仮面ライダーツルギ・ANOTHER RIDERS   作:黒井福

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どうも、黒井です!

今回はドキュメント・レイダーの2話目、今年最後の更新になります。

皆さん良いお年を!


クロスストーリー・2:出会いは変化を齎す

 ウィドゥ=麗美/瑠美との戦いのダメージから回復し目覚めた遊は、心地の良い疲労感を抱えながら帰宅した。

 

 思い返してもあれは本当に夢のような時間だった。戦う事を目的とした戦い。命を互いに削り合うが如く、制限時間ギリギリまで戦う事を止めない戦いは今までにない興奮を齎した。思い出すだけで頬がニヤケる。

 

「氷梨 麗美に瑠美かぁ……次はいつ会えるかなぁ?」

 

 生憎と、麗美は私服姿だったので、所属高校が何処なのかまでは分からなかった。ただ、そんなに遠くの高校の生徒を態々アリスがライダーにスカウトするとも思えなかったので聖山高校か、近場の高校だろうことは容易に想像がついた。

 

 そこまで考えて、遊は氷梨と言う名前に違和感を覚えた。どこかで聞いたことがあるような気がするのだ。

 

「ん~? 何だったっけなぁ? そんなに昔じゃなかったような気が…………あ!」

 

 思い出した。以前遊が仮面ライダーになってから初めてのライダー同士の戦いとなる、仮面ライダードラクルとの戦いの最中。孤児院の少年・葵の姉を探す際に、手掛りを知っていそうな人物の一人として友人の佳奈が挙げた人物の中に居た筈だ。正直佳奈からも望み薄だろうという事で軽く流されていたし、遊もその時は興味を持っていなかったので今の今まで忘れていた。

 寧ろよく今思い出したものである。

 

「にはは! 世界は案外狭いもんだねぇ」

 

 そうと決まれば、明日にでも佳奈の家に突撃して麗美に関して根掘り葉掘り聞きだそう。もしかすると、麗美の住んでいる家などに関しても知っているかもしれない。

 

 そんな事を考えながら自宅の扉の前に着くと、鍵が開いているのに気付いた。

 これが普通の女子であれば、警戒して警察を呼ぶところだがこれも遊にとってはよくある事だったので慌てる事は無い。

 

 玄関に脱ぎ捨てられている女物の靴。それを見て遊の顔に笑みが浮かんだ。渡りに船とはこの事だ。

 

「たっだいま~!」

「おっす、おじゃま~」

 

 案の定、リビングには親友の日吉 佳奈が我が家の様に寛いでいた。

 これが普段であれば文句の一つも言うところではあるが、今回は特別だ。

 

「あれ? 今日は随分と機嫌良さそうだな? 何か良い事でもあったか?」

「ムフー! まぁね! それより今日はどうしたの?」

 

 佳奈が遊の家にやってくるのは、まぁ色々理由はある。困るのは彼氏とのラブホ代わりにされる事だが、遊を彼氏への料理の味見役にする目的の場合も結構あった。

 今回は後者だった。

 

「今日はこれだ、肉じゃが。彼氏が食べたいって言うから久々に作った。味見しろ」

「おぉ~! 今日は良い日だ! 出会いにも味覚にも恵まれてるよ!」

「出会い? まさかとは思うけど男か?」

「ムフフ~、それは内緒!」

 

 意味深な言い方で済ませ、汗と服の下の血を流す為に風呂場に向かう遊。彼女の背を見送る佳奈は、疑いの目を向けていた。

 

 脱衣所に入りぱっぱと服を脱ぎ捨てる遊は、ポケットの中に入れていた麗美のハンカチを取り出した。あの時、麗美が遊の口の周りの血を舌で舐めとった時、もう遊は意識を失う寸前だったので何をされたのか覚えていない。だから何故麗美がハンカチを置いていったのか、遊には見当もつかなかった。

 

 が、遊はこれを勝手に決闘の申し込みを意味する手袋と同じものとして捉えていた。これを見るだけで、あの戦いの興奮が蘇り次に相対する時への楽しみが募る。

 

「にはは……楽しみだなぁ」

 

 雑に放り込んだ制服や肌着に対して、そのハンカチはとても大事そうにネットの中に入れた。

 

 そして風呂で汗と血を流しさっぱりした遊は、佳奈の作る夕飯に舌鼓を打ちながら一番聞きたかったことを訊ねた。

 

「は? 氷梨の事?」

「そうそう。ちょっとその子のこと知りたくてさ。何か知ってる事あれば教えてほしいな~って」

「どういう事だよ? 知ってるっちゃ知ってるけど、あいつ遊と違って別に喧嘩屋でも何でもないぞ?」

 

 疑問符を浮かべる佳奈に、遊は「いいからいいから」と話を促した。

 全く読めない遊と麗美の繋がりに、佳奈は首を傾げながら話し始めた。

 

