幻想郷の店   作:覚め

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なんかぁ…ね。


お母さんみたいな人

 

紅魔館の近く…つまり外!

 

「…スパーっツァ。今時わかる人いるのかな…」

 

「確か眠りをもたらす者…でしたっけ?」ヒョコッ

 

「おわ!?…心臓に悪い」

 

「それはすみませんね…」アハハ

 

「…ふぅ…というよりめーりんさんは知ってるんですか?スパーッツァ。」

 

「お嬢様が食べて眠ったから一応は。調べたのはパチュリー様ですけどね。」

 

「便利な図書館だこと…ていうかきのこは確認してから食べましょうよ」

 

「ハハハ…まさか吸血鬼に効果があるなんて。」

 

スパーッツァ…ロシア語だったかドイツ語とかいう外の世界の言語で「眠りをもたらす者」…らしい。

鈴菜庵にある本にそう載っていた。確か題名は…メタルギアソリッド3云々だった気がする。架空の話らしいがそれよりもこっちは架空やってんだ舐めんな

 

「…あ、そういえば植物にも感情があるらしいですよ。美味い水とかあるんでしょうかね?」

 

「さあ?でも確かに…あ、門番やらなきゃ」

 

「今更」

 

このめーりんと言う人は所々抜けている。多分頭のネジが仕事の部分だけ取れかかってるのだろう。店なんかやってるとそんなこと考えれないし。こう言う時間が欲しかった…

 

「…」ヒョイッ

 

「ん?」

 

「起きてますよ?」

 

「いや、喫煙者なんて聞いてないわよ」

 

「喫煙者で何が悪いんですか?というより電子タバコだから周りに害はありません。返せ」

 

「嫌です。煙草は健康に被害を」

 

「お前住職さんかよ!ていうか電子タバコだから大丈夫だって」

 

「…とにかく。これは没収です。」

 

そう言って咲夜さんはメイド服の裏側にしまったのだろうか。手に目をやるとそこに電子タバコはない。クソが

 

「…歳下の癖に生意気な」

 

「階級では下のくせに生意気な」

 

「…ちょ、なんですかこの無駄ないがみ合い」

 

「…歳上なのに私と同程度の身長ですね」クスッ

 

「うるせ!パジャマ俺と同じサイズのくせに!」

 

「!?」

 

「ちょ、ちょっと!?」

 

「俺がいなければ見栄張れない癖に!」

 

「咲夜さん?」

 

「え?こ、これ…ちょっと!」

 

「もご!?」

 

「あ…危ない…」

 

「…見栄ってどういう事ですか?まさかとは思いますけどお嬢様に甘い物を持っていって自分の手柄にしたとか」

 

「ない!ないから安心して美鈴」

 

この子娘…!と思うが我慢しろ。そして記憶を探れ。確か冥土長はメイド服の裏側に…と思い咲夜さんの腰に手を回す…いやらしい言い方だろうが黙れ。そこで手を動かして…ん?無い?

 

「…大胆ね。」

 

「うわー」

 

「…冥土長、電子タバコどこにやりました?」

 

「せめて言い訳をして欲しかったわ。そこまで電子タバコにしか目がいかないならそのままでいいんじゃない?」

 

「おい待て俺がまるで煙草中毒みたいに言うな」

 

「依存はしてそうですよね」

 

「めーりんさんも!?」

 

「ま、電子タバコはもう壊したけど」

 

「」

 

…妹紅さん、喫煙者って最近肩身が狭くなりましたね。電子タバコでこれですよ。妹紅さん、今日はそれを実感しました。妹紅さんも言ってましたね。「タバコを軽々と他人の前で吸うな。死ぬぞ」って。本当でした。

 

「それじゃ」

 

「…大丈夫ですか?」

 

「あ、もう無理です。紅魔館やめよっかな。神霊廟でも行こうかな」

 

「…大丈夫じゃなさそうですね…」

 

「あのクソ冥土め…あー、もみっちゃんの尻尾にまみれたい。むしろそのまま寝てしまいたい。」

 

「もみっちゃんが誰だか知りませんが…小悪魔さんとか良さそうじゃないですか?甘やかしてくれそうですし」

 

「それで済んだらいいんだけどなぁ…あの人小悪魔とはいえど悪魔だし」

 

「あらら」

 

「それにデビルイヤーは地獄耳。デビルアローは超音波。デビルウイングは空を飛びデビルビームは熱光線って言うじゃないですか」

 

「いや知りませんよそんなの。ていうかなんですかそれ」

 

「やっぱり知らないかぁ…」

 

「…里の流行り物ですか?私流行りには疎くて…」

 

「いや、里の流行りではないですよ…意味不明な流行りなら知ってますけど」

 

「?意味不明な流行り?」

 

「はい。腕を絡ませて胸を押し当てるとかいう巨乳の特権が如き流行りです。博麗の巫女にもぎ取られてしまえ」

 

「…そんなのが流行ってるんですか…?」

 

「謙遜の目は私ではなく緑の巫女ですよ…」

 

「ま、そんなのが流行るとは人間何をするのかわかりませんね」

 

「むしろ規則性があるなら俺が知りたいですよ…」

 

わー!

 

「?今上から何かぁ!?」ゴツンッ

 

「!?妹様、どうして!?」

 

「来ちゃった♪」

 

…吸血鬼ってみんなわがままなのかな…来ちゃった♪で俺の頭の上に落下したことが許されるとでも?可愛ければなんでもいいんだよそうだよ文句あるかよ。

ほんと最近運がない。歩けばタライが降ってくる並みに運がない。店が壊れる煙草壊れる納得したら別の人に壊される…うーんクソ

 

「妹様…ってもう日が沈みかけてる…」

 

「嘘だろ夕方って?」

 

「…夕方ってこんな色だったんだ。」

 

「そうですよ妹様。だから目に収めて謝って下さい」

 

「…命令だ!」

 

「ごめんね。人の話聞いてた?」

 

「妹様って元からこんなんでしたから…」

 

「お前が悪の元凶か」

 

「この服を着たまえ!」

 

…そう言って出してきたのはメイド服。多分めーりんさんに着てもらいたいのだろう。というわけでめーりんさん、着てあげてください。俺後ろ向いてるんで…ん?なんか妹様こっち向いてね?目キラキラさせながらこっち向いてね?

嘘だよな。それはないよな。まさか…まさかな。そんなことがあるわけないよな。

 

「…着て!」

 

「わ、私でしょうか?」

 

「勇次!」

 

「…お疲れ様です」

 

「予想はしていた。だが信じたくなかった。」

 

…着るしかないのか…メイド服ってどう着るんだ?咲夜さんに聴いてみるか…

 

「…なんで二人ともずっと見てるんですか」

 

「あ、これは失礼」

 

「?…ああ」

 

そう言って二人とも後ろを向いた。さてスカートからだが…これなんかちっさくね?つかこれ咲夜さんのじゃね?

…いやまさかな。そんなバカな。流石に妹様でもそんなことは

 

紅魔館メイド長室

 

「…あれ、メイド服がない…」

 

紅魔館門

 

「…着ましたよ」

 

「あ、これは…」ハハハ

 

「おー!」

 

「何がおー!ですか。これ見つかったら死にますよ俺。冥土長に殺されますよこれ。」

 

「そうね。たしかに殺されるわね。今すぐにでも」

 

「」

 

「さ、咲夜さん…」

 

「…なんで?」

 

 

 

 

 

 

 

 




ささ、主人公は生きてるので次回をお楽しみにしてくださいね〜
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