幻想郷の店   作:覚め

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まあ人里の派閥は数に物を言わせるようなのが大半でして…


派閥抗争

 

人里の路地裏みたいな場所

 

「…辞めてくれや」

 

「無理な相談だわなそれ。お前さんが妖怪を受け入れようとしなければこんなことにはならなかったのにさ。」

 

「自業自得って奴だわな」

 

さて。どんな状況か教え痛い痛い痛い

今目ん玉くり抜かれそうです。なんでって?前派閥争いのことは言ったな?それだ

大体客として扱ってるだけなのによ。つか妖怪は人里内部にも多数いるだろうが虫が良すぎるぜ

糸使えても石だしな。つうか痛すぎて使えんわぼけ。あーもうくそくそくそ。

慧音先生にちょっと救難信号出そっかな。それとも屋台にする?それとも…で・ま・え ?

じゃねえよクソが。あーもう終わらせてくれや

 

「…今回はこれで済むがな。てめー次顔見せたら殺すぞ」

 

「次は目ん玉じゃ済まねえってよ!ま、せいぜい努力するこった」

 

「…んだよめんどくせえ。目ん玉一つがどうしたってんだ。永遠亭行くかな」

 

…あ、この姿だと表出れないや…店行くか

 

お店

 

「…ったく人ってのは怖いね幽香さん」

 

「…いや怖いのはなんとなくわかるけど目無くしてまで店やってる人が怖い」

 

「え?目は今手元に。見ます?」

 

「出さなくて良い出さなくて良いからせっかくの美味しいケーキが不味くなるから」

 

「…そうですか。でもね?こんなんじゃ俺、永遠亭に行けないんですよ。どうしましょう?」

 

「いや、店やってる時点で問題ないでしょう。行きなさいよ」

 

「いやねぇ…この店がなくなると思うと…」

 

「私が守るからほら行きなさいよ」

 

「これって新種のプロポーズ?」

 

「…黙ってなさい」

 

「なんだよ今の間」

 

カランカラン

 

「何奴」

 

「…私だ。意外だな、ここに風見幽香がいるなんて。」

 

「失礼だな!風見幽香さんはただの甘い物好きの人との関わりが不器用なただの可愛い女の子だぞ!」

 

「辞めなさいな。で、人里の守護者がなんでここに?」

 

「…目玉、ないだろう。」

 

「ん?あれ慧音先生が?」

 

「いや。ただ『やって来たから褒めて』って顔してたんで潰して来た。あんな奴、二人死んでも影響はない」

 

「んだよもう。しっかし人間ってのは怖いね。正義という名の鎌なんか持つと構えるだけで何人死ぬやら。」

 

「…目玉ないこと知ってるなら永遠亭連れて行ってあげなさいよ」

 

「え?もう行ってるんじゃないの?」

 

「…あ、目玉落ちた」

 

「「おい」」ガタタッ

 

「…どっか行った…」

 

「代金はここに置いて行くわ」ダッシュ

 

「…目ん玉見るのにいやだ」ダッ

 

「…嘘だけどね。」

 

全く知能を持つ奴らはひどい。

無駄に知識が出来ちまうんだからあいつ正しくないと思えば余裕で迫害ができる。

差別も容赦ない。それを周りは見て見ぬふり。だから集団の力はまだ抜けないんだ。

とりあえず…もみっちゃんとこ行こっかな?

 

カランカラン

 

「…今風見幽香と慧音が猛ダッシュで逃げて行ったけど」

 

「お気になさらず」

 

博麗の巫女がきやがった。噂によれば感で異変を解決して来たとか。

そんな奴はよ帰ってしまえ

 

「…そうそう。今度博麗神社で宴会やるから出前で神社に来てくれる?もちろん無料で」

 

「…もちろん!」

 

「え、ダメ元だったんだけど」

 

「この私が金のためだけに働いているとでも思っているのかぁっ!!甘菓子を美味そうに食う!その顔だけを見るためにこの店をやっているのだ!それに比べれば下劣な恋話や金の話などゴミの価値もない!覚えておけ!」

 

「お、おう」

 

「で、いつですか」

 

「…明日☆」

 

「OK今日は臨時休業だ馬鹿野郎」

 

「すごい早いわね」

 

「仕込みだよバーロー。団子はねえぞ」

 

「それは…困ったわね」

 

…ちなみにだが最近博麗神社では暴飲暴食。

ありとあらゆる物全てを飲み込むと言われているピンクの悪魔が出ているとか。

お前の胃袋と俺の財産、どっちが多いか勝負だバカヤロイド!ちなみに宴会に最初に出た二人はあまり参加しない。

…とりあえずよくわかんないのは置いといてさっさと仕込みだな。明日に備えるぞ。オー!