「言っとくけど、あたしもそこまでアイツに詳しい訳じゃないからな?」

「大丈夫大丈夫。本当にちょっと気になるだけだから」

「それが訳分からないんだけどなぁ……まぁ、いいけど」

 

 端的に纏めると、麗美は変人と言うのが佳奈の見解だった。

 

「とにかく本当に変な奴だよ。いっつもどこ見てんのか分からない目をして、かと思えばブツブツ誰かと話してるみたいに独り言を言ったりと不気味でさぁ。見た目は悪くないんだろうけど、そんな奴だから近付く奴なんて誰も居ないよ」

「ふむふむ……他には?」

「他にはって?」

「ほら、いきなり別人になったみたいになったりはしてないのかなって」

「何だそりゃ? 誰の事言ってるんだ?」

「いや、思い当たる事がないなら良いんだけどさ」

 

 佳奈の話から、普段表に出ているのは麗美としての人格だけで瑠美としての人格は引っ込んでいるのだと気付く。しかし戦いの時だけ表に出ると言う訳では無いようなので、単純に必要な時以外は出てこないのだろう。

 

 こうなるとやはり住んでいる場所も気になる。折角お誘いを受けたのだし、こちらから出向くのが道理だろう。

 

 遊は躊躇せず佳奈に麗美の現住所を訊ねた。

 

「今の住所とかは分かるかな?」

「はぁ? 住所まで聞くとか、お前本当に氷梨と何があった?」

「実は今日会ってね。まぁ細かい事は省くけど、とにかくまた会う約束をしたのさ。でもわたしはあの子の事全然知らないから、何か知ってそうな佳奈に聞いたという訳だよ!」

 

 もう取り繕うのも面倒になったので、重要な部分を隠しつつ麗美に興味を抱いた理由を話す。豊かな胸を張りながらの言葉に、佳奈は逆鱗を刺激され額に青筋を浮かべた。

 

「お前も物好きだねぇ。直接会ったなら、あいつが話の通じない変人だなんてすぐに分かるだろうが」

「いやいやぁ、それが案外そうでもないんだなぁ~、これが」

「そうかいそうかい。まぁ流石に住所まではあたしも知らないよ。この間の孤児院の出身みたいだし、住所が気になるならそこに聞いてみれば」

 

 そこまで言って、佳奈ははたと思いだした。

 

 麗美について回る黒い噂についてだ。

 

「あぁ、孤児院で今思い出した。噂だけど氷梨の奴、自分の親をガキの頃に殺したらしい。それで孤児院に放り込まれたんだと」

「ッ!? ほぉ、そりゃまた何で?」

「知らねえよ。噂だから本当かどうかも分かんねえし。気になるなら本人に直接聞いたらどうだ? どうせ会うんだろ?」

「にははは、もっちろん!」

「まぁ、お前の交友関係にそこまで口出しする気はねえよ。精々頑張りな」

 

 そう言って佳奈は帰っていった。遊はそれを見送ると、食器を片付け布団を敷き潜り込んだ。

 が、何時もなら布団に入れば直ぐに眠気がやってくるのにこの日はなかなか寝付けない。

 

 理由は分かり切っている。興奮が再燃してきたのだ。早ければ明日には麗美との再戦が叶う。そう思うと興奮してなかなか寝付けなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同時刻、麗美も自宅の安アパートの一室で遊との再戦に胸を躍らせていた。

 

「喜多村、遊……うふふ……次はいつ会えるかな?」

 

 そう呟く麗美の手には包丁が握られている。これだけ見れば夕飯の支度の様に思えるが、少し視線を下げれば異常に気付くだろう。

 

 彼女が手にした包丁の刃の先にあるのは、彼女自身の腕。麗美は自分の腕を包丁で切り刻んでいるのだ。

 

 傍から見れば異常としかとれない自傷行為。彼女がこんな事をしているのは、昼間の遊との戦いが原因だった。

 

 あそこまで全力で麗美からの愛を受け入れ、そして愛に応えてくれた相手は初めてであった。彼女の両親ですら、瑠美からの愛のお返しを前にしては命乞いをしてきたと言うのに。

 

 遊との一時は、嘗て無い程の刺激を麗美と瑠美に齎してくれた。

 

「ん!……うふ、楽しみだね」

 

 麗美が腕に包丁を突き刺しながら、頬を紅潮させて瑠美に語り掛ける。それに対して、表に出てきた瑠美は太腿を突き刺しながら答えた。

 

「んん! アヒャ! 次はもっと愛してあげないとね!」

 

 昼間の戦いの興奮が冷めない麗美と瑠美は、夜が更けるまで自分で自分を愛し続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日、遊は早速孤児院で麗美の事を訊ね、彼女の現住所を聞き出す事に成功していた。訊ねた時、孤児院の職員には訝しげな顔をされたが特に問題はない。

 

