幻想郷の店   作:覚め

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悲痛な叫びが響いてそうですね


仕事開始

 

紅魔館

 

「妹様、これベッドふかふか過ぎません!?」

 

「え?」

 

これってさ。多分あれだよね。こう…金持ちのベッドだよね。俺なんかカッチカチの地面だぞ。寝て起きたら腰が痛えよ。間にマット挟んだら少し良くなったけど。んでフランちゃんこれで寝てるのか!?羨ましい!羨ましすぎる!許せなす!許せなす!許せナス!ん?なんか違うな…

 

「ふっかふかだぁ…今日お泊まり会しません!?」

 

「え?え?え?え?え?」

 

「ぁぇっと…」

 

「…」(脳みそ高速回転)

 

「えっとですね…」

 

「良し!」

 

「っしゃあ!」

 

いいじゃんか。金持ちの家に行ったら誰だってはしゃぎたいでしょ。誰だって興奮するでしょ。金持ちってこんなんなのかぁ!って。思うでしょ、誰だって。これってあれだからな。乗り物に乗ってる時建物に何か走らせてるとか授業中に乱入者が現れてそいつを自分が倒すとかそう言うレベルだからな。

 

「それじゃ早速一緒にお風呂に」

 

「いやそれはおかしい」

 

待て待て待て待て。相手は可愛い女の子。こっちは成人している男性。そして咲夜さんから言われた「手を出したら殺す」宣言。これらを合わせると…俺が後日フランちゃんのデザートとして出てくるのが思い浮かぶ。どうせなら美味しく食べてもらいたい。美味しく食べてね♪

 

「…それやったら俺明日の妹様の食事に出ることになるんで」

 

「それは嫌かな…それじゃあ別々?」

 

「うん別々。」

 

「そう…」

 

…よくよく考えると女の子とお泊まりだなんて成人男性がやって良いことではないような…いやもみっちゃんと泊まってるから既に手遅れか…?

 

「終わりー!」ホッカホカ

 

「…とりあえず服を着ようね!?」

 

冗談じゃねえ!服を着てください!普通パジャマとか用意されてるでしょ!?…あれ?

俺…パジャマとかあったっけ?住み込みで働くとか聞いてねえからなぁ…もみっちゃんにお願いしたいけど…

仕方ない。この服で寝るか…いや、流石に上の黒い奴は脱いでおこう。暑いし熱がこもるし…

 

「ねーねー!勇次はパジャマとかあるの!?」

 

「うぐっ」

 

…無い。ないからさっきこれ脱いでるのに。どうしよう、どうしよう、どうしよう…これ一歩間違えればナイフが突き刺さるのでは?

 

「えっと…」

 

「それじゃあね!これがあるの!」ジャジャーン!

 

咲夜さんのパジャマ<着たら死にます

 

「…これ女物だよね。ていうか大きさ的に多分咲夜さんだよね。大丈夫なのこれ?」

 

「私の命令だ!着て!」

 

「それ命令じゃないおねだりだ!」

 

…はい。着ました。腹括るしかないですもうこれ。一応下にズボンとか履いてるから大丈夫だと思うけど上が…と、とりあえず風呂上がったしさっさと同じベッドで寝ようか。あと浴室って結構音響くよね。ドア開ける音とか。金持ちの家でもそれは変わらないみたい。まあ個室だからそんな広くはなかったけど。

 

ガチャッ

 

「あ」

 

「あ、いt」

 

「あ!着てる!」

 

「…失礼しました」ガチャッ

 

…まずい…これは非常にまずい…これ、似合ってる似合ってない以前に死ぬパターンだこれ…しかも妹様のお風呂に入ってたところを見られてるし…今湯気出てるし…あれ、死亡フラグ多過ぎない?

と、とりあえずドアを開けて確認を

 

ガチャッ

 

「なんで閉めたの?」

 

「これには諸事情が」

 

「どんな事情でしょうか、詳しくは拷問室でお聞きしますよ。」

 

「…」

 

拷問室!?名前からして一番ダメな部屋だろ。いや、多分調理室じゃないだけマシなんだろうけど!やばい!やばいぞこれどうする!?ええいどうにでもなれ本当のことをいうしかねぇ!

 

「妹様に命じられて」

 

「私が命じた」

 

「…そうでしたか。では何故お風呂に?」

 

「これは」

 

「お泊まり会だから!」キラキラ

 

「…ほう…?」

 

「一緒に寝るの!」

 

「…そうでしたか。ではお泊まり会の後、''調理室''で話を聞かせてもらいます。それでは」

 

「…」アセダラダラ

 

「良し!あとは夕食だね!」

 

…やばい、死んだこれ。死んだ奴だこれ、どう足掻いても死しか出てこない奴だこれ。助けて、助けてください?とりあえず妹様と一緒に寝よう。そうして全てを忘れるのです。そうです、それが一番いいのです。何も悩むことはない。それでいいのです…

 

「…妹様、夕食って俺の分も」

 

「多分来る!」

 

「まさかとは思うけどお子様ランチってオチじゃ」

 

「…お子様ランチで悪い!?495歳がお子様ランチ食べてて悪い!?」

 

「あ、ごめんなさいごめんなさい」

 

「分かればいい」

 

「そういえば咲夜さんなんでここに来てたの?」

 

「んとねー…お客さんだって。勇次に」

 

「…名前言ってた?」

 

「んとねー…わからないけど命蓮寺って言ってた!」

 

「犯人が自ら来やがったぜ畜生」

 

…ん?ってことは咲夜さん俺を呼びに来たってことか?嬉しいなぁ。そんなこと考えてたら夕食が届いた。最近って便利になったね…うん、お子様ランチじゃなかったら尚便利だったんだけどね。なんでお子様ランチなんだろうね。お隣さん?

 

「…お子様ランチ…」

 

「うまうま」

 

…美味そうに食ってるからそりゃ美味いんだろう。ん?デザートにプリン?

 

「プリンか…良し、全部食おう」

 

「そう言えば…なんだっけ!?」

 

「いや大声で言わないでください」

 

「そういえばね!あいつが私のことを妹って呼んでくるの」

 

「ほう」

 

「馬鹿だよね。495年も閉じ込めておいて妹だなんて。はっきり言って馬鹿だと思う。つか馬鹿」

 

「いきなり暴言が爆発したなぁ。うまうま」

 

…妹様もストレスって溜まるんだな…そういえばここに来る最中司書さんと管理人っぽい人が「図書館決まった人間だけに反応するトラップにしません?」って言ってた。泥棒でもいるのか?いや、多分いるんだろうな。どこもかしこもストレス社会だな。外の世界もそうなんだろ多分

 

「…食べ終わったし寝ますか?」

 

「寝よう!」

 

ふっかふっかだぁ…俺もこんなベッドで毎日寝れたら身体の痛いところ全て治りそうだなぁ…

あ、やばい直ぐに眠気が襲ってくる

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なななんと!主人公がフランちゃんを置いて寝てしまいました!
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