SCP-Or   作:祓禊

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こんにちは。

皆さんはお魚とお肉、どっちが好きですか?
私は刺身とかが好きなのでお魚派ですかね。もちろんお肉も大好きですけど。
美味しかったらなんでも良いんですけどね。

では、ごゆるりと


SCP-558-Or 【夢幻釣り堀】

SCP-558-Or 【夢幻釣り堀】

オブジェクトクラス:safe

 

【特別収容プロトコル】

SCP-558-Orはその移動不可能の特性のため、■■県■■域にサイト16を建設し、動向を確認してください。

サイト16の近隣には、釣り道具一式を備えた小屋を設置し、管理して下さい。

SCP-558-Orはレベル2クリアランス職員の許可を得れば使用することができます。

サイト16はレベル3クリアランス職員の許可無しには立ち入ることができません。

またサイト16内での釣り行為は同クリアランス職員以上の立ち合いのもと、調査という名目で行うことができます。

 

【説明】

SCP-558-Orは■■県■■域に存在する半径17mの円状の釣り堀です。

深さは調査段階で30m以上であり、30mを超えた時点で100%の確率で深度計に不具合が生じ、測定不能となります。(実験1参照)

生息する生物は1種のみであり、それは事前に入れた魚又は生命体(魚類に限らず、軟体、甲殻類など含む)1匹を入れることで約1日後、『釣り対象』が変更されます。但し、変更されない種もあります。

対象になる種とならない種の違いは今のところわかっていません。

この時、水質もその種に対応したものに変化することが判明しています。

また、『釣り対象』の生息数は限りなく多い無限であると推測されます。

釣り堀の水位は常に一定を保ち、水抜きを行っても何処からか補充され元に戻ります。

確保した水は5分ほどで完全消滅します。(実験2参照)

確保した魚は普通の魚とある特性を持つこと以外同じであり、消滅することはありません。(実験3参照)

 

 

実験1

 

実験内容:釣り堀の深度計測

担当:池永博士

目的:釣り堀の内部調査、第一段階

結果:30mまでは問題なく行われた。30mを超えた直後、計測機器に故障が発生したため、引き揚げた。

備考:引き揚げた計測機器に外部的故障は見られず、後4〜5分後、自動的に回復した。

   この後10回以上再度計測を行ったが、同様の結果になった。

考察:深度計測は諦めよう。

 

 

実験2

 

実験内容:釣り堀の水抜き

担当:池永博士

目的:釣り堀の内部調査、第二段階

結果:水位はすぐに元通りになった。この時確保した水は5分ほどで完全消滅した(蒸発ではない)。

考察:ひっくり返すことも出来ないし、中身はよく分からないね。水不足の解決策にもならないだろう。残念だ。

 

 

実験2*

 

実験内容:釣り堀の外部からのアプローチ

担当:池永博士

目的:釣り堀の内部調査、第三段階

注釈:溢れる水が流れないように、あらかじめ受け皿となる壁を建造。

結果:釣り堀の壁が破壊出来なかった。

考察:無理。

 

 

実験3

 

実験内容:確保した魚の解剖。

担当:池永博士、山下研究員

目的:魚の安全性と食料問題解決となるか調査

対象:キス、サワラ、イワシ、イセエビ、イカ、マグロ、タイ

結果:一種当たりのDNAは投入したものと全く同じであった。また消滅にかかる時間も種ごとに異なっており、大きいものほど早く消滅することが分かった。

考察:完全なる養殖である。食料解決の糸口にはならなさそうだ。

 

 

これまで『釣り対象』となった生物

1:イワシ:発見時の種。

2:サワラ:実験3にて変更。

3:キス:同上。

4:イセエビ:同上。

5:イカ:同上。

6:タイ:同上。

7:マグロ:同上。

 

注釈:この間、他に4種の魚類(ウグイ、ブラックバス、クロダイ、スズキ)を投入したが、変化が無かった。

原因は不明。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事件

 

以下の事件の後、SCP-558-Orは使用禁止となりました。

詳細↓

 

実験4

 

実験内容:人による内部調査

担当:池永博士

目的:釣り堀の内部調査、第四段階

注釈:Dクラス職員D10863(泳げる者)を使用

内容:30mまでは特に変わった所のなく進行。30mを突破した後、超強度のワイヤーが千切れ、D10863が行方不明になる。

実験を中止し、ワイヤーの検証を行った。

結果:D10863は浮上せず。ワイヤーには何ら以上は見られなかった。実験は中止された。

考察:これ以上の内部調査は行われない。決して。

 

 

補遺1

実験4の翌日、釣り堀の水が赤い液体に変化した。成分検査を行ったところ、D10863のものと一致しました。

また、釣り堀にて釣りを行うと■■■人分のD10863の■、■■、■■、■、■■、■■、■■■が確保されました。これらは約12分で消滅しました。

その後、いかなる魚を投入してもD10863からの変化はありませんでした。

これにより、SCP-558-Orでの釣りはレベル3クラス職員の許可無しには行うことが出来ません。

 

 




いかがだったでしょうか。

まるで高度経済成長期の海みたいですね。いつか浄化されることはあるんでしょうか。()
それにしても、どうして事件の後から対象が変化しなかったんでしょうね?

ではまた
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