 そうして意気揚々と遊は麗美の現住所である安アパートを訪れた。大家に訊ねて麗美の部屋を聞き出し、意気揚々と二階にある麗美の部屋に向かう。

 

「ムフー! ここに居るんだね。会いたかったよ!」

 

 遊は遠慮することなくインターホンを押す。しかし返答はない。

 

 遊は少し慎重にドアノブに手を掛けて、そっとドアノブを回して扉を引いてみた。扉は何の抵抗も無く開き、遊を室内に招き入れた。

 

 鍵が掛かっていなかったことに首を傾げながら扉の中に入った遊は、目の前に広がる光景に唖然となった。

 

 玄関の先にあるリビングの床は血の池の様になっており、その中心では麗美が血塗れで倒れている。

 

「ちょちょちょ!?」

 

 その光景に最初遊は麗美が強盗にでも襲われたのかと思った。先日の出会いから麗美が傷付けられることを受け入れる性質である事を理解した遊は、強盗からの暴行を受け入れてこんな有様になったのかと思った。

 

 が、彼女の手に包丁が握られているのと強盗が入った割には綺麗な室内を見てその考えを改めた。

 

「もしかして……自分で自分を傷付けた?」

 

 そう。この有様は麗美が自分でやったものなのだ。遊との出会いがあまりにも刺激的すぎたあまり、麗美と瑠美は互いを愛する自傷行為に熱が入り過ぎてしまい、床が血の海になるほどのめり込んでしまったのだ。

 結果血を流し過ぎた麗美は意識を失ってしまい、こうして遊に発見されたと言う訳である。

 

 カードデッキを持っていれば体の欠損などでなければ傷は元通りに回復する。が、それも一瞬ではない。傷の度合いによっては時間が掛かる。遊が仮面ライダードラクルと最初に戦って受けた傷が癒えるのにも、少し時間が掛かった。

 一晩中自分を傷付けていれば、それが癒えるのにも時間が掛かって当然だ。

 

 とりあえず遊は麗美の傷の状態等を確認し、それが既に癒え始めている事を確認すると溜め息を一つ吐き洗面所からタオルを持ってきて彼女の体と床を拭き始めた。流石にこの状態のまま叩き起こすのは気が引けたのだ。

 

 体と床を拭き終え、ついでに血だらけの麗美の服も脱がせて一応傷口に包帯も巻いてやる。放っておいても塞がるだろうが、少しでも治療した方が回復も早いだろうと言う判断だ。下着だけの麗美の体に包帯を巻き布団を引っ張り出して寝かせ、一息ついて勝手に冷蔵庫を物色する。丁度そこには冷えた麦茶が入っていたので、遠慮なくコップに注ぎ一気に飲み干す。

 

「んぐ、んぐ……プハァ!」

 

 喉を潤し、麗美がまだ起きないのを見て今度は冷凍庫の中を物色した。あまり物が多い冷蔵庫ではなかったが、冷凍庫の中にはイチゴとチョコのカップアイスが入っていた。遊は遠慮なく手を突っ込むと、さも当然の権利の様にイチゴのアイスを取り出し蓋を開けて食べ始めた。

 

「んう……?」

 

 遊が半分ほどアイスを食べ終えた所で、麗美が目を覚ました。遊は我が家の様に座って寛ぎながらアイスを食べている為、麗美が目を覚ましたことに気付いていない。

 

 麗美は音も無く遊の背後から近付き、下着に包帯と言う恰好のまま彼女に後ろから抱き着いた。

 

「お早う、遊。来てくれたんだね、嬉しいよ」

「んぐっ!? お、起きたのなら一言声を掛けてくれよ。ビックリするじゃないか!」

「うふ、ゴメンね」

 

 謝りながら、麗美は遊の手からアイスとスプーンを受け取り続きを食べ始めた。物凄く自然に間接キスをしているのだが、麗美も遊も全く気にしていない。

 

「全く、流石にびっくりしたよ。来たら床血だらけの血塗れでぶっ倒れていたんだからさ。一体何してたんだい?」

「昨日の遊との戦いが忘れられなくてね。……麗美と愛し合ってたら気分乗り過ぎちゃったのよ!」

 

 アイスを食べながら人格を入れ替えた瑠美に、遊は特に驚く事はなかった。何となくだが、遊にも麗美と瑠美の人となりが理解できたのだ。

 自分で自分を傷付ける事にすら快楽を覚えるマゾヒスト。それがこの二重人格の少女だ。

 

「え~っと、右目が隠れてるって事は瑠美の方だね?」

「アヒャ! 正解! それで、遊は何しに来たの?」

 

 食べながら瑠美が訊ねると、遊はカードデッキを取り出しながら立ち上がった。

 

「そんなの決まってるじゃないか! 昨日の続き! もう大丈夫だろ?」

 

 遊が手当てをしている時点で、麗美の体の傷は殆ど塞がっていた。そして今見る限り、これと言って不調があるようには思えなかった。

 

