紅魔館
「うげっぷ…あーくそ」
…なんで俺がこんなことになってるかを話してやろう。いや、コレ考えるが合ってんのか?妖怪の山で糸を繋いだまま住職さんが大暴れして振り回されて吐き気を催して吐いて全部スッキリしてたのになんでか今吐き気があるってことだ。なんでこうなった。おい、なんでこうなったんだよマジで
「…やっぱ俺悪運どころか悪魔に取り憑かれてんのかな…吸血鬼の城にいるけど…うぐぉ…」オロロロロロロ
「勇次〜大丈夫か〜?」
「あ、妹様…今日は臨時休暇を頂きたいんですが」
「駄目です」スッ
「なんでですか咲夜さぁ…」
「…大丈夫?」
「あのね咲夜さん。コレ大丈夫に見えたら貴女相当ヤバいですよ。どれくらいヤバいかっていうと俺の悪運くらいやばいですよ。」
「…400年近く幽閉された悪運には敵わないけどね」
「何言ってんの!?それ悪運じゃなくて凶運!あれ?じゃあ俺の言ってた悪運も凶運…?」
「あ、そうそう。朝食をお持ちしましたさっさと食いやがれ」
「…咲夜さん、もしかして僕のこと嫌ってません?」
「?いえそんなことは」
「…天然かよ…天然のドSかよ…俺は泣くぞそろそろ…」
「???」
クソが…もういいかな。紅魔館から逃げ出していいかな。基本24時間体制なのは聞いたよ。うん、でもね。だからってそんなきつい職場ってのは無しだと思う。ていうか妹様絶対俺より門番さんがいいよね。絶対そうだよね!?
「…あ、お嬢様が呼んでおりました。では」
「え、嘘俺何かやらかした?」
「…あいつがお呼びだって。首になってないことを祈ってるといいよ」
「妹様もSですね!?」
紅魔館 テラ(ワロ)ス
「…なんでしょうかお嬢様」
「ええ。ってなんで袋持参してるの?え、吐く自信があったの!?ちょ、やめてよ?吐くのやめてよ?」
「いやぁ…きついっす。むしろ部下の体調を浅くでも確認できないんですか?」
「げっ」グサッ
「普通確認とるでしょ。命蓮寺でも神霊廟でも毎朝健康チェックしてるらしいですよ。」
「…わかったわよ!すりゃあ良いんでしょ!?やってやるわよ!」
「あ、いえやればやるほど雰囲気が悪くなるので大体感染病が出た時くらいで良いですよ」
「なんなの?ねえ私何か悪いことした?…ま、まあ良いか。それで本題だけど…」
「あい、なんでしょうか」
「軽いわね…貴方咲夜に頼まれてパフェ作ったでしょ?」
「え、はい」
「いやね…今まで咲夜が妙に嫌がるからさ。他のメイドにやらせてたんだけど…コレで納得行った。咲夜替え玉作ってやがった」
「…替え玉はラーメンの時に言う言葉ですよ。ラーメンは塩ですし」
「え、醤油でしょ」
「…なんだぁ…テメェ…?」
「って、そうじゃなくて!もう一つ聞きたい事があるの!」
「なんでしょ」
この吸血鬼…なんかやたらと聞いてくるな。鬱陶しいから三日間お口チャックして欲しい。いや、むしろしてくれ。こっちの身が持たない
「…幻想郷の危機になったら戦う?」
「え、はい」
「理由は?」
「…自分が助かりたいから」
「極端ね…でも、それが一番。というよりそうでなければおかしいのよ。幻想郷を守るために戦うとか、家族のためにとか、仲間のためにとか。そんな言葉を言いそうな人間や妖怪、どこにいるのかしら?」
「…これ、聞く意味あります?」
「結構あるわよ。例えば博麗の巫女が敗れたりとか相手が弾幕ごっこ知らない奴だったりとか後博麗の巫女が私にひれ伏した時とか」
「…あ、でも一応言っておきますけど、お嬢様のために戦う人間が咲夜さんじゃないですかね」
「うーん…確かに」
「それに俺としては四字熟語とかの方が必要性を疑いますね。」
「…弱肉強食とか…七転八倒とか…」
「意味知ってます?」
「いや知らない」
「でしょうね。ことわざとか故事の方がまだ使い道ありますよ。」
「…人間の貴方が言うこと?」
「あーあ。もみっちゃん迎えに来てくんないかなぁ。なんなら夏の魔物に紛れて連れ去っていってくんないかな」
「偶然と夏の魔法の力で貴方の物にしたいの?」
「お、よく分かってんじゃん。ま、偶然と夏の魔法を使うなら俺が連れ去るんだけどね。」
「あら、紅魔館にペットが増えても困らないわよ?」
「101匹」
「ごめんそれは無理」
紅魔館調理室(通常)…人間は吸血鬼にとってデザートだからね。安心してね。ん?パフェ?同じ様なもんですよ。4字違うだけじゃないですか。
「…」ダンッ
私、十六夜咲夜には一つの癒しがある。
この紅魔館でたった一つの癒し。もはやそれ以外に癒しがないであろう癒しがある。
妹様、フランドールである。妖精メイドが妹様関係の仕事をすると通常の3倍の効率で働く。お前らそんなにお嬢様が嫌いか?
