仮面ライダー×仮面ライダー ゼロワン&ジオウ NOVELIZE大戦 BEGINNING FUTURE   作:ホッケ@ががばばの謎

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PROLOGUE

ーー「ジェネレーションズウェイ」

 

様々な時代へと繋がる時の狭間。

電子基盤のような模様が四方八方を取り囲む、どこまでも続く道。

 

本来なら人がいることなど有り得ないその蒼い道の中でーー

 

「······そっか、そっか」

 

ーー蒼く染まった旅人のような出で立ちの何者かが、そう何度も何度も呟く。

口調自体は若く軽いのに、何処か威圧的な声。

 

手元には、黒色の表面カバーと深緑色の本体で構成されたストップウォッチのようなものが握られている。

本来だったら時計の指針があるはずの表面には顔らしきものーー紅い複眼に、黒い表皮を併せ持つバッタに似た顔が描かれている。

 

「···んぬぅぅん······!」

 

その手に力を込めると、ウォッチの表面に禍々しい紫電が走った。

同時に光が発せられ、光がウォッチを包む。

 

ーー光が収まると、描かれていた顔が変わった。

先程のバッタの顔に似ているが、何処か嫌悪感を催す生物的なデザインへと変わっていた。

本体は暗めの紫苑色へと変わり、異質な力が秘められていることを物語っているようだった。

 

「···『シンゲツ』」

「ハッ···『我が魔王』······」

 

またしても何者かが現れた。

蒼き何者かとほぼ同様に、黒く染まった旅人のような出で立ちをしていた。

「シンゲツに託すよ···」

「······悪趣味なもので」

「良いから···ね?」

「···ハッ、仰せのままに······」

 

黒き何者かーー「シンゲツ」はウォッチを受け取る。

 

「···行って、『あの時代』へと」

「我が魔王はどうされるおつもりで?」

「······最後のピースを取りに行くよ、しくじらないでね?」

「ハッ、この命に換えてでも······」

 

シンゲツは、近くにあった壁に溶け込むように消えた。

 

 

「······さあ、行くとするかぁ···

 

 

 

 

···さて、『令和の象徴』はどんな人なんだろうね···?」

 

やがて、その蒼き何者かも壁に消える。

 

 

 

 

 

 

···チラッと見えた顔は、まだまだ若々しい少年の顔だった。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

太陽と月が重なりし時、二人が出逢う時。

 

 

新時代を示す、夢追う社長にして飛蝗の超戦士。

 

歴史を統べる、最低最悪にして最高最善の魔王。

 

 

そして、迫りくる影に、二人が立ちはだかる。

 

 

 

 

 

既に描かれた未来図を打ち破るために。

 

過去の意思を嘘で欺かないために。

 

 

 

 

 

二つの「時代」が今、最初で最後の邂逅を遂げる!!

 

 

 

 

 

「「変身!!」」

 

 

 

 

仮面ライダー×仮面ライダー

ゼロワン&ジオウ

NOVELIZE大戦 BEGINNING FUTURE

 

 

 

幕は今上がる···

 

 

 

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