 何より、仮に自分が逆の立場だったとしたら例え傷が癒え切っていなくても戦いを拒否すると言う選択などしない。

 

 案の定瑠美は、遊からの誘いに満面の笑みで答えた。

 

「アヒャヒャ! 勿論! アタシも麗美も楽しみにしてたんだから!」

 

 瑠美は食べ終えたアイスのカップとスプーンをテーブルに置くと、そのままの恰好でカードデッキを取り出した。

 

「にはは! 寝起きだって言うのに元気だねぇ。元気のいい子は好きだよ、わたし!」

「アタシ達も遊の事大好き! 今日も存分に愛し合おう!」

「にはは!」

「アヒャヒャ!」

 

「「変身!」」

 

 変身した瑠美と遊は、この日も制限時間ギリギリまで戦った。先日の戦いで瑠美の攻撃に毒が付与されている事は知っていた遊は、今度は的確に防御した。それでも瑠美の執念に近い攻撃で腕一本を毒に冒され痛みと痺れを感じながらもこの日は押し倒される事なく戦い抜いた。

 結果、この日の戦いで動けなくなったのは瑠美の方で、自力でミラーワールドから出れなくなった彼女を今度は遊が現実世界に引っ張り出したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それからと言うもの、2人は暇を見つけては戦っていた。連絡先を交換した2人は時に示し合わせ、時に偶然出会った時にそのまま戦った。

 

 そんな日々を過ごす内に、麗美の方に大きな変化が起こった。より効率に相手にダメージを与える戦いをするようになっていったのだ。

 

 ウィドゥとレイダーを比べた時、最大の違いはスペックの差である。ウィドゥはレイダーだけでなく多くのライダーに比べて攻防共に貧弱な性能であった。並大抵の感性のライダーが相手であれば異常性で相手を畏怖させ、ペースを自分のものに巻き込んで圧倒する事も出来たが既に麗美/瑠美の感性を受け入れウィドゥの性能を理解している遊には通用しない。

 戦いの中でウィドゥの力の貧弱さにレイダーが慣れてきたのを実感した麗美は、弱い力で強固な防御力を持つ相手に効率的にダメージを与える方法を編み出し始めたのである。

 

 具体的には、相手の攻撃や防御の隙間を縫ってブラッククローの一撃を叩き込む。若しくは同じ場所に何度も攻撃してダメージを蓄積させると言った方法だ。

 例え力が弱くとも、意図して防御の弱い所を狙ったり同じ場所に何度も攻撃を叩き込めばそれは決して馬鹿にできないダメージとなる。

 

 その戦いの技術は、レイダーだけでなく他のライダーとの戦いでも遺憾なく発揮された。

 

「ひ、ひぃっ!? こいつ、何でこんな貧弱な見た目で!?」

 

 今、1人のライダーがウィドゥ相手に劣勢に立たされていた。スペックは全てにおいてウィドゥを上回り、普通にやり合えばウィドゥの攻撃など物ともしない。

 少し前までであれば調子に乗ってウィドゥを攻撃し続け、テンションを上げたウィドゥに精神的に圧倒され毒を喰らうなどするのが相手の敗北パターンであった。

 

 しかしこの戦いは終始ウィドゥが相手を圧倒していた。最初こそウィドゥの攻撃力が大した事ないと知って侮っていたが、効率的にダメージを与えられ毒を喰らわされてからはもう完全にウィドゥの独壇場となっていた。ウィドゥの受けたダメージなど微々たるものであった。

 

「ねぇ、もっとアタシのこと愛してよ。あなたの愛全然届かないんだけど?」

「何訳の分からない事言ってるのよ、この化け物!?」

【ADVENT】

 

 全くダメージを気にせず、力自体は弱い筈なのに的確にダメージを与えてくるウィドゥに、堪らず相手のライダーはモンスターを召喚した。召喚されたモンスターはウィドゥに襲い掛かるが、レイダーとの戦いで結果的に鍛えられたウィドゥはそれにも完璧に対応してみせた。

 

「うふ、逃げないでね」

【CAPTURE VENT】

 

 相手のライダーをキャプチャーベントで拘束し、現れたモンスターの相手をする。一瞬の隙を突いてモンスターを押し倒し、馬乗りになるとブラッククローでこれでもかと切り裂き続ける。モンスターは毒とダメージであっという間に動けなくなっていく。

 

 ウィドゥは動かなくなったモンスターを相手ライダーの近くに放り投げた。相手ライダーはまだ動く事が出来ない。

 

 動く事が出来ない相手ライダーに、ウィドゥがトドメの一撃を放った。

 

「アヒャヒャ! あなたもアタシ達が全力で愛してあげる!」

【FINAL VENT】

「ま、待って!?」

 

 放たれた『ポイズンストライク』を前に命乞いをする相手のライダーだったが、そんなものを聞く訳がない。モンスター共々ブラックスキュラの糸で拘束された相手ライダーの腹を、ウィドゥがブラッククローで刺し貫く。