…いや、私も好きとは言えない。でも少しは言うことを聞いてくれる妹様の方が好きだ。お嬢様我儘だし妹様今まで400年ほど幽閉されてたらしいし。
ていうかお嬢様みたいにワガママな吸血鬼がもう一人現れたら困る。だから妹様には周りの状況をなるべく把握して話し相手とかにしないで欲しい。
専属のメイドつければいいし…ってそれあの人間じゃね?あの人間殺して妹様に自立を願うか?
「…何考えてんだ私。そんなことを考えていてはいつか本音がポロッと出てしまうじゃないか…料理中にそんなことを考えていてはいけないし…あーもう少し休もうかしら?」
ていうか部下を殺すこと考える上司なんて誰が欲しいんだクソッタレ。
…これ、誰にも聞かれてないよね?今更だけど妖精メイドに心読める奴とかいないよね?いたら冥土に送るけど
「…咲夜さん、ちょっと」
「ん、どうしたの美鈴」
「えっと…そろそろお昼ご飯が欲しいかなって。私知ってますよ!お嬢様に甘いもの出したって!」
「」
「わたしにも甘いものが欲しいです!一日中立ちっぱなしなんですよ!?寒くても、暑くても、雨は流石に傘さしますけど、なんでそれくらいしか門番に配慮がないんですか!?」
「…え、ごめん」
「とりあえず今日のお昼は甘いものでお願いしますよ!」
「…え、何、私が悪いの?…甘いもの作れないのに見栄張貼るためにあんな広告出すのが間違いだった…あいつ呼び出して作らせようか…それが良い」
その頃紅魔館テラス
「んと…あとは…」
「…もうお昼の時間ですよ?」
「あ、本当だ。ていうか昼用のテラス作って置いてよかったとは思うけど、それがこういうパラソルを開いて放置とか聞いたことないわよ」
このお嬢は全て部下任せのくせに部下のやったことに文句を言うか。ならば自分でやれば良いものを…ていうか夜の間活動すれば昼用のテラス要らなくね?ていうか夜用あるの!?
…どんだけ贅沢なんだよ。どんだけ裕福なんだよ。俺の店なんかカウンター席が五個連なっててテーブル席がいくつかある程度だからな!?クソッ羨ましいこんなとこで店開いたらさぞ隠れた名店になるだろうな畜生!いっそここは吸血鬼を脅す最強の言葉を言ってやろう。
「…日の傾きによっては横からズドンですもんね」
「やめてくれない?普通にそれ怖いから。あと日傘持たないとここ来れないし。」
「私がお持ちしましょうかって言えば満足ですか」
「うん。100%満足なんだけど最後の一言で70%減ったかな」
「30%も満たされたなら上出来でしょ。そんな心読める奴でもあるまいし…」
「あ、あと美鈴は甘いもので言えばケーキよりお菓子の方が好みだから」
「…は?」
「お嬢様。傘は私が。貴方は美鈴のお昼を作ってくれる?」
「…は?」
紅魔館調理室(普通)
「…めーりんさんでしょうか」
「はい」
「…まさか店に一度来ただけの人がお相手とは」
「まさかサボりたい奴らの会開催所の店主さんがここで働いてるとは。あ、しかも蹴り放ってすいませんね」
「いや、良いんですよ。全てはあの冥土長のせいですから」
「すいません字でしか伝わらない地味なネタやめてくれません?」
「すいません。」
…なんででしょうか。なんでこうなってるんでしょうか。今日は奮発してなんたらだぞーとか、そんなこと言った覚えもないしある訳ない。
咲夜さん、本当に自分の手柄にしやがったんだな。とりあえずめーりんさんはお菓子が好きらしいから作って終わらせてお昼頂こう…
んー…ずっと見られると少しやりづらい…おのれメイド長。
数分後…美鈴って甘いお菓子好きそうなイメージがあるんですよ。
「出来ましたよ」
「お!ではでは早速」
「んじゃ、俺はこれで失礼するんで。タバコ吸うのにも一苦労だ今畜生」
「…タバコ吸うんだ…」
はい、終了!
文字数が多いのは脳みそに溜まってたネタ吐き出したからかな!
変な妖怪を出そうとしたけど流石にダメだろうとレミリアに呼び出された時点で切り替えたぞ!
次回から文字数は普通に戻る!