幻想郷の店   作:覚め

27 / 130
大泥棒かな?


怪盗あらわる

 

紅魔館地下室。

 

なぜ俺がここにいるのか教えてやろう。俺は今着せ替え人形になっているからだ。何言ってるか以下略

とりあえず妹様、許して

 

「…ていうかさっきからずっと女物出してきてますよね。なんでですか?」

 

「それしかないから」

 

「はぁ…」

 

「それ!しか!ない!から!」

 

「分かりましたから」

 

うん。それは分かった。ただ納得できないのがその女物の服の持ち主であろう咲夜さんに見られていることだ。一言間違えれば訂正する間も無く…

ズドン!だろう。というよりそうだろう。死ぬねこれ。ていうか死んだねこれ。

 

「次はなんですか?」

 

「…あ、もうない」

 

「ようやく終わったかぁ…!」

 

「それってどういう意味か聞きたいから調理室きてくれる?」

 

「ほわぁ!?」

 

「フフッおもしろーい!」

 

…冥土長絶対俺で遊んでるだろ。急に現れて調理室とか絶対遊んでるだろ。ビビりまくりだよ。近いうちに殺されるかもしれない。そう思いながら図書館へ足を運ぶ。ほんっと、広いというよりは深いって感じなんだよなぁこの図書館…

 

「あーほんっとカーペットは歩き慣れんな…執事の服とかは尚さ」ガコンッ

 

「…勇次さん、普通そこで転けます?」

 

「空は飛べないしカーペットは歩き慣れないから…」

 

「そういうもんですか?」

 

「そういうもんですよ…ていうかなんでそんな重装備?」

 

「世紀の大泥棒をぶち殺すには世紀の重装備が必要なんですよ」

 

「なんだか忙しい時にお邪魔したみたいですね…」

 

「そうではないですよ」

 

その装備で忙しくないって言うのは嘘だと思うんですよ。というよりどこから持ってきたんですかね?その装備というよりも重そうな衣みたいな奴…

 

「ま、この装備だと重いんですが…全部で300kgなんですけどねこれ」

 

「え、その、それはあまりにも重くないですかね?300kgって…」

 

「ま、悪魔だとそういうのも楽なんですよ。貴方もなります?悪魔」

 

「悪魔か…お断りさせていただきますわ」

 

「あらそれは」

 

小悪魔さんとこうやって会話しながら歩くのが一番良い時間かもしれない。この紅魔館の中ではね。ちなみに一番嫌な時間が冥土長と話している時。なんでか?殺されたくないからだよ。

 

「吸血鬼の方が良さそうですがね…いや、人妖になるのも良さそうです」

 

「魔法使いは眼中にないようで?」

 

「魔法使いは面倒くさそうですしね…調理室行かな」ボギッ

 

「イーハー…?」

 

「出たな霧雨泥棒!火炎放射!」ボワァッ

 

「火ぃ!?おわっとと危ねぇこっちは可燃物身に纏ってんだぞ!?」

 

「フハハハハ!良いわよ小悪魔!汚物は消毒だぁ!」

 

「はい!パチュリー様!」

 

「毎回狂ってるよお前らは!」

 

「狂いでもしなきゃお前をぶちのめせないんでなぁ!」

 

「行くぜ霧雨ぇ!」ボワァアアァアァアァア!

 

「あちっ!それならば…マスター」

 

「雷砲、発射ぁ!」ドゴーン!

 

「八卦路だけってお前生捕にする気かよ!?」

 

…普通に死にかけるところだった。しかしあの髪色と帽子と服の色…確か俺の店に来てマカロンだけ食って帰った奴だったか…?だとしたらさっさと逃げなければ。死ぬのは御免だ!

 

「なるべく自然にそしてそそくさと」

 

紅魔館調理室

 

「また頼むわね」

 

「…今度はなんですか?」

 

「マカロンですって」

 

「マカロンですか。分かりましたぁ」

 

…マカロンか。店だと無料でも食べれた商品だったし作り慣れてはいるけど…

 

「あ、後近いうちに値引き大会があるから貴方それで値引きされる側になるから、よろしく」

 

「…!?」

 

値引き大会…!?もしや俺は売られるのか…!?値切られる側って…怖い!怖いぞ!なんでだよ!なんで俺が値引きされるんだよ!俺が何か悪いことでもしたか!?

あ、咲夜さんの服着回してた…大地獄行きじゃねえか。

 

「…いいや、とりあえず作っとこ」

 

数分後

 

「出来…たはずだけどできた瞬間にどっか行った。何を言ってるか以下略」

 

…冥土長、あんた鬼畜だよ。30年に一人いるかいないかのど畜生だよ。バレてるの分かってないの?もしかしてお嬢様がいつもやらかしてるから?それはそれで怖い…

そんなことを思っていると妖精メイドが調理室にやってきた。…妖精は苦手だが恐怖心を減らすために抱きしめておこ

 

「ふぁ…あったかい」

 

「…え、なにこれ…もしかしてメイド長に罠張られた?ふ、不覚…!」

 

「どうした28番!」

 

「…なるへそ」

 

数時間後 廊下

 

「気持ち良い…」

 

「ど、どこだ27番!?」

 

「ここですよここ!」

 

「一人の人間にこうまでされるとは!これでは動けないではないか!」

 

その時、その場にいた全妖精たちの意思が繋がった。

 

これ…責任をコイツ(人間)に押し付ければ休めるんじゃね?

 

と。それは良い正解だ。というより多分それが正解だ。

 

「…何これ?」

 

…その閃いた一瞬の時に冥土長が来なければ。

 

「んぁ?冥土長ですか。良いですねぇ、妖精って気持ちが」

 

「いけ美鈴」

 

「え、私!?」

 

「に、逃げるぞみんな!」

 

「わー!」

 

「妖精とはいえ死にたくないー!」

 

「…め、冥土長…?」

 

「さあ行け。今すぐ行け。」

 

「え、えと…恨まないでくださいね!」パンチ!

 

「へぶぁ!?」チーン

 

「…クズが」

 

クズはあんただよと美鈴は思ったが声には出さなかった。声に出したら自分もやられるからである。とどのつまり保身…!自分だけは助かりたいという欲の現れ…ッ!

 

「…死ぬかと思った」

 

「あら、生きてたの?そのまま死ねば私は貴方の着替えを見なくて済むのだけれど」

 

「冥土長さえいなければ電子タバコはまだ無事だったんですけど」

 

「…もしかして」

 

「よく言うじゃない…下っ端のくせに」

 

「生きて帰りたい」

 

「ちょちょ、待ってくださいよ!?なんで会った時こうなるんですか!?いつもそうなんですか!?」

 

「…そうだっけ?」

 

「仕事の話なら普通に話すんですけどね男胸」

 

「あ?」

 

 

 

 

 

 

 

 




最後の「あ?」は咲夜さんのブチギレシーンです。どうぞ納めください
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。