 

「あがぁっ?!」

 

 腹を突かれると同時に猛毒を流し込まれ、相手の体がボロボロと崩れていく。

 ライダーの後にモンスターも同じ末路を辿り、揃ってブラックスキュラの餌となった。極上の餌を味わい、ブラックスキュラが歓喜の声を上げる。

 

 しかしウィドゥの心は優れなかった。有り体に言って物足りなかったのだ。

 

「遊の方が良いなぁ……このライダー全然私の事愛してくれなかった」

 

 レイダーとの戦いに比べて、先程のライダーとの戦いは物足りないなどと言うレベルではなかった。ここ最近の遊との戦いが刺激的すぎて、もうただのライダーが相手では満足できなくなってしまったのである。

 

 麗美はミラーワールドから出ると、迷わず遊に連絡を入れた。

 

 遊から教えられた連絡先に電話を掛ける麗美。しかし、待てども待てども遊は全く電話に出る事は無かった。

 

「…………あれ?」

 

 普段であれば、麗美からの連絡であれば遊は直ぐに出てくれる。遊の方も麗美からの連絡の目的が戦いの申し込みであると分かっているからだ。

 

 それが出てくれないとなると、今は出られる状態ではないという事。最も考えられる理由としては、今正に他のライダーと戦闘中くらいのものだろう。

 

 先約があるなら仕方がない。今日は諦めてもう帰る事にした。

 

「……はぁ」

 

 望んだ愛が得られなかったことに、麗美が思わず溜め息を吐く。すると瑠美が心の中から語り掛けてきた。

 

『もうすっかり遊の虜になっちゃったわね、麗美?』

「ん? 虜?」

『だってそうでしょ? もうアタシ達、遊からの愛じゃなけりゃ満足できなくなっちゃったんだもの。完全に遊の虜よ』

 

 言われて麗美は、瑠美の言葉に納得していた。

 

 気付けば頭の何処かで遊の事を考えていた。他のライダーとの戦いの時も、絶えずレイダーと比較して落胆を隠せない事も少なくなかった。

 

 今の麗美と瑠美にとって、求めるものはただのライダーバトルではなくレイダーとの戦い=遊からの愛であった。

 

 だが今はその遊と話す事が出来ない。麗美はその事に落胆を隠せないでいた。

 

 そんな彼女に、瑠美が囁く。

 

『いっそのことさ、遊のお家にお邪魔しちゃわない?』

「お邪魔?」

『受け身でいるだけじゃ、愛は得られないわ。たまにはこっちから動かなくちゃ』

 

 瑠美の言葉に麗美は暫し考える素振りを見せたが、直ぐに満面の笑みを浮かべた。

 

 そして――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日、遊はとっぷり日が暮れてから帰宅した。

 

 今日は珍しく日中にチンピラとの喧嘩で盛り上がり、気付けばすっかり日が暮れてしまっていた。

 時間もいいし、腹も減ったので遊は途中コンビニで適当に弁当を買って帰宅した。

 

 鍵を開け、扉を開けて家に入る。そしてリビングに入り電気をつけ――――

 

「…………はい?」

 

 目の前に広がる光景に目が点になった。何故ならリビングの真ん中で、麗美が丸くなって眠っているからだ。

 

 瑠美の提案で遊の家にやって来た麗美は、鍵が掛かっていたのでウィドゥに変身してミラーワールドを通って遊の家に侵入していた。それは以前、遊が仮面ライダードラクルこと綾芥子 撫子の家に侵入したのと同じ方法だった。ミラーワールドの物であれば幾ら壊そうが、現実世界に影響はない。閉じられた扉も、ミラーワールドでなら容赦なく壊せるのだ。

 

 以前自分がやったのと同じことをやられて、遊は思わず笑わずにはいられなかった。

 

「全く、考える事まで同じとはね。お~い、起きたまえ~。ここはわたしの家だよ~?」

 

 一頻り笑った遊は、とりあえず麗美を起こす事にした。コンビニで買ってきた弁当をテーブルの上に置き、麗美の肩を揺すって起こしにかかる。

 

「ん……んん……?」

 

 何度か揺すられ声を掛けられ、麗美は目を覚ました。随分とぐっすり眠っていたようで起きてすぐは寝ぼけ眼でぼんやりと遊の顔を見ていたが、次第に意識が覚醒したのかその顔に笑みが浮かび上がる。

 

「あ、遊……おかえり~」

「うん、ただいま。で? わたしの家で何してるのかな君は?」

「また遊に愛してほしくて。でも電話しても出てくれなかったから、遊の家にお邪魔して帰ってくるの待ってたの」

 

 言われて携帯を確認すると、なるほど確かに着信履歴がある。どうやら喧嘩の真っ最中だったので着信に気付かなかったらしい。

 遊が着信履歴を確認している間に、完全に目を覚ました麗美は瑠美と交代して遊にライダーバトルをせがんできた。

 

