私はホラーは苦手なのですが、SCPは総じてホラー、多いですよね。
まぁ、結局ミちゃウンですけドネ。
ではでは、ごゆるりと
SCP-016-Or 【アいコンたクと】
オブジェクトクラス:Euclid→Keter
【特別収容プロトコル】
SCP-016-Orはサイト1■■のルーム2■に収容されます。
ルーム1■■に影を作り出す可能性のある物体を設置しないで下さい。
サイト1■■内の光度は常に1500lux以上に保ってください。
なお、非常時に備え、非常電源の確認を6時間おきに行ってください。
SCP-016-Orとの接触時には、少なくとも4方向以上の拡散性光源を設置した場所のみで許可されます。
SCP-016-Or-1の前髪はピン類で留め、両腕は200kg以上の拘束具で繋いでください。
【説明】
SCP-016-Orは外見1■歳の少女に寄生した赤い瞳です。
以下、寄生先の少女をSCP-016-Or-1とし、報告書にては『少女』と記載します。
CTスキャンの結果、SCP-016-Orから生えている神経と思われるものが少女の脳を65%侵食していることが判明しました。
これが100%に達した場合、完全にSCP-016-Or-1はSCP-016-Orと同化することが予測されます。
SCP-016-Orには現実改変能力が備わっています。SCP-016-Orの異常性は光度1000lux以下になったときに発揮され、視認された物体はSCP-016-Or-1の考えるがままの姿形に改変されます。
また同時に通常時のSCP-016-Or-1の性格がより攻撃的なものになることがわかっています。
[発見]
SCP-016-Or-1は■■県■■山頂の近隣の■■村から「見たことの無い木が突然現れた」という通報を受け、森林保護活動隊に扮したエージェント木村が調査、発見したことで保護されました。
当時の暫定的オブジェクトクラスはEuclidでした。
以下、発見時の記録です。
[記録ログ:1](音声認識者:エージェント木村、高橋、伊藤)
高橋:さて、新種かどうか分からない木を見に来たわけだが。
伊藤:教授(高橋を示唆)、本当にそんな木があるんですか?あんな真っ赤で歪んだ木なんて見たことも聞いたこともありませんよ。
高橋:それを確かめに行くんだろうさ、伊藤クン。
さて、木村クン、準備は出来たかい?
木村:...(作業音、電子機器の起動音)はい教授、いつでも行けますよ。
高橋:よし、出発しようか。
[登山の様子が1時間ほど流れる]
高橋: ふぅ、よし、ついたね。それじゃ少し休憩したら散開して調査しようか。念のためGPSは付けているがなるべく離れないようにな。
木村、伊藤:了解です。
[休憩後、散開。エージェント木村が本部へ連絡。個人行動へと移行。]
木村:よし、ついたな。こちらエージェント木村。画像と通報よりSCPオブジェクトの疑いがあり、本部の管理のもと捜索に入る。
[捜索して7分経過]
木村:...やはり実物を見ると奇妙だな。…事前写真のような真っ赤で歪んだ木が群生している場所に到達した。写真とサンプルを取っておこう。
木村:...触ったことの無い感触だ。どちらかというとプラスチックに近い感じがする。侵食する感じでも無いし、…まぁ本部が本格的な調査をしてくれるだろう。
[遠い声]伊藤:教授!木村!こっちへ来てください!
木村:伊藤が何かを発見したようだ。急いで向かおう。
[倒れている少女を発見、3人が駆け寄る。]
高橋:こんなところに子どもが。それもこんな汚れた服で...とにかく日陰に移して水を飲ませないと...
[少女を日陰に移動]
高橋:おーい、大丈夫か?
[応答は無い、三度呼び掛けで反応を示した。]
高橋:おっ、目を覚ましたようだぞ、おじょ--
[少女の右目が赤く発光。高橋と思われるものが表現できない形へと変化。次いで日陰になっていた木も同様に変化する。]
伊藤:ヒッ、な、なんだこれ、き、教授!?こ、こ、こいつがやったのか!?
木村:落ち着け!伊藤!取り乱すなっ!
伊藤:い、嫌だ、俺はあんなのにっ!なり、なりたくない!!(伊藤が気絶する)
木村:ああクソっ、本部!緊急連絡だ!■■県■■山頂で当該SCPと思われるオブジェクトを発見!改変系だ!同行者一人やられた!
本人は動く気が無いようだ、俺は見張ってる。早く来てくれ!
