんなさいそんな申し訳無さそうな顔しないでください!」

 

 

 

 なんだろう……前に出会った時より感情豊かになったような気がする、それは喜ばしいんだけど凄いなんだろう、掴み所がないね?!

 

 

 戌亥臨花ちゃん、何時ぞやに私を助けてくれた、命の恩人の一人、あの時より身長が高くなって、私は平均的だと自負してるけど、ほんの少し私より高いのかな。

 

 それになんだろう、身に纏う空気っていうのかな、なんて言えばいいんだろう?こう、つよい?たのもしい?はやそう?かわいい?その四つ全部?

 

 

 立場上、人を見る目はここ数年劇的に育ったと自負するのだけど、その中でも臨花ちゃんは……初めて見る、見ただけでわかっちゃうぐらい、覇気っていうのかな、それが滲み出てる。

 

 

 凄いなあ、これが鬼殺隊士かあ、そういえば真菰ちゃんとの手紙のやり取りで知ったけど、上の役職の人なんだよね、納得。

 

 

 ……あと胸が私より大きくなってるように思います、不服です。何故私は成長しないのだろうか、何故なのか。

 

 

 

 “ところで、ええと、なんでここに?”

 

 

「……え、ん?あれ?聞いてませんか?真菰ちゃんに」

 

 

 “そういえば聞いたような聞いてないような“

 

 

「なんで曖昧なんですか?」

 

 

 ”んん……ここ数日は、ばたばたしてたから“

 

 

「……ごめんなさい、忙しい中」

 

 

 ”大丈夫、数日休みを頂いたから、丁度良い“

 

 

 

 そうだよね、私が平和に生きてられるのは、鬼に襲われないのは、今目の前にいる彼女、鬼殺隊士の方々のお陰なんだ。

 

 それは、それだけは忘れちゃだめだし、私は誰かが忘れても覚えるって決めたんだ。

 

 

 

 ”中、入る?“

 

 

「はい!でも真菰ちゃんーーーーは、そっか、休養中でしたね、その、詳しくは聞いてませんが……ええと」

 

 

 “大丈夫、多分、二ヶ月ぐらいで元気になる”

 

 

「良かった、それを聞けて安心です」

 

 

 

 はあ、それにしても臨花ちゃん、凛々しくなったなあ、臨花ちゃんが臨花くんで私のお婿さんなら何も文句はないのに、それか私がお婿さん。

 

 

 ……冷静になって考えてそうなると私の恋敵は真菰ちゃんになるのでだめだ、勝てっこない、私は絶望した。

 

 

 でも頭の中ぐらい妄想させて欲しい、それぐらい良いじゃん、許して。

 

 

 

 

 “……じゃあ、案内お願いします”

 

 

「うん、案内してあげ……ん?え?私がする側?」

 

 

 “初めて入るので”

 

 

 

「なんで?」

 

 

 “……?”

 

 

「え?!いや、この屋敷、三ヶ月前ぐらいに手続きして渡してたんだよ!?」

 

 

 “はぇ、そうなんだ、ありがとう”

 

 

「どういたしまして、じゃないよ!なんで?」

 

 

 “知らなかったので”

 

 

「えぇ……耀哉さんの事だから理由あるんだろうけど……」

 

 

 “お館様と知り合いなの?”

 

 

「んん!?そこから話した方がいいですか?どこから話した方がいいですか?」

 

 

 “中で座って話す方が良いと思う“

 

 

「そこは冷静ですね?」

 

 

 

 臨花ちゃんこんな感じの子だったんだ……おかしいな、手紙ではこんなぼわ〜〜〜っとした雰囲気じゃないんだけどな、助けて貰ったあの時とか凄いきりっとしてたんだけどな。

 

 うんでも、うん、それもまたよし!

 

 

 ……真菰ちゃん、いの一番に案内したかったんだろうなあ、何だか凄い申し訳なくなっちゃった。

 

 

 

 ”……どうしたの?“

 

 

 

 でもそれはそれ!私は同性愛者ではないですがまぁでも臨花ちゃんは「有り」です、あわよくばと思うぐらいはさせて欲しい、いいじゃないか、許して。

 

 

「なんでもないよ、こほん!では僭越ながら真菰ちゃんの代わりに私が案内をしましょう!」

 

 

 ”うん“

 

 

「先ずはこの門!この門はですねなんとーーー」

 

 

 ”中に行こう“

 

 

「あ、はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 懐かしい記憶。

 

 

 一通り案内した次の日に包帯だらけのおばけみたいな真菰ちゃんがとんでもない目しながら屋敷に突撃してきたのは今でも鮮明に覚えてる、許されなかった。

 

 

 ……ねえ臨花ちゃん、私、またあなたと話したい、ずっともっと、友人として、あなたと過ごしたい。

 

 

 だからね……だから、私は願う。

 

 

 

 流星に、祈りを込めて。

 

 

 

 

 あなたの幸せを。

 

 

 あなたが生きてくれる事を、どうか。




真菰ちゃん「渡さへん!」

てな事で感想評価あざ!ここすき好きピ、誤字報告ありがとナス!

全然書くのサボってたんでストックは(ないです)、まぁぼちぼちやっていきましょう、今年中に完結させたいっすね?

ほな次回は……んにゃぴ……まぁ早めに出します……()

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