幻想郷の店   作:覚め

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勝利者などい☆な☆い
バーニングフラァァァァイ!
勝手に突貫してろ


恐ろしき値引き大会

 

博麗神社

 

「…なんで?」

 

「さあ始まりました値引き大会!今回の値引き対象は…こいつだぁ!価格は一つ400円ポッキリ!」

 

「ねえなんで前回があるみたいな言い方してるの?てかこれケーキだよね。作れってか?今から作れってか?」

 

「司会進行実況は私!射命丸文でお送りします!」

 

「解説は…?」

 

「知るか馬鹿!」

 

ムカっ…このクソ烏天狗、二度と顔を見せないでほしい。

さて、この値引き大会、裏口がある。というより必勝法がある。それは何かって?

それはお決まりの秘密ってやつだぜ。言ったら面白くないし冥土長にブチギレられるし。男胸って言った時みたいに

参加者は左から順に太子様達、住職さん達、博麗の巫女、白黒魔法使い、紅魔館…であと最古参の風見幽香さん。

俺これ何かしたら死ぬのかな。

 

「ではみなさん!クジを引いて番号をお決めください!」

 

「先ずは巫女である私から…2番」

 

「私か…てかクジまで太子様部下に任せるの?…四番」

 

「ひ、聖、私知りませんからね。最後でも知りませんからね?…一番だ!」

 

「あいつらに先を越されたのが癪だが…お、五番!」

 

「次は私ね…三番が良いけど…」

 

「おっと!レミリアさんは能力使いそうなのでやめてくださいね!」

 

「なんでよ!」

 

「それでは私が…三番ですね。」

 

「…それじゃあ私が最後ね。まったり待ってるわ」

 

「では順番通りに値下げさせてやってください!」

 

「いつの時代の脅迫文それ!?」

 

「誰が行きます?」

 

「ナズーリンがいいんじゃない?」

 

「やめてくれよ?」

 

「…私が行きましょう」

 

「聖…任せました」

 

「星、貴女人の意見に流されやすいですよね。帰った説教です」

 

「どうして!?」

 

…なんか住職さん切れてる?金髪さんに切れてる?ブチギレ?ちょっと怖いけど値引きだろうが値下げだろうが値切りだろうが…っていうか実況司会進行が言ってた値引き大会って絶対値切り大会だよね!?絶対値引きじゃないよね!?

 

「では…ケーキを…7つほど」

 

「わかりました」

 

「あとできれば値段を…」

 

「いくらほど」

 

「あ、300ほど」

 

「わかりました」

 

「ありがとうございます〜」

 

「またのお越しを〜」

 

…多分外の世界にあるこんびにとか言う店で言ってる言葉だよね。ていうか周りに見られながら買い物ってどんな奴がやることなの?俺?俺みたいな奴がやるの?指名手配犯でもそんな注目はされねえぞ?もっと主張を控えめにだな…

 

「おぉっと!聖選手、380円の値引きだ!」

 

「だから値引きじゃなくて多分値切りだよね!?」

 

「さて次は…げ、霊夢さん」

 

「何よその顔。」

 

「あい、なんでしょう」

 

「ケーキを一つ。あと安くしてくれると助かるなぁ」

 

「んなこと言われてもなぁ」

 

「おーっと!先程の聖さんとは違う反応を見せました!」

 

「…300円でいいわ」

 

「わかりました」

 

「あーっと!これが博麗の巫女のすることか!」

 

「4分の3引いただけよ。何が悪いの?」

 

「暴虐!残酷すぎるぞ博麗の巫女!」

 

「黙れ腐れ鴉!」

 

「さてとお次は…紅魔館の方達ですね」

 

うわ、きやがった最悪最恐の組みが。多分冥土長かめーりんさんか妹様が来る。俺としては冥土長だけは何としてでも阻止したい…あ、駄目だ冥土長が早々に動き出しやがったクソッ…誰かぁ!助けてぇ!死にたくない!小悪魔さんにして!

 

「いらっしゃ」

 

「秘密をばらされたくなければ一つ100円以下で売りなさい。ケーキを6つ。」

 

「こ、これはぁ!?紅魔館で働いている元店長の秘密を使って値切ろうとしている!?博麗の巫女よりも低い価格で買おうとしている!?」

 

「ひ、秘密ですかぁ…」アハハ

 

「これが鬼のメイド長のやることか!ひどい!あまりにも酷すぎる!」

 

「…貴方が私の服を着ていたことを」

 

「あ、言っていいですよ。それじゃあ一つ400円で」

 

「!?」

 

「おっと急展開!秘密を暴露してもいいと言われた!」

 

「くっ…一つ30円!」

 

「一つ200円」

 

「一つ40円!」

 

「200円」

 

「…90円!」

 

「150円」

 

「うぐ…100円!」

 

「150」

 

「120…」

 

「良いでしょう」

 

「鬼のメイド長、ここに敗れたり!」

 

…日頃の恨みだ、ばーか。さてとこれでようやく折り返しか。嫌だなぁ…ま!地獄を潜ったんだからこれからは楽っしょ!