その後に部隊と-2の到着、レベル3麻酔弾にて当該SCPを捕獲。同行者伊藤にはAクラス記憶処理を施し、
カバーストーリー【不慮の滑落事故】を伝達。
近隣の村にはカバーストーリー【突然変異の木】を実施。エリアを封鎖して調査することが決定しました。
インタビュー記録-1
備考:当初の収容プロトコルではただのルームを与えただけでした。
SCP-016-Orは両腕を拘束されている。
念のため部屋の四隅にレベル3麻酔銃を所持した部隊を配置。発見時の状況により、本人に触れることは許可されない。
以下、SCP-016-Orと見られる少女と■■博士との会話。
博士:やぁ、急に連れてこられてびっくりしたよね、安心してほしい。特に危害を加える気は無いよ。何も起こらなければね。
少女:...(頷く)
博士:よし、じゃぁいろいろ聞くから答えてほしい。いつからあの場所に居たのかな?
少女:...(首を傾げる)
博士:ふむ、ではもう少し簡単な質問をしよう。君の名前は?話せる?
少女:...(首を振る)
博士:なるほど。言葉は分かるが話せないのかな?...ん?
少女:......ぃ
博士:今、なんて?
少女:(うっすら笑みを浮かべながら)まえがみ、かゆい。
博士:おや、そうなのかい。でも僕は君に触れないからね、おい、■■君、ちょっと頼むよ。
[隣にいた■■博士の■■助手がブラシを用意、正面に立って紙を掻こうとする。次の瞬間、■■助手の姿が異形へと変化、■■博士に襲いかかる。]
博士:...!!中止だ!麻酔弾を打て!
[インタビューは中止。■■博士と一人の部隊員が軽症を負い、元■■助手と少女は麻酔弾により睡眠状態へと入った。
SCP-016-Orはどうやらある一定の光度を下回ると異常性を発揮するらしい。だが対面した限りでは少女がまるで別人のようになったように感じた。この睡眠状態の間で身体検査をしておこう。
■■博士
身体検査、CTスキャンの結果、少女の体と右目は違う生きた生命のものであると判明しました。
その生命から発生したと思われる神経の脳への侵食は約35%であり、そのレートはほぼ規則的に増加していました。
右目本体をSCP-016、少女をSCP-016-1と分類しました。
本体が知性を持つかどうか確かめなければなりません。
インタビュー記録-2
備考:如何なる時も少女に日陰を作ってはならない。またそのために前髪と両腕を拘束状態にした。
インタビュアー:■■博士
対象:SCP-016-1(SCP-016)
博士:やぁ、先日はすまなかったね。仕切り直しといきたいんだけど、いいかな?
少女:(首を縦に振る)
博士:ありがとう。では始めよう。君の右目はどうやら君のでは無いらしいんだけど...心当たりはあるかな...?
少女:(体が跳ね上がる。部隊員が銃を構えるが■■博士が制止した。)
博士:...うん、分かったよ。...もう終わりにしようか。
記録終了ーー
これは身体検査の時に発覚したことだが、彼女の背中にJOICLE(日本生類総研)のロゴがあった。加えて発見現場の近くにあり得ない形で崩落した施設もあった。もしかしなくてもそういうことなのだろう。侵食が完全になる前にどうにか手を打てないだろうか。
■■博士
実験記録-1
概要
SCP-016-OrがSCP-016-Or-1の意思に関係なく知性を持ち行動するかどうかについての実験
記録内容
[削除済み]
如何なるクリアランス職員でもこの記録の閲覧は禁止されています。
備考
この実験の結果より、SCP-016-OrはKeterに再分類されました。以降、特別収容プロトコルをより適切なものに変更する必要があります。
想定外の結果になってしまった。■■■人の犠牲者を出したこのオブジェクトはもはやEuclidでは済まされない。
...侵食の度合いも日に日に上がっている。今日は80kgの錘でさえ片手で持ち上げていた。
...場合によっては終了さえも仕方ないであろう。せめて彼女がまだ『人』である間は生かせてあげたい。
だがそれが彼女にとって望ましいかどうかも...いや、考えるのはよそう。ならば今は、もう二度とこのような結果を再来させないためにも...
築こう、光の塔を。それが我々が出来る唯一の対抗策だ。
■■博士
いかがだったでしょうか。
難しいですね、文を作るのって。
感想、評価、頂けましたら嬉しいです。
ではまた