だってクビになりそうじゃないですか。
紅魔館
…そういえば門番がいると言うことは過去に何かあったのだろうか?
それとも予防的な何かで置いているのだろうか?どっちだろう…?
「…そういえばめーりんさん」
「なんでしょう?」
「門番ってなんで置いてるんですか?過去に何かあったんですか?」
「ありましたよ。思い出話でもしますか?」
「お願いしたいところですが長引きそうなのでやめておきます」
「それがよろしいかと…さて勇次さん。一つお聞かせください…格闘技の経験は?」
「無いですよ?一体なんで」
「では下がっていてください…人が集団で来ます。30人くらいはいるでしょう」
「…は?」
「私は100人抜きで楽々勝てたので良いですが勇次さんは格闘技の経験もないのにそれは辛いでしょう」
「は、はあ」
「ですので下がっていてください。10分もかけませんよ」
「…わかりました…」
いきなり何を言い出すかと思えば…襲撃かぁ。
人里も面倒な祭り開くねぇ。どうしてそんなことするのか聞きたいもんだよ。
大体わかってるけど。保身だろうし。
紅魔館門の内側(いつもいるのは外側)
「…しゃあない10分待つか…」カチッカチッシュボッ
「…ふぃー…この現場を冥土長に見つかったら言い訳はできるな。そもそも俺門番じゃねえし。」
「そうね。緊急事態だしまあ仕方ないんじゃ無い?」
「ふぅ…だよなぁ。でも多分ウチの冥土長は話を聞かずに問答無用で…ん?」チラッ
「…その冥土長です♪」
「あ、すいませんちょっと許してくださ」
「許されるとでも…?今夜は肉料理ね」
「ヒェッ…」ポトッ
「冥土長が冥土に送ってあげるのよ?感謝しなさい!」
「いやだぁぁぁぁあぁあぁ!」
その頃門の外側
「ふぅ…楽勝楽勝!さあて呼ばなきゃですね。ぎぃっと…」ギィィィ
「待って!助けて!助けてください!」
「ふ、ふふふ…今夜は肉料理…!」
「!?ちょ、咲夜さん!?」
数分後
「すんませんした」
「次はないから気をつけなさい。次やったらまじでミンチにするから。」
…めーりんさんのおかげで助かったぁ…!と言うよりまじで10分も掛かってないじゃん。
3分掛かった?わかんねえけど2分くらいしか経ってない気がする…めーりんさん恐い
恐るるに足ります。
「…最近やけに冥土長から当たりがキツい」
「あはは、拉致られたからじゃないですか?」
「拉致ったのは俺じゃねえし拉致られた側だし当たりがきつくなる理由が微塵も見つからないんですけど」
「…独占欲?」
「それこそ有り得ないです現実を見てくださいめーりんさん」
「勇次さんも十分私に対してキツくなりましたね。」
「そうですか?元からだったと思いますけど」
「と言うより独占欲が出るならめーりんさんの方じゃないですか?咲夜さんと付き合いが長そうですし」
「…もしかして紅魔館の人全員に独占欲が働いてる…!?」
「え…?」
「ってそんなわけないじゃないですか♪そんなの有り得ないし…有り得ませんよね?」
「…咲夜さんの器が馬鹿デカかったら多分…」
「…やめましょうこの話題」
「はい。触れてはいけないタブーに触れそうです。こわいこわい」
「…今度、咲夜さんに何か買ってあげようかなぁ」ボソッ
「…それが良いかもなぁ…」ボソッ
まあ…紅魔館の全員を独占したいだなんて有り得ないし…
まさかそんなヤンデレみたいな…ねぇ。まさか…
…うん。あれは単なる想像。実際は違う。これでよし。
そうだそうであるべきなんだ怖いとか思うな
紅魔館のどっか
「…今なんだか嫌な気分が…まあそんなわけないし別に良いか」
紅魔館門
「…なんか話題あります?」
「めーりんさんさっきそう言ってあの話題掘り返そうとしたの覚えてます?」
「…すいませんでした…もしかして勇次さんも独占よ」
「無いですよ」
「即答…なんか傷つくなぁ」
「そうですか…」カチッカチッシュボッ
「身体に悪いですよ?」
「悪くても生きていることが出来ればそれで良いんです」
「みんなそう言って最後な泣きながら『煙草なんか吸わなければ』って言うんです」
「最後?」
「依存症の人は自覚しないから厄介で…あ、すいませんね」
「…冥土長がめーりんさんにキツく当たるのは至極当然だと思います」イラッ
「なんでですかぁ!?」
「天然なところが!」
めーりんさんって多分天然だよね。
自覚のないS。自覚のない天然S。
天然Sってなんだよ天然S(スープ)かよ。
天然スープってなんだよ!?
やばいここ最近まともな奴に出会ってない…
「うがぁ〜…もう良いや寝る!」
「決断早っ!?そして布団持参!?」
「…だと思った」
「寝たら殺すわよ。布団は没収。それじゃ仕事に励みなさい」
「…冥土長ってたまに監視してるのかってぐらいのタイミングで来ません?」
「…え、何それ私知らない」
「…ぇ?」
「新人さんだから?」
「入って何ヶ月でしたっけ」
「3ヶ月」
「まだ新人だぁ」
「あはは…」
言えない…とても言えない…!
さっき煙草一本どっかやったなんて絶対に言えない…!
「…あ、やばい寝そうですめーりんさん」
「は?」
「めーりんさんのせいにしますのでよろしくおねがぁ…zzz」
「いやだから早いですって!?」
「んぅ…遺書的な感じで…血文字…」
「嫌な寝方しないでくれませんか!?」
「…グハァッ!」バタッ
「おのれぇぇぇぇぇえ!」
同僚ってひどいですね。