「それよりねぇねぇ! 早く変身して! アタシ今日他のライダーと戦ったんだけど全然面白くなかったのよ!」

 

 まるで欲しい物を強請る子供の様な行動に、遊は空腹も忘れて立ち上がる。

 

「良いとも! 君達との喧嘩なら大歓迎さ!」

「アヒャ! そうこなくっちゃ!」

 

 2人は横並びで洗面所の鏡の前に立ち、カードデッキを構えた。

 

「「変身!!」」

 

 瑠美はウィドゥに、遊はレイダーに変身し、ミラーワールドへと入る。

 

 ミラーワールドの遊の家から外に出た2人は、カードを使用する時間も惜しいと言わんばかりに戦い始めた。

 

「いっくよぉ、フン!」

 

 レイダーの素の鉄拳がウィドゥの顔面に突き刺さる。脳を揺らされながらも、ウィドゥはレイダーに反撃の一撃を放つ。

 

「あぐっ!? アヒャ! これこれ、やっぱりこれよね!」

 

 ウィドゥが反撃にアッパーカットを放つ。装甲の厚いレイダーでも、顎をかち上げられる攻撃は効くのかたたらを踏む。

 

「ぐぅっ!? い、いいね! 瑠美最近強くなってきたよね! わたしも嬉しいよ!」

「アヒャヒャ! もっともっと遊の事を愛したいからね! どうすればもっと遊にアタシ達の愛が届くか、色々と研究したのよ!」

「にはははは! そこまで愛されると感無量だね! それじゃあわたしももっと麗美と瑠美の事を愛してあげようじゃないか!!」

【STRIKE VENT】

「アヒャヒャヒャヒャ!」

【STRIKE VENT】

 

 気分が乗りに乗った2人は、互いに武器を召喚し更に激しく戦った。

 

 嵐の様なレイダーの攻撃を受けながら、ウィドゥはレイダーのアンダースーツ部をメインに狙って反撃する。その反撃をレイダーは防御するが、防御するとウィドゥはそこを重点的に狙い始めた。連続で叩き込まれるブラッククローの爪が毒とダメージを蓄積させていく。

 

 ウィドゥとの戦いで特に求められるのは毒の蓄積度の把握だった。如何にレイダーの装甲が強固であっても、一定量の毒が蓄積すると毒による痛みと痺れが体を苛む。回避しない限り毒の蓄積は避けられないので、基本回避をしないレイダーは如何に毒の蓄積を分散させるかが課題となっていた。

 

 そんな時レイダーの激しい右フックがウィドゥに突き刺さり、ボディに放たれた拳がウィドゥの体を浮かび上がらせる。

 

「ぐぶっ?! げ……アヒャヒャ!」

 

 己の腹に突き刺さった拳。喉奥から込み上げる吐き気に仮面の奥で笑みを浮かべたウィドゥは、ボディに叩き込まれた腕に片腕でしがみ付くと自由な方のブラッククローをアンダースーツ部分に突き刺した。右腕に忽ち毒が流し込まれ、痛みと痺れがレイダーから右腕の自由を奪う。

 

「ぐぅ、あ!?……やるじゃないか! やっぱり喧嘩はこうでないとね!」

 

 右腕を事実上奪われたレイダーだが、まだ左腕は健在だ。片腕があれば、彼女には十分だった。

 ウィドゥがしがみ付いているのをいい事に、脇腹に何発もボディブローを叩き込む。これには彼女も堪らず手を離した。

 

「うげ、うぷ!? く、あぁ……イイ! やっぱりアタシ達、遊がイイ! 大好き!」

 

 歓喜の声を上げながら、ウィドゥは素早く連続でレイダーの胸部アーマーに爪を叩き込んだ。一発一発の威力は低いが、連続で叩き込まれた事であっという間に毒とダメージが蓄積しレイダーを苦しめる。

 

「うぐぐぐぐ!? だりゃぁぁぁっ!!」

 

 ウィドゥからの連続攻撃を受けながらも、レイダーは左の拳を叩き付けた。渾身の一撃を喰らい、ウィドゥが動きを止める。

 

 そこで更に追撃をする。動きを止めたウィドゥの肩を掴むと、黒いベールで覆われた頭にヘッドバッドを叩き込んだのだ。それも一発だけでなく、合計で三発も。ただでさえ防御が弱いウィドゥが、レイダーのパワーで三発も頭突きを喰らえば脳は盛大にシェイクされ否応なしに脳震盪を引き起こす。

 

「あ、う…………」

 

 ウィドゥはその場で力なく倒れた。流石に脳を直接揺らされては堪ったものではないのか、起き上がる気配がない。

 

 それでもレイダーは信じていた。ウィドゥはこの程度で戦いを止めるような奴ではない。必ずすぐにでも立ち上がってくれると。

 

