幻想郷の店   作:覚め

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恋愛はないと言ったな。
あれはオリ主に関してはないという意味だ。
つまりあれは嘘だ。ウワァアァァァァ


春と恋

 

妖怪の山 春

 

「…なぁんで俺は貴重な休みをもみっちゃんに使わなければならないんだ」

 

「紅魔館に休みなんてあってないようなものじゃないんですか?」

 

「それじゃあもっと有効活用せねばな」

 

「…大方、天狗達の春の季節が苦手で逃げようとしてるんでしょ」

 

「…」

 

「図星だ」

 

「はぁ…俺に恋愛は出来ねえっつの。女なんてめんどくせぇ種族だと思ってるからな」

 

「それをその種族の前で言います?」

 

「ああ言うね。妖怪の山で開かれる宴会なんざ来なきゃよかった」

 

あー…休みを使うなら店のために使いたかった。もう店ないけどね。

もみっちゃんと話してると変な天狗がやってきた。お前見たことあるなと思ったら前店に突入してきたあの勘違い天狗だった。

とりあえず関係を聞かれたのでわざとでかい声でお付き合い宣言した。もみっちゃんに怒鳴られたが俺は知らん。俺は悪くない

 

「そういえばなんですけど、天狗は人を攫うって知ってます?」

 

「なんだそりゃ怖い。怖いから俺は安心を求めてもみっちゃんにダル絡みする」

 

「やめてくださいよ…ちょ、やめないとガチで引き裂きますよ」

 

「それはごめん…?」

 

「…ああ、あの方は姫海棠はたてです。引きこもりなんですが…」

 

「文さんと仲がいいと。羨ましいね〜」

 

「何がですか?」

 

「同性の友達がいること。俺なんか同性の友達一人もおらんから。異性も数えるくらいだし」

 

「それは…」

 

「同情をかけるなさらに気分が落ちる。気分が落ちたら寝る」

 

「ちょ!?寝ないでくださいよ!」

 

「うっせーな。大体、あそこを見ろよ」ユビサシ

 

「はい?」

 

俺が指を差したところにいたのはイチャイチャしてるクソ天狗ども。

割とガチで殺すぞ?ガチで殺したるぞ?

 

「ああいうのが羨ましいってわけじゃないが…なぁ」チラッ

 

「なんでこっち見るんですか?」

 

「…お前仕事中俺のこと見てた?」

 

「っ…なんのことですか?」

 

「ほんと?例えば仕事の合間とか俺が入院してる間とか…たまに視線を感じるんだよね」

 

「…そうですよ見てましたよ!」

 

この天狗吹っ切れやがった。見た目は下手すりゃあ未成年…いやほとんどが未成年に見えるな。

とりあえず鬼とかいうクソ種族がいないだけマシだわな。甘い物ってのはいつも食べたいし…

そして大福は俺が頂いた

 

「大福は…ってあんた誰」

 

「!?萃香様!?」

 

「すいかぁ?スイカってあれか?食べる方の?」

 

「…今頃気付いたのか?全くそれだから椛は」

 

「すまんが説教するなら他所でやってくれるかい?上司に見えてくる」

 

「…なんだいあんた、生意気だね」

 

「生意気だねじゃないよ。残念ながら人類皆平等さ…あんた鬼か」

 

「平等を謳うならなんで外の世界では争いが起きるんだい?」

 

「聞いてなかったか?人類皆平等…つまり人類が死滅しようが人類が不幸せであろうがプラマイ0で保たれていたらそれは平等なんだよ」

 

「争いは?」

 

「個人で争いが起きる程度の人類がどうやって戦争せずに生きていくんだ?」

 

「…生意気だねあんた」

 

「最初に戻ったぞこいつ」

 

なんだこの鬼…と行きたいが普通に見覚えがある…ていうか店に来た奴だ。

この鬼に何かされた記憶はないが何かした記憶もない。果て生意気とはなんのことやら。

のらりくらりと生きている俺に生意気なんて言葉に合わんと思うんですが

 

「…この幻想郷には喫煙者が少なくて寂しいんだよね」カチッカチッシュボッ

 

「あれ、煙草…」

 

「ん?もう市販の奴買った。上司に壊されてさ」

 

「あんたのところの上司クレイジーだね」

 

「クレイジーというより母さん風だな。余計なお節介をする上司」

 

「で、椛はそんな上司を持った男に惚れたと」

 

「!?」

 

「…ろくでもない事言わんでくれ。それで前一回新聞になったんだからよ」

 

「さっき自分で言ってたくせに何を言うか」

 

「ストーカー天狗撃退法だ…もみっちゃん手離して?痛いっていうか全力で握ると骨が砕け」

 

「貴方には共感性のかけらもないんですか!」バギィッ

 

「あぎゃあ!?」

 

「oh…クレイジー…」

 

「全く…少しは恥じらってくださいよ」

 

「いやそれ多分普通逆だと思うんだ」

 

…多分。やっぱり女ってのは面倒くさい種族だね。重いって言ったらぶっ飛ばされるし

変化に気付かなかったら不機嫌になるし。一回昔付き合ったことがあるが、1週間もしないで別れた。

というより振られた。理由?「でりかしーがないから」らしいよ。でりかしーってなんだ?

 

「…酒より煙草だな俺は」

 

「場の空気を読んで飲むんだよ」

 

「飲まん飲まん。酒飲めないし。もみっちゃんに誘われたは良いけどって奴だ。」

 

「やっぱり好きなんじゃ」

 

「は?」

 

「いやごめんなんでもない」

 

「…女子二人に聞きたいことがある」

 

「ん?なんですか?」

 

「なんだい?」

 

「でりかしーってなんだ?」

 

「…」

 

「これは…苦労するだろうなぁ」

 

「?でりかしーとは」

 

結局二人とも教えてくれなかった。知らねえんじゃねえだろうな。

宴会も終わり、紅魔館へいざ行かんとしている俺に対してもみっちゃんが「デリカシーがないですね」と言われた。なんで?

でりかしーはなんかの称号か?ようわからんな。咲夜さんにでも聞いてみるか

 

紅魔館内部

 

「…」ウトウト

 

「あらお帰りなさい。妹様カンカンに怒ってたわよ?」クスクス

 

「…わかってら…夜這いでもして来るよ」

 

「は?」

 

「…そういやメイド長はでりかしーって知ってるか?」

 

「そりゃもちろん」

 

「じゃあ教えてくれる?」

 

「…oh…」

 

「?明日でも良いんで、俺は地下室行ってきまーす」

 

地下室

 

「…寝てるか。そりゃカンカンって言ってたしなぁ。明日が怖いぜ」

 

…無駄足になってしまったか。もう動き気力がねえしいっそここで寝てしまおう。

妹様と添い寝って奴だ。でりかしーって結局何だったんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




で、デリカシーってなんですか?
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