幻想郷の店   作:覚め

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と言うわけです。
知ってるか?これ、番外編じゃなくて本編なんだぜ?
一体何が始まると言うのです!
…主人公君の怯える生活だ!


唐突な恐怖って良いよね

 

魔理沙宅

 

「…?ありゃ、どっか行ってら…昨日帰ってきたのに」

 

「魔理沙さーん…なんかこんな置き手紙があったんですけど」

 

「置き手紙ぃ?お前誰からだよ…」

 

「なんか…変な感じなんですよ。文全体が」

 

「変?そりゃお前…」

 

怖い

 

「…これ文じゃないだろ」

 

「え?」

 

これは流石に誰でもわかる。置き手紙じゃないなこれ。

じゃあこれは神魂の悪戯か?とも勘繰るが多分違うだろう。

なにせこの書き方…ブレッブレなのだ。恐怖の類を一切感じてなさそうなこいつには無理だな。

震えながら書いてる感じがする。じゃあ誰だ?…出てこねえな。

 

「…ま、勇次の野郎の悪戯だろ。あいつも変な悪戯を思いつくもんだぜ」

 

「そう…なんですか?」

 

「多分な。紅魔館の門にでも行けば分かるさ」

 

紅魔館門前

 

「…魔理沙さん、どうしたんですか?」

 

「いや、何。勇次の野郎が悪戯して行ったんでな。置き手紙の内容だ」

 

こわい

 

「…これ、置き手紙って言えます?ひらがなで怖いってそんな馬鹿な」

 

「…は?」

 

「平仮名で書いてますよねそれ?こわいって。結構震えてるようですけど」

 

「…おまっ…これ、さっき漢字だったのに…?」

 

「?何を言ってるかわかりませんが…とにかく、彼はここに来てませんよ」

 

「マジか…後は…人里はないな。あいつお尋ね者だし」

 

「あ、100万でしたっけ。これくらいの額だとヤベー奴ばっか集まるでしょうね」

 

「まあなぁ…」

 

しっかし、あいつ魔法でも使えたのか?

文が変わる置き手紙なんて初めてだ…なんか変わってるし。

いや、変わってるのか?なんか…置き手紙っていうより思いって感じの方が…

そりゃないな。そんなことができるのは一級の術師にでも頼んでもらうくらいだ…パチュリーか…

 

図書館

 

「つーわけ。探してくれるの手伝ってくれるか?」

 

「…何を言いたいのかよく分からないけど…その手紙の内容、あなたが知ってる限りを話して見なさい」

 

「ん、分かった。私が知る限りだと最初…漢字で怖いって書いてあったんだ」

 

「ふむ」

 

「そのあと平仮名になって…そんで門の前だと『いやだ』ってなっててな」

 

「ふーむ…?」

 

「?どうした?」

 

「いや、話して良いわよ」

 

「あぁ。で、今…?白紙だ」

 

「白紙…死んだのかしら?」

 

「あいつは今不死者に近い奴だぞ?燃え尽きでもせん限りは」

 

「精神が崩壊すればあり得るわよ。ま、一部の例って奴だけど」

 

「…精神…」

 

「ま、怖くて嫌だ…だからあり得ないことはないと思うけど」

 

「ふーん…あいつにトラウマとか有りそうに見えないけどな」

 

「人間誰しもあるものよ。現に私もあるもの」

 

「お前人間じゃねえだろ」

 

「うぐっ」グサッ

 

そう言い残して私は空を飛びとりあえず命蓮寺へ行った。

そういやあいつも魔法使いだったなと思い出して向かっているんだが…

あいつそもそもバーサーカーだからそういう術って学んでるのか?

いや、まぁあいつも超一級の魔法使いなんだろうけど…納得行かん。

 

命蓮寺

 

「ってわけだ」

 

「…果て、見当もつきませんね」

 

「え?」

 

「元々、その魔法は気持ちを他人に移すって魔法なんですよ」

 

「…へぇ」

 

「だから手紙に移せる訳がないんですけど…まぁそのレベルはわたしには無理ですね。魔法の応用って奴です」

 

「んげっ…分からないのかよ」

 

「仕方ないでしょう。分からないものはわからないのですから」

 

「…あと誰がいたっけな…アリスは絶対専門外だよな…」

 

「あれ、あの子は人形を操るのでしょう?でしたら糸人形の勇次さんも…なんて…ってもういないし」

 

アリス邸

 

「そういう訳でな。なんか知らないか?」

 

「…色々とおかしいわね」

 

「なんで?」

 

「そもそも人形操れるならバレないようにすり替えるのが基本でしょ」

 

「…それもそうだな」

 

「前もそうやって切り抜けたし」

 

「ん?」

 

「あ、いやなんでもないわ。昔友達に貸してた人形が壊れかけててね。すり替えて置いたのよ」

 

「へ〜」

 

アリスから犯罪臭がするからちょっと近寄らんとこ…

さて。結局謎は謎のまま…真相は未だ闇の中って奴。霊夢にでも聞くかなぁ…

博麗の巫女の勘はすごいぞ。異変の首謀者まで一直線だ。すげえ!(無関心)

とは生きたいがそれももはや異変の時だけ。こういう時に感の良さが出るかどうか…

やってみるか!

 

博麗神社

 

「…」

 

「頼む!お前の勘を使ってわたしにデザートを奢ってくれ!」

 

「…分かった。その時はわたしも奢らせてもらえるのよね?」

 

「安心しろ!わたしがタダで作らせる!」

 

「でもね〜…あ、そうだ思い出した。摩多羅隠岐奈の話をしたわね」

 

「あの賢者の話?そりゃ一体どんな」

 

「…そりゃどんなって言われたら夢の話よ。夢の中で不完全って罵られてたみたいだけど」

 

「なんでサディストだっけあいつ」

 

「その話が確か…一昨日だったかなぁ」

 

「そうか…それじゃ関係はありそうってことだな?」

 

「うーん…多分ね。でも、そこにいるかどうかは分からないわよ」

 

「そうかぁ…どうせなら紫の奴に聞くのが一番じゃね?」

 

「あら、魔理沙にしては良いこと言うじゃない。名案ね」

 

「魔理沙にしてはってなんだよ。一言多いな…」

 

…結局その日は霊夢の勘を使っても紫は出てこなかったが、いつか出てくるだろ。

そう思いわたしは博麗神社にお泊まりすることにした。

お泊まり会なんて子供の頃以来だなぁと父親のことを思い出し憂鬱になる。

はぁ…そもそも父に目付けられて生きてる奴が糸になるとは誰が思うだろうか。

 

「待て待て待てまずあんたなんで泊まるの前提?」

 

「え?ダメなの?」

 

「うっそこいつそこそこ偉い地位の娘のくせしてマナーの1つもないなんて」

 

「あらあら、私は庶民ではなくってよ?」

 

「ごめん違和感しかないからやめてくれる?」

 

「あっすまん…」

 

 

 

 

 

 

 




男の子の怯える顔が好きなのではありません。
怯える顔を見て救ってあげたい!と思うだけなんです。
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