「ほらどうしたんだい? 戦いはまだまだこれからじゃないか。わたしからの愛が欲しいんだろう? ならのんびり寝て無いで早く起き上がりたまえよ!」

 

 レイダーが挑発するようなことをウィドゥに告げる。

 

 それに答えたのは、ウィドゥではなかった。

 

【SWORD VENT】

「え? あがっ?!」

 

 突然の背後からの攻撃。何事かと背後を振り返れば、そこにはカードデッキにイカの様な紋章を付けたライダーが鎖の付いた銛を片手に佇んでいた。

 その姿に、レイダーは見覚えがあった。あのライダーとは面識がある。

 

「やぁ君か。仮面ライダーラハブ。前に一度戦った事があったよね」

「まさか覚えてるとはね」

 

 このライダーの名はラハブ。イカ型モンスターのヘキサクラーケンと契約したライダーである。

 その戦い方は一言で言えば姑息であり、不意打ちやモンスターとの挟撃、戦った直後の疲弊した相手を狙うなど勝つ為に手段は択ばない。時には相手のライダーが大事にしている人なんかを人質にして相手の動きを封じるなども平然と行う奴だ。

 

 そんな卑怯卑劣を平然と行うラハブと、レイダーは以前に戦った事があった。純粋に戦いのセンスも優れていたのか、その時はなかなかにいい勝負が出来たのだが途中でラハブは不利を悟ったのか撤退しており勝負はついていない。

 

 そのラハブが再び目の前に出てきてくれた。レイダーはその事を純粋に喜んだが、客観的に見てこの状況はレイダーに不利だった。

 

 今のレイダーはウィドゥとの戦いで大きく疲弊している。右腕は使い物にならないし、全身に毒が回っており思うように動かない。それでも根性で戦うことは出来るが、ラハブは彼女の楽しみに悠長に付き合うつもりは無かった。

 

「その状態で、どこまでやれるかね」

【ADVENT】

 

 ラハブはヘキサクラーケンを召喚し、モンスターとの挟撃でレイダーに攻撃を仕掛けた。レイダーは片腕だけで対抗するが、本人が思っている以上にダメージが大きく二対一と言う事もあって翻弄された。

 

「うわっ!? く、ぐっ?!」

「ほらほら、こっちこっち!」

 

 レイダーの意識が自分に向けばヘキサクラーケンに、ヘキサクラーケンに意識が向けば自分がレイダーに攻撃する。万全の状態であれば余裕で対抗できただろうが、片腕が使えない事も相まってレイダーはあっと言う間に追い詰められた。ラハブはこれを狙っていたのだ。

 

 そして遂に、動きが鈍ったところを両手足ヘキサクラーケンの触手で絡め捕られ磔にされた。

 

「これでお前も終わりだね」

「にはは、そう思うかい?」

「負け惜しみか? まぁいい。これで1人……いや、2人脱落だね」

 

 レイダーを仕留めた後は、まだ伸びているウィドゥも始末するつもりのラハブは手にした銛でレイダーの首を一突きにしようと構える。狙いを定め、首に銛を突き立てようとした。

 

 その時である。

 

「……ねぇ」

「ッ!? ぐ、あ――――!?」

 

 背後から掛けられた声に、ラハブが後ろを振り返ると同時に腹部に熱い痛みを感じた。

 ラハブの背後に居たのはウィドゥ。いつの間にか起き上がり、磔にされたレイダーを前に油断しているラハブを背後から奇襲したのだ。

 

 まさかもう起きてくるとは思っていなかったラハブは、完全に虚を突かれていた。

 

「な、何で!? さっき完全に伸びてたのに!?」

「うん、瑠美はまだ起きてないよ。だけど私はまだ動けるから」

 

 これはある意味で二重人格者の強みだろう。片方の人格が意識を失っても、もう片方の人格が代わりに行動に移すことが出来る。

 ただ脳への物理的衝撃による体へのダメージ自体はどうしようもなかったのか、動けるようになるまで少し時間が掛かってしまったのだ。

 

【ADVENT】

 

 ウィドゥの復活にラハブが驚いている隙に、ウィドゥはブラックスキュラを召喚しヘキサクラーケンに襲い掛からせレイダーを解放させた。

 

 束縛から抜け出せたレイダーは、右腕はまだ動かないながらも闘志に満ちた目をラハブに向ける。

 

「ふぅ、直ぐ起きてくれると信じてたよ麗美! さってと……」

「うっ!?」

 

 ラハブは一気に形勢が不利になった。今度は自分が二対一な上に相棒のヘキサクラーケンは頼れない。

 

 ここは逃げるが勝ちと、逃走用のカードを躊躇いなく引いた。

 

【CLEAR VENT】

 

 姿を消すクリアーベントを使用して、音も無くその場を離れようとするラハブ。

 