 

翌日 週末って世界の終わりな気がしません?

 

「ふんぬ…!」ゴロゴロ

 

「…よくやってるなー」

 

「じゃあお先に〜」

 

「わっはー!」

 

…途中で通りかかった奴らは手伝うという概念がないらしい。甘菓子屋舐めんな。

別名『妖怪甘菓子屋』舐めんな。俺は今300馬力が出ている…ぬ!

 

博麗神社

 

なんだかよーわからんなげえ階段を登ればなんとなんと。

もう始まってたか。八雲紫が参加しているではないか…いや知らねえけど。

俺としてはここにいる奴らが死ぬのは悲しい。客になるであろう奴らが死ぬことになるからだ。

…って守矢も参加してるじゃねえか。巫女同士意思疎通でもすんのかい?

そんなこんなで始まった宴会だが甘菓子には誰も手を付けず。むしろこれが良い。俺は甘菓子だけを食っているのだから。

そもそも宴会で料理が大量に出てるのに要請するってそれおかしいってもん

 

「これいただくね〜」

 

…本読みながらアリの観さ

 

「いただくわ〜」

 

…あ、あの酒高そう

 

「おかわり〜!」

 

「だーもうっせえなぁ!」

 

「…迷惑だった?」

 

「うぐ…!」

 

…こ、この寝間着みたいな服着てる女…

泣き落としは意外と酷ってもん

 

「あー!幽々子様泣かした〜!」

 

「うわ来た女子特有のいやなムード」

 

謝れ〜謝れ〜

 

…うるせえ目玉投げつけんぞ。

一番騒いでるやつ…鬼に振りかぶって…投げた!

 

ベチャッ

 

「…うわぁ!?」

 

「ちょ、萃香大丈夫!?」

 

「ま、まあ…てかこれ目玉じゃねえか!?」

 

ドヨドヨ

 

「…あーもう知らねカンサム読も」

 

その後も宴会場は荒れに荒れた。俺は巻き添え食らった。

八雲紫に妙に絡まれたり緑の巫女が妙に博麗の巫女にご熱心だったり…ん?ご熱心どころかくっ付いてんじゃねえか?

んでうさぎがこっち見てくるし。こっち見んな万年発情期が

んで持って霧雨さんは多数の女子から言い詰められてるし。あれをはーれむって言うんだろうな。

多分外の世界で英語とかようわからん言語だろうけどさ。笑い物だなこりゃ

俺?俺はそりゃ…

 

「貴方右目はもう良いの?」

 

「良いって言ってるじゃないですか」

 

「いやでも」

 

…風見幽香さんにべったりくっ付かれてる。多分酒の席での言葉だ。

本音だろう。いやぁ美人で強い人に心配されるって良いね

 

「貴方が居なくなると甘い物食べれなくなるし」

 

いや食べ物心配してたわこの人。っざけんなよマジで。

と思いたいが可愛いのでヨシ

 

「な〜ぁ〜」

 

「うわ風見幽香がデレてる」

 

「…」ギュォォオォオォオオォ

 

「え、それはな」ピチューン!

 

「…なにこれ怖い」

 

…怖いと思った俺は悪くないだろう。うん。絶対悪くない。

てかかえってくんないかなこの人!

 

「とりあえずショートケーキひとつ」

 

「酒とは合わんだろ多分」

 

「じゃあ団子ひとつ」

 

「今日はすぺしゃるでーとやらだから団子はある」ドドン

 

「やった!」

 

…ほらみろ可愛いんだよこの生物ぅぅうぅう!

生物としての限界を超えたレベルで可愛いというのは幻想郷各地に知られるべき事実だと思う。

 

「じゃあ私もいいかし」

 

「お帰りください」

 

「なんで!?」

 

「無料なので隙間使って奪い取りやがれください」

 

「…それじゃロマンが」

 

「無駄と書いてロマンと読む」

 

「ぐっ…!」

 

…しかし。俺は知らなかった。いや、知りたくなかったと言えるだろう。

この宴会が2日連続で起きるなんて…

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最初シリアス後半宴会で良いだろ!別に!
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