…今ふと思った。このままだと俺の店、どうなるんだろう?
「やべー…」
「仕事にお困りで?」
「はい」
「それなら…」
と、巫女さんが出してきた求人募集は…は?甘菓子作り代行?天職かよ。
働き先は紅魔館。あの目がチカチカしそうな館に行かなければならないのか。めんどくっせー…行くか。
結局、このチラシを片手に外に出たのは退院(脱走)から12時間後であった。時間の流れって早いね!さっさと行って採用かどうか聞いてこよっと
時は流れ紅魔館前
「…空を自由に飛べたら早いんだろうな…ここでスパイダーマンしようにもなぁ…もう着くし。ノリと勢いに任せ」
「何奴!」キーック
「へぶぁ!?」
…俺は何も悪くない。強いていうなら連絡を入れなかったことくらいか。駄菓子菓子、痛いのは痛い。クソが殺すぞ
「…ぁ」
「美鈴。何をやってるの?」
「え、えとそれは…侵入者の」
「このチラシは何かしら?」ピラピラ
「…許してくだ」
「許さん!」
結局、紅魔館に着き気絶され次に目を覚ましたのは脱走してから2日もかかったとか。
紅魔館 テラスとベランダの違いって何?
「…はっ」
「あ、起きた」
「ほんとだー」
「…よりによって妖精かぁ…」
よりによって妖精…マジかぁ…俺妖精苦手なんだよなぁ…ほんっと。
あの氷の妖精を見てからなんだか可哀想なのとホラーが混ざって…ねぇ。掠れた楽器みたいな…ほら、わかる人いるかな?
なんだっけ…オルゴール。少し音が途切れかけてるオルゴール。そんな感じでさ。怖いのよ、妖精が。貴方達にはわからないでしょうねぇ!
別室。 ここから多分咲夜さん視点
「…じゃ、面接するわ。えっと…前働いてた?」
「はい」
「それでは…何をやってた?」
「洋菓子屋」
「…」
落ち着け。落ち着くんだ十六夜咲夜。洋菓子屋といっても種類があるではないか。決して甘菓子と決まったわけではないではないか。そうだ。なんら焦ることはない。
完璧で洒落たメイドと噂されているこの十六夜咲夜、冷静に…そう、冷静にこなすのだ。決して嘘かどうかを聞いては行けない。
「…何を作っていましたか」
「甘菓子」
「ぁ…ぁぅ…」
「?」
お、おち、落ち着け。口をパクパクするな。とにかく落ち着くんだ。そもそもこの男が作っていた保証は…ん?この男…あの2日連続の宴会にいた団子売りじゃん!?え!?嘘!嘘だ!こんなとこにこんな使える人材が来るはずがない!こんな出来すぎた話が…!いやでもここは…いやしかし…
「ぅぁ…ぁあ、その、甘菓子を貴方が?」
「はい」
「」
…泣く。泣くしかない。いやむしろ泣いた方がいい。つかもう泣いた。完璧なメイドとて泣くさ。
「うぅ…」泣
「え、えぇ…?」
「さ、採用です…」
「あ、はい…」
…というより私は甘菓子だけは作れないのだ。完璧なわけがない。
良かった…良かった…!おい何見てんだ妖精メイドぶち殺すぞ。
「…メ、メイド長…?」
「さっきの人間を紅魔館から出さないで。絶対に。」
「え、アッハイ」
…誰が逃すかこんな優秀な甘菓子作りを。絶対に作らせてやる。いや、むしろ作ってください。なんでも差し上げますのでとも言いたい。
…妖精メイドにも得意なのはいるが…機材の位置を覚えていないから…ハハハ…
廊下 ここから主人公視点に戻るぞい。やっぱ無理だわこれ。
…さて。これからどうすれば良いのだろうか?採用だけども。いや、採用だからこそだ。何すれば良いの?そう考えていると妖精がやってきた。多分妖精メイドという奴だろう。メイド服を着ている。はっきりいって可愛い。可愛いんだな。うん。
「えっと…この館から出たらダメ!」ビシィッ
いきなり拘束宣言って何それどんな新しい仕事?ブラック的なことは書いてなかったよね!?…いいや。雇ってもらえるだけ嬉しいし。ついでに聞こうかね。
「わかった。んで俺これから何すればいいの?」
「…知ってる?」チラッ
「知らない」
「なんでだよ!?」
…とりあえず歩き回るか。緊急事態になったらなったでその時はその時…ん?今結構豪華な扉が…?これが金持ちの扉かぁ…すっげ。
そう思いながら見ていると…妖精メイドに注意された。
「そこ、この館の主人様の部屋だから勝手に開けないでね!」
「え、そうだっけ?」
「お前ら仕事できんの?」
「できなーい」
「無理無理ー」
…やばい、菓子作りの他にもやらされそうだ。まいいか。声をかけられるまでそこら辺うろちょろしてればいいか♪…この妖精は俺の監視でも頼まれてんの?なんか追ってくるんだけど。ちょっと怖い。さっさと仕事を作ってくれーい!そう願った俺の頭は正常だろう。だからね。妖精が喋りかけてこなくて良かったのさ。
「?貴方誰?」
にしても珍しいな。色鮮やかな翼って。そう言えばだが翼と羽って違いはなんなんだろうか。背中に生えてるか手みたいに生えてるかの違いか?どっちだろうか。
「ねえ」
「…ち、ちょっと」
「んぁ?」
「す、すいません妹様!」
「新人でして…だから一回休みはご勘弁ください!」
「え、いやそんなことしないけど…?」
「本当!?」
…妹様ってことはもしかして主人の妹ってこと?ようわからんわ…いいや、とりあえず挨拶を
「貴方人間でしょ?私と遊びましょ!」
「…え?」
「…ご冥福をお祈りします」
「ご愁傷様」
「え?え?」
「こっちこっち!」
「え、ちょっと痛い」
次回!腐乱人形のお遊び!?期限は今日中だ!