 だがそうは問屋が卸さなかった。己にとっての最愛の存在とも言えるレイダーを横取りされそうになって、黙って見逃すウィドゥではない。

 

【SEARCH VENT】

 

 ウィドゥが使ったのはサーチベント。索敵用のカードであり、効果範囲内であれば姿を消していても居場所が手に取るように分かるカードだった。

 

 果たしてラハブの居場所は直ぐに見つかった。

 

「逃がさない」

「がっ!?」

 

 ラハブは音も無く2人の元を離れようとしていたが、ウィドゥはそんな彼女に一撃叩き込んだ。猛毒を伴う一撃を喰らい、透明になっていたラハブの姿が鮮明に浮かび上がる。

 

 そこに今度はレイダーが、左腕で出せる渾身の一撃を叩き込んだ。

 

「そぅれ!」

「がはっ!?」

「うふ!」

「ぎぃっ?!」

 

 レイダーの一撃で体勢が崩れた所に、今度はウィドゥの貫手が襲い掛かる。胸部アーマーに向けて放たれた一撃は、装甲を大きく傷付け毒で中の人間を浸食した。

 

 満身創痍なラハブに止めを刺そうと、左手でカードを引き抜くレイダー。だが片手ではベントインに少し苦労する。

 どうしようかと迷っていると、徐にウィドゥが横からレイダーのカードを受け取り自分のバイザーにベントインした。

 

「うふ、貸して。私がやってあげる」

「ホントに? 助かるよ!」

「うふふ」

【FINAL VENT】

「それとこれも」

【FINAL VENT】

 

 ウィドゥはレイダーと自分の、計二枚のファイナルベントを使用する。するとヘキサクラーケンの相手をしていたブラックスキュラが、ラハブに向けて糸の球を発射し彼女の動きを封じた。

 レイダーが左手で地面を強く叩き大きくジャンプし反転すると、彼女の相棒のガッツフォルテがその両足を掴んで大回転しラハブに向かって発射した。

 それと同時にウィドゥもラハブに向けて突撃する。

 

「ウォオオオオォォォォォッ!!」

「うふ!」

「よ、よせ!? 来るなぁッ!?」

 

 ラハブの命乞いも空しく、レイダーの拳とウィドゥの貫手がラハブを完全に消滅させた。

 

 ラハブから解き放たれたエネルギーは、先程ライダーとモンスターのエネルギーを食らったと言う事でガッツフォルテに譲られる事になる。

 

「ウホォオオオオオオ!!」

 

 ガッツフォルテが勝利の雄叫びを上げる。するとそれを合図にしたかのように、ウィドゥとレイダーの体が粒子化し始めた。

 

「あぁ、時間切れになっちゃった」

「仕方がない。今日はここまでにしようか」

 

 残念そうにするウィドゥを宥めながらミラーワールドから出るレイダー。

 現実世界に戻り、何故かついてきた麗美と共に自宅のリビングに戻ると改めて空腹を訴え始めた腹を満足させる為にコンビニ弁当を食べようとする。

 

 しかしここで問題が発生した。右腕が未だに痺れていて満足に箸が持てないのだ。

 一晩眠れば毒も抜けて普段通りに生活できるだろうが、どの道今は何も食べれない。

 

 いやもういっその事、左手で手掴みで食べようかなどと考えていると、徐に麗美がコンビニ弁当の蓋を開け箸で具を掴むと、遊の口元に持っていった。

 

「私が食べさせてあげるね」

「お、そうかい? 悪いねぇ」

「気にしないで。はい、あーん」

「あーん」

 

 その後も麗美は右腕が使えない遊を手助けし、最終的にはそのまま彼女の家で一晩明かすことになった。

 

 一つしかない布団に一緒に入って眠る際、麗美は遊に抱き着いて眠りについた。その時の彼女の顔は、とても安らかで幸せそうなものとなっていた。




と言う訳でコラボ第2話でした。

遊ちゃんと出会い、麗美/瑠美は彼女と喧嘩友達となりました。それこそこの後ライダーバトルしようぜ! みたいなノリで普通にライダーバトルおっ始めます。
その所為か、このストーリーでは麗美が戦い方を覚えてエグイ位強化されております。少しでも遊ちゃんに満足してもらおうと戦い方を研究して、それまでのゾンビ戦法から普通に弱攻撃を蓄積させて相手に大ダメージを与える戦い方にシフトしております。

お陰でもうまともな相手では手に負えないくらいになっております。対抗できるのは遊ちゃん位でしょう。

今回2人の戦いに割って入ったラハブは、ファスト編で大河ファストをボコボコにしたライダーです。良い感じのヒールキャラだったので、前回大河をボコした鬱憤を晴らす意味でも今回の扱いと相成りました。

次回でこのコラボストーリーもラストになります。一見良い方向に変化しているように見える麗美/瑠美ですが…………

次回の更新もお楽しみに!それでは。
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