 

「さて…次は神霊廟組!ていうか一人助っ人が混じってる!」

 

「…こころちゃーん、君はこっちじゃないかー?」

 

「ん?あ、そうか。」

 

「こころー!?」

 

「太子様、ここは我が行きましょうぞ」

 

「…ケーキ4つ、お願いしましたよ。屠自古」

 

「なんで布都じゃなくて私!?さっき布都がキメ顔で言ってたのに私!?」

 

「はい。お願いします」

 

…あの中で多分一番まともな社会人としての知恵を身につけている屠自古さんが来た。やったねこれで助かるぞぉ!

 

「あっと…ケーキを4つ…」

 

「わかりました」

 

「その…値段を下げてくれると…」

 

「…」

 

「一つ80円」

 

「…90円で」

 

「ありがとうございます」

 

「!?即決ぅ!?これには既に終わった紅魔館組が睨み付けている!主に鬼のメイド長が!これは忖度なのかぁ!?」

 

「逆に初めて来た人にもやってたらどんだけ心広いんだよ」

 

「忖度だったぁ!」

 

「こころちゃん久しぶり〜」

 

「いえーい」

 

「というわけでお土産らしからぬ俺からのプレゼント。マカロン」

 

「この雰囲気は服とかだろ。なんで食べ物なんだよ」

 

「そういうもんだ。服とかセンスないからわかんないしお前の好みとか知らないからマカロンで良いだろってな。無料だありがたく食え」

 

「…分かった」

 

「むぅ…あそこまで行けば恋愛に発展してほしいものですけどね」

 

「ま、良いんじゃないの?あれで」

 

「うわ八雲紫」

 

「うわって何よ、うわって」

 

…こころちゃんへのプレゼントが終わり、神霊廟も終わり、あと二組だ。二組と言えるかどうかわからないけど…あの二人だしなぁ

 

「お次は霧雨魔理沙!博麗の巫女よりも暴虐を尽くしそうだ!」

 

「んなっ」

 

「なんで私が霊夢なんかと…まあ良いや。このケーキ、50円で売ってくれ!」

 

「…なぁんかこの光景どっかで見たなぁ」

 

「良いだろ!?早く50円って」

 

「せめて80円だな」

 

「ぐぬっ」

 

「ま、お前に80円も残高があるのか心配だけど」

 

「分かったよ80円だな!」

 

「毎度あり」

 

「…魔理沙煽られただけじゃない?」

 

「仕方ないでしょ、早く終わらせたいんだし」

 

次でラスト…多分最安値だろうなぁ…!あ、腰鳴った。気を引き締めてなんとか起き続けるか。

 

「…お久しぶりですね」

 

「そう?そんなに経ってないと思うけど」

 

「そうでしたっけ。ケーキは」

 

「一つ…いや二つ」

 

「わかりました」

 

「んん!?これでは何もわからないではないか!」

 

「あ、お金ありません」

 

「承知の助け」

 

「なんと!ここで無一文宣言!博麗の巫女、白黒の魔法使いが超えぬ一線を軽々と超えたぁ!」

 

…そう、必勝法とは。お金がないorタダでくれという意思表示をするだけである。

 

「よし、0円でゲット♪」

 

「観客から睨みが効いています!」

 

「…なんで俺なんだよ。というより白黒魔法使いはこれ知ってたはずだぞ」

 

「え?」

 

「お前が最初俺の店に来た時に。」

 

「…あ、本当だ」

 

「全く記憶違いどころか記憶がないとはね」

 

さあ終わりだ!帰るぞ!帰らせてくれ!俺を家に帰すのだァー!

 

「これにて値引き大会終了!ですが…参加者からクレームがあるようで。お気をつけてお帰りくださいね♪」

 

「…は?」

 

「ちょっと今の話どういうこと!?」

 

「こころに何したぁ!?こころの頬が真っ赤になってるぞ!?」

 

「…帰ったらこき使ってやる」

 

「あ、あはは…ま、まあ落ち着いて、最古参の幽香さんが知ってたのは当然っちゃ当然だ」ダキッ

 

「…服が良いから人里へ連れ去ってやろう!」

 

「こころちゃん?それは非常にまずいからやめてくれよ?」

 

 

 

 

 




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